CarPlay AI Box おすすめ7選2025年版!失敗しない選び方5箇条

CarPlay AI Box(カープレイ・エーアイボックス)があれば、車の画面YouTube・TVerなどの動画走行中も見れたり、Googleマップ・ヤフーカーナビなどナビアプリが使えたりします。

CarPlay AI BOXおすすめ機種比較2025

ただ問題なのが CarPlay AI Boxは、2~6万円と価格幅が広く20種類以上もの多くのモデルがあるので、選ぶのに迷ってしまうことです。😵

そこでここでは、Ottocast(オットキャスト)CarlinKit(カーリンキット)など5種類のCarPlay AI Box3年間使ってみた私の実体験から、以下の項目について解説していきます。⚡

以下の悩みをお持ちの方は、特に参考にしていただけると思います。

  • 車にDVDプレーヤーが無くて困ってる人
  • 走行中の映像規制キャンセラーが無い
  • AIBOXは何を基準に選ぶべきか迷う
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自動車エンジニア KYO(きょー)

 自動車会社で車室内企画開発を20年担当

 年間30車種以上試乗最新技術を分析中

 開発現場で得た車ノウハウブログ発信中

目次
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【2025年春版】CarPlay AI Box おすすめ機種

まず初めに、2025年春現在CarPlay AI Boxのおすすめ機種の結論を紹介します。

【結論】CarPlay AI Box おすすめ7機種!

私の3年間のCarPlay AI Box 使用経験から、おすすめ機種として4種類7モデル厳選すると、以下の通りです。

  1. コスパ最強】CarlinKit Tbox Plus
  2. コスパ最強イルミ付】CarlinKit Tbox Ambient
  3. 高機能&人気】オットキャストOttoAibox P3
  4. 高機能&人気OEM】DRIVIM D-BOX 220
  5. 日本製】KEIYO APPCAST3
  6. 高機能&高コスパ】CarlinKit TBox UHD
  7. 高機能&高コスパOEM】JESIMAIK TBox UHD

このあと、CarPlay AI Box 各機種毎のおすすめの理由、レビュー、メリット・デメリットについて紹介していきます。

 

そもそもCarPlay AI Box とは?

CarPlay AI-BOXでプライムビデオを車で見る方法

そもそもCarPlay AI Boxとは、簡単に言うとAndroid OS内蔵の後付けUSB機器で、画面を持たないスマホのような機器です。

CarPlay AI Boxを使えば、動画・音楽・SNSなどのあらゆるアプリが使えるので、例えば上図のようにAmazonプライムビデオを車のモニター画面で見ることも可能です。

 

【コスパ最強】CarlinKit Tbox Ambient / Plus

レクサスNX純正ナビとCarlinKit Tbox Ambient 128GBモデル

まず1つ目として、「価格が高すぎると困る」「特に強いこだわりは無いので迷う」と思われる人向けにおすすめのCarPlay AI Boxが、上図の CarlinKit Tbox Ambient または CarlinKit Tbox Plus です。

コストパフォーマンスが高いことが特徴の機種で、「CarlinKit」は、「カーリンキット」と読みます。

上図は CarlinKit Tbox Ambient を CarPlay AI Box 対応車種の2021年式レクサスNX350へ接続している例です。

コスパ最強 CarPlay AI Box
CarlinKit Tboxシリーズ

CarlinKit Tbox Ambient 128GB(イルミ)
CarlinKit Tbox Plus 128GB(イルミ)

 

CarlinKit Tbox Ambient / Plusのおすすめ理由

CarlinKit Tbox Ambient / Plusがおすすめの理由は、フリーズ・もたつきが発生しにくい大容量メモリ(4~8GB)と高性能SoC(クアルコム製SM6225 / QCM6125)が内蔵されているわりに価格が安いことです。

例えば、オットキャスト製のOttoAibox P3も同等の8GBのメモリ高性能SoC クアルコム製SM6125を搭載しており性能的にはおすすめですが、機能的に2画面分割幅の変更や後席モニターや家で使う場合のTV画面へのHDMI出力が不要であれば、CarlinKit Tbox Ambient / Plusの方が2万円以上安い価格で販売されており、間違いなくコストパフォーマンスが高くておすすめです。

特に、CarlinKit TBox Plus 128GBは、CarlinKit全モデルの中で上から3番目の高性能モデルに位置付けられており、性能と価格とのバランスが最も優れたモデルです。4万円前後で購入可能にもかかわらず、高性能SoC(クアルコム製QCM6125)内蔵で量販スマホ並みの反応速度を誇る機種です。

CarlinKit AI BOX 主要モデル一覧
CarlinKit
Tbox UHD
HDMI
最高性能HDMI端子付モデル
(8コア スナドラSM6225/8+128GBメモリ+HDMI出力)
CarlinKit
Tbox Ambient
128GB
最高性能イルミ付モデル
(8コア スナドラSM6225/8+128GBメモリ+イルミネーション機能)
CarlinKit
TBox Plus
128GB
最高性能モデル
(8コア QCM6125/8+128GBメモリ)
Carinkit
Tbox Ambient
64GB
高性能イルミ付モデル
(8コア スナドラSM6225/4+64GBメモリ)
CarlinKit
Tbox Plus
64GB
標準性能モデル
(8コアQCM6125/4+64GBメモリ)
Carlinkit
Tbox Ambient
SE 64GB
標準性能イルミ付モデル
(8コア スナドラQCM6125/4+64GBメモリ)
CarlinKit
V3
旧標準性能モデル ※売切れ
(8コア スナドラSDM450/4+64GBメモリ)
CarlinKit
V3 mini
廉価モデル ※売切れ
(4コアSoC/3+32GBメモリ)

ちなみに、CarlinKit Tbox Plusの外観は、他モデルのCarlinKit V3やCarlinKit V3 miniと見分けが付きにくいので、購入時には間違えないよう注意が必要です。とは言え、実はよく見ると微妙に色が違っており、

  • CarlinKit Tbox Plus:濃い青色
  • CarlinKit V3やCarlinKit V3 mini:黒色

です。見た目はほぼ同じですが、中身の性能は全く違うので要注意です。

 

CarlinKit Tbox Ambient / Plusの違い

CarlinKit Tboxシリーズには、外観デザイン違いでTbox AmbientモデルとTbox Plusモデルとの2種類があり、さらに各々メモリ(RAM)+ストレージ(ROM)容量違い8+128GBモデルと4+64GBモデルの2種類があります。

Tbox PlusモデルとTbox Ambientモデルの性能の違いは、SoCがAmbientに搭載のSM6225か、Plusに搭載のQCM6125かですが、厳密なSoC性能としてはSM6225の方が高性能であるものの、私が実際に使ってみた限り有意な性能差は感じませんでした。よって、ケース外観のフルカラーイルミネーション機能の有無価格差でどちらかお好きな方を選択いただければと思います。

 

CarlinKit Tbox Plusのレビュー結果まとめ

ここからは、コスパ最強のCarlinKit Tbox Plusの使用感やレビュー結果について、悪い評判・良い評判の順にまとめて紹介していきます。

 

CarlinKit Tbox Plusの悪いレビュー

CarlinKit Tbox Plusの悪めの評判を記載したレビューを紹介していきます。口コミ評価内容をより深くご理解いただけるように考察も併記します。

 

50代男性トヨタアクアオーナーのCarlinKit Tbox Plusレビュー
今は乗り込んだら問題無く数十秒で繋がるが、最初はなかなか繋がりづらかった
汎用性や多機能性重視のAndroid OS13を搭載したCarlinKit Tboxでは、スマホと同じように起動時に様々なファイルや設定の読み込みが必要なため、ナビやオーディオに機能を絞ったカーナビと比較すると起動時間は長くなります。
また初回起動時や他の車からつなぎ変えた場合は画面解像度のキャリブレーション(調整)を行うので、起動時間が2倍近く長くなります。

 

40代男性トヨタハリアー80系オーナーのCarlinKit Tbox Plusレビュー
エンジンを切る度に接続が切れるのは惜しい
スマホと違ってバッテリーを内蔵しないことでコストダウンを図ってるので、BEVやPHEVなどの電気自動車を除くとエンジンを切ると電源供給が切れまず。
ただし、モバイルバッテリーを使うことでエンジンを切ってもCarlinKit Tboxを起動させ続ける裏技もあります。

 

CarlinKit Tbox Plusの良いレビュー

CarlinKit Tbox Plusの良い評判を記載したレビューを紹介していきます。口コミ評価内容をより深くご理解いただけるように考察も併記します。

 

男性トヨタカローラオーナーのCarlinKit Tbox Plusレビュー

YouTubeとかネトフリ見れるのほんとすごい!これで助手席の人も暇しない!

残念ながらYouTubeやNetflixアプリ対応の純正ナビはテスラなど一部のみでほとんどの車では見れてもTVのみです。

これはカーナビ業界がスマホ業界に追いつけていないのと、IT業界との間に確執があるためですが、この隙間を狙った製品こそがCarlinKit Tbox Plusです。

レビュー原文は以下のX投稿です。

 

40代男性トヨタノア90系オーナーのCarlinKit Tbox Plusレビュー

最初の起動に少し時間がかかるが、起動後は4+64GBモデルでもスムーズに動く

CarlinKit Tbox Plusは4GBものRAMを搭載し、クアルコム製のQCM6125と呼ばれる高性能なSoCを搭載しているため、動画再生や数個程度の複数アプリ同時実行でももたつき無くサクサク動作するハードウェアを備えてます。

 

40代男性トヨタハリアー80系オーナーのCarlinKit Tbox Plusレビュー

4+64GBモデルだと他のAI Boxと比べてかなり安い、2画面でYouTubeやナビが見れるのはいい

CarlinKit Tbox Plusは、オットキャストと比較して高級感では劣るものの作りがシンプルなのと、APPCASTと比較して全世界共通設計で大量生産によるコストダウンを図ってるため、スペックの割に価格が安くできています。

 

20代女性のCarlinKit Tbox Plusレビュー

機械音痴ですが、それでもなんとか接続できて動画を見ることができた

取付作業はUSBに挿すだけですし、設定作業はSIMフリースマホのネット接続と同じレベルの難易度で、WebやYouTubeにもCarlinKit Tbox Plusの設定解説動画が多数UPされてるので、参考にもできます。

 

CarlinKit Tbox Plusのメリットデメリット

ここで、CarlinKit Tbox Plus 128GBの良い点と良くない点(メリットデメリット)をまとめると以下の通りです。

 最高クラス性能(クアルコムQCM6125+メモリ8GB)で量販スマホ並の反応速度

 ほぼ同じスペックのオットキャストOttoAibox P3より2万円安い

 本体128GB最大128GBのSD対応でオフライン用データを大量に保存可能

 一部の車で必要なUSB電源補助(Y字)ケーブル付属品に無く別売り

 HDMI出力機能が無い

2画面分割(ナビ+動画等)表示エリア横幅5:5固定(変更不可)

CarlinKit Tbox Plus 128GBの最新価格は以下の通りです。

ちなみに、CarlinKit Tbox Plusには上記のメモリ8+128GB高性能モデルと、以下のメモリ4+64GB標準性能モデルがあります。

メモリ容量が異なるだけでSoC(CPU)の性能は同じなので、大量にオフライン再生用データ等をダウンロードする予定が無ければ、4+64GBモデルで十分ですが、長く使いたい場合はできるかぎり高スペックな8GB+128GBモデルを選んでおくのがおすすめです。

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【高機能&人気】オットキャストOttoAibox P3 / DRIVIM D-BOX

レクサスNX350に接続中のオットキャストOttoAiBox P3

次に2つ目として、「なるべく高機能・高性能がいい」と思われる人向けに、高機能・高性能なハイエンドCarPlay AI Boxとしておすすめなのが、上図のオットキャストOttoAibox P3です。

OttoAibox P3だと価格がちょっと高いと感じられる方は、中身が全く同じでケース外観だけが違う、OEM機種のDRIVIM(ドライビム)D-BOX 220 もおすすめです。
上図は OttoAiBox P3 を CarPlay AI Box 対応車種の2021年式レクサスNX350へ接続している例です。
HDMI付高機能&人気 CarPlay AI Box
オットキャストOttoAibox P3/P3 OEMモデル
オットキャストOttoAibox P3(大手ブランド)
DRIVIM D-BOX 220(大手OEMブランド)

 

OttoAibox P3 / DRIVIM D-BOX 220のおすすめ理由

オットキャストOttoAibox P3やDRIVIM D-BOX 220がおすすめの理由は、性能的にも大容量メモリ8GBと高性能SoCクアルコム製SM6125が内蔵されており申し分ない上に、2画面分割表示時の横幅変更機能や、家のTVに接続しながらの設定・ダウンロード作業や後席ディスプレイへの接続ができるHDMI出力機能など様々な便利機能も搭載されてるからです。
特に2画面分割時の横幅変更機能については、私もレクサス車やトヨタアルファード採用の14インチディスプレイオーディオや、トヨタハリアー/クラウン採用の12.3インチディスプレイオーディオなどの横長のワイドディスプレイの場合には下図(トヨタクラウンの例)のようにYouTubeなどの動画再生サイズをいい感じに最大化できます。上段の分割幅=5:5の場合は動画の上下幅が余ってしまってますが、下段の分割幅=7:3の場合は動画の上下左右が余ること無く最大化されて画面にフィットします。
オットキャストOttoAibox P3の2画面分割時の7:3動画拡大時
また、動画を表示し続けながら小さくし、ナビ地図表示のサイズをいい感じに最大化することもできます。
上段の分割幅=5:5の場合は地図表示が普通のカーナビの横長画面よりも小さくなってしまってますが、下段の分割幅=3:7の場合は地図が小さくならずに一般的なナビのサイズになりつつ動画も同時に見れる贅沢なレイアウトになっています。
オットキャストOttoAibox P3の2画面分割時の3:7地図拡大時

私も実際使ってますが、動画メインで見たい場合とナビ地図メインで見たい場合は状況によって変わるので、都合よく画面分割幅を変更できるのは本当におすすめです。

 

OttoAibox / MILEL / DRIVIM / CARTISAN の違い

オットキャストOttoAibox P3には、外観デザイン違い販売元違いでオットキャスト以外にもMILEL(ミレル)・DRIVIM(ドライビム)・CARTISAN(カルチザン)の合計4種類のブランドの類似品やOEM品があります。

メモリ(RAM)・ストレージ(ROM)・CPU(SoC)等のハードウェアやソフトウェアは全て共通設計で、下表の通り外観ケースのみが違います。

ケース外観は、オットキャストとMILELが表面クリア仕上げ+スピンドル調加工で高級感がある豪華なケース仕様なのに対し、DRIVIMとCARTISANはシンプルに塗装が施されただけのケース仕様となっており、見た目よりも中身のコストパフォーマンスを重視される方に好まれる仕様です。

類似品
OEM品
ハード
ウェア
ソフト
ウェア
外観ケース
Ottocast
OttoAibox P3

SM6125
2GHz
8+128GB
Android
ver.12
スピンドル調
クリア仕上げ
ottocastロゴ
MILEL
MB-301

【品薄】
同じ 同じ スピンドル調
クリア仕上げ
MILELロゴ
DRIVIM
D-BOX 220
同じ 同じ 塗装仕上げ
DRIVIMロゴ
CARTISAN
Android Box

【品薄】
同じ 同じ 塗装仕上げ
Androidロゴ

MILEL(ミレル)とCARTISAN(カルチザン)は流通量・在庫が少なく時々品薄状態になるので、今回のおすすめ機種の対象外としました。

 

OttoAibox P3のレビュー結果まとめ

ここからは、高機能かつ人気のオットキャストOttoAibox P3の使用感やレビュー結果について、悪い評判・良い評判の順にまとめて紹介していきます。

 

OttoAibox P3の悪いレビュー

OttoAibox P3の悪めの評判を記載したレビューを紹介していきます。口コミ評価内容をより深くご理解いただけるように考察も併記します。

 

20代女性ホンダヴェゼルオーナーのOttoAibox P3レビュー

起動に少し時間がかかるのがストレス…起動時間が速い時もあれば遅い時もある

汎用性や多機能性重視のAndroid OS12を搭載したOttoAibox P3では、スマホと同じように起動時に様々なファイルや設定の読み込みが必要なため、ナビやオーディオに機能を絞ったカーナビと比較すると起動時間は長くなります。

 

30代男性ホンダステップワゴンオーナーのOttoAibox P3レビュー

テザリングだと毎回繋ぎなおしになるし速度も問題なので、SIMカードを有効活用した方が良い

テザリング接続の場合、接続先候補となるWi-Fiアクセスポイントが複数存在するため、自動接続が難しい場合があります。

iPhoneの場合、インターネット共有画面を出しっぱなしにしておくことで解決できる場合があります。

 

60代男性メルセデスG400dオーナーのOttoAibox P3レビュー

ナビが画面タッチ操作タイプで無いためWi-Fi接続に苦労

画面タッチ操作非対応のベンツ純正ナビMBUXの場合、Bluetoothリモコンを使ってマウスカーソルを表示させることで代替操作が可能です。

ただ、文字入力など細かい操作は正直やりづらいので、特にパスワード入力などの初期設定は少し苦労します。

 

OttoAibox P3の良いレビュー

OttoAibox P3の良い評判を記載したレビューを紹介していきます。口コミ評価内容をより深くご理解いただけるように考察も併記します。

 

50代男性トヨタGRヤリスオーナーのOttoAibox P3レビュー

助手席の嫁がTVerやAmazonプライムビデオが見れるようになってかなり良い

残念ながらTVerやAmazonプライムビデオ対応の純正ナビはほぼ存在せず、ほとんどの車では見れてもTVのみです。

これはカーナビ業界がスマホ業界に追いつけていないのと、IT業界との間に確執があるためですが、この隙間を狙った製品こそがOttoAibox P3です。

最近のトヨタ車は走行中にテレビや動画が見れない(キャンセラーを装着すると見れるが安全装備が非作動になる)問題の対策として、オットキャストを導入されたようです。助手席の奥様がTVerやAmazon プライムビデオが見れるようになってかなり良いとのポジティブ評価です。

レビュー原文は以下のX投稿です。

 

40代女性ホンダZR-VオーナーのOttoAibox P3レビュー

簡単にカーナビと接続でき、ネトフリも観れて子供は退屈しなくなった

取付作業はUSBに挿すだけですし、設定作業はSIMフリースマホのネット接続と同じレベルの難易度で、WebやYouTubeにも解説動画が多数UPされてるので、参考にもできます。

また、OttoAibox P3はアンドロイドスマホとほぼ同じなのでもちろんネトフリも見れます。

 

30代男性日産エクストレイルオーナーのOttoAibox P3レビュー

ナビとYouTubeやアマプラなどの動画を2分割で表示できるのがよい、安くは無いがロングドライブの楽しみも増え、購入して良かった

多くの人が車の画面で見たいコンテンツの第1位と2位は、ナビ地図と動画の2つです。

OttoAibox P3ではこれら2つのコンテンツを画面2分割で同時表示することができ、かつ分割幅も可変させることができます。

 

40代男性トヨタヴェルファイア40系オーナーのOttoAibox P3レビュー

問題なく動作、HDMI接続で自宅テレビでも利用

OttoAibox P3にはHDMI出力端子が装備されているので、ご自宅のTVに接続して、大画面でYouTubeやAmazonプライムビデオをご覧いただくことも可能です。

また、動画ダウンロードや設定作業などを車内ではなくご自宅でゆっくり行うことも可能です。

 

OttoAibox P3のメリットデメリット

ここで、オットキャストOttoAibox P3の良い点と良くない点(メリットデメリット)をまとめると以下の通りです。

 2画面分割(ナビ+動画等)表示エリア横幅を5:5/3:7/7:3に変更可能

 HDMI出力対応で後席画面や家のTVにも接続できダウンロードや設定作業可能

 最高クラス性能(スナドラ665+メモリ8GB)で量販スマホ+αの反応速度

 HDMI出力機能以外は同スペックのCarlinKit Tbox Plusより約2万円高い

 イルミネーション機能は点灯タイミングが音楽に微妙に合わない

 新しめの機種なのでトラブル対処方法等ネット情報がやや少ない

オットキャストOttoAibox P3の最大の欠点は価格が高いこと(定価6万円)なので、なるべく安く買いたいと思われる方も多いと思います。

実はオットキャストには最新かつ上級のOttoAibox P3よりも2万円ほど安い廉価版のOttoAibox P3 Liteや旧型版のPICASOU2もあります。

オットキャストOttoAibox P3の最新価格は以下の通りです。

定価は約6万円ですが、不定期で割引セールを行っており、運が良ければ2~3,000円引き程度の値引きで買えます。

オットキャストの種類やラインナップについて詳しく知りたい場合は、こちら”オットキャストおすすめどれがいいかランキング“の記事にまとめましたので、もしよければご参考にどうぞ。

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【日本製】KEIYO APPCAST3 AN-S129

次に3つ目として、「中国メーカー製だとなんとなく不安」と思われる人向けに日本メーカー製のCarPlay AI Boxとしておすすめなのが、KEIYO APPCASTです。
日本のCarPlay AI BOXメーカーである慶洋エンジニアリング社が販売するKEIYO APPCASTシリーズは、HDMIとSIMについてそれぞれ有無が選択可能となっており、スペック的にはオットキャストOttoAibox P3の廉価モデルであるOttoAibox P3 Liteとほぼ同じです。
安心の日本メーカー製 CarPlay AI Box
KEIYO(慶洋) APPCASTシリーズ
KEIYO APPCAST3 AN-S129(HDMI+SIM付)

KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI付)
KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)

 

APP CAST3のおすすめ理由

KEIYO APP CAST3がおすすめの理由は、日本製であることによる安心感日本の販売メーカーから技術面含めた直接サポートが受けられることに尽きます。
CarPlay AI Boxの大手メーカーは、オットキャストのような中国ブランドが多いですが、中国製だと位置情報取得やGoogleアカウント情報取得の面で不安やリスクを感じる方は、日本製のKEIYO APPCASTが安心感の面でもおすすめです。オットキャストやDRIVIMブランドの場合、販売店は日本にありますが、製品自体の企画・設計・製造は中国で行われています。

 

APP CAST3のレビュー結果まとめ

ここからは、安心の日本メーカー製のKEIYO APP CAST3の使用感やレビュー結果について、悪い評判・良い評判の順にまとめて紹介していきます。

 

APP CAST3の悪いレビュー

KEIYO APP CAST3の悪めの評判を記載したレビューを紹介していきます。口コミ評価内容をより深くご理解いただけるように考察も併記します。

 

30代男性のAPP CAST3レビュー

本体の発熱と、電源ケーブルが補助電源用一体で補助電源使わない場合は邪魔なのが気になる

スマホも同じですが、高性能な電子機器を小型化すると構成部品の配置密度が高くなり、排熱スペースが減りがちです。

本体の設置場所として、物入れの中などの閉空間を避けオープントレイなど風通しの良い場所に置くのが熱暴走防止の観点でおすすめです。

 

60代男性パイオニアDMH-SF500接続でのAPP CAST3レビュー

製品は十分満足していますが、値段がもう少し安かったらよかった

APPCAST3は日本製でケース外観デザインやHMIソフトの作り込みに優れ、多くの開発費が投入されている割に日本専用設計となっています。

一方で、全世界共通設計で大量生産によるコストダウンを図ってるCarlinKit Tboxなどと比べると割高感は否めません。

 

APP CAST3の良いレビュー

KEIYO APP CASTまたはAPP CAST3の良い評判を記載したレビューを紹介していきます。口コミ評価内容をより深くご理解いただけるように考察も併記します。

 

60代男性トヨタノア90系オーナーのAPP CASTレビュー

非常にサクサク動作してストレス無く、YouTubeやAmazonプライムビデオがバッチリ視聴できる

APPCASTは4GBものRAMを搭載し、競合モデル同等のクアルコム製 SM6125と呼ばれる高性能なSoCを搭載しているため、動画再生や数個程度の複数アプリ同時実行でももたつき無くサクサク動作するハードウェアを備えてます。

また、車内Wi-Fiのネットワーク環境をうまく活用されつつ、YouTubeやAmazon プライムビデオが見れるようになって良いとのポジティブ評価がある一方で、HDMI出力無仕様のAN-S109ではノアの後席ディスプレイ表示は無理です。

後席ディスプレイへ表示するには、HDMI出力端子付のAPP CAST2 AN-S109 IIかAPP CAST3 AN-S129をお使いいただき、直接後席ディスプレイへ映像を送る必要があります。

レビュー原文は以下のX投稿です。

 

50代男性トヨタハリアー80系オーナーのAPP CAST3レビュー

片道2時間のロングドライブも、Netflixを見ながらだったので苦にならず、奥さんが大満足

残念ながらNetflix対応の純正ナビはテスラなど一部のみでほとんどの車では見れてもTVのみです。

これはカーナビ業界がスマホ業界に追いつけていないのと、IT業界との間に確執があるためですが、この隙間を狙った製品こそがAPP CAST3です。

 

30代男性のAPP CAST3レビュー

本体にギガをチャージ、テザリングなど自分の環境に合わせた使用方法を選べるのは良い

APPCAST3はクラウドSIMを搭載しており、追加のSIM回線契約の手間を省いて手軽に必要な通信容量の購入が可能です。

もちろんWi-Fiにも対応しているので、スマホとのテザリング接続も選べます。

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【高機能&高コスパCarPlay AI Boxのおすすめ】CarlinKit  / JESIMAIK Tbox UHD

最後4つ目として、割安メーカーCarlinKit製HDMI出力付きのAI BOX Tbox UHDもおすすめです。CarlinKit Tbox UHD HDMIはオットキャストOttoAibox P3と基本スペックはほぼ同じにもかかわらず、価格は1万円以上安いです。👍
HDMI付|高機能&高コスパ CarPlay AI Box
CarlinKit 最上位HDMI付モデル
CarlinKit Tbox UHD HDMI(後発割安ブランド)
JESIMAIK Tbox UHD HDMI(後発割安OEMブランド)
CarlinKit Tbox UHD HDMIの最新価格は以下の通りです。

Tbox UHD HDMIにはCarlinKitブランド製品だけでなく、中身がほぼ同じOEM品のJESIMAIK(ジェスマイク)ブランドのCPC-200 Tbox UHD HDMIと呼ばれる製品も存在します。

 

CarlinKit / JESIMAIK Tbox UHDのおすすめ理由

CarlinKit Tbox UHD や JESIMAIK Tbox UHDがおすすめの理由は、フリーズ・もたつきが発生しにくい大容量メモリ(8GB)と高性能SoC(クアルコム製SM6225)を搭載しながら、2画面分割幅の変更や後席モニターに対応したHDMI出力付きであり高性能と高機能が両立されていることです。さらに他機種と比べると価格も安いです。

例えば、オットキャスト製のOttoAibox P3も同等の8GBのメモリ高性能SoC クアルコム製SM6125を搭載していておすすめですが、CarlinKit やJESIMAIK Tbox UHD方が1万円以上安い価格で販売されており、明らかにコストパフォーマンスに優れていておすすめです。

CarPlay AI Box 失敗しない選び方5箇条

ここからはCarPlay AI BOXの性能、機能、価格などの比較結果から、失敗しない選び方のコツを解説していきます。

CarPlay AI BOX選びで重要となる5つのコツは以下の通りです。

  • 1)自分の車は対応車種
  • 2)十分なハード性能/機能があるか(CPU/メモリ/ストレージ/HDMI有無)
  • 3)十分なソフト性能/機能があるか(OSバージョン/対応アプリ/2画面分割)
  • 4)費用対効果が高く予算以内
  • 5)日本国内サポート体制があるか

 

選び方1) 自分の車は対応車種か

CarPlay AI Box選びで最も重要なポイント1つ目は、自分の車が対応車種か事前確認することです。

CarPlay AI Boxの対応車種とは、一言で言うと以下2パターンの車種が該当します。

  • 有線CarPlay機能が純正装着されている車種
  • 有線CarPlay機能内蔵カーナビが後付け装着されている車種

ただし最近増え始めたワイヤレス(無線)CarPlayには非対応で、CarPlay AI Boxには有線CarPlay(USBケーブル接続)のみ対応です。また、USBケーブル接続による有線Android Auto接続にも非対応です。

ほとんどの有線CarPlay対応車(だいたい2016~2020年式以降)では利用可能ですが、まとめると以下の通りです。

【CarPlay AI Boxの対応車種】
■1)有線CarPlay対応+画面タッチ操作対応(トヨタ/一部レクサス/スズキ/日産/VW/Benz等)
そのまま使用可能
■2)有線CarPlay対応+画面タッチ操作非対応(マツダ/一部レクサス等)
Bluetoothリモコンを使えば使用可能だが現実的には非推奨

※有線CarPlay対応の一部の車または無線CarPlayのみ対応(BMW/MINI/一部のスバル等)
使用不可能

私も実際、トヨタ、レクサス、VW、Benz、Porscheの車ではちゃんと使えることを日々確認済ですので、ほとんどの有線CarPlay対応車では利用可能なのは間違いないですが、各メーカー別の対応年式をまとめると以下の通りです。

CarPlay AI BOX対応車種と年式一覧
トヨタ 2020年~(USB-Aなら補助電源必要)
レクサス 2022年~(USB-Aなら補助電源必要)
スズキ 2021年~(後付対応なら可)
ダイハツ 2021年~(後付対応なら可)
日産 2022年~(後付対応なら可)
ホンダ 2019年~(後付対応なら可)
スバル 2019年~(2023年~AA接続のみ対応可※)
CarlinKit Tbox UHD等Android Auto接続対応AI BOXはOK
VW 2016年~
ベンツ 2016年~

さらに詳しく車名別にCarPlay AI BOXの対応車種について知りたい場合は、オットキャストのAI BOXを例にこちら”オットキャスト等AI BOXの対応車種/年式一覧“の記事にまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。

 

CarPlay AI Box対応車種の一例

トヨタの純正ナビ・ディスプレイオーディオは2020年頃からと、他メーカーよりやや遅れたタイミングでCarPlay接続に対応し始めました。具体的には、だいたい2020年頃以降にモデルチェンジした車はCarPlay AI BOX対応と考えて問題ありません。

ちなみに、Apple公式サイトにもCarPlay対応状況は記載されており目安にはなりますが、こちらは主に米国での販売車種の対応状況となるので、例えばハリアーがVenza(ハリアーの米国での名前)と書かれてたり、米国で販売されていないアルファード・ライズが掲載されていなかったり、モデルによっては日本向け販売モデルのCarPlay対応時期と大きく違ってたりします。さらに、CarPlay AI BOXは有線CarPlay接続にのみ対応ですが、Apple公式サイトでは無線・有線CarPlay接続対応が区別されて無いのでCarPlay AI BOXの対応車種が断定不可能です。

そこで、トヨタの主要車種の場合のCarPlay AI BOX対応車種と年式時期について、トヨタ自動車公式サイトの情報を元に確認した結果を以下の通り書かせていただきます。

対応車種名
(トヨタ)
対応年式 CarPlay
AI Box対応
モデル
系統
アルファード
ヴェルファイア
2023年06月~ 40系
2020年01月~ 30系MC後
2018年01月~ ×
2015年01月~ × 30系MC前
ノア
ヴォクシー
2022年1月~ 〇※1 90系
2014年1月~ × 80系
ハリアー 2022年09月~ 80系
2020年6月~
2013年12月~ × 60系
RAV4 2022年10月~ 〇※1 50系MC後
2020年08月~ 〇※2 50系MC前
2019年04月~ ×
カローラ
カローラ
ツーリング
2022年10月~ 210系
MC後
2019年9月~ 210系
MC前
カローラクロス 2023年10月~ 10系
2021年9月~
カローラスポーツ 2022年10月~ 210系
MC後
2019年09月~ 210系
MC前
2018年06月~ ×
ヤリス 2024年01月~ 210系
2019年12月~
GRヤリス 2024年03月~ 10系
2020年09月~
ヤリスクロス 2024年01月~ 10系
2020年8月~
プリウス 2023年1月~ 60系
2021年6月~ 〇※2 50系MC後
2018年12月~ ×
2015年12月~ × 50系MC前
シエンタ 2022年8月~ 〇※1 10系
2015年7月~ × 170系
クラウン
クロスオーバー
2022年7月~ 〇※1 230系
クラウンスポーツ 2023年10月~ 230系
ランドクルーザー
300
2021年08月~ 300系
ランドクルーザー
200
2015年08月~ × 200系
ランドクルーザー
250
2024年04月~ 250系
ランドクルーザー
プラド
2020年08月~ 〇※2 150系
MC後
2017年09月~ ×
ライズ 2021年3月~ 〇※2 200/
210系
2019年11月~ 〇※2

※1補助電源ケーブル必要(USB Type-A端子の場合)

※2メーカーオプションDA装着車のみ

 

車種によってはY字電源補助ケーブルが必要

Carlinkit TboxとY字電源補助ケーブル

VWやPorscheなど多くの輸入車の場合、通信用のUSBポートに接続するだけで、CarPlay AI BOXを起動できます。これは通信用のUSBポートの供給電流(バスパワー電源)の量と供給タイミングが適切で問題が無いからです。

 

トヨタ/レクサス車のUSB Type-Aでは電源補助ケーブルが必要

ところが、特に2022年以降の一部のトヨタ/レクサス車では、コネクテッドナビ対応ディスプレイオーディオかつ通信用USBポートがType-Aの場合、バスパワー電源だけではAI BOXへの駆動電流の量と供給タイミングが合わないようで、うまく接続・起動できない場合がありました。

このような場合、上図赤枠のUSB電源補助ケーブル(Y字型)を使い、上図のように通信用USB接続(通信用USBポートへ)に加えて電源供給用USB接続(シガーソケットUSB充電器等へ)を行うことでAI BOXがうまく起動できるようになります。

実際に、Carlinkit Tboxをレクサス新型NXのナビに接続してみた場合、バスパワー電源のみでは電源ランプは点灯するものの下図のようにCarPlay AI BOXと接続できなかったのですが、以下のUSB電源補助ケーブルで追加電源供給を行ったところ無事に起動できました。

Carlinkit TboxとレクサスNXとを通信用USBのみで接続した状態

また、レクサス新型NXに限らずレクサス新型RXやトヨタ新型クラウンクロスオーバーでも試してみたところ、USB補助電源ケーブル無しではAI BOXを接続・起動させられませんでした。よって、トヨタやレクサス車で通信用USBポートがType-Aの場合は基本、USB電源補助ケーブルを使うのが間違いなさそうです。

ちなみに、Carlinkit Tboxなどには一般的にUSB電源補助ケーブルが付属されて無いので、汎用品のUSB電源補助ケーブルをお使いいただくのがおすすめです。(オットキャストより価格が安いので仕方無いですが…)

USB電源補助ケーブルを使う場合は、下図赤枠の

  • 通信用の太めのケーブル側のUSBコネクタ(下図の上側):通信用のUSBポート
  • 電源用の細めのケーブル側のUSBコネクタ(下図の下側):充電用のUSBポートやシガーソケットUSB電源ポート

に接続して下さい。(少しヤヤコシイので逆に接続しないようお気を付け下さい)

Carlinkit TboxとY字電源補助ケーブルのコネクタ接続先

 

電源補助ケーブルを使っても接続できない場合の対処法

また、もしもUSB電源補助ケーブルで電源供給を行ってもCarPlay接続できない場合は、以下をお試し下さい。

  • 初回接続時のみはUSB補助電源ケーブル無しで直接接続して一度AI-BOXをディスプレイオーディオに認識させてから再度USB補助電源ケーブルを接続
  • シガーソケットUSB電源をさらに電流出力の大きなものに交換

私の経験上、機器登録前の初回接続時だけは補助電源ケーブル無しで接続しないとAI-BOXの機器登録がうまくできない場合や古くて出力電流の低いシガーソケットUSB電源だとAI-BOXがうまく起動できない場合がありました。

それでも接続がうまくいかない場合は、こちら”CarPlay繋がらない問題へのiPhone/カーナビの7つの対処方法“の記事にCarPlay接続エラー対処方法をまとめてありますので、合わせてご参考にどうぞ。

 

選び方2) 十分なハード性能/機能があるか

CarPlay AI BOX選びで重要なポイント2つ目は、CPU/メモリ/ストレージ/HDMI有無などのハードウェア性能/機能が自分が求めるレベルに対して十分か確認することです。

ハードウェア性能/機能で確認すべき点として以下3点があります。

  • RAMはできれば4GB以上・理想は8GB以上
  • ROMはできれば64GB以上・理想は128GB以上
  • HDMI端子後席ディスプレイ表示・家で使うが必要な場合のみ選択

RAM(メモリ)は8GB以上、ROM(ストレージ)は128GB以上の機種を選んでおけば間違い無いです。

一方で、後席ディスプレイへの表示・家でも使いたいなどの予定が無ければ、HDMI端子は無しの機種でも十分です。

 

CarPlay AI BoxはRAM(メモリ)8GB以上がおすすめ

RAM(メモリ)は後から容量追加ができないので、最初から容量多めのできれば8GBを選んでおくのがおすすめです。

ちなみに、ROM(ストレージ)であれば、micro SDカードスロット対応のCarPlay AI Boxなら後から容量追加ができます。

私の失敗談ですが、CarPlay AI BOXは安い買い物では無いということで、最初は価格安めの2万円程度のモデル(現在は廃版のCarlinKit V3)を購入しました。しかし使ってるうちに操作のモタツキがガマンできなくなり、高性能モデルのCarlinKit TBox Plus 128GB Tbox Ambient 128GオットキャストOttoAibox P3買い直しをしてる状況です。ある程度長く使う予定であれば、最初から高性能モデルを買っておくのが絶対おすすめです。

私は現在、OttoAibox P3 や CarlinKit Tbox Ambient 128GB をメインで使ってますが、特にRAM容量8GBだと安心で、カーナビアプリとYouTubeとアマプラなど複数アプリを同時に起動しても操作のモタツキが無くとても快適です。

まずは価格を抑えてCarPlay AI BOXを試してみたいという方には、オットキャスト Play2Video Pro など2万円程度の低価格なモデルを買ってみても良いかもしれませんが、長く使い続けたいと思われる方は、ある程度高性能なオットキャスト OttoAibox P3CarlinKit Tbox Ambient 128Gなどの高性能モデルが安心でおすすめです。

 

選び方3) 十分なソフト性能/機能があるか

CarPlay AI Box選びで重要なポイント3つ目は、OSバージョン/対応アプリ/2画面分割有無などのソフトウェア性能/機能が自分が求めるレベルに対して十分か確認することです。

ソフトウェア性能/機能で確認すべき点として以下3点があります。

  • アンドロイドOSバージョン11以上がおすすめ、10以下の古い機種は要注意
  • 対応アプリはほぼ機能差無し(一部機種除きGoogle Play Storeから自由に追加可能)
  • 車の画面が8インチ以上なら2画面分割機能有がおすすめ

最近の車はカーナビ・ディスプレイオーディオの大画面化が進んでいますが、もしお使いの車に8インチ以上のモニター画面が装着されている場合は、大画面を生かすべく2画面分割機能は有がおすすめです。

 

選び方4) 費用対効果が高く予算以内か

CarPlay AI Box選びで重要なポイント4つ目は、費用対効果(コストパフォーマンス)が十分か確認することです。

費用対効果で確認すべき点として以下3点があります。

  • 発売直後の最新機種や発売後3年以上経過した古い機種は費用対効果が悪い
  • RAM4GB未満など極端な低性能機種は実際使えないので安さだけで選ばない
  • 高機能なほど高額なので自分に必要十分な機能を見極める
CarPlay AI BOXは、スマホと同じように性能進化のスピードが速くハードウェアの性能差による価格幅も大きいため、最新機種や古い機種は避けるのがおすすめです。

 

オットキャスト以外のAIBOXの品薄問題

発売直後の最新機種は割高な場合が多いので避けるべきである一方で、発売から半年以上経過して十分に価格が安定してるCarPlay AI Boxについては、タイミングや機種によっては品薄状態になる場合があるので、なるべく在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。

オットキャストはわりと大手メーカーですが、特にCarlinKit・DRIVIM・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いのですぐ品薄になりがちです。もし一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか分からず次の休日に間に合わないなどまさに欲しいタイミングで買えないこともあるのでご注意下さい。

 

選び方5) 日本国内でサポート体制があるか

CarPlay AI Box選びで重要なポイント最後の5つ目は、日本国内でのサポート体制が十分か確認することです。

CarPlay AI Boxの販売体制としては主に以下3パターンに分類できます。

  • 日本製のCarPlay AI Box ⇒ 日本の製造メーカーによるサポート(APP Cast/MILELなど)
  • 日本に正規代理店がある海外製のCarPlay AI BOX ⇒ 日本の販売代理店によるサポート(オットキャスト/カーリンキットなど)
  • 日本に正規代理店が無い海外製のCarPlay AI BOX ⇒ 海外の販売サイト経由のサポート(DRIVIMなど)

最も安心なのが、日本メーカーによりサポートが受けられる日本製のCarPlay AI Boxで、慶洋エンジニアリング社のAPP CastやMILELなどが対象です。

ただ、APP Castのラインナップのみだと選択肢が狭くなってしまうので、日本に販売代理店があるメーカーでもオットキャストやカーリンキットなどのメジャーな機種であれば、情報も多く、十分なサポートが受けられます。

一方で、日本に正規販売代理店が無い海外製のCarPlay AI BOXを例えばアリエクなどの 海外販売サイトから購入した場合、海外通販サイト経由のサポートとなります。

一応、日本国内に向けてそれなりのサポートは受けられますが、日本語がカタコトであったり多少の不安はあります。

CarPlay AI Box 14モデルの比較結果一覧表

CarPlay AI BOXの14種類のモデルを一気に比較した一覧表を以下の通りまとめてみました。

機種名 おす
すめ
実売
価格
SoC
(CPU)
RAM
+ROM
OS You
Tube
Amazon
Prime
2画面
分割比
HDMI
対応
Herilary
C7

2.6
万円

Qualcomm
QCM6125/2GHz

4+64
GB

Android
11
○+
5:5
×
CarlinKit
TboxPlus
64GB

3.6
万円

Qualcomm
QCM6125/2GHz

4+64
GB
〇++
Android
13
○+
5:5
×
DRIVIM
CPC-200
TboxPlus


2.7
万円

Qualcomm
QCM6225/2.0GHz

4+64
GB
〇++
Android
13
○+
5:5
×
KEIYO
APPCAST
AN-S109

3.0
万円
〇+
Qualcomm
SM6125/2GHz

4+64
GB
〇+
Android
12
○+
5:5
×
【24年10月発売】
オットキャスト
OttoAibox P3
Lite

3.7
万円
〇+
Qualcomm
SM6125/2GHz

4+64
GB
〇+
Android
12

5:5
3:7
×
CarlinKit
TBoxPlus
128GB

4.1
万円

Qualcomm
QCM6125/2GHz
〇+
8+128
GB
〇++
Android
13
○+
5:5
×
【数量限定】
CarlinKit
Tbox
Ambient

4.4
万円
〇++
Qualcomm
SM6225/2.4GHz
〇+
8+128
GB
〇++
Android
13
○+
5:5
×
【24年6月発売】
CarlinKit
Tbox UHD


4.8
万円
〇++
Qualcomm
SM6225/2.4GHz
〇+
8+128
GB
〇++
Android
13
○+
5:5
3:7

(出力
のみ)
オットキャスト
PICASOU2

【品薄】

4.2
万円
〇+
Qualcomm
SM6125/2GHz

4+64
GB

Android
10

5:5

(出力
のみ)
DRIVIM
D-BOX 220

4.8
万円
〇+
Qualcomm
SM6125/2GHz
〇+
8+128
GB
〇+
Android
12

5:5
3:7

(出力
のみ)
オットキャスト
OttoAibox P3
PICASOU3

6.0
万円
〇+
Qualcomm
SM6125/2GHz
〇+
8+128
GB
〇+
Android
12

5:5
3:7

(出力
のみ)
KEIYO
APPCAST II 2
AN-S109 II

4.0
万円
〇+
Qualcomm
SM6125/2GHz

4+64
GB
〇+
Android
12
○+
5:5

(入力
出力)
KEIYO
APPCAST III 3
AN-S129

5.0
万円
非公開(↓予測)
Qualcomm
SM6125/2GHz

4+64
GB
〇+
Android
12
○+
5:5

(入力
出力)
オットキャスト
PICASOU2
Pro

5.0
万円
〇+
Qualcomm
SM6125/2GHz

4+64
GB

Android
10

5:5

(入力
出力)

※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もあります

 

CarPlay AI Box できることと注意点

ここからは、CarPlay AI BOXで実際にできることと注意点について、いくつか注意点もあります。

CarPlay AI Boxに共通するできることと注意点(メリットとデメリット)について書かせていただきます。

まず以下3つのできること(メリット)がありますが、おすすめさせていただいてるCarPlay AI Boxであれば、どのモデルでも共通でできます。

【AIBOXでできること(メリット)】
■1) アマプラ/YouTube動画が車で走行中も視聴OK
■2) CarPlay/Android Auto不可アプリでも利用OK
■3) CarPlay/Android Autoワイヤレス接続OK

一方で、メリットばかりでは無く、以下の6つの注意点(デメリット)もあります。

【AIBOXの注意点(デメリット)】
CarPlay非対応カーナビでは使えない
ダウンロード済データの再生以外だと追加のネット接続環境が必要
スマホとは別に2~5万円の追加機器が必要
製造元が大企業じゃ無いので在庫切れが多くて買いにくい
■最新高性能スマホと比べ反応速度がやや遅い
■カーナビ起動時間
に加えAI BOX起動時間(+約10秒)の待ちが毎回必要

これらのデメリットに対しては根本的な対処方法は無いので、CarPlay AI BOXは以下にあてはまる方にだけおすすめです。

逆にデメリットを上回るメリットを感じることができるなら、CarPlay AI BOXの利用に向いているので使ってみる価値アリかと思います。

【CarPlay AI Box利用に向いてる人】
車がCarPlay対応(トヨタのDA搭載車など)
事前ダウンロード作業または格安データSIMを抵抗無く利用できる
動画/SNSアプリが見れるなら2~5万円はOK
自分に合う機種早めに見定め購入決断できる
■最新高性能スマホより反応がやや遅くてもOK
■エンジン始動後、動画/音楽が始まるまで約10秒遅くても我慢できる

ネット接続環境については、こちら”オットキャスト用SIMカードのおすすめとネット接続時の通信料比較“の記事に格安SIMカード・テザリングWi-Fi・車内専用Wi-Fiなど様々な接続方法の中でどれがコストパフォーマンス良いかを詳しくまとめてみましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

次章より、できることの詳細について解説していきます。

 

できること1) Amazonプライム/YouTube/TVer視聴OK

CarPlay AI BOXではYouTube動画が見れる画面イメージ

CarPlay AI Boxでできることの1つ目は、YouTube/Amazonプライムビデオ/TVer等の動画系アプリ視聴です。

Apple CarPlayの純正機能では、対応アプリが非常に少なくYouTube/プライムビデオ/TVer等は使用不可能です。しかし、AIBOXを CarPlay接続した場合は、Android OS対応アプリは基本的に全て使用可能です。

私が過去購入したCarlinKit V3 AIBOXの場合、YouTube動画アプリは購入時点でインストール済で、上図のようにすぐに使用可能でした。

また、動画アプリはYouTubeに限らずNetflixなど、基本的には何でも見れます。

ちなみに、CarPlay AI Boxを使った動画再生では、停車中や走行中に限らず常に動画が見れてしまいます。もちろん、安全のために運転者は走行中に動画を見るのはNGですが、助手席の人には喜ばれると思います。

CarPlay AI BoxでYouTubeやアマゾンプライム動画を車で見るための具体的な方法は、こちら”CarPlayでユーチューブ/アマプラ動画を見る方法基本4ステップ“の記事に詳しく書きましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

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Apple CarPlayのYouTube/Amazonプライム動画再生方法

 

動画アプリがあれば純正TVは不要ならキャンセラーキットも不要

ところで、多くの純正ナビやディスプレイオーディオでは、走行中にDVDやTVの動画を非表示にする規制が設定されており、この規制を解除するキットも販売されています。

例えば、データシステム社からは、アルファード、ハリアー、ヤリス、RAV4、カローラ、カムリ等の一部グレードに適合するタイプのキャンセラーキッ TV KIT(品番:TTA611)が販売されてます。

※TV KITは車種や年式ごとに部品が違う場合があるので、データシステム公式サイトの適合情報にて品番の確認をされるのがおすすめです。

気付かれた方もいるかもしれませんが、「走行中にTVやDVDよりもYouTube動画やアマプラ動画が見れれば十分」という方であれば、こちらのTV KITのような規制解除キットは不要で、ある意味CarPlay AI BOXで規制解除キットの役割も兼ねているとも言えます。もちろん、CarPlay AI BOXで純正のTVやDVDそのものの規制解除ができるわけでは無いですが・・・。

 

できること2) CarPlay/Android Auto非対応アプリ使用OK

車のカーナビ画面に歌詞表示中のイメージ

CarPlay AI BOXでできることの2つ目は、Apple CarPlay/Android Auto非対応アプリの使用です。

YouTubeなどの動画アプリに限らず、Apple CarPlay/Android Autoでは非対応だった様々なアプリが使用可能となります。

例えば上図は、Apple CarPlay/Android Autoでも利用可能なのAmazon Musicアプリをインストールして、歌詞表示をしてみた例です。Apple CarPlay/Android Autoではジャケ写と曲名くらいしか表示されないのに対し、CarPlay AI BOXでは歌詞表示まで可能です。

他にもX (Twitter) などのSNSアプリをインストールして利用することも可能です。

 

CarPlay AI Boxがなくても使えるアプリ

ちなみに、トヨタのディスプレイオーディオ装着車などApple CarPlayやAndroid Auto対応の車では、以下のナビ・音楽アプリについてはCarPlay AI BOXが無くてもスマホの接続だけで利用可能です。

Apple CarPlay/Android Auto利用可能アプリ
音楽 Apple Music, Amazon Music, Spotify等
(歌詞/Music Video表示非対応)
カーナビ Googleマップ, Yahooカーナビ等

 

CarPlay AI Boxがあると使えるアプリ

一方で、動画やSNSなど以下のアプリはスマホの接続だけでは利用不可能で、CarPlay AI BOXを接続して初めて利用可能になります。

CarPlay AI BOX 利用可能アプリ
動画 YouTube, Amazonプライム, TVer, Netflix等
音楽 Amazon Music, Spotify等※
(歌詞/Music Video表示対応)
※2025年現在Apple Musicは利用不可
カーナビ Googleマップ, Yahooカーナビ等
(スマホ表示と同じフル機能)
SNS X(旧Twitter), Instagram, Facebook等
ブラウザ Chrome, FireFox等

つまりCarPlay AI BOXを使えば、Apple CarPlayやAndroid Autoの利用アプリ制約から解放されスマホで使えるあらゆるアプリが車のモニター画面で使えるので、同乗者にも喜ばれる快適なドライブができます。

 

できること3) CarPlay/Android Autoワイヤレス接続OK

CarPlay AI BOXを使ったワイヤレスCarPlay接続の実例(ポルシェPCM)

CarPlay AI BOXでできることの3つ目は、Apple CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続です。

動画アプリやSNSアプリなんて不要で、音楽アプリとナビアプリがあれば十分と言う方でも、CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続ができるようになれば、ケーブル接続が不要になるのでだいぶ便利に使えます。

上図はCarPlay AI BOX内蔵のワイヤレスアダプター機能を利用して、純正では有線CarPlayのみ対応のカーナビ(ポルシェ718純正PCM)とワイヤレスCarPlay接続中の様子です。iPhone最下部のLightningコネクタの位置にケーブルが接続されて無いのがお分かりいただけると思います。

 

CarPlay AI Boxのワイヤレス接続応答遅れリスク

実は、CarPlay AI Box内蔵のワイヤレスアダプター機能を使った無線通信では、スマホと車の間にCarPlay AI BOXが入って通信を中継することになるので、USBケーブルを使って直接接続ができる有線通信と比べると、操作の応答速度としては不利になります。

中継接続によってただでさえ応答が不利な状況の中で、AI BOX内部の処理が性能不足でさらに遅いと、応答遅れが積み重なりストレスを感じるレベルになると考えられるからです。

私が過去実際に使用した感覚としてCarlinKit V3(クアルコム製 SDM450搭載)では、ワイヤレスCarPlayならたまに反応が遅いことはあるもののほぼ普通に使えますが、ワイヤレスAndroid Autoではギリギリ許容可能我慢できるレベルでした。

ちなみにワイヤレスAndroid Autoでも、Amazon Musicなどの音楽アプリ再生時はほぼ問題無いものの、音楽を再生しながら同時にGoogleマップ等の地図アプリでナビ案内をした場合は、時々明らかな応答遅れを感じました。

 

CarPlay AI Boxでワイヤレス接続するなら高性能機種がおすすめ

よって応答遅れリスク回避のため、CarPlay/Android Autoワイヤレス接続をメインで使いたい方は、CarlinKit TboxPlusなど少なくとも中堅クラス以上の高性能機種がおすすめです。

最終的には、お使いのスマホやお使いの車のナビ・ディスプレイオーディオのハードウェア性能も関係するので、気にならない場合もあれば、さらに気になる場合もあるかと思います。ご参考までに私の検証環境は以下の通りです。

AI BOXのワイヤレス化機能を確認した環境
CarPlay
AI BOX
CarlinKit Tbox Plus 128GB
CarlinKit V3
車種 トヨタRAV4, レクサスNX
VWティグアン
カーナビ トヨタ/レクサス純正コネクテッドナビ,
VW Discover Pro MIB3
スマホ iPhone SE2, ギャラクシーS22
アプリ Amazon Music、Googleマップ

ギリギリ我慢できるレベルでは不安な方は、CarlinKit V3よりもハードウェア性能が高くて応答遅れの改善が期待可能CarlinKit Tbox Ambient 128G がおすすめです。

 

CarPlay AI Box よくある質問集 (FAQ)

ここからは、CarPlay AI Box についてのよくある質問と回答(FAQ)を実際に購入して2年以上使ってみた私なりにまとめてみました。

 

Q: CarPlay AI Boxはどこでいくらで売ってる?

CarPlay AI Boxは、実はネット通販や一部オートバックスどこでも売ってます。また、10万円前後のカーナビより全然安く、安いものは2万円から売ってます。

AI BOXは海外製品が多いですが、Amazon・楽天・Yahooショッピングなどの大手ネット通販ならどこでも売ってるので安心して買えます。

さらにオットキャストOttoAibox P3 などは、カー用品店であるオートバックスイエローハットJMS(ジェームス)の一部店舗でも売ってます。

 

CarPlay AI Boxの販売場所一覧

CarPlay AI BOXが売ってる場所をまとめると以下の通りです。

CarPlay AI BOXの販売場所
販売場所 オットキャスト Carlinkit, APP Cast,
Herilary, DRIVIM等
Amazon
楽天市場
Yahoo
ショッピング
アリエク
オットキャスト
公式サイト
×
オートバックス
イエローハット
ジェームス

(一部店舗)
×

 

CarPlay AI Boxは2万円から売ってる

最近ではCarPlay AI BOXを開発するメーカーが増えて価格競争が進んだ結果、以下の オットキャストPlay2Video Pro に代表されるような2万円前後で購入可能で割安なAI BOXも発売されるようになりました。10万円前後のカーナビと比べると、2万円前後から買えるAI BOXは価格のハードルが低くおすすめです。

2万円でもちょっと高いと思われる方は、少し難易度は上がりますが、HDMI入力対応の車限定で利用できるAI BOXを使わない動画アプリ利用方法もあります。詳しい方法はこちら”車のディスプレイオーディオでYouTubeを走行中見る方法“の記事にまとめましたので、もし良ければ合わせてご参考にどうぞ。

 

Q: 取り付けは難しい?

車の通信用USB端子にケーブルで接続するだけなので、10秒程度で超簡単です。

ただし、USB-Aタイプ端子の一部の車種では、電源補助ケーブルを追加接続する必要があり、少し配線がごちゃごちゃするので運転の邪魔にならないよう整える必要があります。

それでも1分程度で完結するので、超簡単であることに変わりありません。

 

Q: 動画視聴は走行中でも可能?

安全のため、運転者は走行中に動画視聴禁止ですが、助手席や後席の人なら視聴可能です。

メーカー純正ナビやディスプレイオーディオでは、走行中の動画視聴が制限されていますが、CarPlay AI Boxでは今のところ制限が無いです。

 

Q: どのくらいのデータ通信料が必要?

オンデマンドで快適に使うには大容量の通信契約プラン月額1,000円以上必要です。

一般的なモバイルルーターやSIM回線だと月4,000円程度必要ですが、実は車内利用に特化した契約プランもあり、月1,000円程度で無制限に利用できます。

ただし、家のWi-Fi環境で動画・音楽・地図データを事前ダウンロードしておけば、実質ゼロ円で利用することも可能です。

以上をまとめると、通信料金は以下3段階に整理できます。

  • 事前ダウンロード(低容量SIM):月額200~1,000円
  • オンライン利用(車載Wi-Fi):月額1,000円
  • オンライン利用(モバイルルーター or 大容量SIM):月額3,000~4,000円

私は事前ダウンロードをメインにいざと言う時用に格安データSIMを契約していますが、以下のデータ通信専用のSIMが低価格でおすすめです。どれがいいかよく分からない場合は一番安いHISモバイル ビタップランを選んでおけば間違い無いです。

【格安データSIMのおすすめ】
HISモバイル ビタップラン (月額税込198円)
b-mobile 190 Pad SIM X (月額税込209円)
ロケットモバイル神プラン (月額税込328円)

ちなみに私はシンプルに安さで選び、HISモバイル ビタップランを利用しています。

詳しくは、こちら”オットキャスト用SIMカードのおすすめとネット接続時の通信料比較“の記事にまとめましたので、是非合わせてご覧下さい。

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Q: CarPlay AI Boxを使って危険性・違法性はある?

まず、CarPlay AI Boxの危険性ですが、キャンセラーキットと比べると車を故障させるリスクは低いです。

キャンセラーキットは純正の配線類を改造して取り付けしますが、CarPlay AI Boxはスマホと同じように純正のUSB端子に接続するだけであり、車にとってもほぼ想定の範囲内の使用と言えるからです。

逆に配線類を改造することは、自動車メーカーとしてはあまり想定しておらず、故障につながる危険性があります。

また、オットキャスト、カーリンキット、DRIVIM、KEIYOなどの有名メーカーが日本向け開発した製品であれば、CarPlay AI Box自体は違法では無いです。

ただし、日本向け以外の海外品や粗悪品を使うと電波法違反になる可能性があったり、運転者が走行中に動画見ると道路交通法違反になる可能性があります。

詳しくは、こちら”オットキャスト等CarPlay AI Boxの危険性と対処法“の記事にまとめましたので、是非合わせてご覧下さい。

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Q: CarPlay AI Boxを家で使うことはできる?

HDMI出力付きの機種かつBluetoothリモコンがあれば、家のテレビに接続して使うことができます。

Amazon Fire TV Stick や Google TV (Chrome cast) をもしまだお持ちでないなら、CarPlay AI Boxがあればほぼ同じ使い方が可能です。

ただし、操作のしやすさで言うと、Amazon Fire TV Stickの方が洗練されてると私は感じました。

とは言え、再生が始まってしまえば、しばらく操作することは無いのでさほど問題にはならないと思います。

 

まとめ |  CarPlay AI Box おすすめ比較結果と注意点

最後に2025年春現在のCarPlay AI Boxのおすすめ機種比較結果注意点について、改めてまとめておきます。⚡

CarPlay AI BOXのおすすめ機種を4つの観点で以下の通りでした。

高性能コスパ最強 CarPlay AI Box
CarlinKit Tboxシリーズ
CarlinKit Tbox Ambient 128G(イルミ)
CarlinKit Tbox Plus 128GB(イルミ)
HDMI付|高機能で人気 CarPlay AI Box
オットキャストOttoAibox P3/P3 OEMモデル
OttoAibox P3(大手ブランド)
DRIVIM D-BOX 220(大手OEMブランド)
安心の日本製 CarPlay AI Box
KEIYO(慶洋) APPCASTシリーズ

KEIYO APPCAST3 AN-S129(HDMI+SIM付)
KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI付)
KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)
HDMI付|高機能で高コスパCarPlay AI Box
CarlinKit 最上位HDMI付モデル
CarlinKit Tbox UHD(後発割安ブランド)

CarPlay AI Boxのうち、オットキャストはわりと大きなメーカーなので在庫切れになるリスクは低いですが、特にCarlinKit・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いので品薄になりがちです。もし一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか分からず次の休日に間に合わないなどまさに欲しいタイミングで買えないこともあるので、特に連休前などは早めに確保いただくのがおすすめです。

また、CarPlay AI Boxがあれば、以下のいろいろな機能が使えて便利です。

【CarPlay AI Boxでできること(メリット)】
■1) YouTube/アマプラ動画が車で走行中も視聴OK
■2) CarPlay/Android Auto不可アプリでも利用OK
■3) CarPlay/Android Autoワイヤレス接続OK

一方で、以下の注意点もあり、メリットばかりではありません。

【CarPlay AI Boxの注意点(デメリット)】
CarPlay非対応カーナビでは使えない
ダウンロード済データの再生以外だと追加のネット接続環境が必要
スマホとは別に2~5万円の追加機器が必要
製造元が大企業じゃ無いので在庫切れが多くて買いにくい
■最新高性能スマホと比べ反応速度がやや遅い
カーナビ起動時間に加えAI BOX起動時間(+約10秒)の待ちが毎回必要

これらのデメリットに対しては根本的な対処方法は無いので、CarPlay AI Boxは以下にあてはまる方にだけおすすめです。

【CarPlay AI Box利用に向いてる人】
車がCarPlay対応(トヨタのDA搭載車など)
事前ダウンロード作業または格安データSIMを抵抗無く利用できる
動画/SNSアプリが見れるなら2~5万円はOK
自分に合う機種早めに見定め購入決断できる
■最新高性能スマホより反応がやや遅くてもOK
■エンジン始動後、動画/音楽が始まるまで約10秒遅くても我慢できる

2つ目に書かせていただいた格安データSIMについては、データ通信専用の以下のSIMがわりと低価格でおすすめです。もちろん、事前ダウンロード作業を徹底できればアプリにもよりますがSIM無しで使うことも可能です。

【格安データSIMのおすすめ】
HISモバイル ビタップラン (月額税込198円)
b-mobile 190 Pad SIM X (月額税込209円)
ロケットモバイル神プラン (月額税込328円)

どのプランも月々200~300円程度で、困った時だけでもちゃんとネット接続できるのであれば、十分お買い得です。私は安さで選んでHISモバイル ビタップランを利用しています。

ネット接続環境について、格安SIMカード・テザリングWi-Fi・車内専用Wi-Fiなど様々な接続方法の中でどれがコストパフォーマンス良いか?について、こちら”オットキャスト用SIMカードのおすすめとネット接続時の通信料比較“の記事に詳しくまとめてみましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

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