Ottocast(オットキャスト)のAIBOXと呼ばれるガジェット機器があれば、USB端子へのケーブル接続だけでカーナビ・ディスプレイオーディオ画面でYouTube動画やAmazon Musicの歌詞が見れます。
このようなCarPlay AI Boxを使えば同乗者にも喜ばれる快適なドライブができますが、実はオットキャストには種類が多く、値段も2~5万円と幅広く、どれがいいのか迷われる方も多いです。
そこでここでは、オットキャストのOttoAibox P3・PICASOU2など5種類以上のAIBOXを2年以上、比較しながら使い倒してきた私の実体験と自動車エンジニアの視点から、以下の点について詳しく解説していきます。
- オットキャストはどれがいいかの全種類比較
- オットキャストのおすすめ機能・注意点
Apple CarPlayやAndroid Autoでは動画や歌詞が見れず不満に思われてる方や、オットキャストの名前は聞いたことあっても全種類を比較したことまでは無い方は、特に参考になるかと思います。
オットキャストとは
オットキャストとは後付けUSB機器
まず初めにOttocast(オットキャスト)とは、車載電子機器メーカーであるカルチザン (Cartizan)社が開発したCarPlay AI BOXやワイヤレスアダプターなどの後付けUSB接続機器です。オットキャストは日本でも少しずつ知名度が上がってきており、2023年のJMS(ジャパンモビリティショー2023:旧東京モーターショー)に出展されており、担当者にお話を伺ったところ日本市場への製品投入を強化されるとのことでした。
CarPlay AI BOXにはオットキャスト以外のブランドもありますが、私が知る限りオットキャストが最も有名で信頼感も高いトップブランドです。
とは言え、オットキャストの危険性についても知っておきたい人はこちら”オットキャスト等CarPlay AI Boxの危険性と対処法“の記事にまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。
私は3年間、オットキャストのCarPlay AI BOXを使ってますが、その危険性を理解して対処していることもあり、車が壊れるなどの重大な問題は起きて無いです。 ここでは、オットキャスト・カーリンキットなどのCarPlay A[…]
オットキャストAI BOXの対応アプリ
オットキャストのAI BOXは以下のアプリに対応しており、私もYouTube、プライムビデオ、TVer、Amazon Musicなど様々なアプリを使っています。
オットキャスト AI BOX 対応アプリ | |
---|---|
動画 | YouTube, Amazonプライム, TVer, Netflix等 |
音楽 | Amazon Music, Spotify等※ (歌詞/Music Video表示対応) ※2025年現在Apple Musicは利用不可 |
カーナビ | Googleマップ, Yahooカーナビ等 |
SNS | X(旧Twitter), Instagram, Facebook等 |
ブラウザ | Chrome, FireFox等 |
ちなみに、Amazon Musicなどの音楽アプリは、CarPlayやAndroid Autoでも使えますが、音楽再生やアルバムアートワーク表示はできても実は歌詞表示やミュージックビデオ再生は不可能です。
【2025年春版】オットキャストおすすめどれがいいかランキング
ここからは、オットキャストのAIBOX全種類の中から、どれがいいかをランキング形式でおすすめの順に1位~3位までして紹介していきます。
【おすすめ1位】オットキャストOttoAibox P3
オットキャストのおすすめランキング第1位は、2023年に発売のHDMI出力・nanoSIMカード対応の最上級モデル OttoAibox P3 です。
OttoAibox P3はPICASOU2の後継としてメモリの増強(RAM:4→8GB、ROM:64→128GB)や2画面分割幅の調整機能追加が行われたハイエンドモデルです。私も実際OttoAibox P3を購入済で、上図は2021年式レクサスNX350で使っている状態です。
特にRAM容量が8GBにアップグレードされた効果は体感でき、ナビアプリと音楽アプリを同時に起動・表示させていてもストレスなくサクサク操作できるようになったのが印象的できした。
OttoAibox P3のメリット・デメリット
オットキャストOttoAibox P3のメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。
2画面分割(ナビ+動画等)の表示エリア横幅を5:5/3:7/7:3に変更可能
HDMI出力対応で後席画面や家のTVにも接続できダウンロードや設定作業可能
最高クラス性能(スナドラ665+メモリ8GB)で量販スマホ+αの反応速度
HDMI出力機能以外は同スペックのCarlinKit Tbox Plusより約16,000円高い
イルミネーション機能は点灯タイミングが音楽に微妙に合わない
新しめの機種なのでトラブル対処方法等のネット情報等がまだ少ない
OttoAibox P3が他機種に対して特に優れているのは、2画面分割表示をした場合の横幅を5:5/3:7/7:3と様々なパターンに変更できる点です。
OttoAibox P3の最新価格と購入方法
オットキャストOttoAibox P3の最新価格は以下の通りです。
【公式】オットキャストOttocast OttoAibox P3 Android12 HDMI出力8+128GB CarPlay AI Box 2023新型ai box ...
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定価は約6万円ですが、不定期で割引セールを行っており、運が良ければ2~3,000円引き程度の値引きで買えます。購入ルートは以下の通り基本的にネット通販です。地域によっては以下の通りオートバックスなどカー用品店実店舗での取り扱いもありますが、ネットの方が価格が安い場合が多いですし、USB端子に挿すだけで取付作業依頼は不要なので、ネット通販での購入がおすすめです。ちなみに、MILELなどオットキャスト以外のAI BOXはネット通販のみが購入ルートです。
オットキャスト AI BOXの購入ルート | ||
---|---|---|
販売場所 | オットキャスト AI BOX |
オットキャスト類似品 AI BOX |
Amazon 楽天市場 Yahoo アリエク |
〇 | 〇 |
オットキャスト 公式サイト |
〇 | × |
オートバックス イエローハット ジェームス |
△ (一部店舗) |
× |
ネット通販も含めて偽物ではないオットキャストを安く買う方法について、こちら”オットキャストの偽物vs本物vs類似品の見分け方!安い正規品はある?“の記事で詳しく解説しましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
オットキャストの最新のCarPlay AI BOXは6万円とわりと高額です。なので、なるべく安く買いたいと思われる方も多いのではないでしょうか? しかし、安さだけで選んでしまうと偽物を選ぶリスクがあるので注意が必要です。偽物だ[…]
オットキャストOttoAibox P3には、製造元のカルチザン (Cartizan)社がオットキャストブランドでは無く自社社名ブランドをそのまま利用し、性能はそのままにケース外観を少しコストダウンしたモデルのCartizan Tboxと呼ばれるモデルもあり、見た目にこだわりが少なければコスパ的にはおすすめです。
CARTISAN【技適認証済】CarPlay TBox AI BOX CarPlayワイヤレスアダプター カープレイドングル オーディオ...
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【おすすめ2位】オットキャストOttoAibox P3 Lite
続いて、オットキャストのおすすめランキング第2位は、2024年に発売のP3の廉価モデル OttoAibox P3 Lite です。
P3 Liteは、上級モデル P3 からメモリ容量削減(8+128GB → 4+64GB)とHDMI出力やLEDイルミなど以下機能廃止の代わりに1万円以上安い価格設定で2024年に発売された廉価モデルです。
P3とP3 Liteの 違い |
メモリ容量 | 機能 | ||
---|---|---|---|---|
RAM | ROM | HDMI 出力 |
フルカラー LEDイルミ |
|
OttoAibox P3 |
8GB | 128GB | 〇 | 〇 |
OttoAibox P3 Lite |
4GB | 64GB | × | × |
現在PICASOU2が販売終了間近で入手困難なので、価格を抑えた廉価モデルを手に入れたい場合は、こちらの P3 Lite が1番おすすめです。
OttoAibox P3 Liteのメリット・デメリット
オットキャストOttoAibox P3 Liteのメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。
2画面分割(ナビ+動画等)の表示エリア横幅を5:5/3:7/7:3に変更可能
本体64GB+最大256GBのSD対応でオフライン用データを大量に保存可能
最高クラス性能(スナドラ665+メモリ4GB)で量販スマホに近い反応速度
同スペックのCarlinKit Tbox Plus 64GBより約1,000円高い
イルミネーション機能は点灯タイミングが音楽に微妙に合わない
新しめの機種なのでトラブル対処方法等のネット情報等がまだ少ない
OttoAibox P3 LiteにもOttoAibox P3と同様に、2画面分割表示をした場合の横幅を5:5/3:7/7:3と様々なパターンに変更できる機能が搭載されています。このような画面分割幅変更機能が搭載されているオットキャストは現状、OttoAibox P3 Lite、OttoAibox P3の2機種のみです。
OttoAibox P3 Liteの最新価格と購入方法
オットキャストOttoAibox P3 Liteの最新価格は以下の通りです。
【公式】オットキャストOttocast OttoAibox P3 Lite 4+64GB CarPlay AI Box Android 12搭載 新型AI Box カ...
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
OttoAibox P3 Liteは定価は約4万円ですが、こちらも不定期で割引セールを行っており、運が良ければ2~3,000円引き程度の値引きで買えます。購入ルートはこちらも基本的に、アマゾン・楽天・ヤフーショッピングなどのネット通販ですが、地域によってはオートバックス・イエローハット・ジェームスなどのカー用品店実店舗での取り扱いもあります。とは言え、ネットの方が価格が安い場合が多かったり、専門的な取付作業が不要(USB端子に挿すだけ)でカー用品店で買う必要も無かったりするので、結局ネット通販での購入がおすすめです。
【おすすめ3位】オットキャストPICASOU2
最後に、おすすめのオットキャスト第3位は、2022年に発売のnanoSIMカード・HDMI対応の上級モデルPICASOU2です。
ちなみに、私もこちらのオットキャストPICASOU2(と中身が同じで販売代理店が違うMILEL MB-201)を実際に購入済で、上図は2021年式トヨタRAV4ハイブリッドに接続して使用している状態です。
PICASOU2のメリット・デメリット
オットキャストPICASOU2のメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。
最高クラス性能(スナドラ665+メモリ4GB)で量販スマホに近い反応速度
HDMI出力対応で後席画面や家のTVにも接続できダウンロードや設定作業可能
本体64GB+最大128GBのSD対応でオフライン用コンテンツを大量に保存可能
SIMカード/SDカードの入替がイジェクトピン方式なのでやや出し入れしにくい
やや古めのAndroid OS 10(2019年)で各アプリのサポート終了リスク有
HDMI出力機能以外は同スペックのCarlinKit Tbox Plusより約18,000円高い
これらのデメリットを知った上で、私がオットキャストPICASOU2(MILEL)を購入した理由は、デメリットを上回るメリットを感じたからです。ちなみに私は、後席ディスプレイへの接続計画は無かったので18,000円安いCarlinKit Tbox Plusとかなり迷いました。しかし、家のディスプレイにHDMI接続して高速なWi-Fi接続環境下でアマゾンミュージックやアマゾンプライムビデオのダウンロード作業を行いたかったので、最終的にオットキャストPICASOU2(MILEL)に決めました。
CarlinKit(カーリンキット)とOTTOCAST(オットキャスト)の違いについては、こちら”Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較“の記事にまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。
PICASOU2の最新価格と購入方法
PICASOU2(ピカソ2)は定価は約5万円ですが、不定期で割引セールを行っており、運が良ければ1万円引き程度の大幅値引きで買えます。ただ現在は在庫処分のタイミングとなっており、在庫が見つかれば格安で購入可能ですが売切れで買えない店舗も多いです。
購入ルートは同じく、アマゾン・楽天・ヤフーショッピングなどのネット通販が基本ですが、地域によってはオートバックス・イエローハット・ジェームスなどのカー用品店実店舗での取り扱いもあります。とは言え、ネットの方が価格が安い場合が多かったり、専門的な取付作業が不要(USB端子に挿すだけ)でだったりするので、結局ネット通販での購入がおすすめです。
【公式】オットキャストピカソウ2 Ottocast PICASOU2 CarPlay AI Box S40 2022新型 HDMI 出力 4G-LTE 大容...
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また、オットキャストPICASOU2と基本的に製品の中身が同じで販売代理店と名前だけが違う類似品:MILEL(ミレル) MB-201という製品もありましたが、現在は売切れとなっています。MILEL MB-201はオットキャストPICASOU2の偽物などでは無く、同じ製造元で販売代理店が違うだけです。
いろいろ書きましたが、オットキャストPICASOU2は現在品薄で入手困難なので、現実的には後継機種である OttoAibox P3 または廉価版の OttoAibox P3 Lite
またはもし在庫があれば、PICASOU2
を選択いただく流れになると思います。
オットキャストPICASOU2やPICASOU2 ProやP3(PICASOU3)などのシリーズに特化した、各機種の違い・設定/接続方法については、こちら”オットキャストPICASOU2/P3/Proの対応車種/接続方法/違い“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
AI BOXに共通のメリット・デメリット
オットキャストに限らず、AI BOXがおすすめであり、今人気が高い理由は、以下のようなメリットがデメリットを大きく上回るからです。AI BOXに共通する具体的なメリットは以下の通りです。
YouTube/プライムビデオ/TV(見逃し配信含)等が見れる
キャンセラー取付無で走行中も見れるし操作もできる
USBで挿すだけの簡単取付なので取付作業代が不要
続いて、デリットは以下の通りです。
Apple CarPlay/Android Autoと比べて使い勝手がやや悪い
毎回、起動待ち時間(+10秒程度)が必要
Apple Musicなど一部アプリは非対応
オットキャストに限らずAI BOXの最大のデメリットは、スマホやCarPlay/Android Auto接続の操作性と比べて、
- たまに操作や表示の反応が悪い、たまにアプリが落ちる
- 一度エンジン切った後(コンビニ休憩等)、続きから再生できない(特に動画アプリ)
- 画面レイアウトのバランスが悪い(たぶん高解像度のスマホを前提に設計されてるアプリが多いため)
である点です。ただし、多少はイライラするものの、使い続けれないレベルの致命的欠点では無いです。
また、オットキャスト特有のデメリットとしては、HDMI出力が不要な人にとっては、同じハードスペックのCarlinKit製AI BOXより1万円以上も価格が割高なことです。詳細は後ほど書かせていただきますが、特にオットキャストブランドにこだわりが無ければ、CarlinKit製AI BOXを選択すればこちらのデメリットは無くなります。ちなみに私は下図の通り、試しにCarlinKitブランドのAI BOXも購入して使ってみましたが、全く問題無く使用可能です。
CarlinKitブランドのAIBOXに特化したAI BOXの選び方や具体的できる事については、こちら”Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較!“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
オットキャストの種類とAIBOX全機種比較
2種類のオットキャスト製品の違い
オットキャストブランドの製品には大きく分けて以下2種類の違う機器があります。
オットキャストの2種類の違う機器 | |
---|---|
CarPlay AIBOX |
CarPlay有線接続経由で動画等のアプリが使える後付けUSB機器(OttoAibox P3, Play2Video Proなど) |
ワイヤレス アダプター |
CarPlayやAndroid Autoの有線接続を無線接続化する後付けUSB機器(Car TV Mate, OttoAdaptor MXなど) |
ここで、CarPlay AI BOXとワイヤレスアダプターは全然違う機器であり、YouTubeなどの動画アプリはAI BOXでのみ利用可能です。
よって、YouTubeなどの動画アプリを使いたい場合は、必ずAI BOXを選択する必要があります。逆にCarPlayやAndroid Autoのワイヤレス化機能をメインで使いたい場合は、AI BOXに内蔵されてるワイヤレス化機能よりも単体のワイヤレスアダプターの方が断然おすすめです。
理由は、AI BOXだと単体のワイヤレスアダプターと比べて、ワイヤレス接続時の応答性が悪かったり、価格が高かったりするからです。オットキャストの単体ワイヤレスアダプターの詳細については、こちら”OTTOCASTのワイヤレスミラーリングアダプター全比較“の記事にまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。
【全種類比較】オットキャストAIBOX性能機能一覧
オットキャストAI BOX全機種の性能・機能の違いを以下の観点で一覧表にまとめて比較してみました。
- 性能:SoC・RAM+ROMのメモリ容量・OSのバージョンで比較
- 機能:対応アプリ・画面分割・HDMI対応可否で比較
機種名 | おす すめ |
実売 価格 |
SoC (CPU) |
RAM +ROM |
OS | You Tube |
Amazon Prime |
2画面 分割 |
HDMI 対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
【24年10月発売】 オットキャスト OttoAibox P3 Lite |
○ | ○ 3.7 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
× |
オットキャスト PICASOU2 【品薄】 |
○ | ○ 4.2 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
△ (出力 のみ) |
【売切れ】 |
○ | ○ 4.5 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
◎ 8+256 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
△ (出力 のみ) |
オットキャスト OttoAibox P3 PICASOU3 |
◎ | △ 6.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
◎ 8+128 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
△ (出力 のみ) |
オットキャスト PICASOU2 Pro 【品薄】 |
○ | △ 5.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
○ (入力 +出力) |
オットキャスト Play2Video Pro |
△ | ○ 1.9 万円 |
△ 非公開 |
△ 2+16 GB |
〇+ Android 12 |
○ | × | × | × |
※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中だと安くなっていて価格が違う場合もあります
オットキャストPICASOU2/P3/Pro各機種の違いと選び方
オットキャストAI BOXの中でも人気のあるPICASOUシリーズ各機種の違いについてメリット・デメリットを以下の表で比較してみました。
一応デメリットも書いてますが、PICASOUシリーズはハイエンドモデルでもあるので、他機種と比べると性能は十分であり、価格が最も安いPICASOU2であっても私が使った感覚では、反応速度は速くて操作はスムーズでした。
機種名 | 〇メリット〇 | △デメリット△ |
---|---|---|
オットキャスト PICASOU2 【品薄】 |
〇:価格が安い 〇:高性能CPUスナドラ665で 操作がスムーズ |
△:やや古めのAndroid OS 10 △:HDMI出力のみ対応 △:2画面分割の横幅5:5固定 △:開発者向けオプション利用に パスワードが必要 △:現在品薄で入手困難 |
オットキャスト OttoAibox P3 Lite |
〇:価格が安い 〇:高性能CPUスナドラ665で 操作がスムーズ 〇:2画面分割の横幅変更可 〇:新しめのAndroid OS 12 |
△:HDMI非対応 △:開発者向けオプション利用に 2段階のパスワードが必要 |
オットキャスト OttoAibox P3 PICASOU3 |
〇:8GB大容量RAMで アプリ同時使用時も安定動作 〇:高性能CPUスナドラ665で 操作がスムーズ 〇:2画面分割の横幅変更可 〇:新しめのAndroid OS 12 |
△:価格がやや高い △:HDMI出力のみ対応 △:開発者向けオプション利用に 2段階のパスワードが必要 |
オットキャスト PICASOU2 Pro |
〇:HDMI入出力両方に対応 〇:高性能CPUスナドラ665で 操作がスムーズ |
△:価格がやや高い △:やや古めのAndroid OS 10 △:2画面分割の横幅5:5固定 △:開発者向けオプション利用に パスワードが必要 |
以上をまとめると以下の通り、何を優先するかによって、オットキャスト PICASOU2/P3/Proのうちどれを選ぶべきかは、変わってくると考えました。
■コスパよりもできる限りの高性能・操作レスポンスを求める人
⇒オットキャストOttoAibox P3
■コストパフォーマンスを優先し少なくとも5万円以下に抑えたい人
⇒OttoAibox P3 LiteまたはオットキャストPICASOU2
■スマホやビデオカメラの動画を車の画面で見たい等HDMI入力が必要な人
⇒オットキャストPICASOU2 Pro
オットキャストPICASOU2(ピカソ2)の定価は53,000円程度ですが、不定期で割引セールを行っており、運が良ければ1万円引き程度の大幅値引きで買えます。ただ現在は在庫処分のタイミングとなっており、在庫が見つかれば格安で購入可能ですが売切れで買えない店舗も多いです。
購入ルートは基本的に、アマゾンや楽天などのネット通販です。地域によってはオートバックスなどの実店舗での取り扱いも少しだけあるようですがネット通販が主流であり、一般的にネットの方が価格が安いことや取付作業がUSB端子に挿すだけなので、ネット通販での購入がおすすめです。
改めて、オットキャストのAI BOXの主な使い方のパターンと、おすすめのトップ3モデルは以下の通りです。
【全種類比較】オットキャスト以外含めたAI BOX性能機能一覧
次にオットキャスト以外のブランドも含めたAI BOXほぼ全機種の性能・機能の違いを同じく以下の観点で一覧表にまとめて比較してみました。
- 性能:SoC・RAM+ROMのメモリ容量・OSのバージョンで比較
- 機能:対応アプリ・画面分割・HDMI対応可否で比較
実は、オットキャストとほぼ同じ性能にもかかわらず価格が数万円も割安な後発ブランドもありますので、是非確認いただきたいです。
ただし、YouTubeは見れるのにプライムビデオは見れないオットキャストPlay2Videoなどもあるので注意が必要です。
機種名 | おす すめ |
実売 価格 |
SoC (CPU) |
RAM +ROM |
OS | You Tube |
Amazon Prime |
2画面 分割 |
HDMI 対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オットキャスト Play2Video Pro |
△ | ○ 1.9 万円 |
△ 非公開 |
△ 2+16 GB |
〇+ Android 12 |
○ | × | × | × |
Herilary C7 |
△ | ○ 2.6 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 11 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
× |
CarlinKit TboxPlus 64GB |
○ | ○ 3.6 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
× |
DRIVIM CPC-200 TboxPlus |
○ | ○ 2.7 万円 |
〇 Qualcomm QCM6225/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
× |
KEIYO APPCAST AN-S109 |
○ | ○ 3.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
× |
【24年10月発売】 オットキャスト OttoAibox P3 Lite |
○ | ○ 3.7 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
× |
CarlinKit TBoxPlus 128GB |
◎ | ○ 4.1 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
× |
【数量限定】 CarlinKit Tbox Ambient |
◎ | ○ 4.4 万円 |
〇++ Qualcomm SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
× |
【24年6月発売】 CarlinKit Aibox-HDMI |
◎ | ○ 4.8 万円 |
〇++ Qualcomm SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
〇 (出力 のみ) |
オットキャスト PICASOU2 【品薄】 |
○ | ○ 4.2 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
〇 (出力 のみ) |
DRIVIM D-BOX 220 |
◎ | 〇 4.8 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
〇 (出力 のみ) |
オットキャスト OttoAibox P3 PICASOU3 |
◎ | △ 6.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
〇 (出力 のみ) |
KEIYO APPCAST II 2 AN-S109 II |
◎ | ○ 4.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
◎ (入力 +出力) |
KEIYO APPCAST III 3 AN-S129 |
◎ | △ 5.0 万円 |
非公開(↓予測) Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
◎ (入力 +出力) |
オットキャスト PICASOU2 Pro |
○ | △ 5.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
◎ (入力 +出力) |
※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もあります
※上記は2025年3月時点の情報であり、オットキャストU2-GT、Herilary C8など日本で販売終了した旧モデルは削除するなど随時最新情報を掲載中ですが、一時的に売切れのモデルはリンク先で代替品が表示される場合があります
オットキャスト以外でおすすめできるAI BOX
オットキャスト以外でおすすめできるAI BOXを4つ厳選すると、以下の通りです。
【1】高性能かつ割安でおすすめなCarlinKit Tbox
まず1つ目として、どのAI BOXを選べば分からない方や特にこだわりが無い方は、安定動作につながる8GBのRAMと高性能SoC(CPU)のクアルコムQCM6125搭載の観点より、CarlinKit Tboxシリーズが間違い無く安心です。
Tbox Plus 128GBとTbox Ambient 128GBの最大の違いはSoCがQCM6125かSM6225かの違いですが、スペック的にはSM6225が上であるものの、私が実際に使ってみた限り有意な性能差は無しでした。よって、ケース外観のフルカラーイルミネーション機能の有無と価格差でどちらかお好きな方を選択いただければと思います。
最大手オットキャスト製のOttoAibox P3も8GBのRAM搭載と高スペックでおすすめですが、2画面分割幅変更機能や後席モニターや家のTVなどへのHDMI出力機能が不要であれば、CarlinKit Tboxシリーズ 128GBモデルの方が2万円程安いのでコスパ的にもおすすめです。
CarlinKit Tbox Ambient Android13.0システムAi Box 8+128GBワイヤレスCarPlay/ Android Autoアダプター Yo...
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CarlinKit TBox Plus Android13.0システム 日本限定版 8+128GB 無線Android Auto&CarPlay ai box ワイヤレ...
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
CarlinKitのAI BOXの選び方や具体的にできる事の詳しい内容については、こちら”Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較“の記事に私が実際に購入して使ってみた体験をまとめてありますので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
CarlinKit(カーリンキット)のAIBOXと呼ばれる機器があれば、Apple CarPlay対応のカーナビ・ディスプレイオーディオにUSB接続するだけで、スマホのCarPlay/Android Autoでは使えなかったYouTubeや[…]
【2】HDMI+画面分割幅変更機能付でおすすめなDRIVIM D-BOX
【公式】オットキャストOttocast OttoAibox P3 Android12 HDMI出力8+128GB CarPlay AI Box 2023新型ai box ...
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【3】HDMI付かつ割安でおすすめなCarlinKit Aibox-HDMI
Carlinkit Aibox-HDMI アダプター ワイヤレスCarPlay/Android Auto 8+128GB JP版 純正で有線CarPlay/有線An...
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
【4】日本メーカー製でおすすめなKEIYO APPCAST
■KEIYO APPCAST3 AN-S129(HDMI+SIM付)
■KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI付)
■KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)
【公式】 APPCASTⅢ クラウドSIM搭載 カーナビやリアモニターでYouTubeが見られる CarPlay Ai Box 10ギガ付...
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
オットキャスト以外のAI BOXの品薄問題
ちなみに、上記のCarPlay AI BOXはAmazon/楽天/Yahooショッピング等のネット通販から購入可能ですが、機種によっては品薄状態が続いているので、なるべく在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。
オットキャストはわりと大手メーカーですが、特にCarlinKit・DRIVIM・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いのですぐ品薄になりがちです。もし一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか分からず、次の休日に間に合わないなどまさに欲しいタイミングで買えないこともあるのでご注意下さい。
まとめ | オットキャストおすすめAIBOXランキング
以上ここでは、オットキャストを中心に最新のAIBOXほぼ全種類比較した中からおすすめの機種について、紹介してきました。
最後にポイントをおさらいすると、オットキャストのおすすめAIBOXランキングは以下の通りでした。🏆
現状は、最大手で実績もあるAI BOXはオットキャストですが、もしオットキャストブランドにこだわらないのであれば、さらに低価格で高性能な選択肢もあり、以下の機種がおすすめです。
■KEIYO APPCAST3 AN-S129(HDMI+SIM付)
■KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI付)
■KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)
これらのAI BOXはAmazon/楽天/Yahooショッピング等のネット通販からの購入可能ですが、機種によっては品薄状態が続いているので、在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。オットキャストは大手メーカーなのでわりと在庫も豊富ですが、特にCarlinKit・Herilary・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いので品薄になりがちで、一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか不透明なので、欲しいタイミングで手に入らない場合もあるので注意が必要です。
オットキャスト以外も含めたAI BOXのおすすめ機種の詳細については、こちら”CarPlay AI Box おすすめ比較“の記事でも詳しくまとめてありますので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
CarPlay AI Box(カープレイ・エーアイボックス)と呼ばれる機器あれば、USB接続だけで車の画面でYouTube・アマプラ・TVerなどが見れるようになります。 ただ問題なのが、CarPlay AI BOXは、2~6[…]