CarPlay AI BOXおすすめ4選比較!そもそも何ができる!?

CarPlay AI BOX(カープレイ エーアイボックス)と呼ばれるデジタルガジェット機器あれば、車のUSBポートに接続するだけで、カーナビやディスプレイオーディオのモニター画面でYouTube・プライムビデオ・TVerなどの動画アプリが見れるようになります。例えば、トヨタのディスプレイオーディオ装着車などApple CarPlay(アップルカープレイ)対応の車では、以下ナビ・音楽アプリであれば普通にスマホを接続すれば利用可能です。

  • ナビ:Googleマップ, Yahooカーナビ
  • 音楽:Apple Music, Amazon Music, Spotify, YouTube Music

一方、動画・SNS・Webブラウザアプリはスマホ接続だけでは利用不可能で、後ほどおすすめするCarPlay AI BOXを接続して初めて利用可能になります。

  • 動画:YouTube, プライムビデオ, TVer, Netflix, Hulu, Disney+
  • SNS:X(旧Twitter), Instagram, Facebook
  • Webブラウザ:Chrome, FireFox

つまりAI BOXを使えば、CarPlayやAndroid Autoの利用アプリ制約が無くなりスマホで使えるあらゆるアプリが車のモニター画面で使えるので、同乗者にも喜ばれる快適なドライブができるのです。

CarPlay AI BOXおすすめ機種のイメージ

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しかし、CarPlay AI BOXは非常に多くの機種が販売されており、価格も2~6万円と幅広く、どれを選べばよいか迷われる方も多いです。

そこでここでは、オットキャストPICASOU2・P3・CarlinKit V3・Tbox Plus・Ambientなど5種類以上のCarPlay AI BOX私が実際に自腹購入して2年間使い倒してみた実体験を元に、

  • CarPlay AI BOXどれがおすすめか?
  • CarPlay AI BOXできることは何か?

について詳しく解説していきます。

  • ドライブ中にYouTube・プライムビデオ動画を車のモニター画面で見たい
  • CarPlay AI BOX何ができるか知りたい
  • CarPlay AI BOXどのモデルがおすすめか詳しく知りたい
  • 車のカーナビ/ディスプレイオーディオがCarPlay対応の方

は特に参考になるかと思います。ちなみにCarPlay AI BOXを使う方法以外も含めたYouTube等の動画を車の中で再生する方法10種類すべてを知りたい場合は、こちら”ディスプレイオーディオの走行中YouTube再生方法全10種類“の記事にまとめましたので、もし良ければ合わせてご参考にどうぞ。

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さすがに10種類も方法があると多すぎて選びにくい場合は、iPhoneを活用して見る方法に絞ったディスプレイオーディオとiPhoneでYouTubeを見る6つの方法“または、アンドロイドスマホを活用して見る方法に絞ったディスプレイオーディオとアンドロイドでYouTubeを見る6つの方法“の記事も合わせてご参考にどうぞ。

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CarPlay AI BOXとは後付けUSB機器

CarPlay AI BOXおすすめ機種のCarlinkit V3

CarPlay AI BOXとは、上図のようなAndroid OS内蔵のCarPlay接続できる後付けUSB機器で、画面無しのスマホのようなデジタルガジェットです。USB接続するだけで、CarPlay対応のカーナビ・ディスプレイオーディオならモニター画面上で動画/音楽/SNSアプリなどが使えるようになります。例えば下図のように、動画アプリであるAmazonプライムビデオをカーナビ・ディスプレイオーディオのモニター画面に表示させることも可能です。

CarPlay AI-BOXでプライムビデオを車で見る方法

動画再生時は、スマホ同様、もちろん全画面拡大表示も可能です。

 

CarPlay AI BOXがおすすめの理由

まず初めに、CarPlay AI BOXがおすすめの理由について書かせていただきます。以下3つです。

  • 走行中でも動画/SNSアプリが車のモニター画面で見れて便利
  • 10万円前後のカーナビと比べると安く2万円から買える
  • Amazon/楽天/Yahooや一部オートバックス店舗等購入ルートが多い

 

AI BOXは走行中でも動画が見れておすすめ

CarPlay AI BOXのおすすめ機能は、動画/SNSアプリが車のモニター画面で使えるだけでなく、走行中でも見れることです。純正カーナビでもHDMI接続端子があればスマホを接続して動画を見たりTVチューナーが内蔵されてればTVを見たりできますが、配線等の改造をしない限り、信号待ち中など停車中以外の走行中は映像が見れない場合が多いです。

しかし、AI BOXでは走行中も常に動画アプリの映像が表示可能なので、TVerなどのTVアプリを使えば、配線の改造等を行わなくても走行中にTVを見れるようにすることもできます。もちろん、AI BOXを使うと簡単に走行中に動画やTVが見れるからと言って、ドライバーが運転中に見るのは事故の危険性が高いので厳禁です。

走行中(運転中)にテレビを見る方法(安全上、助手席や後席の人のみが見る前提)については、こちら”ディスプレイオーディオでテレビを走行中も見る4つの方法”の記事にまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。

また、ほとんどのCarPlay AI BOXには、CarPlay/Android Autoのワイヤレスアダプターが内蔵されており、お使いのスマホを有線(USBケーブル)接続のCarPlay/Android Auto接続から無線接続に切替することもできます。各機器の接続イメージは以下の通りです。

CarPlay AI BOXの接続イメージ図

以上より、CarPlay AI BOXには様々な機能がありますが、特におすすめの機能は以下3点です。

【CarPlay AI BOXのおすすめ機能】
■使えないはずの動画/SNSアプリが使える
■動画アプリが走行中でも見れる
■CarPlay/Android Autoをワイヤレス化可能

 

AI BOXは2万円から買えておすすめ

最近ではCarPlay AI BOXを開発するメーカーが増えて価格競争が進んだ結果、以下のHerilary(ヘリラリ)C9に代表されるような2万円前後で購入可能で割安なAI BOXも発売されるようになりました。10万円前後のカーナビと比べると、2万円前後から買えるAI BOXは価格のハードルが低くおすすめです。

2万円でもちょっと高いと思われる方は、少し難易度は上がりますが、HDMI入力対応の車限定で利用できるAI BOXを使わない動画アプリ利用方法もあります。詳しい方法はこちら”ディスプレイオーディオの走行中YouTube再生方法全10種類“の記事にまとめましたので、もし良ければ合わせてご参考にどうぞ。

 

AI BOXはどこでも売ってておすすめ

CarPlay AI BOX海外製品が多いですが、Amazon/楽天/Yahooショッピングなど日本の大手ネット通販ならどこでも売ってるので安心して買える点もおすすめです。さらにオットキャストPICASOU2などは、一部の限られた店舗ではあるもののカー用品店であるオートバックスやイエローハットでも売ってます。

また、オットキャストPICASOU2には通常品に加えてオートバックス専売モデルの類似品であるPICASOU2 RAM8 PCS41(下図:メモリ容量以外の中身は全く同じですがケースの外観は全く違う)も存在しており、様々な機種が様々なルートで買えます。オートバックス専売モデルの方が黒いプラスチックの部分が多くややコストを抑えた見栄えの反面、RAM容量が2倍の8GBになってます。見た目よりもメモリ容量が多い安定動作を重視される方は、AUTOBACS専売モデルPICASOU2 RAM8 PCS41もおすすめです。

↓↓↓PICASOU2AUTOBACS専売モデルRAM8 PCS41↓↓↓

AUTOBACS専売モデルPICASOU2 RAM8 PCS41

まとめると、CarPlay AI BOXが売ってる場所は以下の通りです。

【CarPlay AI BOXが売ってる場所】
■ほぼ全製品※:Amazon/楽天/Yahooショッピング売ってる
■オットキャストの一部製品:オートバックス/イエローハットの一部店舗でも売ってる
※オートバックス専売モデルは除く

 

CarPlay AI BOX最新おすすめ4選(2024年版)

CarPlay AI BOXの選び方

CarPlay AI BOXの具体的な選び方ですが、注意すべき点として以下4点があります。CarPlay AI BOXは、スマホと同じように性能進化のスピードが速くハードウェアの性能差による価格幅も大きいです。

  • 発売直後割高な最新機種は買わないこと
  • モデル末期の旧機種は買わないこと
  • 極端に性能不足だと実際使いづらいので安さだけで選ばないこと
  • 無駄に高額にならないよう必要十分な機能/性能を見極めること

上記観点を具体的に2024年現在の状況として書くと、以下の通りです。

  • 発売直後の新機種:ほぼ2023年以前発売のため該当無
  • モデル末期の旧機種:Android OS9以下はNG、OS10も要注意
  • ハードウェア性能:RAMはできれば4GB以上理想は8GB以上
  • 必要十分機能の見極め:HDMI搭載機種は高価格なので必要性を確認

 

CarPlay AI BOX最新おすすめ4選まとめ(2024年版)

CarPlay AI BOXのおすすめモデルを4つの観点でまとめると、以下の通りです。

 

高性能で割安な最もおすすめのCarPlay AI BOX

1つ目として、どれを選べば分からない方や特にこだわりが無い方は、安定動作につながる8GBのRAMと高性能CPU(SoC) Qualcomm QCM6125搭載の観点より、CarlinKit TboxシリーズTbox Plus 128GBが一番間違い無いです。Tbox Plus 128GとTbox Ambientの最大の違いSoC(CPU)がQCM6125かSM6225かの違いですが、スペック的にはSM6225が上であるものの、私が実際に使ってみた限り有意な性能差は無しでした。よって、オマケ的な機能ではあるもののイルミ機能の有無と価格差でどちらか選択いただければと思います。

最大手のオットキャストのOttoAibox P38GBのRAM搭載でおすすめですが、後席モニターや家のTVなどへのHDMI接続機能が不要であれば、Tbox Plus 128GBの方が約2万円安いのでコスパ的にもおすすめです。

【1.高性能割安な最もおすすめのAI BOX】
CarlinKit Tbox Ambient 128G(イルミ機能)
CarlinKit Tbox Plus 128GB(イルミ機能)
以下はトヨタRAV4でCarlinKit Tbox Plusを使われてる方のSNSですが、購入の決め手は割安であることとYouTube再生ができることのようです。

 

HDMI付大手メーカー製のおすすめCarPlay AI BOX

2つ目に、家のTVに接続しながらの設定・ダウンロード作業や後席ディスプレイへの接続で使いたい場合は、OttoAibox P3がおすすめです。しかしOttoAibox P3は最新モデルで少し割高なので割安さを求めるならDRIVMへのOEM機種D-BOX220または1世代前モデルのPICASOU2もおすすめです。
【2.TV接続/後席モニター対応のHDMI付大手メーカー製AI BOXのおすすめ】
オットキャストOttoAibox P3(大手メーカー最新機種)
DRIVM D-BOX 220(大手メーカー最新OEM機種)
オットキャストPICASOU2(大手メーカー旧型機種)

HDMI付割安メーカー製のおすすめCarPlay AI BOX

3つ目として、大手メーカーOttocastで無くても後発割安メーカーHerilaryのC8と呼ばれる機種もおすすめです。Herilary C8はOttoAibox P3と基本機能は全く同じです。
【3.TV接続/後席モニター対応のHDMI付割安メーカー製AI BOXのおすすめ】
Herilary C8(後発割安メーカー最新機種)

日本メーカー製のおすすめCarPlay AI BOX

最後に、どうしても中国メーカーに不安がある方は日本メーカー製のAI BOXもあります。 日本メーカー製AI BOXとしては、慶洋エンジニアリング社が販売するKEIYOブランドのAPPCASTシリーズがおすすめです。
【4.日本メーカー製のAI BOXのおすすめ】
KEIYO APPCAST III 3 AN-S129(HDMI+SIM付)

KEIYO APPCAST II 2 AN-S109 II(HDMI付)
KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)

ちなみに、上記のCarPlay AI BOXはAmazon/楽天/Yahooショッピング等のネット通販からの購入可能ですが、機種によっては品薄状態が続いているので、在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。オットキャストはわりと大手メーカーですが、特にCarlinKit・Herilary・DRIVM・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いので品薄になりがちです。ここで一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか分からず連休に間に合わないなど欲しいタイミングで買えない場合もあるので注意が必要です。

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CarPlay AI BOX最新16機種詳細比較(2024年版)

ここからは2024年時点の最新情報として、CarPlay AI BOXの16機種に対して性能、機能、価格の比較を行い、おすすめ機種はどれか?について書いていきます。まずは、比較一覧表を以下の通りまとめてみました。CarPlay AI BOXの中にはYouTubeは見れるけどAmazonプライムビデオは見れない機種もありますが、さすがにプライムビデオが見れないのは機能不足と考え、以下リストからは除外してます。

機種名 おす
すめ
実売
価格
SoC
(CPU)
RAM
+ROM
OS You
Tube
Amazon
Prime
SIM
対応
HDMI
対応
Herilary
C6

C9

1.7
万円

Qualcomm
QCM2290/2GHz

2+8
GB

Android
11
Herilary
C7

2.2~
4.0
万円

Qualcomm
QCM6125/2GHz

4+64
GB

Android
11

nano
SIM
Herilary
C8

2.6~
4.2
万円

Qualcomm
QCM6125/2GHz
〇+
8+128
GB
〇++
Android
13

nano
SIM

(出力
のみ)
CarlinKit
TboxPlus
64GB

3.6
万円

Qualcomm
QCM6125/2GHz

4+64
GB
〇++
Android
13

nano
SIM
DRIVIM
CPC-200
TboxPlus
LED


2.4
万円

Qualcomm
QCM6225/2.0GHz

4+64
GB
〇++
Android
13

nano
SIM
CarlinKit
TBoxPlus
128GB

4.1
万円

Qualcomm
QCM6125/2GHz
〇+
8+128
GB
〇++
Android
13

nano
SIM
【数量限定】
CarlinKit
Tbox
Ambient
128GB


4.4
万円
〇++
Qualcomm
Snapdragon
SM6225/2.4GHz
〇+
8+128
GB
〇++
Android
13

nano
SIM
KEIYO
APPCAST
AN-S109

3.0
万円
〇+
Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz

4+64
GB
〇+
Android
12
オット
キャスト
PICASOU2

4.2~
5.3
万円
〇+
Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz

4+64
GB

Android
10

nano
SIM

(出力
のみ)
オット
キャスト
PICASOU2
RAM8 PCS41

4.5
万円
〇+
Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz
〇+
8+256
GB

Android
10

nano
SIM

(出力
のみ)
DRIVM
D-BOX 220

4.8
万円

Qualcomm
QCM6125/2GHz
〇+
8+128
GB
〇+
Android
12

nano
SIM

(出力
のみ)
オット
キャスト
OttoAibox P3
PICASOU3

6.0
万円
〇+
Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz
〇+
8+128
GB
〇+
Android
12

nano
SIM

(出力
のみ)
KEIYO
APPCAST II 2
AN-S109 II

4.0
万円
〇+
Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz

4+64
GB
〇+
Android
12

(入力

出力)
KEIYO
APPCAST III 3
AN-S129

5.0
万円
非公開
(推測:Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz)

4+64
GB
〇+
Android
12

nano
+
クラウド
SIM

(入力

出力)
オット
キャスト
PICASOU2
Pro

6.0
万円
〇+
Qualcomm
Snapdragon
SM6125/2GHz

4+64
GB

Android
10

nano
SIM

(入力

出力)

※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もあります

※上記は2024年6月時点の情報であり、オットキャストU2-GTなど販売終了した旧モデルは削除するなど随時最新情報を掲載中ですが、一時的に売切れのモデルはリンク先で代替品が表示される場合があります

次章より、上表で◎マークのCarPlay AI BOXおすすめ各機種について、そのおすすめ理由を説明していきます。

 

高性能低価格CarPlay AI BOXのおすすめはCarlinKit Tbox

まず、最もおすすめのAI BOXであるCarlinKit Tboxについて詳しく解説していきます。

CarlinKitの超高性能モデルCarlinKit TBox Plus 128GB (カーリンキット ティーボックス プラス)で、他メーカー含めて現状のCarPlay AI BOXの中で最高クラスのCPUを採用しており、量販クラスのスマホ並みの反応速度を誇る機種です。Tbox Plus 128GBはCarlinKitの以下5モデル中、上から2番目の超高性能かつ低価格(高コストパフォーマンス)モデルの位置付けです。また、Tbox Plus 128GBは中身は全く同じでDRIVMブランドへのOEM供給品である CPC200 TBoxもあり、やや安い価格で販売されてる場合が多いです。

CarlinKit Tbox Plusは、他モデルのCarlinKit V3やCarlinKit V3 miniと外観上見分けが付きにくいので、購入時には間違えないよう注意が必要です。とは言え、実はよく見ると微妙に色が違っており、

  • CarlinKit Tbox Plus:濃い青色
  • CarlinKit V3やCarlinKit V3 mini:黒色

です。見た目はほぼ同じですが、中身の性能は全く違います。

CarlinKit Tbox Plus 128GBの良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。

 AI BOXの性能として最高クラス(クアルコムQCM6125+メモリ8GB)で量販スマホ並の安定した反応速度

 ほぼ同じスペックのオットキャストOttoAibox P3より2万円安い

 本体128GB最大128GBのSD外付け対応でオフライン用コンテンツを大量に保存可能

 一部の車で必要となるUSB電源補助(Y字)ケーブル付属されておらず別売り

 HDMI出力機能が無い

 ケースの見た目がシンプル過ぎてやや安っぽい

CarlinKit Tbox Plus 128GBの最新価格は以下の通りです。

ちなみに、CarlinKit Tbox Plusには上記のメモリ8+128GB超高性能モデルと、以下のメモリ4+64GB高性能モデルがあります。

メモリ容量が異なるだけでSoC(CPU)の性能は同じなので、大量にオフライン再生用データ等をダウンロードする予定が無ければ、4+64GBモデルで十分ですが、長く使いたい場合はできるかぎり高スペックなRAM:8GB+ROM:128GBモデルを選んでおくのがおすすめです。極端な話、Herilary C6 または Herilary C9(ヘリラリと読みます)だとさらに低価格な1.7万円でYouTubeが見れますが、CPUやメモリの性能がギリギリの低スペックなので画面操作の反応速度が遅く、少しイライラする場合があります。

AI-BOXは安い買い物では無いので、私も最初は価格安めのCarlinKit V3と呼ばれる2万円程度のモデルを購入しました。しかし使ってるうちに操作のモタツキがガマンできなくなり、高性能モデルのオットキャストPICASOU2や最高性能モデルCarlinKit TBox Plus 128GBに買い替え直してる状況です。ある程度長く使う予定であれば、最初から高性能モデルを買っておくのが絶対おすすめです。

私は現在こちらのCarlinKit Tbox Plus 128GB(下図)をメインで使ってますが、特にRAM容量8GBの威力が素晴らしく、操作のモタツキが全く無いです。

CarlinKit (カーリンキット) Tbox Plus 128GBとVW Tiguan

ちなみに、現在世の中で販売されてるAI-BOXの中でRAM容量8GBを搭載してる超高性能モデルは、私が知る限りこちらのCarlinKit TBox Plus 128GBCarlinKit Tbox Ambient 128Gオットキャスト PICASOU2 RAM8オットキャスト PICASOU3DRIVM CPC200 TBox 128GBの5モデルのみです。

CarlinKitに特化したAI BOXの選び方や具体的できる事については、こちら”Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較“の記事に、さらにCarlinKit Tboxシリーズに特化した各機種の違い・設定/接続方法について、こちら”Carlinkit Tbox Plus/Ambient AI BOXの設定・接続方法と対応車種“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければご参考にどうぞ。

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HDMI出力付CarPlay AI BOXのおすすめはPICASOU2かP3

家のTVや後席ディスプレイに映せるHDMI出力端子付が良いけどスマホや外付けDVDプレーヤーの映像入力予定が無くHDMI入力までは不要な場合オットキャストPICASOU2(ピカソ2)または後継のOttoAibox P3(オットエーアイボックスP3)もおすすめです。

PICASOU2の良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。

 AI BOXの性能として最高クラス(スナドラ665+メモリ4GB)で量販スマホ並の安定した反応速度

 HDMI出力対応後席モニターや家のTVにも接続でき車内以外でもダウンロードや設定作業可能

 本体64GB最大128GBのSD外付け対応でオフライン用コンテンツを大量に保存可能

 HDMI出力機能以外は同じスペックのCarlinKit Tbox Plusと比べて1~2万円高い

 SIMカード/SDカードの入替がイジェクトピン方式なのでやや出し入れしにくい

 やや古めのAndroid OS 10各アプリのサポート終了が数年以内に来るリスク有

OTTOCASTに特化したAI BOXの選び方や具体的できる事について、こちら”オットキャスト最新おすすめ全機種の価格x性能比較!車でYouTubeを“の記事に、さらにOTTOCAST PICASOU2/PICASOU2 Pro/PICASOU3(P3)シリーズに特化した、各機種の違い・設定/接続方法について、こちら”オットキャストPICASOU2/P3/Proの対応車種と設定・接続方法“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければご参考にどうぞ。

ちなみに2023年、こちらのOTTOCAST PICASOU2と同じスペックのHDMI出力端子搭載にもかかわらず価格が1万円以上安いAI BOXが後発ブランドHerilary(ヘリラリ)よりHerilary C8として発売されました。OTTOCASTなど大手ブランドにこだわりが無い人にとっては、かなりコストパフォーマンスの高い注目のAI BOXです。

 

日本製CarPlay AI BOXのおすすめはKEIYO APPCAST

CarPlay AI BOXの大手メーカーは、オットキャストのような中国製ですが、中国製に位置情報やGoogleアカウント情報取得の面で不安や危険性リスクを感じる方は、日本製CarPlay AI BOXである慶洋エンジニアリング社のKEIYO APPCASTがおすすめです。オットキャストやDRIVIMも販売店は日本ですが、AI BOX自体の企画・設計・製造は中国で行われてるようです。
KEIYO APPCASTは、SIMカード非対応機種のみになりますが、ハードウェア性能としてはスナドラSM6125搭載で、オットキャストPICASOU2と全く同じ性能です。さらにPICASOU2ではHDMI付モデルのみですが、以下の通りHDMI+SIM付・HDMI付・HDMI無が自由に選べます。

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CarPlay AI BOXでできる3つのこと

CarPlay AI BOXでできる3つのことのイメージ

では実際、CarPlay AI BOXを車にUSB接続すると何ができるのでしょうか?

簡単に言うと以下3つのことができるようになります。

  • YouTube/アマゾンプライム動画が車のモニター画面で見れる
  • CarPlay/Android Auto非対応アプリでも車のモニター画面で使える
  • CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続ができる

 

AI BOXではYouTube/プライム視聴OK

Apple CarPlayの純正機能では、対応アプリが非常に少なくYouTube/アマゾンプライム等の動画系アプリは使用不可能です。しかし、CarPlay AI BOXのを CarPlay接続した場合は、Android OS対応アプリは基本的に全て使用可能です。

私が過去に購入したCarlinKit V3の場合、YouTube動画アプリはプリインストールされており、下図のようにすぐに使用可能でした。

CarPlay AI BOXではYouTube動画が見れる画面イメージ

また、動画アプリはYouTubeに限らずNetflixなど、基本的には何でも見れます。

 

Google Playからインストールできないアプリでもapkで直接インストール可能

私が過去に購入したAI BOXであるCarlinKit V3の場合、プライムビデオアプリはなぜかGoogle Playからインストールできませんでした。このような場合は、パソコン等を活用してapkファイルをダウンロードし、直接インストールすれば解決できます。

apkファイルをダウンロードするには、パソコンのブラウザで以下のAPKファイルダウンロードサイトにアクセスします。

apkpureの方が簡単なので、ここではapkpureで説明します。旧バージョンのファイルの充実度はAPKMirrorの方が優れているので、旧バージョンを細かく選びたい場合は、APKMirrorもおすすめです。

  1. 下図apkpureのトップページ右上の検索BOXに「アマゾンプライムビデオ」と入力
  2. アマゾンプライムビデオのapkファイルが検索されるのでダウンロードしてmicroSDカードに保存
  3. microSDカードをCarPlay AI BOXのSDスロットに挿入
  4. CarPlay AI BOXのファイルビューワーアプリからapkファイルを探してインストール実行

apkファイルダウンロードサイトの例

プライムビデオのインストールが完了し、アプリを起動すると下図のようにプライムビデオが使用可能となります。

CarPlay AI BOXではプライムビデオ動画が見れる画面イメージ

ちなみに、CarPlay AI BOXを使った動画再生では、停車中や走行中に限らず常に動画が見れてしまいます。もちろん、安全のために運転者は走行中に動画を見るのはNGですが、助手席の人には喜ばれると思います。

CarPlay AI-BOXでYouTubeやアマゾンプライム動画を車で見るための具体的な方法は、こちら”CarPlayでユーチューブ/アマプラ動画を見る方法基本4ステップ“の記事に詳しく書きましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

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動画アプリがあれば純正TVは不要ならキャンセラーキットも不要

ところで、多くの純正ナビ/ディスプレイオーディオでは、走行中にDVDやTVの動画を非表示にする規制が組み込まれており、この規制を解除するキットも販売されています。

以下は、TV KITと呼ばれるデータシステム社から販売されている、アルファード、ハリアー、ヤリス、RAV4、カローラ、カムリ等の一部グレードに適合する走行中の規制解除(キャンセラー)キット(品番:TTA611)の例です。

※TV KITは車種や年式ごとに部品が違う場合があるので、データシステム公式サイトの適合情報にて品番の確認をされるのがおすすめです。

気付かれた方もいるかもしれませんが、「走行中にTVやDVDよりもYouTube動画やアマプラ動画が見れれば十分」という方であれば、こちらのTV KITのような規制解除キットは不要で、ある意味CarPlay AI BOXで規制解除キットの役割も兼ねているとも言えます。もちろん、CarPlay AI BOXで純正のTVやDVDそのものの規制解除ができるわけでは無いですが・・・。

 

CarPlay/Android Auto非対応アプリ使用OK

さらにYouTube等の動画アプリに限らず、CarPlay/Android Autoの純正機能では非対応だった様々なアプリが使用可能となります。例えば下図は、SNSアプリのTwitterをインストールしてみた例です。

CarPlay AI BOXではCarPlay非対応のSNSアプリが使える画面イメージ

続いて下図は、CarPlay/Android Autoの純正機能でも対応済のApple Musicアプリをインストールして表示してみた例です。純正CarPlayではジャケ写と曲名くらいしか表示されないのに対し、CarPlay AI BOXでは歌詞表示まで可能です。

CarPlay AI BOXではCarPlay非対応の音楽アプリ歌詞表示が使える画面イメージ

ちなみに、ジャケ写と曲名くらいしか表示されない純正CarPlayのイメージは下図の通りです。

純正CarPlayの音楽アプリの画面表示イメージ

 

CarPlay/Android Autoワイヤレス接続OK

動画アプリやSNSアプリなんて不要で、音楽アプリとナビアプリがあれば十分と言う方でも、CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続ができるようになれば、だいぶ便利に使えると思います。下図はCarPlay AI BOX内蔵のワイヤレスアダプター機能を利用して、純正では有線CarPlayのみ対応のカーナビとワイヤレスCarPlay接続中の様子です。iPhone最下部のLightningコネクタの位置にケーブルが接続されて無いのがお分かりいただけると思います。

CarPlay AI BOXを使ったワイヤレスCarPlay接続の実例(ポルシェPCM)

ただし、CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続をメインで使われる方は、CarlinKit TboxPlusなど少なくとも中堅クラス以上の性能を持つ機種がおすすめです。

CarPlay AI BOXの接続イメージ図

CarPlay AI BOX内蔵のワイヤレスアダプターを使った無線通信では、上図の通りスマホと車の間にCarPlay AI BOXが入って通信を中継することになるので、USBケーブルを使って直接接続ができる有線通信と比べると操作の応答速度としては不利になります。

  • CarPlay/Android Autoの有線通信(USBケーブルによる直接接続):[スマホ]⇒[USBケーブル]⇒[車]
  • CarPlay/Android Autoの無線通信(CarPlay AI BOX経由接続):[スマホ]⇒[Wi-Fi]⇒[AI BOX]⇒[USBケーブル]⇒[車]

このようにただでさえ応答が不利な状況の中で、AI BOX内部の処理が性能不足でさらに遅いと、応答遅れが積み重なりストレスを感じるレベルになると考えられるからです。私が過去実際に使用した感覚としてCarlinKit V3(Qualcomm SDM450搭載)では、ワイヤレスCarPlayならほぼ普通に使えるものの、ワイヤレスAndroid Autoではギリギリ許容可能我慢できるレベルでした。

ワイヤレスAndroid Autoでも、Apple Music等の音楽アプリ再生時はほぼ問題無いものの、音楽を再生しながら同時にGoogleマップ等の地図アプリでナビ案内をした場合は、時々明らかな応答遅れを感じました。最終的には、お使いのスマホやお使いの車のナビ・ディスプレイオーディオのハードウェア性能も関係するので、上記の私の環境よりも気にならない場合もあれば、さらに気になる場合もあるかと思います。ご参考までに私の検証環境は以下の通りです。

  • 使用カーオーディオユニット:
    VW純正 Discover Pro 9インチモデル(CarPlay/Android Auto両対応)
    Porsche純正 PCM 7インチモデル(CarPlayのみ対応)
  • 使用AI BOX(ワイヤレスアダプタ内蔵):CarlinKit V3、CarlinKit Tbox Plus 128GB
  • 使用スマホ:iPhone SE2(iOS 16)、ギャラクシーS20(Android OS 12)
  • 使用アプリ:Amazon MusicApple Music、Googleマップ

ギリギリ我慢できるレベルでは不安な方は、CarlinKit V3よりもハードウェア性能が1ランク上で応答遅れの改善が期待可能CarlinKit Tbox plus(Qualcomm QCM6125搭載)がおすすめです。

 

CarPlay AI BOXのメリット/デメリット

最後にCarPlay AI BOXに共通するメリットとデメリットについてまとめておきます。

まず、メリットは以下の通りです。おすすめのCarPlay AI BOXどのモデルでも共通のメリットです。

 YouTube/プライムビデオ/TV(見逃し配信含)等が見れる

 キャンセラー取付無で走行中も見れるし操作もできる

 USBで挿すだけの簡単取付なので誰でも簡単

逆に、デメリットは以下の通りです。

 毎回、起動待ち時間(+10秒程度)が必要

 CarPlayやAndroid Autoと比べて使い勝手がやや悪い(前回の続きから再生できない、たまにソフトバグ)

 最新の高性能スマホと比べるとやや動きが悪い(10万円級のスマホと比べて価格が安い分ハードスペックは劣る)

上記デメリットは、どのCarPlay AI BOXを選んだとしても間違いなく付きまといますが、デメリットを上回るメリットを感じることができるなら、使ってみる価値はあるかと思います。

 

CarPlay AI BOX対応車種

CarPlay AI BOX対応車種概要

CarPlay AI BOX対応車種は、一言で言うとApple CarPlay対応車です。ただし最近増え始めたワイヤレス(無線)CarPlayには非対応で、CarPlay AI BOXには有線CarPlay(USBケーブル接続)のみ対応です。また、USBケーブル接続による有線Android Auto接続にも非対応です。

ほとんどの有線CarPlay対応車(だいたい2016~2020年式以降)では利用可能ですが、まとめると以下の通りです。

【CarPlay AI BOXの対応車種】
■1)有線CarPlay対応+画面タッチ操作対応(トヨタ/一部レクサス/スズキ/日産/VW/Benz等)
そのまま使用可能
■2)有線CarPlay対応+画面タッチ操作非対応(マツダ/一部レクサス等)
Bluetoothリモコンを使えば使用可能だが現実的には非推奨

※有線CarPlay対応の一部の車または無線CarPlayのみ対応(BMW/MINI/一部のスバル等)
使用不可能

私も実際、トヨタ、レクサス、VW、Benz、Porscheの車ではちゃんと使えることを日々確認済ですので、ほとんどの有線CarPlay対応車では利用可能なのは間違いないですが、各車メーカー別の対応時期をもう少し詳しく書くと以下の通りです。

【CarPlay AI BOXの各メーカー対応時期】
■トヨタ:2020年以降~(2023年以降は補助電源線必要)
■レクサス:2022年以降~(2023年以降は補助電源線必要)
■スズキ:2021年以降~(オーディオレスは後付対応可)
■ダイハツ:2021年以降~(オーディオレスは後付対応可)
■日産:2022年以降~(オーディオレスは後付対応可)
■ホンダ:2019年以降~(オーディオレスは後付対応可)
■スバル:2019年以降~(一部車種は2023年以降は対応不可に)
■フォルクスワーゲン:2016年以降~
■メルセデスベンツ:2016年以降~

さらに詳しく車名別にCarPlay AI BOXの対応車種について知りたい場合は、オットキャストのAI BOXを例にこちら”オットキャスト対応車種/時期詳細!トヨタ/レクサス/スズキ/日産等“の別記事にまとめましたので、もし良ければ合わせてご参考にどうぞ。

 

トヨタのCarPlay AI BOX対応車種の一例

オットキャスト対応ナビなら動画とナビ2画面表示可能

上図は私が2022年式トヨタクラウンのトヨタコネクテッドナビ対応ディスプレイオーディオにCarPlay AI BOXの人気機種であるオットキャストPICASOU2を接続してみた例です。トヨタの純正ナビ・ディスプレイオーディオは2020年頃からと、他メーカーよりやや遅れたタイミングでCarPlay接続に対応し始めました。具体的には、だいたい2020年頃以降にモデルチェンジした車はCarPlay AI BOX対応と考えて問題ありません。

ちなみに、Apple公式サイトにもCarPlay対応状況は記載されており目安にはなりますが、こちらは主に米国での販売車種の対応状況となるので、例えばハリアーがVenza(ハリアーの米国での名前)と書かれてたり、米国で販売されていないアルファード・ライズが掲載されていなかったり、モデルによっては日本向け販売モデルのCarPlay対応時期と大きく違ってたりします。さらに、CarPlay AI BOXは有線CarPlay接続にのみ対応ですが、Apple公式サイトでは無線・有線CarPlay接続対応が区別されて無いのでCarPlay AI BOXの対応車種が断定不可能です。

そこで、トヨタの主要車種詳細なCarPlay AI BOX対応(有線CarPlay対応)時期について、トヨタの日本向け販売モデルに対する正確な公式情報の調査結果を以下の通り書かせていただきます。トヨタ車以外の車名別のCarPlay AI BOXの対応車種が知りたい場合は、オットキャストのAI BOXを例にこちら”オットキャスト対応車種/時期詳細!トヨタ/レクサス/スズキ/日産等“の別記事に詳しくまとめましたので、ご参考にどうぞ。

車名(トヨタ) 販売時期 CarPlay
AI Box対応
モデル系統
アルファード
ヴェルファイア
2023年06月~ 〇※1 40系
2020年01月~ 30系MC後
2018年01月~ ×
2015年01月~ × 30系MC前
ノア
ヴォクシー
2022年1月~ 〇※1 90系
2014年1月~ × 80系
ハリアー 2022年09月~ 〇※1 80系
2020年6月~
2013年12月~ × 60系
RAV4 2022年10月~ 〇※1 50系MC後
2020年08月~ 〇※2 50系MC前
2019年04月~ ×
カローラ
カローラ
ツーリング
2022年10月~ 〇※1 210系MC後
2019年9月~ 210系MC前
カローラクロス 2023年10月~ 〇※1 10系
2021年9月~
カローラスポーツ 2022年10月~ 〇※1 210系MC後
2019年09月~ 210系MC前
2018年06月~ ×
ヤリス 2024年01月~ 〇※1 210系
2019年12月~
GRヤリス 2024年03月~ 〇※1 10系
2020年09月~
ヤリスクロス 2024年01月~ 〇※1 10系
2020年8月~
プリウス 2023年1月~ 〇※1 60系
2021年6月~ 〇※2 50系MC後
2018年12月~ ×
2015年12月~ × 50系MC前
シエンタ 2022年8月~ 〇※1 10系
2015年7月~ × 170系
クラウン
クロスオーバー
2022年7月~ 〇※1 230系
クラウンスポーツ 2023年10月~ 〇※1 230系
ランドクルーザー
300
2021年08月~ 300系
ランドクルーザー
200
2015年08月~ × 200系
ランドクルーザー
250
2024年04月~ 〇※1 250系
ランドクルーザー
プラド
2020年08月~ 〇※2 150系MC後
2017年09月~ ×
ライズ 2021年3月~ 〇※2 200/210系
2019年11月~ 〇※2

※1補助電源ケーブル必要

※2メーカーオプションDA装着車のみ

 

トヨタ/レクサスの一部車種は電源補助ケーブルでAI BOX対応

Carlinkit TboxとY字電源ケーブル

VWやPorscheなど多くの輸入車の場合、通信用のUSBポートに接続するだけで、CarPlay AI BOXを起動できます。これは通信用のUSBポートの供給電流(バスパワー電源)の量と供給タイミングが適切で問題が無いからですが、特に2022年以降の新型の一部のトヨタ/レクサス車では、通信用USBポートのバスパワー電源だけではAI BOXへの駆動電流の量と供給タイミングが合わないようで、うまく接続・起動できない場合があります。

このような場合、上図赤枠のUSB電源補助ケーブル(Y字型)を使い、上図のように通信用USB接続(通信用USBポートへ)に加えて電源供給用USB接続(シガーソケットUSB充電器等へ)を行うことでAI BOXがうまく接続・起動できるようになります。実際に、Carlinkit Tboxをレクサス新型NXのナビに接続してみた場合、バスパワー電源接続のみでは電源ランプは点灯するものの下図のようにCarPlay AI BOXと通信接続できないため、以下のUSB電源補助ケーブルで追加電源供給を行ったところ無事に接続できました。

Carlinkit TboxとレクサスNXとを通信用USBのみで接続した状態

また、レクサス新型NXに限らずレクサス新型RXやトヨタ新型クラウンでも試してみたところ、USB補助電源ケーブル無しではAI BOXを接続・起動させられませんでした。よって、トヨタやレクサス車の場合は基本、USB電源補助ケーブルを使うのが間違いなさそうです。

ちなみに、Carlinkit Tbox等には一般的にUSB電源補助ケーブルが付属されて無いので(付属されてるオットキャストより価格が安いので仕方無いかもですが・・・)、以下の汎用品のUSB電源補助ケーブルをお使いいただくのがおすすめです。

USB電源補助ケーブルを使う場合は、下図赤枠の

  • 通信用の太めのケーブル側のUSBコネクタ(下図の上側):通信用のUSBポート
  • 電源用の細めのケーブル側のUSBコネクタ(下図の下側):充電用のUSBポートやシガーソケットUSB電源ポート

に接続して下さい。(少しヤヤコシイので逆に接続しないようお気を付け下さい)

Carlinkit TboxとY字電源ケーブルのコネクタ接続先

もしもUSB電源補助ケーブルで電源供給を行ってもCarPlay接続できない場合は、こちら”CarPlay繋がらない問題へのiPhone/カーナビの7つの対処方法“の記事にCarPlay接続エラー対処方法をまとめてありますので、合わせてご参考にどうぞ。

 

CarPlay AI BOXのおすすめ機種まとめ

CarPlay AI BOXがあれば、以下のいろいろな機能が使えて便利です。

【CarPlay AI BOXのおすすめ機能】
■使えないはずの動画/SNSアプリが使える
■動画アプリが走行中でも見れる
■CarPlay/Android Autoをワイヤレス化可能

一方で、以下の注意点もあるので、良い点ばかりではありません。

【CarPlay AI BOXの注意点】
CarPlay非対応カーナビでは使えない
スマホとは別に2~5万円の追加機器が必要
製造元が大企業じゃ無いので在庫切れが多くて買いにくい
■最新高性能スマホと比べ反応速度がやや遅い
ダウンロード済データの再生以外は追加のネット接続環境が必要
カーナビ起動時間に加えAI BOX起動時間(+約10秒)の待ち毎回必要

これらの問題に対しては根本的な対処方法は無いので、CarPlay AI BOXは以下にあてはまる方にだけおすすめです。

【CarPlay AI BOX利用に向いてる人】
車がCarPlay対応(トヨタのDA搭載車等)
事前ダウンロード作業または格安データSIMを抵抗無く利用できる
動画/SNSアプリが見れるなら2~5万円はOK
自分に合う機種早めに見定め購入決断できる
■最新高性能スマホより反応がやや遅くてもOK
■エンジン始動後、動画/音楽が始まるまで約10秒遅くても我慢できる

2つ目に書かせていただいた格安データSIMについては、データ通信専用の以下のSIMがわりと低価格でおすすめです。迷う場合は、一番安いHISモバイル ビタップランを選んでおけば間違い無いです。もちろん、事前ダウンロード作業を徹底できればアプリにもよりますがSIM無しで使うことも可能です。

【格安データSIMのおすすめ】
HISモバイル ビタップラン (月額税込198円)
b-mobile 190 Pad SIM X (月額税込209円)
ロケットモバイル神プラン (月額税込328円)

どのプランも月々200~300円程度で、困った時だけでもちゃんとネット接続できるのであれば、十分お買い得かと思います。ちなみに私はシンプルに安さで選び、実際にHISモバイル ビタップランを利用しています。ネット接続環境について、格安SIMカード・テザリングWi-Fi・車内専用Wi-Fiなど様々な接続方法の中でどれがコストパフォーマンス良いか?について、こちら”オットキャスト等にSIMカードは必要!?4つの接続方法と通信料節約術“の記事に詳しくまとめてみましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

最後に、CarPlay AI BOXのおすすめ機種について4つの観点でおさらいすると以下の通りです。

【1.高性能割安な最もおすすめのAI BOX】
CarlinKit Tbox Ambient 128G(イルミ機能)
CarlinKit Tbox Plus 128GB(イルミ機能)
【2.TV接続/後席モニター対応のHDMI付大手メーカー製AI BOXのおすすめ】
オットキャストOttoAibox P3(大手メーカー最新機種)
オットキャストPICASOU2(大手メーカー旧型機種)
【3.TV接続/後席モニター対応のHDMI付割安メーカー製AI BOXのおすすめ】
Herilary C8(後発割安メーカー最新機種)
【4.日本製のAI BOXのおすすめ】
KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI付)
KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)

これらのAI BOXはAmazon/楽天/Yahooショッピング等のネット通販からの購入可能ですが、機種によっては品薄状態が続いているので、在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。

オットキャストはわりと大手メーカーですが、特にCarlinKit・Herilary・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いので品薄になりがちで、一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか不透明なので要注意です。欲しいタイミングで手に入らない事態を避けるためにも、特に連休前などは早めの確保がおすすめです。

一方で車のモニター画面で動画を見る方法としては、CarPlay AI BOXを使った方法以外にもスマホからのHDMI出力やカーナビのブラウザ機能を使った方法など他の方法もあります。CarPlay AI BOXを使う方法も含め、車でYouTubeなどの動画を再生する様々な方法について、こちら”ディスプレイオーディオの走行中YouTube再生方法全10種類“の記事にまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

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