CarPlay AI BOX(カープレイ・エーアイボックス)と呼ばれる機器あれば、車のUSBポートに挿すだけでカーナビの画面でYouTube・プライムビデオ・TVerなどの動画が簡単に見れます。
ただ問題なのが、CarPlay AI BOXは価格が2~6万円と幅広くて種類が20以上と多いので、どれを選べばよいか困ることです。
そこでここでは、OttocastやCarlinKitなど5種類のAI BOXを私が2年間実際に使ってみた経験から以下の項目について詳しく解説していきます。
- AI BOXでできること・注意点は何か?
- AI BOXのおすすめ機種はどれか?
- AI BOXの対応車種はどれか?
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CarPlay AI BOXとは後付けUSB機器
上図はCarPlay AI BOXの人気機種であるオットキャストP3と2021年式レクサスNX350との接続例です。このAI BOXはAndroid OS内蔵でCarPlay接続できる後付けUSB機器で、画面を持たないスマホのような物です。
AI BOXを使えば、CarPlay対応の車で動画・音楽・SNSアプリが使えるようになるので、例えば下図のようにAmazonプライムビデオをカーナビ・ディスプレイオーディオのモニター画面で見ることも可能です。
ちなみに、トヨタのディスプレイオーディオ装着車などApple CarPlay(アップルカープレイ)やAndroid Auto(アンドロイドオート)対応の車では、以下のナビ・音楽アプリについてはCarPlay AI BOXが無くてもスマホの接続だけで利用可能です。
Apple CarPlay/Android Auto利用可能アプリ | |
---|---|
音楽 | Apple Music, Amazon Music, Spotify等 (歌詞/Music Video表示非対応) |
カーナビ | Googleマップ, Yahooカーナビ等 |
しかし、以下の動画などのアプリを使うにはスマホの接続だけでは利用不可能で、CarPlay AI BOXを接続して初めて利用可能になります。
CarPlay AI BOX 利用可能アプリ | |
---|---|
動画 | YouTube, Amazonプライム, TVer, Netflix等 |
音楽 | Apple Music, Amazon Music, Spotify等 (歌詞/Music Video表示対応) |
カーナビ | Googleマップ, Yahooカーナビ等 |
SNS | X(旧Twitter), Instagram, Facebook等 |
ブラウザ | Chrome, FireFox等 |
つまりCarPlay AI BOXを使えば、CarPlayやAndroid Autoの利用アプリ制約から解放され、スマホで使えるあらゆるアプリが車のモニター画面で使えるので、同乗者にも喜ばれる快適なドライブができるのです。
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CarPlay AI BOXがおすすめの理由
まず初めに、CarPlay AI BOXがおすすめの理由について書かせていただきます。以下3つです。
- 走行中でも動画/SNSアプリが車の画面で見れるので便利
- Amazon/楽天/Yahooやオートバックスの一部等どこでも買える
- 10万円前後のカーナビと比べると安くて2万円から買える
AI BOXは走行中でも動画が見れておすすめ
CarPlay AI BOXのおすすめ機能は、動画/SNSアプリが車のモニター画面で使えるだけでなく、走行中でも見れることです。
純正カーナビでもHDMI接続端子があればスマホを接続して動画を見たり、TVチューナーが内蔵されてればTVを見たりできますが、配線の改造などをしない限り、信号待ちなどの停車中以外は映像が見れない場合が多いです。
しかし、AI BOXでは走行中も常に動画アプリの映像が表示可能なので、TVerなどのTVアプリを使えば、配線の改造などを行わなくても走行中にTVを見れるようにすることもできます。
もちろん、AI BOXを使うと簡単に走行中に動画やTVが見れるからと言って、ドライバーが運転中に見るのは事故の危険性が高いので厳禁です。走行中(運転中)にテレビを見る方法(安全上、助手席や後席の人のみが見る前提)については、こちら”ディスプレイオーディオでテレビを走行中も見る4つの方法”の記事にまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。
また、ほとんどのCarPlay AI BOXには、CarPlay/Android Autoのワイヤレスアダプターが内蔵されており、お使いのスマホを有線(USBケーブル)接続のCarPlay/Android Auto接続から無線接続に切替することもできます。各機器の接続イメージは以下の通りです。
以上より、CarPlay AI BOXには様々な機能がありますが、特におすすめの機能は以下3点です。
■使えないはずの動画/SNSアプリが使える
■動画アプリが走行中でも見れる
■CarPlay/Android Autoをワイヤレス化可能
AI BOXはどこでも売ってておすすめ
CarPlay AI BOXは海外製品が多いですが、Amazon/楽天/Yahooショッピングなど日本の大手ネット通販ならどこでも売ってるので安心して買える点もおすすめです。さらにオットキャスト OttoAibox P3などは、カー用品店であるオートバックス・イエローハット・JMS(ジェームス)の一部店舗でも売ってます。
まとめると、CarPlay AI BOXが売ってる場所は以下の通りです。
CarPlay AI BOXの販売場所 | ||
---|---|---|
販売場所 | オットキャスト | Carlinkit, APP Cast, Herilary, DRIVIM等 |
Amazon 楽天市場 Yahoo ショッピング |
〇 | 〇 |
オートバックス イエローハット ジェームス |
△ (一部店舗) |
× |
AI BOXは2万円から買えておすすめ
最近ではCarPlay AI BOXを開発するメーカーが増えて価格競争が進んだ結果、以下のオットキャストPlay2Videoに代表されるような2万円前後で購入可能で割安なAI BOXも発売されるようになりました。10万円前後のカーナビと比べると、2万円前後から買えるAI BOXは価格のハードルが低くおすすめです。
【公式】オットキャストOttocast Play2Video Pro 2024新型Android 12多機能ai boxメディアアダプター 車で...
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
2万円でもちょっと高いと思われる方は、少し難易度は上がりますが、HDMI入力対応の車限定で利用できるAI BOXを使わない動画アプリ利用方法もあります。詳しい方法はこちら”車のディスプレイオーディオでYouTubeを走行中見る方法“の記事にまとめましたので、もし良ければ合わせてご参考にどうぞ。
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CarPlay AI BOXおすすめ比較4選(2024年版)
AI BOXの選び方
CarPlay AI BOXの具体的な選び方ですが、注意すべき点として以下4点があります。CarPlay AI BOXは、スマホと同じように性能進化のスピードが速く、ハードウェアの性能差による価格幅も大きいです。
- 発売直後の割高な最新機種は買わないこと
- モデル末期の旧機種は買わないこと
- 極端に性能不足だと実際使いづらいので安さだけで選ばないこと
- 無駄に高額にならないよう必要十分な機能/性能を見極めること
上記観点を具体的に2024年現在の状況として書くと、以下の通りです。
- 発売直後の新機種:ほぼ全機種2023年以前発売のため該当無
- モデル末期の旧機種:Android OS9以下はNG、OS10も要注意
- ハードウェア性能:RAMはできれば4GB以上理想は8GB以上
- 必要十分機能の見極め:HDMI搭載機種は高価格なので必要性を確認
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おすすめのAI BOX 4種類
CarPlay AI BOXのおすすめモデルを4種類の観点でまとめると、以下の通りです。
1.高性能かつ割安でおすすめなCarlinKit Tbox
まず1つ目として、どのAI BOXを選べば分からない方や特にこだわりが無い方は、安定動作につながる8GBのRAMと高性能SoC(CPU)のクアルコムQCM6125搭載の観点より、CarlinKit Tboxシリーズが間違い無く安心です。
Tbox Plus 128GBとTbox Ambient 128GBの最大の違いはSoCがQCM6125かSM6225かの違いですが、スペック的にはSM6225が上であるものの、私が実際に使ってみた限り有意な性能差は無しでした。よって、ケース外観のフルカラーイルミネーション機能の有無と価格差でどちらかお好きな方を選択いただければと思います。
最大手オットキャスト製のOttoAibox P3も8GBのRAM搭載と高スペックでおすすめですが、2画面分割幅変更機能や後席モニターや家のTVなどへのHDMI出力機能が不要であれば、CarlinKit Tboxシリーズ 128GBモデルの方が2万円程安いのでコスパ的にもおすすめです。
カーリンキットが安くなってたから買いました。
車がiPadみたいになって、Youtubeの再生もできるようになった。 pic.twitter.com/MLqop6gNBM— もつ (@mtnbinfo) October 15, 2023
最もおすすめのCarPlay AI BOXであるCarlinKit Tboxについて詳しく解説していきます。
CarlinKitの高性能と価格のバランスが取れたモデルがCarlinKit TBox Plus 128GB (カーリンキット ティーボックス プラス)で、他メーカー含めて現状のCarPlay AI BOXの中で最高クラスのCPUを採用しており、量販クラスのスマホ並みの反応速度を誇る機種です。Tbox Plus 128GBはCarlinKitの以下モデル中、上から3番目の超高性能かつ低価格(高コストパフォーマンス)モデルの位置付けです。また、Tbox Plus 128GBは中身は全く同じでDRIVIMブランドへのOEM供給品である CPC200 TBoxも存在し、やや安い価格で販売されてる場合が多いです。
CarlinKit AI BOX 主要モデル一覧 | |
---|---|
CarlinKit Aibox-HDMI |
最高性能HDMI端子付モデル (8コア スナドラSM6225/8+128GBメモリ+HDMI出力) |
CarlinKit Tbox Ambient 128GB |
最高性能限定モデル (8コア スナドラSM6225/8+128GBメモリ+イルミネーション機能) |
CarlinKit TBox Plus 128GB |
高性能限定モデル (8コア QCM6125/8+128GBメモリ) |
DRIVIM CPC200 TBox 128GB |
高性能OEMモデル (8コア QCM6125/8+128GBメモリ) |
CarlinKit Tbox Plus 64GB |
標準性能モデル (8コアQCM6125/4+64GBメモリ) |
DRIVIM CPC200 TBox 64GB |
標準性能OEMモデル (8コアQCM6125/4+64GBメモリ) |
CarlinKit V3 |
旧標準性能モデル ※売切れ (8コア スナドラSDM450/4+64GBメモリ) |
CarlinKit V3 mini |
廉価モデル ※売切れ (4コアSoC/3+32GBメモリ) |
CarlinKit Tbox Plusは、他モデルのCarlinKit V3やCarlinKit V3 miniと外観上見分けが付きにくいので、購入時には間違えないよう注意が必要です。とは言え、実はよく見ると微妙に色が違っており、
- CarlinKit Tbox Plus:濃い青色
- CarlinKit V3やCarlinKit V3 mini:黒色
です。見た目はほぼ同じですが、中身の性能は全く違います。
CarlinKit Tbox Plus 128GBの良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。
最高クラス性能(クアルコムQCM6125+メモリ8GB)で量販スマホ並の反応速度
ほぼ同じスペックのオットキャストOttoAibox P3より2万円安い
本体128GB+最大128GBのSD対応でオフライン用データを大量に保存可能
一部の車で必要なUSB電源補助(Y字)ケーブルが付属品に無く別売り
HDMI出力機能が無い
2画面分割(ナビ+動画等)の表示エリア横幅が5:5固定(変更不可)
CarlinKit Tbox Plus 128GBの最新価格は以下の通りです。
CarlinKit TBox Plus Android13.0システム 日本限定版 8+128GB 無線Android Auto&CarPlay ai box ワイヤレ...
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ちなみに、CarlinKit Tbox Plusには上記のメモリ8+128GBの超高性能モデルと、以下のメモリ4+64GBの高性能モデルがあります。
【日本限定版】 CarlinKit Tbox Plus Android13.0 ワイヤレスCarPlay/Android Autoアダプター 4+64GB Youtu...
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メモリ容量が異なるだけでSoC(CPU)の性能は同じなので、大量にオフライン再生用データ等をダウンロードする予定が無ければ、4+64GBモデルで十分ですが、長く使いたい場合はできるかぎり高スペックなRAM:8GB+ROM:128GBモデルを選んでおくのがおすすめです。極端な話、だとさらに低価格な1.7万円でYouTubeが見れますが、CPUやメモリの性能がギリギリの低スペックなので画面操作の反応速度が遅く、少しイライラする場合があります。
2.HDMI+画面分割幅変更機能付でおすすめなOttoAibox P3/DRIVIM
OttoAibox P3の良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。
2画面分割(ナビ+動画等)の表示エリア横幅を5:5/3:7/7:3に変更可能
HDMI出力対応で後席画面や家のTVにも接続できダウンロードや設定作業可能
最高クラス性能(スナドラ665+メモリ8GB)で量販スマホ+αの反応速度
HDMI出力機能以外は同スペックのCarlinKit Tbox Plusより約16,000円高い
イルミネーション機能は点灯タイミングが音楽に微妙に合わない
新しめの機種なのでトラブル対処方法等のネット情報等がまだ少ない
OTTOCASTに特化したAI BOXの選び方や具体的できる事について、こちら”オットキャスト最新おすすめ全機種の価格x性能比較!車でYouTubeを“の記事に、さらにOTTOCAST PICASOU2/PICASOU2 Pro/PICASOU3(P3)シリーズに特化した、各機種の違い・設定/接続方法について、こちら”オットキャストPICASOU2/P3/Proの対応車種と設定・接続方法“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければご参考にどうぞ。
3.HDMI付かつ割安でおすすめなCarlinKit Aibox-HDMI
Carlinkit Aibox-HDMI アダプター ワイヤレスCarPlay/Android Auto 8+128GB JP版 純正で有線CarPlay/有線An...
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4.日本メーカー製でおすすめなKEIYO APPCAST
■KEIYO APPCAST3 AN-S129(HDMI+SIM付)
■KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI付)
■KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)
【公式】 APPCASTⅢ クラウドSIM搭載 カーナビやリアモニターでYouTubeが見られる CarPlay Ai Box 10ギガ付...
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オットキャスト以外のAI BOXの品薄問題
ちなみに、上記のCarPlay AI BOXはAmazon/楽天/Yahooショッピング等のネット通販から購入可能ですが、機種によっては品薄状態が続いているので、なるべく在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。
オットキャストはわりと大手メーカーですが、特にCarlinKit・DRIVIM・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いのですぐ品薄になりがちです。もし一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか分からず、次の休日に間に合わないなどまさに欲しいタイミングで買えないこともあるのでご注意下さい。
AI BOXを長く使いたいなら高性能モデルがおすすめ
ちなみに私の失敗談ですが、AI-BOXは安い買い物では無いということで、最初は価格安めの2万円程度のモデル(現在は廃版のCarlinKit V3)を購入しました。しかし使ってるうちに操作のモタツキがガマンできなくなり、高性能モデルのCarlinKit TBox Plus 128GB・ Tbox Ambient 128G・オットキャストOttoAibox P3へ買い直しをしてる状況です。ある程度長く使う予定であれば、最初から高性能モデルを買っておくのが絶対おすすめです。
私は現在、下図の OttoAibox P3 や CarlinKit Tbox Ambient 128GB をメインで使ってますが、特にRAM容量8GBだと安心で、カーナビアプリとYouTubeとアマプラなど複数アプリを同時に起動しても操作のモタツキが無くとても快適です。
まずは価格を抑えてCarPlay AI BOXを試してみたいという方には、オットキャストPlay2Videoなど2万円程度の低価格なモデルを買ってみても良いかもしれませんが、長く使い続けたいと思われる方は、ある程度高性能なオットキャストOttoAibox P3 ・ Tbox Ambient 128G・CarlinKit TBox Plus 128GBなどの高性能モデルが安心でおすすめです。
AI BOXのおすすめ機種の詳細については、こちら”CarPlay AI BOXおすすめ4選比較“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
CarPlay AI BOX(カープレイ・エーアイボックス)と呼ばれる機器あれば、車のUSBポートに挿すだけでカーナビの画面でYouTube・プライムビデオ・TVerなどの動画が簡単に見れます。 ただ問題なのが、CarPlay[…]
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AI BOX最新おすすめ機種比較一覧
ここからは2024年時点の最新情報として、CarPlay AI BOXの14機種に対して性能、機能、価格の比較を行い、おすすめ機種はどれか?について書いていきます。まずは、比較一覧表を以下の通りまとめてみました。ちなみにYouTubeは見れるのにプライムビデオは見れないオットキャストPlay2VideoなどのAI BOXもあるので注意が必要です。
機種名 | おす すめ |
実売 価格 |
SoC (CPU) |
RAM +ROM |
OS | You Tube |
Amazon Prime |
2画面 分割 |
HDMI 対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オットキャスト Play2Video Pro |
△ | ○ 1.9 万円 |
△ 非公開 |
△ 2+16 GB |
〇+ Android 12 |
○ | × | × | × |
Herilary C7 |
△ | ○ 2.6 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 11 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
× |
CarlinKit TboxPlus 64GB |
○ | ○ 3.6 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
× |
DRIVIM CPC-200 TboxPlus |
○ | ○ 2.4 万円 |
〇 Qualcomm QCM6225/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
× |
KEIYO APPCAST AN-S109 |
○ | ○ 3.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
× |
【24年10月発売】 オットキャスト OttoAibox P3 Lite |
○ | ○ 3.7 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
× |
CarlinKit TBoxPlus 128GB |
◎ | ○ 4.1 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
× |
【数量限定】 CarlinKit Tbox Ambient |
◎ | ○ 4.4 万円 |
〇++ Qualcomm SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
× |
【24年6月発売】 CarlinKit Aibox-HDMI |
◎ | ○ 4.8 万円 |
〇++ Qualcomm SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
〇 (出力 のみ) |
オットキャスト PICASOU2 【品薄】 |
○ | ○ 4.2 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
〇 (出力 のみ) |
DRIVIM D-BOX 220 |
◎ | 〇 4.8 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
〇 (出力 のみ) |
オットキャスト OttoAibox P3 PICASOU3 |
◎ | △ 5.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
〇 (出力 のみ) |
KEIYO APPCAST II 2 AN-S109 II |
◎ | ○ 4.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
◎ (入力 +出力) |
KEIYO APPCAST III 3 AN-S129 |
◎ | △ 5.0 万円 |
非公開(↓予測) Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
◎ (入力 +出力) |
オットキャスト PICASOU2 Pro |
○ | △ 5.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
◎ (入力 +出力) |
※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もあります
次章より、上表で◎マークのCarPlay AI BOXおすすめ各機種について、そのおすすめ理由を説明していきます。
CarPlay AI BOXでできること・注意点
では実際、CarPlay AI BOXを車にUSB接続すると何ができるのでしょうか?
簡単に言うと以下3つのことができるようになります。
- YouTube/アマゾンプライム動画が車のモニター画面で見れる
- CarPlay/Android Auto非対応アプリでも車のモニター画面で使える
- CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続ができる
YouTube/Amazonプライム視聴OK
Apple CarPlayの純正機能では、対応アプリが非常に少なく、YouTube/Amazonプライム等の動画系アプリは使用不可能です。しかし、AI BOXを CarPlay接続した場合は、Android OS対応アプリは基本的に全て使用可能です。
私が過去に購入したCarlinKitのAI BOXの場合、YouTube動画アプリはプリインストールされており、下図のようにすぐに使用可能でした。
また、動画アプリはYouTubeに限らずNetflixなど、基本的には何でも見れます。
Google Playからインストールできないアプリでもapkで直接インストール可能
私が過去に購入したAI BOXであるCarlinKit V3の場合、プライムビデオアプリはなぜかGoogle Playからインストールできませんでした。このような場合は、パソコン等を活用してapkファイルをダウンロードし、直接インストールすれば解決できます。
apkファイルをダウンロードするには、パソコンのブラウザで以下のAPKファイルダウンロードサイトにアクセスします。
apkpureの方が簡単なので、ここではapkpureで説明します。旧バージョンのファイルの充実度はAPKMirrorの方が優れているので、旧バージョンを細かく選びたい場合は、APKMirrorもおすすめです。
- 下図apkpureのトップページ右上の検索BOXに「アマゾンプライムビデオ」と入力
- アマゾンプライムビデオのapkファイルが検索されるのでダウンロードしてmicroSDカードに保存
- microSDカードをCarPlay AI BOXのSDスロットに挿入
- CarPlay AI BOXのファイルビューワーアプリからapkファイルを探してインストール実行
プライムビデオのインストールが完了し、アプリを起動すると下図のようにプライムビデオが使用可能となります。
ちなみに、CarPlay AI BOXを使った動画再生では、停車中や走行中に限らず常に動画が見れてしまいます。もちろん、安全のために運転者は走行中に動画を見るのはNGですが、助手席の人には喜ばれると思います。
CarPlay AI-BOXでYouTubeやアマゾンプライム動画を車で見るための具体的な方法は、こちら”CarPlayでユーチューブ/アマプラ動画を見る方法基本4ステップ“の記事に詳しく書きましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
Apple CarPlay(アップルカープレイ)でiPhoneを車につなぐと、音楽アプリやナビアプリが車の画面で使えるようになりますが、動画再生アプリを使うことはできません。 動画を見るには、CarPlay AI BOXと呼ば[…]
動画アプリがあれば純正TVは不要ならキャンセラーキットも不要
ところで、多くの純正ナビ/ディスプレイオーディオでは、走行中にDVDやTVの動画を非表示にする規制が組み込まれており、この規制を解除するキットも販売されています。
以下は、TV KITと呼ばれるデータシステム社から販売されている、アルファード、ハリアー、ヤリス、RAV4、カローラ、カムリ等の一部グレードに適合する走行中の規制解除(キャンセラー)キット(品番:TTA611)の例です。
データシステム(Datasystem)テレビキット(オートタイプ)レクサスUX ES LS LC NX RC用 TTA611
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
※TV KITは車種や年式ごとに部品が違う場合があるので、データシステム公式サイトの適合情報にて品番の確認をされるのがおすすめです。
気付かれた方もいるかもしれませんが、「走行中にTVやDVDよりもYouTube動画やアマプラ動画が見れれば十分」という方であれば、こちらのTV KITのような規制解除キットは不要で、ある意味CarPlay AI BOXで規制解除キットの役割も兼ねているとも言えます。もちろん、CarPlay AI BOXで純正のTVやDVDそのものの規制解除ができるわけでは無いですが・・・。
CarPlay/Android Auto非対応アプリ使用OK
さらにYouTube等の動画アプリに限らず、CarPlay/Android Autoの純正機能では非対応だった様々なアプリが使用可能となります。例えば下図は、SNSアプリのTwitterをインストールしてみた例です。
続いて下図は、CarPlay/Android Autoの純正機能でも対応済のApple Musicアプリをインストールして表示してみた例です。純正CarPlayではジャケ写と曲名くらいしか表示されないのに対し、CarPlay AI BOXでは歌詞表示まで可能です。
ちなみに、ジャケ写と曲名くらいしか表示されない純正CarPlayのイメージは下図の通りです。
CarPlay/Android Autoワイヤレス接続OK
動画アプリやSNSアプリなんて不要で、音楽アプリとナビアプリがあれば十分と言う方でも、CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続ができるようになれば、だいぶ便利に使えると思います。下図はCarPlay AI BOX内蔵のワイヤレスアダプター機能を利用して、純正では有線CarPlayのみ対応のカーナビとワイヤレスCarPlay接続中の様子です。iPhone最下部のLightningコネクタの位置にケーブルが接続されて無いのがお分かりいただけると思います。
ただし、CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続をメインで使われる方は、CarlinKit TboxPlusなど少なくとも中堅クラス以上の性能を持つ機種がおすすめです。
CarPlay AI BOX内蔵のワイヤレスアダプターを使った無線通信では、上図の通りスマホと車の間にCarPlay AI BOXが入って通信を中継することになるので、USBケーブルを使って直接接続ができる有線通信と比べると操作の応答速度としては不利になります。
- CarPlay/Android Autoの有線通信(USBケーブルによる直接接続):[スマホ]⇒[USBケーブル]⇒[車]
- CarPlay/Android Autoの無線通信(CarPlay AI BOX経由接続):[スマホ]⇒[Wi-Fi]⇒[AI BOX]⇒[USBケーブル]⇒[車]
このようにただでさえ応答が不利な状況の中で、AI BOX内部の処理が性能不足でさらに遅いと、応答遅れが積み重なりストレスを感じるレベルになると考えられるからです。私が過去実際に使用した感覚としてCarlinKit V3(Qualcomm SDM450搭載)では、ワイヤレスCarPlayならほぼ普通に使えるものの、ワイヤレスAndroid Autoではギリギリ許容可能我慢できるレベルでした。
ワイヤレスAndroid Autoでも、Apple Music等の音楽アプリ再生時はほぼ問題無いものの、音楽を再生しながら同時にGoogleマップ等の地図アプリでナビ案内をした場合は、時々明らかな応答遅れを感じました。最終的には、お使いのスマホやお使いの車のナビ・ディスプレイオーディオのハードウェア性能も関係するので、上記の私の環境よりも気にならない場合もあれば、さらに気になる場合もあるかと思います。ご参考までに私の検証環境は以下の通りです。
- 使用カーオーディオユニット:
レクサス純正ナビ14インチ(CarPlay/Android Auto両対応)
VW純正 Discover Pro 9インチ(CarPlay/Android Auto両対応)
Porsche純正 PCM 7インチ(CarPlayのみ対応) - 使用AI BOX(ワイヤレスアダプタ内蔵):CarlinKit V3、CarlinKit Tbox Plus 128GB
- 使用スマホ:iPhone SE2(iOS 16)、ギャラクシーS20(Android OS 12)
- 使用アプリ:Amazon Music、Apple Music、Googleマップ
ギリギリ我慢できるレベルでは不安な方は、CarlinKit V3よりもハードウェア性能が1ランク上で応答遅れの改善が期待可能なCarlinKit Tbox plus(Qualcomm QCM6125搭載)がおすすめです。
【日本限定版】CarlinKit Tbox Plus Android12.0システム 4+64GBバージョン ワイヤレスCarPlay/ Android Au...
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AI BOXできることと注意点まとめ
最後にCarPlay AI BOXに共通するできることと注意点(メリットとデメリット)についてまとめておきます。
まず、メリットは以下の通りです。おすすめのCarPlay AI BOXどのモデルでも共通のメリットです。
■CarPlayでは使えないYouTube/プライムビデオ/TVerが使える
■キャンセラー取付無で動画アプリが走行中でも見れる
■USBで挿すだけなので誰でも簡単取付可能
一方で、以下のデメリットもあり、もちろん良い点ばかりではありません。
■CarPlay非対応カーナビでは使えない
■ダウンロード済データの再生以外だと追加のネット接続環境が必要
■スマホとは別に2~5万円の追加機器が必要
■製造元が大企業じゃ無いので在庫切れが多くて買いにくい
■最新高性能スマホと比べ反応速度がやや遅い
■カーナビ起動時間に加えAI BOX起動時間(+約10秒)の待ちが毎回必要
これらのデメリットに対しては根本的な対処方法は無いので、CarPlay AI BOXは以下にあてはまる方にだけおすすめです。
■車がCarPlay対応(トヨタのDA搭載車など)
■事前ダウンロード作業または格安データSIMを抵抗無く利用できる
■動画/SNSアプリが見れるなら2~5万円はOK
■自分に合う機種を早めに見定め購入決断できる
■最新高性能スマホより反応がやや遅くてもOK
■エンジン始動後、動画/音楽が始まるまで約10秒遅くても我慢できる
2つ目に書かせていただいた格安データSIMについては、データ通信専用の以下のSIMがわりと低価格でおすすめです。迷う場合は、一番安いHISモバイル ビタップランを選んでおけば間違い無いです。もちろん、事前ダウンロード作業を徹底できればアプリにもよりますがSIM無しで使うことも可能です。
■HISモバイル ビタップラン (月額税込198円)
■b-mobile 190 Pad SIM X (月額税込209円)
■ロケットモバイル神プラン (月額税込328円)
どのプランも月々200~300円程度で、困った時だけでもちゃんとネット接続できるのであれば、十分お買い得かと思います。ちなみに私はシンプルに安さで選び、実際にHISモバイル ビタップランを利用しています。ネット接続環境について、格安SIMカード・テザリングWi-Fi・車内専用Wi-Fiなど様々な接続方法の中でどれがコストパフォーマンス良いか?について、こちら”オットキャスト等にSIMカードは必要!?4つの接続方法と通信料節約術“の記事に詳しくまとめてみましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
上記デメリットは、どのCarPlay AI BOXを選んだとしても間違いなく付きまといますが、デメリットを上回るメリットを感じることができるなら、使ってみる価値はあるかと思います。
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CarPlay AI BOX対応車種(2024年版)
AI BOX対応車種概要
CarPlay AI BOX対応車種は、一言で言うとApple CarPlay対応車です。ただし最近増え始めたワイヤレス(無線)CarPlayには非対応で、CarPlay AI BOXには有線CarPlay(USBケーブル接続)のみ対応です。また、USBケーブル接続による有線Android Auto接続にも非対応です。
ほとんどの有線CarPlay対応車(だいたい2016~2020年式以降)では利用可能ですが、まとめると以下の通りです。
■1)有線CarPlay対応+画面タッチ操作対応(トヨタ/一部レクサス/スズキ/日産/VW/Benz等)
⇒そのまま使用可能
■2)有線CarPlay対応+画面タッチ操作非対応(マツダ/一部レクサス等)
⇒Bluetoothリモコンを使えば使用可能だが現実的には非推奨
※有線CarPlay対応の一部の車または無線CarPlayのみ対応(BMW/MINI/一部のスバル等)
⇒使用不可能
私も実際、トヨタ、レクサス、VW、Benz、Porscheの車ではちゃんと使えることを日々確認済ですので、ほとんどの有線CarPlay対応車では利用可能なのは間違いないですが、各メーカー別の対応年式をまとめると以下の通りです。
CarPlay AI BOX対応車種と年式一覧 | |
---|---|
トヨタ | 2020年~(USB-Aなら補助電源必要) |
レクサス | 2022年~(USB-Aなら補助電源必要) |
スズキ | 2021年~(後付対応なら可) |
ダイハツ | 2021年~(後付対応なら可) |
日産 | 2022年~(後付対応なら可) |
ホンダ | 2019年~(後付対応なら可) |
スバル | 2019年~(2023年~AA接続のみ対応可※) ※CarlinKit Aibox-HDMI等Android Auto接続のみ |
VW | 2016年~ |
ベンツ | 2016年~ |
さらに詳しく車名別にCarPlay AI BOXの対応車種について知りたい場合は、オットキャストのAI BOXを例にこちら”オットキャスト対応車種/時期詳細!トヨタ/レクサス/スズキ/日産等“の別記事にまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。
AI BOX対応車種の一例
上図は私が2022年式トヨタクラウンのトヨタコネクテッドナビ対応ディスプレイオーディオにCarPlay AI BOXの人気機種であるオットキャストPICASOU2を接続してみた例です。トヨタの純正ナビ・ディスプレイオーディオは2020年頃からと、他メーカーよりやや遅れたタイミングでCarPlay接続に対応し始めました。具体的には、だいたい2020年頃以降にモデルチェンジした車はCarPlay AI BOX対応と考えて問題ありません。
ちなみに、Apple公式サイトにもCarPlay対応状況は記載されており目安にはなりますが、こちらは主に米国での販売車種の対応状況となるので、例えばハリアーがVenza(ハリアーの米国での名前)と書かれてたり、米国で販売されていないアルファード・ライズが掲載されていなかったり、モデルによっては日本向け販売モデルのCarPlay対応時期と大きく違ってたりします。さらに、CarPlay AI BOXは有線CarPlay接続にのみ対応ですが、Apple公式サイトでは無線・有線CarPlay接続対応が区別されて無いのでCarPlay AI BOXの対応車種が断定不可能です。
そこで、トヨタの主要車種の詳細なCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay対応)時期について、トヨタの日本向け販売モデルに対する正確な公式情報の調査結果を以下の通り書かせていただきます。トヨタ車以外の車名別のCarPlay AI BOXの対応車種が知りたい場合は、オットキャストのAI BOXを例にこちら”オットキャスト対応車種と年式“の別記事に詳しくまとめましたので、ご参考にどうぞ。
対応車種名 (トヨタ) |
対応年式 | CarPlay AI Box対応 |
モデル 系統 |
---|---|---|---|
アルファード ヴェルファイア |
2023年06月~ | 〇 | 40系 |
2020年01月~ | 〇 | 30系MC後 | |
2018年01月~ | × | ||
2015年01月~ | × | 30系MC前 | |
ノア ヴォクシー |
2022年1月~ | 〇※1 | 90系 |
2014年1月~ | × | 80系 | |
ハリアー | 2022年09月~ | 〇 | 80系 |
2020年6月~ | 〇 | ||
2013年12月~ | × | 60系 | |
RAV4 | 2022年10月~ | 〇※1 | 50系MC後 |
2020年08月~ | 〇※2 | 50系MC前 | |
2019年04月~ | × | ||
カローラ カローラ ツーリング |
2022年10月~ | 〇 | 210系 MC後 |
2019年9月~ | 〇 | 210系 MC前 |
|
カローラクロス | 2023年10月~ | 〇 | 10系 |
2021年9月~ | 〇 | ||
カローラスポーツ | 2022年10月~ | 〇 | 210系 MC後 |
2019年09月~ | 〇 | 210系 MC前 |
|
2018年06月~ | × | ||
ヤリス | 2024年01月~ | 〇 | 210系 |
2019年12月~ | 〇 | ||
GRヤリス | 2024年03月~ | 〇 | 10系 |
2020年09月~ | 〇 | ||
ヤリスクロス | 2024年01月~ | 〇 | 10系 |
2020年8月~ | 〇 | ||
プリウス | 2023年1月~ | 〇 | 60系 |
2021年6月~ | 〇※2 | 50系MC後 | |
2018年12月~ | × | ||
2015年12月~ | × | 50系MC前 | |
シエンタ | 2022年8月~ | 〇※1 | 10系 |
2015年7月~ | × | 170系 | |
クラウン クロスオーバー |
2022年7月~ | 〇※1 | 230系 |
クラウンスポーツ | 2023年10月~ | 〇 | 230系 |
ランドクルーザー 300 |
2021年08月~ | 〇 | 300系 |
ランドクルーザー 200 |
2015年08月~ | × | 200系 |
ランドクルーザー 250 |
2024年04月~ | 〇 | 250系 |
ランドクルーザー プラド |
2020年08月~ | 〇※2 | 150系 MC後 |
2017年09月~ | × | ||
ライズ | 2021年3月~ | 〇※2 | 200/ 210系 |
2019年11月~ | 〇※2 |
※1補助電源ケーブル必要(USB Type-A端子の場合)
※2メーカーオプションDA装着車のみ
トヨタ/レクサス車の一部は電源補助ケーブルが必要
VWやPorscheなど多くの輸入車の場合、通信用のUSBポートに接続するだけで、CarPlay AI BOXを起動できます。これは通信用のUSBポートの供給電流(バスパワー電源)の量と供給タイミングが適切で問題が無いからです。
トヨタ/レクサス車のUSB Type-Aでは電源補助ケーブルが必要
ところが、特に2022年以降の一部のトヨタ/レクサス車では、コネクテッドナビ対応ディスプレイオーディオかつ通信用USBポートがType-Aの場合、バスパワー電源だけではAI BOXへの駆動電流の量と供給タイミングが合わないようで、うまく接続・起動できない場合があります。
このような場合、上図赤枠のUSB電源補助ケーブル(Y字型)を使い、上図のように通信用USB接続(通信用USBポートへ)に加えて電源供給用USB接続(シガーソケットUSB充電器等へ)を行うことでAI BOXがうまく接続・起動できるようになります。実際に、Carlinkit Tboxをレクサス新型NXのナビに接続してみた場合、バスパワー電源接続のみでは電源ランプは点灯するものの下図のようにCarPlay AI BOXと通信接続できないため、以下のUSB電源補助ケーブルで追加電源供給を行ったところ無事に接続できました。
また、レクサス新型NXに限らずレクサス新型RXやトヨタ新型クラウンクロスオーバーでも試してみたところ、USB補助電源ケーブル無しではAI BOXを接続・起動させられませんでした。よって、トヨタやレクサス車で通信用USBポートがType-Aの場合は基本、USB電源補助ケーブルを使うのが間違いなさそうです。
ちなみに、Carlinkit Tbox等には一般的にUSB電源補助ケーブルが付属されて無いので(付属されてるオットキャストより価格が安いので仕方無いかもですが・・・)、以下の汎用品のUSB電源補助ケーブルをお使いいただくのがおすすめです。
アイ・オー・データ USB電源補助ケーブル 電力供給 日本メーカー UPAC-UT07M
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
USB電源補助ケーブルを使う場合は、下図赤枠の
- 通信用の太めのケーブル側のUSBコネクタ(下図の上側):通信用のUSBポート
- 電源用の細めのケーブル側のUSBコネクタ(下図の下側):充電用のUSBポートやシガーソケットUSB電源ポート
に接続して下さい。(少しヤヤコシイので逆に接続しないようお気を付け下さい)
電源補助ケーブルを使っても接続できない場合の対処法
また、もしもUSB電源補助ケーブルで電源供給を行ってもCarPlay接続できない場合は、以下をお試し下さい。
- 初回接続時のみはUSB補助電源ケーブル無しで直接接続して一度AI-BOXをディスプレイオーディオに認識させてから再度USB補助電源ケーブルを接続
- シガーソケットUSB電源をさらに電流出力の大きなものに交換
私の経験上、機器登録前の初回接続時だけは補助電源ケーブル無しで接続しないとAI-BOXの機器登録がうまくできない場合や古くて出力電流の低いシガーソケットUSB電源だとAI-BOXがうまく起動できない場合がありました。
それでも接続がうまくいかない場合は、こちら”CarPlay繋がらない問題へのiPhone/カーナビの7つの対処方法“の記事にCarPlay接続エラー対処方法をまとめてありますので、合わせてご参考にどうぞ。
CarPlay AI BOXのおすすめ機種比較結果まとめ
最後に2024年現在のCarPlay AI BOXのメリットデメリットとおすすめ機種について、改めてまとめておきます。
CarPlay AI BOXがあれば、以下のいろいろな機能が使えて便利です。
■CarPlayでは使えないYouTube/プライムビデオ/TVerが使える
■キャンセラー取付無で動画アプリが走行中でも見れる
■USBで挿すだけなので誰でも簡単取付可能
一方で、以下の注意点もあるので、もちろん良い点ばかりではありません。
■CarPlay非対応カーナビでは使えない
■ダウンロード済データの再生以外だと追加のネット接続環境が必要
■スマホとは別に2~5万円の追加機器が必要
■製造元が大企業じゃ無いので在庫切れが多くて買いにくい
■最新高性能スマホと比べ反応速度がやや遅い
■カーナビ起動時間に加えAI BOX起動時間(+約10秒)の待ちが毎回必要
これらのデメリットに対しては根本的な対処方法は無いので、CarPlay AI BOXは以下にあてはまる方にだけおすすめです。
■車がCarPlay対応(トヨタのDA搭載車など)
■事前ダウンロード作業または格安データSIMを抵抗無く利用できる
■動画/SNSアプリが見れるなら2~5万円はOK
■自分に合う機種を早めに見定め購入決断できる
■最新高性能スマホより反応がやや遅くてもOK
■エンジン始動後、動画/音楽が始まるまで約10秒遅くても我慢できる
2つ目に書かせていただいた格安データSIMについては、データ通信専用の以下のSIMがわりと低価格でおすすめです。もちろん、事前ダウンロード作業を徹底できればアプリにもよりますがSIM無しで使うことも可能です。
■HISモバイル ビタップラン (月額税込198円)
■b-mobile 190 Pad SIM X (月額税込209円)
■ロケットモバイル神プラン (月額税込328円)
どのプランも月々200~300円程度で、困った時だけでもちゃんとネット接続できるのであれば、十分お買い得かと思います。ちなみに私はシンプルに安さで選び、実際にHISモバイル ビタップランを利用しています。ネット接続環境について、格安SIMカード・テザリングWi-Fi・車内専用Wi-Fiなど様々な接続方法の中でどれがコストパフォーマンス良いか?について、こちら”オットキャスト等にSIMカードは必要!?4つの接続方法と通信料節約術“の記事に詳しくまとめてみましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
最後に、CarPlay AI BOXのおすすめ機種について4つの観点でおさらいすると以下の通りです。
■KEIYO APPCAST3 AN-S129(HDMI+SIM付)
■KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI付)
■KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)
CarPlay AI BOXのうち、オットキャストはわりと大きなメーカーなので在庫切れになるリスクは低いですが、特にCarlinKit・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いので品薄になりがちです。もし一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか分からず、次の休日に間に合わないなどまさに欲しいタイミングで買えないこともあるので、特に連休前などは早めに確保いただくのがおすすめです。
一方で車のモニター画面で動画を見る方法としては、CarPlay AI BOXを使った方法以外にもスマホからのHDMI出力やカーナビのブラウザ機能を使った方法など他の方法もあります。CarPlay AI BOXを使う方法も含め、車でYouTubeなどの動画を再生する様々な方法について、こちら”車のディスプレイオーディオでYouTubeを走行中見る方法“の記事にまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
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さすがに10種類も方法があると多すぎて選びにくい場合は、iPhoneを活用して見る方法に絞った“ディスプレイオーディオとiPhoneでYouTubeを見る方法“または、アンドロイドスマホを活用して見る方法に絞った“ディスプレイオーディオとアンドロイドでYouTubeを見る方法“の記事も合わせてご参考にどうぞ。
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