Ottocast(オットキャスト)などのAI BOXと呼ばれるUSB機器をカーナビやディスプレイオーディオに接続すると、CarPlayやAndroid Autoでは使えないはずのYouTubeアプリなどが使えるようになります。
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具体的には、YouTubeに限らず以下様々なアプリに対応しています。プライムビデオ、TVerやApple Music、Amazon Musicは実際に私も使っています。
- 動画アプリ:プライムビデオ, YouTube, TVer, Netflix, Hulu, Disney+等
- 音楽アプリ(歌詞/MV表示もOK):Apple Music, Amazon Music, Spotify等
- ランチャーアプリ:Car Launcher等
- SNSアプリ:Twitter(X), Instagram等
- Webブラウザ:Chrome, FireFox等
ちなみに、Apple MusicやAmazon Musicなどの音楽アプリは、CarPlayやAndroid Autoで使えますが、音楽の再生やアルバムアートワークの表示はできても実は歌詞表示やMV(ミュージックビデオ)再生は不可能です。
つまりオットキャストのAI BOXを使えば、動画アプリから音楽アプリの歌詞表示までスマホで使えるあらゆるアプリの機能を車の画面で利用でき、同乗者にも喜ばれる快適なドライブができるのです。
ただし、オットキャストにはとても多くの機種があり、価格も4~5万円と幅広く、どれを選べばよいか迷われる方も多いです。そこでここでは、オットキャストPICASOU2・OttoAibox P3など5種類以上のAI BOXを自腹購入し実際に2年以上使い倒してきた私の実体験を元に、
- オットキャストでできることは何か?
- オットキャストはどれがいいのか?
について詳しく解説していきます。
- オットキャストは何ができる?何種類ある?いくら?…などを知りたい方
- CarPlayやAndroid Autoで動画や歌詞が見れず不満な方
- CarPlayやAndroid Auto対応車にお乗りの方
は特に参考になるかと思います。
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オットキャストとはCarPlay後付け機器
オットキャストとは、車載電子機器メーカーであるカルチザン (Cartizan)社が開発したCarPlay AI BOXやワイヤレスアダプターなどの後付けUSB接続機器です。Ottocast(オットキャスト)は日本でも少しずつ知名度が上がってきており、2023年のJMS(ジャパンモビリティーショー:旧東京モーターショー)でブースを出展されてるのを見かけたのでいろいろお話を伺いましたが、日本市場での販売拡大意欲を強く感じました。
CarPlay AI BOXには、オットキャスト以外のブランドもありますが、私が知る限りオットキャストが最大手かつ最もシェアの高いトップブランドだと思います。
オットキャストおすすめAI BOX比較ランキング
ここでは、オットキャストブランドのAI BOX製品ラインナップの中からおすすめの3機種を厳選し、ランキング形式で紹介していきます。
1位:オットキャストOttoAibox P3
おすすめのオットキャスト第1位は2023年に発売のSIMカード対応・HDMI対応の上級モデルOttoAibox P3です。OttoAibox P3はPICASOU2の後継モデルですが、進化した点はフルカラーのイルミネーション追加やAndroid OSの最新化などそれほど多く無いので、性能差と価格差のバランスを見極め、価格差によっては廉価版のOttoAibox P3 LiteまたはPICASOU2を選択いただくなど慎重に検討いただくのがおすすめです。
ちなみに、私もこちらのオットキャストOttoAibox P3を実際に購入済で、上図はレクサスNX350に接続して使用している状態です。
オットキャストOttoAibox P3のメリット・デメリット
オットキャストOttoAibox P3の良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。
2画面分割(ナビ+動画等)の表示エリア横幅を5:5/3:7/7:3に変更可能
HDMI出力対応で後席画面や家のTVにも接続できダウンロードや設定作業可能
最高クラス性能(スナドラ665+メモリ8GB)で量販スマホ+αの反応速度
HDMI出力機能以外は同スペックのCarlinKit Tbox Plusより約16,000円高い
イルミネーション機能は点灯タイミングが音楽に微妙に合わない
新しめの機種なのでトラブル対処方法等のネット情報等がまだ少ない
OttoAibox P3が他機種に対して特に優れているのは、2画面分割表示をした場合の横幅を5:5/3:7/7:3と様々なパターンに変更できる点です。
オットキャストOttoAibox P3の最新価格と購入方法
オットキャストOttoAibox P3の最新価格は以下の通りです。
【公式】オットキャストOttocast OttoAibox P3 Android12 HDMI出力8+128GB CarPlay AI Box 2023新型ai box ...
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定価は60,000円程度ですが、不定期で割引セールを行っており、運が良ければ2~3,000円引き程度の値引きで買えます。購入ルートは基本的に、アマゾン・楽天・ヤフーショッピングなどのネット通販ですが、地域によってはオートバックス・イエローハット・ジェームスなどのカー用品店実店舗での取り扱いもあります。とは言え、ネットの方が価格が安い場合が多かったり、専門的な取付作業が不要(USB端子に挿すだけ)でだったりするので、結局ネット通販での購入がおすすめです。
2024年にこちらのP3の廉価版にあたるP3 Liteが発売され、メモリ容量削減(8+128GB → 4+64GB)とHDMI出力廃止の代わりに1万円以上安くなっているので、まずはなるべく性能よりも価格優先でオットキャストを手に入れたい方にはおすすめです。
【公式】Ottocast オットキャスト OttoAibox P3 Lite CarPlay AI Box アダプター Android Carアダプター An...
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ちなみにオットキャストOttoAibox P3には、製造元のカルチザン (Cartizan)社がオットキャストブランドでは無く自社社名ブランドをそのまま利用し、性能はそのままにケース外観を少しコストダウンしたモデルのCartizan Tboxと呼ばれるモデルもあり、見た目にこだわりが少なければコスパ的にはおすすめです。
CARTISAN【技適認証済】CarPlay TBox AI BOX CarPlayワイヤレスアダプター カープレイドングル オーディオ...
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MILEL MB-301とオットキャストP3の違い
オットキャストの一部機種にはMILEL(ミレル)と呼ばれる姉妹品が存在します。
MILEL MB-301とオットキャストP3、MILEL MB-201とオットキャストPICASOU2は、ハードウェアやソフトウェアのスペックは基本的に同じですが、以下の通り見た目や付属品に違いがあります。
- MILELの方がプリインストールアプリが多い(後から自分でアプリインストール可能なので実質違い無し)
- MILELの方が付属品が多い(Bluetoothマウスリモコンの形や付属有無、ミニHDMIケーブルの付属有無等)
- 本体上にあるフルカラー照明ロゴマークの見た目の違いあり
- 梱包箱のデザインの違いあり
- 販売及びサポート代理店の違いあり
よって、MILELとオットキャストのどちらを買うか迷った場合は、見た目の好みや購入タイミング時点でのセール有無含めた価格の安さでどちらにするか決めてしまって問題無いと思います。
ちなみに、
- オットキャストOttoAibox P3の姉妹品:MILEL MB-301(品薄在庫限り)
- オットキャストPICASOU2の姉妹品:MILEL MB-201(販売終了)
です。
2位:オットキャストOttoAibox P3 Lite
続いて、おすすめのオットキャスト第2位は、上級モデルOttoAibox P3からメモリ容量削減(8+128GB → 4+64GB)とHDMI出力廃止の代わりに1万円以上安い価格設定で2024年に発売のOttoAibox P3 Liteです。
現在PICASOU2が売切れ間近で入手困難なので、価格を抑えた廉価モデルが良い場合は、こちらの P3 Liteがおすすめです。
オットキャストOttoAibox P3 Liteのメリット・デメリット
オットキャストOttoAibox P3 Liteの良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。
2画面分割(ナビ+動画等)の表示エリア横幅を5:5/3:7/7:3に変更可能
本体64GB+最大256GBのSD対応でオフライン用データを大量に保存可能
最高クラス性能(スナドラ665+メモリ4GB)で量販スマホに近い反応速度
同スペックのCarlinKit Tbox Plus 64GBより約1,000円高い
イルミネーション機能は点灯タイミングが音楽に微妙に合わない
新しめの機種なのでトラブル対処方法等のネット情報等がまだ少ない
OttoAibox P3 LiteにもOttoAibox P3と同様に、2画面分割表示をした場合の横幅を5:5/3:7/7:3と様々なパターンに変更できる機能が搭載されています。このような画面分割幅変更機能が搭載されているオットキャストは現状、OttoAibox P3 Lite、OttoAibox P3の2機種のみです。
オットキャストOttoAibox P3 Liteの最新価格と購入方法
オットキャストOttoAibox P3 Liteの最新価格は以下の通りです。
【公式】オットキャストOttocast OttoAibox P3 Lite 4+64GB CarPlay AI Box Android 12搭載 新型AI Box カ...
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OttoAibox P3 Liteは定価は37,000円程度ですが、こちらも不定期で割引セールを行っており、運が良ければ2~3,000円引き程度の値引きで買えます。購入ルートはこちらも基本的に、アマゾン・楽天・ヤフーショッピングなどのネット通販ですが、地域によってはオートバックス・イエローハット・ジェームスなどのカー用品店実店舗での取り扱いもあります。とは言え、ネットの方が価格が安い場合が多かったり、専門的な取付作業が不要(USB端子に挿すだけ)でカー用品店で買う必要も無かったりするので、結局ネット通販での購入がおすすめです。
3位:オットキャストPICASOU2
おすすめのオットキャスト第3位は2022年に発売のSIMカード・HDMI対応の上級モデルPICASOU2です。ちなみに、私もこちらのオットキャストPICASOU2(と中身が同じで販売代理店が違うMILEL MB-201)を実際に購入済で、上図はトヨタRAV4ハイブリッドに接続して使用している状態です。
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オットキャストPICASOU2のメリット・デメリット
オットキャストPICASOU2の良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。
最高クラス性能(スナドラ665+メモリ4GB)で量販スマホに近い反応速度
HDMI出力対応で後席画面や家のTVにも接続できダウンロードや設定作業可能
本体64GB+最大128GBのSD対応でオフライン用コンテンツを大量に保存可能
SIMカード/SDカードの入替がイジェクトピン方式なのでやや出し入れしにくい
やや古めのAndroid OS 10(2019年)で各アプリのサポート終了リスク有
HDMI出力機能以外は同スペックのCarlinKit Tbox Plusより約18,000円高い
これらのデメリットを知った上で、私がオットキャストPICASOU2(MILEL)を購入した理由は、デメリットを上回るメリットを感じたからです。ちなみに私は、後席ディスプレイへの接続計画は無かったので18,000円安いCarlinKit Tbox Plusとかなり迷いました。しかし、家のディスプレイにHDMI接続して高速なWi-Fi接続環境下でアマゾンミュージックやアマゾンプライムビデオのダウンロード作業を行いたかったので、最終的にオットキャストPICASOU2(MILEL)に決めました。
CarlinKit(カーリンキット)とOTTOCAST(オットキャスト)の違いについては、こちら”Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較!CarPlayでYouTubeを“の記事にまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。
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オットキャストPICASOU2の最新価格と購入方法
PICASOU2(ピカソ2)は定価は53,000円程度ですが、不定期で割引セールを行っており、運が良ければ1万円引き程度の大幅値引きで買えます。ただ現在は在庫処分のタイミングとなっており、在庫が見つかれば格安で購入可能ですが売切れで買えない店舗も多いです。
購入ルートは同じく、アマゾン・楽天・ヤフーショッピングなどのネット通販が基本ですが、地域によってはオートバックス・イエローハット・ジェームスなどのカー用品店実店舗での取り扱いもあります。とは言え、ネットの方が価格が安い場合が多かったり、専門的な取付作業が不要(USB端子に挿すだけ)でだったりするので、結局ネット通販での購入がおすすめです。
【公式】オットキャストピカソウ2 Ottocast PICASOU2 CarPlay AI Box S40 2022新型 HDMI 出力 4G-LTE 大容...
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ちなみにオートバックスには、オートバックス専売モデルのPICASOU2 RAM8 PCS41があり、こちらはネット通販としては楽天またはヤフーショッピングはからも購入可能でした。オートバックス専売モデルの方が黒いプラスチックの部分が多くややコストを抑えた見栄えの反面、RAM容量が2倍の8GBになっており、見た目よりもメモリ容量が多い安定動作を重視される方は、AUTOBACS専売モデルPICASOU2 RAM8 PCS41もおすすめですが現在は品薄または売切れとなっています。
↓↓↓PICASOU2オートバックス専売モデルRAM8 PCS41↓↓↓
また、オットキャストPICASOU2と基本的に製品の中身が同じで販売代理店と名前だけが違う類似品:MILEL(ミレル) MB-201という製品もありましたが、現在は売切れとなっています。MILEL MB-201はオットキャストPICASOU2の偽物などでは無く、同じ製造元で販売代理店が違うだけです。
いろいろ書きましたが、オットキャストPICASOU2は現在品薄で入手困難なので、現実的には後継機種であるOttoAibox P3または廉価版のOttoAibox P3 Liteまたはもし奇跡的に在庫があればPICASOU2を選択いただく流れになると思います。
オットキャストPICASOU2やPICASOU2 ProやP3(PICASOU3)などのシリーズに特化した、各機種の違い・設定/接続方法については、こちら”オットキャストPICASOU2/P3/Proの対応車種/接続方法/違い“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
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オットキャストAI BOX共通のおすすめ理由
オットキャスト製に限らず、AI BOXがおすすめであり、今人気が高い理由は、以下のようなメリットがデメリットが大きく上回るからです。まず、オットキャストAI BOXに共通する具体的なメリットは以下の通りです。
YouTube/プライムビデオ/TV(見逃し配信含)等が見れる
キャンセラー取付無で走行中も見れるし操作もできる
USBで挿すだけの簡単取付なので取付作業代が不要
続いて、デリットは以下の通りです。
スマホやCarPlay/Android Autoと比べて使い勝手がやや悪い
HDMI不要なら同スペックのCarlinKitよりも価格が割高
毎回、起動待ち時間(+10秒程度)が必要
オットキャストに限らずAI BOXの最大のデメリットは、スマホやCarPlay/Android Auto接続の操作性と比べて、
- 操作や表示の反応がやや悪い、たまにアプリが落ちる
- 一度エンジン切った後(コンビニ休憩等)、続きから再生できない(特に動画アプリ)
- 画面レイアウトのバランスが悪い(たぶん高解像度のスマホを前提に設計されてるアプリが多いため)
である点です。ただし、多少はイライラするものの、使い続けれないレベルの致命的欠点では無いです。
また、オットキャスト特有のデメリットとしては、HDMI出力が不要な人にとっては、同じハードスペックのCarlinKit製AI BOXより1万円以上も価格が割高なことです。詳細は後ほど書かせていただきますが、特にオットキャストブランドにこだわりが無ければ、CarlinKit製AI BOXを選択すればこちらのデメリットは無くなります。ちなみに私は下図の通り、試しにCarlinKitブランドのAI BOXも購入して使ってみましたが、全く問題無く使用可能です。
CarlinKitブランドのAI BOXに特化したAI BOXの選び方や具体的できる事については、こちら”Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較!CarPlayでYouTubeを“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
オットキャストの種類と最新全機種比較
オットキャストの種類
オットキャストは、AI BOXのブランド名またはその製品名として使われますが、オットキャストブランド製品には大きく分けて以下2種類の機器があります。
- CarPlayやAndroid Autoの有線接続を無線接続化するワイヤレスアダプター
- CarPlay有線接続経由で動画等のアプリが使えるCarPlay AI BOX
ここで、ワイヤレスアダプターとAI BOXは全然違う機器であり、YouTubeなどの動画アプリはAI BOXでのみ利用可能です。
よって、YouTubeなどの動画アプリを使いたい場合は、必ずAI BOXを選択する必要があります。逆にワイヤレスアダプターをメインで使いたい場合は、AI BOXに内蔵されてるワイヤレスアダプターよりも単体のワイヤレスアダプターの方がおすすめです。
理由は、AI BOXだと単体のワイヤレスアダプターと比べて、ワイヤレス接続時の応答性が悪かったり、価格が高かったりするからです。オットキャストの単体ワイヤレスアダプターの詳細については、こちら”OTTOCASTのiPhone/Androidワイヤレスミラーリングアダプター全比較“の記事にまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。
オットキャストの最新全機種比較
オットキャスト最新全機種の比較一覧表を以下の通りまとめてみました。各モデルのスペックや機能の違いをご確認いただければと思います。
機種名 | おす すめ |
実売 価格 |
SoC (CPU) |
RAM +ROM |
OS | You Tube |
Amazon Prime |
2画面 分割 |
HDMI 対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
【24年10月発売】 オットキャスト OttoAibox P3 Lite |
○ | ○ 3.7 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
– |
オットキャスト PICASOU2 【品薄】 |
○ | ○ 4.2 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
△ (出力 のみ) |
オットキャスト OttoAibox P3 PICASOU3 |
◎ | △ 5.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
◎ 8+128 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
△ (出力 のみ) |
オットキャスト PICASOU2 Pro |
○ | △ 5.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
○ (入力 +出力) |
【売切れ】 |
○ | ○ 4.5 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
◎ 8+256 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
△ (出力 のみ) |
※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もありますがご了承下さい。
改めて、オットキャストのAI BOXの主な使い方のパターンと、おすすめ機種上位ランクイン3モデルは以下の通りです。
■オットキャスト OttoAibox P3 Lite
後席画面にHDMI出力不要 or 駐車場で家のWi-Fi電波が受かるコスパ優先な人向け
■オットキャスト PICASOU2 (品薄)
後席画面にHDMI出力したい or 家の中で設定やダウンロード作業したいコスパ優先な人向け
AI BOX全機種比較(オットキャスト以外含)
次にオットキャスト以外のブランドも含め、ほぼ全種類のAI BOXに対する価格vs性能の比較を行い、おすすめ機種はどれか?を検証してみました。実は、オットキャストと同じ性能にもかかわらず割安な後発ブランドの機種もありますので、是非確認いただきたいです。また、AI BOXの中にはYouTubeは見れるけどAmazonプライムビデオは見れない機種もありますが、さすがにプライムビデオが見れないのは機能不足と考え、以下リストからは除外してます。
機種名 | おす すめ |
実売 価格 |
SoC (CPU) |
RAM +ROM |
OS | You Tube |
Amazon Prime |
2画面 分割 |
HDMI 対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Herilary C9 |
△ | ○ 1.7 万円 |
△ Qualcomm QCM2290/2GHz |
△ 2+8 GB |
○ Android 11 |
○ | ○ | – | – |
Herilary C7 |
△ | ○ 2.2 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 11 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
– |
CarlinKit TboxPlus 64GB |
○ | ○ 3.6 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
– |
DRIVIM CPC-200 TboxPlus |
○ | ○ 2.4 万円 |
〇 Qualcomm QCM6225/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
– |
KEIYO APPCAST AN-S109 |
○ | ○ 3.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
– |
【24年10月発売】 オットキャスト OttoAibox P3 Lite |
○ | ○ 3.7 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
– |
CarlinKit TBoxPlus 128GB |
◎ | ○ 4.1 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
– |
【数量限定】 CarlinKit Tbox Ambient |
◎ | ○ 4.4 万円 |
〇++ Qualcomm SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
– |
【24年6月発売】 CarlinKit Aibox-HDMI |
◎ | ○ 4.8 万円 |
〇++ Qualcomm SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
〇 (出力 のみ) |
オットキャスト PICASOU2 【品薄】 |
○ | ○ 4.2 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
〇 (出力 のみ) |
DRIVM D-BOX 220 |
◎ | 〇 4.8 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
〇 (出力 のみ) |
オットキャスト OttoAibox P3 PICASOU3 |
◎ | △ 5.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
〇 (出力 のみ) |
KEIYO APPCAST II 2 AN-S109 II |
◎ | ○ 4.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
◎ (入力 +出力) |
KEIYO APPCAST III 3 AN-S129 |
◎ | △ 5.0 万円 |
非公開(↓予測) Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
◎ (入力 +出力) |
オットキャスト PICASOU2 Pro |
○ | △ 5.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
◎ (入力 +出力) |
※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もあります
※上記は2024年11月時点の情報であり、オットキャストU2-GT、Herilary C8など日本で販売終了した旧モデルは削除するなど随時最新情報を掲載中ですが、一時的に売切れのモデルはリンク先で代替品が表示される場合があります
AI BOX(オットキャスト以外含)おすすめ機種
オットキャスト以外も含むAI BOX全機種の中からおすすめモデルを厳選すると、以下の通りです。
1.高性能で割安な最もおすすめのAI BOXはCarlinKit Tbox
まず1つ目として、どのAI BOXを選べば分からない方や特にこだわりが無い方は、安定動作につながる8GBのRAMと高性能SoC(CPU)のクアルコムQCM6125搭載の観点より、CarlinKit Tboxシリーズが間違い無く安心です。
Tbox Plus 128GBとTbox Ambient 128GBの最大の違いはSoCがQCM6125かSM6225かの違いですが、スペック的にはSM6225が上であるものの、私が実際に使ってみた限り有意な性能差は無しでした。よって、ケース外観のフルカラーイルミネーション機能の有無と価格差でどちらかお好きな方を選択いただければと思います。
最大手オットキャスト製のOttoAibox P3も8GBのRAM搭載と高スペックでおすすめですが、2画面分割幅変更機能や後席モニターや家のTVなどへのHDMI出力機能が不要であれば、CarlinKit Tboxシリーズ 128GBモデルの方が2万円程安いのでコスパ的にもおすすめです。
CarlinKit Tbox Ambient Android13.0システムAi Box 8+128GBワイヤレスCarPlay/ Android Autoアダプター Yo...
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CarlinKit TBox Plus Android13.0システム 日本限定版 8+128GB 無線Android Auto&CarPlay ai box ワイヤレ...
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CarlinKitのAI BOXの選び方や具体的にできる事の詳しい内容については、こちら”Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較“の記事に私が実際に購入して使ってみた体験をまとめてありますので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
CarlinKit(カーリンキット)や OTTOCAST(オットキャスト)と呼ばれるアンドロイドOS搭載AI BOXをCarPlay(カープレイ)対応のカーナビやディスプレイオーディオに接続すると、スマホのCarPlay/Android A[…]
2.HDMI+画面分割幅変更機能付のおすすめAI BOXはOttoAibox P3
【公式】オットキャストOttocast OttoAibox P3 Android12 HDMI出力8+128GB CarPlay AI Box 2023新型ai box ...
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3.HDMI付の割安おすすめAI BOXはCarlinKit Aibox-HDMI
Carlinkit Aibox-HDMI アダプター ワイヤレスCarPlay/Android Auto 8+128GB JP版 純正で有線CarPlay/有線An...
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4.日本メーカー製おすすめAI BOXはKEIYO APPCAST
■KEIYO APPCAST3 AN-S129(HDMI+SIM付)
■KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI付)
■KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)
【公式】 APPCASTⅢ クラウドSIM搭載 カーナビやリアモニターでYouTubeが見られる CarPlay Ai Box 10ギガ付...
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オットキャスト以外のAI BOXの品薄問題
ちなみに、上記のCarPlay AI BOXはAmazon/楽天/Yahooショッピング等のネット通販から購入可能ですが、機種によっては品薄状態が続いているので、なるべく在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。
オットキャストはわりと大手メーカーですが、特にCarlinKit・DRIVM・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いのですぐ品薄になりがちです。もし一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか分からず、次の休日に間に合わないなどまさに欲しいタイミングで買えないこともあるのでご注意下さい。
AI BOXのおすすめ機種の詳細については、こちら”CarPlay AI BOXおすすめ4選比較“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
CarPlay AI BOX(カープレイ エーアイボックス)と呼ばれる後付け機器あれば、車のUSBポートに接続するだけで、カーナビやディスプレイオーディオのモニター画面でYouTube・プライムビデオ・TVerなどの動画が見れるようになりま[…]
オットキャストAI BOXの対応車種
PICASOU2などオットキャストのAI BOXが接続できて使える対応車種/対応ナビとは、基本的にUSBケーブル接続による有線CarPlay接続対応車/対応ナビです。純正ナビじゃ無くても、有線CarPlay接続対応ナビであれば使用可能です。ただし、無線CarPlayのみ対応車やAndroid Autoのみ対応車には非対応で使用不可能です。
実際、ほとんどの有線CarPlay対応車(だいたい2017年式以降)では利用可能ですが、まとめると以下の通りです。
■1)有線CarPlay対応+画面タッチ操作対応(トヨタ/一部レクサス/スズキ/日産/VW/Benz等)
⇒そのまま使用可能
■2)有線CarPlay対応+画面タッチ操作非対応(マツダ/一部レクサス等)
⇒Bluetoothリモコンを使えば使用可能だが現実的には非推奨
※有線CarPlay対応の一部の車または無線CarPlayのみ対応(BMW/MINI/一部のスバル等)
⇒使用不可能
私も実際、トヨタ、レクサス、VW、Benz、Porscheの車ではちゃんと使えることを日々確認済ですので、ほとんどの有線CarPlay対応車では利用可能なのは間違いないですが、車メーカー別の対応車種と対応時期をもう少し詳しく書くと以下の通りです。
■トヨタ:2020年~(2023年~USB-Aなら補助電源必要)
■レクサス:2022年~(2023年~USB-Aなら補助電源必要)
■スズキ:2021年~(後付対応なら可)
■ダイハツ:2021年~(後付対応なら可)
■日産:2022年~(後付対応なら可)
■ホンダ:2019年~(後付対応なら可)
■スバル:2019年~(一部2023年~対応不可)
■フォルクスワーゲン:2016年~
■メルセデスベンツ:2016年~
オットキャストの対応車種については、こちら”オットキャスト対応車種/時期詳細!トヨタ/レクサス/スズキ/日産等“の別記事でさらに詳しくまとめましたので、もし良ければ合わせてご参考にどうぞ。
トヨタのオットキャストAI BOX対応車種
上図は私が2022年式トヨタクラウンのトヨタコネクテッドナビ対応ディスプレイオーディオにオットキャストPICASOU2を接続してみた例です。トヨタの純正ナビ・ディスプレイオーディオは2020年頃からと、他メーカーよりやや遅れたタイミングでオットキャストの接続に必要なCarPlayに対応し始めました。具体的には、だいたい2020年頃以降にモデルチェンジした車はCarPlay対応=オットキャスト対応と考えて問題ありません。
ちなみに、Apple公式サイトにもCarPlay対応状況は記載されており目安にはなりますが、こちらは主に米国での販売車種の対応状況となるので、例えばハリアーがVenza(ハリアーの米国での名前)と書かれてたり、米国で販売されていないアルファード・ライズが掲載されていなかったり、モデルによっては日本向け販売モデルのCarPlay対応時期と大きく違ってたりします。さらに、オットキャストは有線CarPlay接続にのみ対応ですが、Apple公式サイトでは無線・有線CarPlay接続対応が区別されて無いのでオットキャストの対応車種が断定不可能です。
そこで、トヨタの主要車種の詳細なオットキャスト対応(有線CarPlay対応)時期について、トヨタの日本向け販売モデルに対する正確な公式情報の調査結果を以下の通り書かせていただきます。トヨタ車以外の車名別のオットキャスト対応車種が知りたい場合は、こちら”オットキャスト対応車種/時期詳細!トヨタ/レクサス/スズキ/日産等“の別記事に詳しくまとめましたので、ご参考にどうぞ。
車名(トヨタ) | 販売時期 | オットキャスト AI Box対応 |
モデル 系統 |
---|---|---|---|
アルファード ヴェルファイア |
2023年06月~ | 〇 | 40系 |
2020年01月~ | 〇 | 30系MC後 | |
2018年01月~ | × | ||
2015年01月~ | × | 30系MC前 | |
ノア ヴォクシー |
2022年1月~ | 〇※1 | 90系 |
2014年1月~ | × | 80系 | |
ハリアー | 2022年09月~ | 〇 | 80系 |
2020年6月~ | 〇 | ||
2013年12月~ | × | 60系 | |
RAV4 | 2022年10月~ | 〇※1 | 50系MC後 |
2020年08月~ | 〇※2 | 50系MC前 | |
2019年04月~ | × | ||
カローラ カローラ ツーリング |
2022年10月~ | 〇 | 210系 MC後 |
2019年9月~ | 〇 | 210系 MC前 |
|
カローラクロス | 2023年10月~ | 〇 | 10系 |
2021年9月~ | 〇 | ||
カローラスポーツ | 2022年10月~ | 〇 | 210系 MC後 |
2019年09月~ | 〇 | 210系 MC前 |
|
2018年06月~ | × | ||
ヤリス | 2024年01月~ | 〇 | 210系 |
2019年12月~ | 〇 | ||
GRヤリス | 2024年03月~ | 〇 | 10系 |
2020年09月~ | 〇 | ||
ヤリスクロス | 2024年01月~ | 〇 | 10系 |
2020年8月~ | 〇 | ||
プリウス | 2023年1月~ | 〇 | 60系 |
2021年6月~ | 〇※2 | 50系MC後 | |
2018年12月~ | × | ||
2015年12月~ | × | 50系MC前 | |
シエンタ | 2022年8月~ | 〇※1 | 10系 |
2015年7月~ | × | 170系 | |
クラウン クロスオーバー |
2022年7月~ | 〇※1 | 230系 |
クラウンスポーツ | 2023年10月~ | 〇 | 230系 |
ランドクルーザー 300 |
2021年08月~ | 〇 | 300系 |
ランドクルーザー 200 |
2015年08月~ | × | 200系 |
ランドクルーザー 250 |
2024年04月~ | 〇 | 250系 |
ランドクルーザー プラド |
2020年08月~ | 〇※2 | 150系 MC後 |
2017年09月~ | × | ||
ライズ | 2021年3月~ | 〇※2 | 200/ 210系 |
2019年11月~ | 〇※2 |
※1補助電源ケーブル必要(USB Type-A端子の場合)
※2メーカーオプションDA装着車のみ
トヨタ車のオットキャスト対応を簡単にまとめると、以下の通りとなります。
- メーカー装着コネクテッドナビ対応DA(USB-type-A):電源補助ケーブルでオットキャスト対応
- メーカー装着コネクテッドナビ対応DA(USB-type-C):そのままでオットキャスト対応
- メーカー装着T-Connetナビキット対応DA:そのままでオットキャスト対応
- 販売店装着ナビ:オットキャスト非対応だがCarPlay対応ナビ/DAに交換すればオットキャスト対応可
ちなみに車が無線CarPlay対応であってもオットキャストは無線CarPlay接接続には非対応であり、有線CarPlay接続のみの対応です。
オットキャストAI BOXのおすすめ機能
ここからは、オットキャストのAI BOXを使うとできるおすすめ機能について、PICASOU2をトヨタのディスプレイオーディオに接続した場合を例に以下3点説明していきます。
- ナビアプリと動画アプリの2画面表示
- ナビアプリと音楽アプリの2画面表示(歌詞表示/ミュージックビデオ表示)
- ランチャーアプリの利用とUIカスタマイズ
ナビと動画の2画面表示が可能
まず、最も定番で同乗者に喜ばれるおすすめ機能が、動画アプリが表示可能になることですが、上図の通りナビ地図案内と動画の2画面同時表示も可能です。上図の例では、
- Yahoo!カーナビアプリ(ナビ地図表示)
- アマゾンプライムビデオアプリ(ちいかわ)
をトヨタクラウンのディスプレイオーディオに2画面で同時表示させています。ちなみに、下図のように画面右下のボタンを長押しする(3秒程度押し続ける)ことで2画面表示が可能になります。
最新のトヨタ・レクサス車のコネクテッドナビ対応ディスプレイオーディオは、2画面表示ができない仕様になってしまったため、オットキャストのAI BOXを使うことで2画面表示も可能になります。
ナビと音楽の2画面表示が可能
続いて、オットキャスト AI BOXと音楽アプリでできることについて紹介していきます。
音楽アプリのアルバムカバーアート表示
まずはアルバムカバーアートと再生・曲送り操作パネルの表示とナビ地図案内との同時表示です。上図の例では、
- Yahoo!カーナビアプリ(ナビ地図表示)
- アップルミュージックアプリ(アルバムカバーアート表示)
を2画面で同時に表示させています。ただし、ここまでならアップルカープレイやアンドロイドオートでもほぼ同じことが可能です。
音楽アプリの歌詞表示
次にAI BOXならではのおすすめ機能・表示方法として、アルバムカバーアートに加えて歌詞表示が可能です。上図の例では、
- Yahoo!カーナビアプリ(ナビ地図表示)
- アップルミュージックアプリ(歌詞表示)
を2画面で同時に表示させています。
音楽アプリのミュージックビデオ表示
さらにAI BOXならではのおすすめ機能・表示方法として、音楽アプリであってもミュージックビデオ動画の表示が可能です。上図の例では、
- Yahoo!カーナビアプリ(ナビ地図表示)
- アップルミュージックアプリ(ミュージックビデオ動画表示)
を2画面で同時に表示させています。
オットキャストで2画面表示できない場合の対策方法
最後に、オットキャストのAI-BOXで2画面表示がうまくできない場合の対策方法について書かせていただきます。
2画面分割表示自体は標準的なランチャーアプリで対応可能ですが、プライムビデオやカーナビ等のアプリ側が2画面表示に非対応の場合があり、強制的に2画面対応させるにはマルチウィンドウサイズの変更設定が必要です。また本設定を行うには、まず開発者向けオプション(ディベロッパーモード)の有効化を行います。
オットキャストPICASOU2の開発者向けオプションの有効化方法
オットキャストPICASOU2で開発者向けオプションを有効化するには、下図の通り、「カー」メニュー内の「工場設定」をタップし、パスコード(パスワード)として「adbdev」と入力します。
開発者向けオプション(ディベロッパーモード)が有効になると、下図のようにシステム設定メニュー内に「開発者向けオプション」と書かれたメニューが表示されるようになります。
オットキャストOttobox P3の開発者向けオプションの有効化方法
オットキャスト Ottobox P3で開発者向けオプションを有効化するには、先ほどのPICASOU2の手順とは異なります。まず、下図の通り「歯車マーク(設定)」をタップして設定メニューに入り、「エンジニアモード」にをタップします。
続いて、「エンジニアモード」メニューの中の
- 「工場生産設定」をタップしてパスワードとして「126」を入力して工場モードを有効化、一旦戻る
- 再度「工場生産設定」をタップしてパスワードとして「20200817」を入力して開発者モードを有効化
と2段階でパスワードの入力を行います。
上記パスワードについては私の好きなYouTubeチャンネル「鈍速チューブ」を参考にさせていただきました。また、ファームウェアのバージョンによっては、上記手順で対応できない場合もあるようです。開発者向けオプション(ディベロッパーモード)が有効になると、下図のようにシステム設定メニュー内に「開発者向けオプション」と書かれたメニューが表示されるようになります。
2画面表示強制対応用のマルチウィンドウでのサイズ変更有効化方法
開発者向けオプションをタップすれば、開発者向けオプションメニューの中に入ることができます。次に開発者向けオプションメニュー内のリストを下のほうにスクロールして行くと、「マルチウィンドウでのサイズ変更不可を有効にする」と書かれたメニューがあるので、こちらをONにします。
これで、アマゾンプライムビデオやカーナビ等の2画面表示非対応アプリであっても、2画面表示が可能になります。
ランチャーアプリでUIカスタマイズが可能
最後にこれこそAI BOXならではのおすすめ機能・表示として、ランチャーアプリを使ったUI(ユーザーインターフェース)のカスタマイズ例について紹介します。上図は、オットキャストPICASOU2の初期設定のランチャー表示ですが、こちらにCar Launcherという別のランチャーアプリを入れると、下図のような全く異なったレイアウトのUI表示に変更可能です。
アンドロイドアプリの世界では、このようなランチャーアプリは、無料のものも含めて数多く提供されています。ランチャーアプリによるUI変更では、単にレイアウトの変更だけでなく、上記のように少し懐かしいグラフィックイコライザー表示の追加なんかも可能です。
オットキャストおすすめAI BOXまとめ
以上ここでは、オットキャストを中心にAI BOXのおすすめ機種について、紹介してきました。
最後にポイントをおさらいすると、オットキャストのおすすめAI BOXは以下の3機種でした。
■オットキャスト OttoAibox P3 Lite
後席画面にHDMI出力不要 or 駐車場で家のWi-Fi電波が受かるコスパ優先な人向け
■オットキャスト PICASOU2 (品薄)
後席画面にHDMI出力したい or 家の中で設定やダウンロード作業したいコスパ優先な人向け
現状最大手で実績もあるAI BOXのブランドはオットキャストですが、もしオットキャストブランドにこだわらないのであれば、さらに低価格で高性能な選択肢もあり、以下の機種がおすすめです。
■KEIYO APPCAST3 AN-S129(HDMI+SIM付)
■KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI付)
■KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)
これらのAI BOXはAmazon/楽天/Yahooショッピング等のネット通販からの購入可能ですが、機種によっては品薄状態が続いているので、在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。オットキャストは大手メーカーなのでわりと在庫も豊富ですが、特にCarlinKit・Herilary・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いので品薄になりがちで、一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか不透明なので、欲しいタイミングで手に入らない場合もあるので注意が必要です。
オットキャスト以外も含めたAI BOXのおすすめ機種の詳細については、こちら”CarPlay AI BOXおすすめ4選比較“の記事でも詳しくまとめてありますので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
AI BOXでオンラインコンテンツを楽しむ際に必要となるインターネット接続ですが、SIMカード・テザリングWi-Fi・車内専用Wi-Fiなどいろいろある中、どの方法がコストパフォーマンス良くおすすめか?については、こちら”オットキャスト等にSIMカードは必要!?4つの接続方法と通信料節約術“の記事に書かせていただきましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。