CarlinKit(カーリンキット)や OTTOCAST(オットキャスト)と呼ばれるアンドロイドOS搭載AI BOXをCarPlay(カープレイ)対応のカーナビやディスプレイオーディオに接続すると、スマホのCarPlay/Android Auto(アンドロイドオート)接続では使えないYouTube動画など以下のアプリや機能が使えるようになります。
- 動画アプリ:プライムビデオ, YouTube, Netflix, Hulu, Disney+等
- 音楽アプリ(歌詞/MV表示もOK):Apple Music, Amazon Music, Spotify等
- ランチャーアプリ:Car Launcher等
- SNSアプリ:X(旧Twitter), Instagram, Facebook等
- Webブラウザ:Chrome, FireFox等
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ちなみに、Apple MusicやAmazon Musicなどの音楽アプリは、音楽の再生やアートワークの表示だけなら、スマホのCarPlay/Android Auto接続でも使えますが、歌詞やMV(ミュージックビデオ)の表示についてはAI BOXを使わないと不可能です。つまりCarlinKitを使えば、動画アプリなどスマホで使えてるあらゆるアプリがカーナビ・ディスプレイオーディオの画面で利用でき、同乗者にも喜ばれる快適なドライブができるのです。
しかし、CarlinKitには多くの機種があり、価格も2~4万円と幅広く、どれを選べばよいか迷われる方も多いです。
そこでここでは、CarPlay/Android Autoを5年以上使い続けてきた私が、CarlinKit のAI BOXであるTbox Plus・Tbox Ambient・V3など5種類以上のAI BOXを自腹購入し実際に2年以上使い倒してきた私の実体験を元に、
- CarlinKitなどのAI BOXはどれがいいのか?
- CarlinKitでできることは何か?
について詳しく紹介していきます。
- CarlinKitについて何ができるか知りたい・使ってみたいと思われてる方
- CarlinKitとOTTOCASTの違いについて知りたい方
- なるべく安くAI BOXを使いたいと思われてる方
- スマホのCarPlay/Android Autoでは動画や歌詞が見れず不満に思われてる方
は特に参考になるかと思います。
CarlinKit のCarPlay AI Boxの中でも最上位機種のCarlinKit Tbox PlusやCarlinKit Tbox Ambientに絞って詳しく知りたい方は、こちら”Carlinkit Tbox Plus/Ambient AI BOXの設定・接続方法と対応車種“の記事も合わせてご参考にどうぞ。
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CarlinKitとOTTOCASTのAI BOXの違い
まず、AI BOXの後発ブランドCarlinKit(カーリンキット)と最大手ブランドOTTOCAST(オットキャスト)との違いについて比較してみます。CarlinKitはAI BOXブランドとしては後発で、2014年設立のフイゾー ユンリアン テクノロジー (Huizhou Yunlian Technology)社が展開するブランドです。
このCarlinKitに対し、最大手メーカーで、2009年設立のカルチザン (Cartizan)社展開するブランドがOTTOCASTです。CarlinKitは後発ブランドですが、性能などで負けてるわけでは無く、後発ならではのリーズナブルな価格戦略などで、OTTOCASTを上回る部分もあります。スマホのキャリアで例えるなら、
- CarlinKit(カーリンキット):ソフトバンクのような後発ブランド、OTTOCASTより歴史は浅いけど価格が安い
- OTTOCAST(オットキャスト):ドコモのような名門ブランド、安心だけど価格が少し高い
といったイメージでしょうか・・・ww
最大手ブランドOTTOCASTに特化したAI BOXの選び方や具体的できる事については、こちら”オットキャスト最新おすすめ全機種の価格x性能比較“の記事に詳しくまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。
CarlinKitがOTTOCASTより有利な点と不利な点
私がCarlinKitとOTTOCASTの両方を実際に使ってみて感じた有利・不利な点は以下の通りです。
CarlinKitの方が同等スペックのOTTOCAST機種より1万円以上安い
CarlinKitの方が起動時間が概ね早い
CarlinKitの方が手軽に”タスクキル”操作ができ、限られた性能を有効活用できる
CarlinKitだとHDMI入出力端子搭載モデルが無い
CarlinKitの方がトラブル発生時等に調べる情報源(ブログ, YouTube)が少ない
CarlinKitの方がケースの見た目がシンプル過ぎてやや安っぽい
上記の通り、CarlinKitがOTTOCASTに及ばない不利な点はいくつかありますが、はっきり言って致命的とは言えず、むしろ有利な点の方が多いです。
AI BOX共通のメリット・デメリット
次に、CarlinKitやOTTOCASTに限らず、ほぼ全てのAI BOXに共通するメリット・デメリットは以下の通りです。
YouTube/プライムビデオ/TV(見逃し配信含)等が見れる
キャンセラー取付無で走行中も見れるし操作もできる
USBで挿すだけの簡単取付なので取付作業代が不要
また、スマホやCarPlay/Android Auto接続での操作性と比べると、以下のデメリットがあります。
操作や表示の反応がやや悪い、たまにアプリが落ちる
一度エンジン切った後(コンビニ休憩等)、続きから再生できない(特に動画アプリ)
アプリ内の表示レイアウトのバランスが悪い(高解像度のスマホを画面前提設計のため)
これらのAI BOX共通のデメリットは、多少はイライラするものの、使い続けれないレベルの致命的欠点では無いです。つまり、CarlinKitならではの不利な点やAI BOX共通のデメリットなど様々なマイナス面はあるものの、トータルで考えると、メリットがデメリットが上回るため、結果として十分使ってみる価値はあるのです。
ちなみに私は上図のCarlinKit Tbox Ambient 128GBと下図のCarlinKit Tbox Plus 128GBを実際に自腹購入して使ってますが、全く問題無く使用可能です。
CarlinKit AI BOXおすすめ3種類厳選ランキング
次に、CarlinKit (カーリンキット) AI BOXの製品ラインナップの中からおすすめの3機種を厳選し、ランキング形式で紹介していきます。
1位:CarlinKit(カーリンキット)Tbox Plus 128GB
おすすめのCarlinKit AI BOXの1位は、2022年に発売のSIM対応・クアルコム製CPU(SoC)搭載のCarlinKit TBox Plus 128GBモデルです。
こちらのモデルのライバル機種は、オットキャスト OttoAibox P3です。ハードウェアスペックはHDMI端子が無い以外ほぼ同じなのにOttoAibox P3よりもTbox Plusの方が2万円も安いです。しかも、アンドロイドOSのバージョンは、OttoAibox P3のAndroid 12に対して、CarlinKit Tbox PlusはAndroid 13と、最新のソフトスペックでむしろ有利です。
HDMI入出力が欲しい場合はオットキャストの方が有力な選択肢ですが、HDMIが不要な場合はCarlinKit Tbox Plusが圧倒的にコストパフォーマンスが良いです。
CarlinKit Tbox Plus 128GBのメリット・デメリット
CarlinKit TBox Plus 128GBの良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。
AI BOXの性能としてほぼ最高スペック(クアルコムQCM6125+メモリ8GB)で量販スマホ並の安定した反応速度
ほぼ同スペックのオットキャストOttoAibox P3より2万円も安い
本体128GB+最大128GBのSD外付け対応でオフライン用コンテンツを超大量に保存可能
一部の車で必要となるUSB電源補助(Y字)ケーブルが付属されておらず別売り
HDMI出力機能が無い
ケースの見た目がシンプル過ぎてやや安っぽい
CarlinKit Tbox Plus 128GBの最新価格と購入方法
CarlinKit Tbox Plus 128GBの最新価格は以下の通りです。
【日本限定版】CarlinKit TBox Plus Android13.0システム 8+128GB ai box ワイヤレスCarPlay/Android Auto ...
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
定価は40,000円程度ですが、こちらも不定期で割引セールを行っており、運が良ければ数千円引き程度の大幅値引きで買えます。同じく購入可能ルートは基本的に、アマゾンや楽天などのネット通販です。
AI-BOXは安い買い物では無いので、私も最初は価格安めのCarlinKit V3と呼ばれる2万円程度のモデルを購入しました。しかし使ってるうちに操作のモタツキがガマンできなくなり、高性能モデルのOttoAibox P3やCarlinKit TBox Plus 128GBに買い替え直してる状況です。ある程度長く使う予定であれば、最初から高性能モデルを買っておくのが絶対おすすめです。
私は現在こちらのCarlinKit Tbox Plus 128GB(下図)をメインで使ってますが、特にRAM容量8GBの威力が素晴らしく、操作のモタツキが全く無くとても快適です。
ちなみに、現在世の中で販売されてるAI-BOXの中でRAM容量8GBを搭載してる超高性能モデルは、私が知る限りこちらのCarlinKit TBox Plus 128GB・CarlinKit Tbox Ambient 128G・CarlinKit Aibox-HDMI・オットキャスト PICASOU3・DRIVM CPC200 TBox 128GBの5モデルのみです。
2位:CarlinKit(カーリンキット) Tbox Plus 64GB
次にCarlinKit AI BOXのおすすめ2位は、同じく2022年に発売でSIM対応・クアルコム製CPU(SoC)搭載ですが、RAM・ROM容量が必要十分レベルに抑えられたCarlinKit Tbox Plus 64GBモデルです。
CarlinKit Tbox Plus 128GBモデルと比べて64GBモデルはメモリ容量が、
- RAM:8→4GB
- ROM:128→64GB
と必要最小限になっており、その分5,000円も安く買うことができます。RAMの8GBと4GBの違いについて、実際に使い比べてみましたが、正直実使用で問題を感じるレベル差は無いです。また、ROMは必要であればSDカードで+128GBまで増設可能なので、高画質動画やハイレゾ音源を相当大量にダウンロードしない限りは十分な容量です。メモリは多い方が安心感はありますが、その分価格も高くなるので、メモリ容量と価格のバランスにこだわる方は、こちらのCarlinKit Tbox Plus 64GBモデルがおすすめです。
さらに、こちらのモデルのライバル機種であるオットキャストPICASOU2と比べると、ハードウェアスペックはHDMI端子が無い以外ほぼ同じなのに1万円も安いです。またアンドロイドOSのバージョンは、オットキャストPICASOU2のAndroid 10に対して、CarlinKit Tbox PlusはAndroid 13と最新のソフトスペックでむしろ有利です。
HDMI入出力が欲しい場合はオットキャストやCarlinKit Aibox-HDMIなどに選択肢が絞られますが、HDMIが不要な場合はCarlinKit Tbox Plusが圧倒的にコストパフォーマンスが良いです。
CarlinKit Tbox Plus 64GBのメリット・デメリット
CarlinKit Tbox Plus 64GBモデルの良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。
AI BOXの性能として最高クラス(クアルコムQCM6125+メモリ4GB)で量販スマホ並の安定した反応速度
ほぼ同スペックのオットキャストPICASOU2より1万円も安い
本体64GB+最大128GBのSD外付け対応でオフライン用コンテンツを大量に保存可能
一部の車で必要となるUSB電源補助(Y字)ケーブルが付属されておらず別売り
HDMI出力機能が無い
ケースの見た目がシンプル過ぎてやや安っぽい
USB電源補助ケーブルとは以下のようなものです。Tbox Plusのライバル機種PICASOU2にUSB電源補助ケーブルが付属されてるとしても、価格差の6,000円を考えると、1,000円程度のUSB電源補助ケーブルを追加購入してもまだお釣りがきます。
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Duttek USB 3.0 二 股延長ケーブル、USB 3.0タイプAメスto デュアル USBオス充電Y延長ケーブル(片側のみ)充...
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CarlinKit Tbox Plus 64GBの最新価格と購入方法
CarlinKit Tbox Plus 64GBの最新価格は以下の通りです。
【日本限定版】CarlinKit Tbox Plus Android13.0 4+64GB ワイヤレスCarPlay/Android Autoアダプター Youtub...
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
定価は35,000円程度ですが、不定期で割引セールを行っており、運が良ければ数千円引き程度の大幅値引きで買えます。購入ルートは基本的に、アマゾンや楽天などのネット通販です。CarlinKitより有名なOTTOCASTの場合、オートバックスやイエローハットなどの一部の実店舗では取り扱いがありますが、CarlinKitの場合は基本的にネット通販のみの取り扱いです。ただ、一般的にネットの方が価格が安いことや取付作業がUSB端子に挿すだけなので、ネット通販での購入で全く問題無いと思います。
3位:CarlinKit (カーリンキット) V3
最後、おすすめのCarlinKit AI BOXの3位は、2022年に発売のSIM対応・スナドラ450搭載の超コストパフォーマンスモデル、CarlinKit V3です。ただ、2023年現在こちらのCarlinKit V3はAmazon/楽天/Yahooショッピング共に入手困難になってます。私は運良く2022年にCarlinKit V3を購入できましたが、AI BOXは基本的に海外生産かつ一定数量生産後に販売が打ち切られる場合が多いので、もし気に入った製品を見つけたら早めに買っておくのがおすすめです。
CarlinKit V3 64GBのメリット・デメリット
CarlinKit V3 64GBモデルの良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。
AI BOXの中ではわりと安めの3万円(最上位のPICASOU 2 Proより30,000円安い)
AI BOXの性能として中堅クラス(スナドラ450+メモリ4GB)でギリギリ気にならないレベルの反応速度
本体64GB+最大128GBのSD外付け対応でオフライン用コンテンツを大量に保存可能
一部の車で必要となるUSB電源補助(Y字)ケーブルが付属されておらず別売り
HDMI出力機能が無い
ケースの見た目がシンプル過ぎてやや安っぽい
CarlinKitの種類と最新比較一覧
CarlinKitの種類
CarlinKit (カーリンキット) とは、AI BOXのブランド名またはその製品名として使われることが多いですが、CarlinKitブランドの製品には大きく分けて以下2種類の機器があります。
- CarPlayやAndroid Autoの有線接続を無線接続化するワイヤレスアダプター
- CarPlay有線接続経由で動画等のアプリが使えるようになるAI BOX
ここで、ワイヤレスアダプターとAI BOXは全然違う機器であり、YouTubeなどの動画アプリはAI BOXじゃないと使えないです。YouTubeなどの動画アプリを使いたい場合は、AI BOXを選択する必要があります。
CarlinKit最新AI BOX全機種比較一覧
CarlinKit最新機種の比較一覧表を以下の通りまとめてみました。各モデルのスペックや機能の違いをご理解いただけると思います。
機種名 | おす すめ |
実売 価格 |
SoC (CPU) |
RAM +ROM |
OS | You Tube |
Amazon Prime |
SIM 対応 |
HDMI 対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
V3 mini |
|||||||||
V3 |
|||||||||
CarlinKit TboxPlus 64GB |
○ | ○ 3.6 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
– |
CarlinKit TBoxPlus 128GB |
◎ | ◎ 4.1 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
– |
CarlinKit Tbox Ambient 64GB |
○ | ○ 2.4 万円 |
〇++ Qualcomm Snapdragon SM6225/2.4GHz |
○ 4+64 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
– |
【数量限定】 CarlinKit Tbox Ambient 128GB |
◎ | ○ 4.4 万円 |
〇++ Qualcomm Snapdragon SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
– |
【24年6月発売】 CarlinKit Aibox HDMI |
◎ | ○ 4.8 万円 |
〇++ Qualcomm Snapdragon SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
〇 (出力 のみ) |
※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もありますがご了承下さい。
※2024年現在CarlinKitV3シリーズは売切れで入手困難、他機種も売切れの場合はリンク先で代替品にが表示される場合があります。
改めて、CarlinKitのAI BOXのおすすめ機種3つとそれに当てはまる人は以下の通りです。
CarlinKit TBox Plus 128GB/ Ambient 128G
動画・歌詞見ながらナビ地図案内など2画面表示を使いたいし操作時の反応は極力速い方がいい人向け
CarlinKit Tbox Plus 128GBモデルとメモリやOSのスペックは全く同じで、CPUとLED照明が新しくなった以下のモデルCarlinKit Tbox Ambient 128GBが発売されました。
CarlinKit Tbox Ambient Android13.0システムAi Box 8+128GBワイヤレスCarPlay/ Android Autoアダプター Yo...
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
Tbox Ambientはまだ新しいので、Tbox Plusより少し価格が高いですが、その分Tbox Plusには装備されて無いイルミネーション機能も搭載されておりTbox Ambientもおすすめです。
CarlinKit TboxはAmazon/楽天/Yahooショッピング等のネット通販からの購入可能ですが、こちらのTbox Ambient含め機種によっては品薄状態が続いているので、なるべく在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。
オットキャストなどはわりと大手ブランドですが、特にCarlinKitはそこまで大きなメーカーでは無いので需給バランスによって品薄になりがちです。このようなモデルは一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか不透明なので、欲しいタイミングで手に入らない場合もあるので注意が必要です。実際、CarlinKit V3は私は運よく2022年に購入できましたが、2023年以降売切れ状態が続いており、もう手に入らない可能性が高いです。
CarlinKit以外も含む最新AI BOX15機種比較一覧
次にCarlinKit以外のメーカーも含め、ほぼ全種類のAI BOXに対する価格vs性能の比較を行い、おすすめ機種はどれか?について書いていきます。実は、CarlinKitよりさらに多機能な機種、さらに低価格な機種もありますので、ぜひご確認いただきたいです。ちなみに、AI BOXの中にはYouTubeは見れるけどAmazonプライムビデオは見れない機種もありますが、さすがにプライムビデオが見れないのは機能不足と考え、以下リストからは除外してます。
機種名 | おす すめ |
実売 価格 |
SoC (CPU) |
RAM +ROM |
OS | You Tube |
Amazon Prime |
2画面 分割 |
HDMI 対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Herilary C9 |
△ | ○ 1.7 万円 |
△ Qualcomm QCM2290/2GHz |
△ 2+8 GB |
○ Android 11 |
○ | ○ | – | – |
Herilary C7 |
△ | ○ 2.2 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 11 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
– |
CarlinKit TboxPlus 64GB |
○ | ○ 3.6 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
– |
DRIVIM CPC-200 TboxPlus |
○ | ○ 2.4 万円 |
〇 Qualcomm QCM6225/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
– |
KEIYO APPCAST AN-S109 |
○ | ○ 3.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
– |
【24年10月発売】 オットキャスト OttoAibox P3 Lite |
○ | ○ 3.7 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
– |
CarlinKit TBoxPlus 128GB |
◎ | ○ 4.1 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
– |
【数量限定】 CarlinKit Tbox Ambient |
◎ | ○ 4.4 万円 |
〇++ Qualcomm SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
– |
【24年6月発売】 CarlinKit Aibox-HDMI |
◎ | ○ 4.8 万円 |
〇++ Qualcomm SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
〇 (出力 のみ) |
オットキャスト PICASOU2 【品薄】 |
○ | ○ 4.2 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
〇 (出力 のみ) |
DRIVM D-BOX 220 |
◎ | 〇 4.8 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
〇 (出力 のみ) |
オットキャスト OttoAibox P3 PICASOU3 |
◎ | △ 5.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ 5:5 3:7 |
〇 (出力 のみ) |
KEIYO APPCAST II 2 AN-S109 II |
◎ | ○ 4.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
◎ (入力 +出力) |
KEIYO APPCAST III 3 AN-S129 |
◎ | △ 5.0 万円 |
非公開(↓予測) Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○+ | ○ 5:5 |
◎ (入力 +出力) |
オットキャスト PICASOU2 Pro |
○ | △ 5.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ 5:5 |
◎ (入力 +出力) |
※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もあります
※上記は2024年11月時点の情報であり、オットキャストU2-GTなど販売終了した旧モデルは削除するなど随時最新情報を掲載中ですが、一時的に売切れのモデルはリンク先で代替品が表示される場合があります
CarlinKit以外も含む最新AI BOXおすすめ機種
CarlinKit以外も含むAI BOXのおすすめモデルを4つの観点でまとめると、以下の通りです。実は全てのAI BOXの中でも総合的に1番おすすめなのは、CarlinKit Tboxシリーズです。
1.高性能で割安で最もおすすめなのはCarlinKit Tbox
まず1つ目として、どのAI BOXを選べば分からない方や特にこだわりが無い方は、安定動作につながる8GBのRAMと高性能SoC(CPU)のクアルコムQCM6125搭載の観点より、CarlinKit Tboxシリーズが間違い無く安心です。
Tbox Plus 128GBとTbox Ambient 128GBの最大の違いはSoCがQCM6125かSM6225かの違いですが、スペック的にはSM6225が上であるものの、私が実際に使ってみた限り有意な性能差は無しでした。よって、ケース外観のフルカラーイルミネーション機能の有無と価格差でどちらかお好きな方を選択いただければと思います。
最大手オットキャスト製のOttoAibox P3も8GBのRAM搭載と高スペックでおすすめですが、2画面分割幅変更機能や後席モニターや家のTVなどへのHDMI出力機能が不要であれば、CarlinKit Tboxシリーズ 128GBモデルの方が2万円程安いのでコスパ的にもおすすめです。
CarlinKit Tbox Ambient Android13.0システムAi Box 8+128GBワイヤレスCarPlay/ Android Autoアダプター Yo...
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CarlinKit TBox Plus Android13.0システム 日本限定版 8+128GB 無線Android Auto&CarPlay ai box ワイヤレ...
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CarlinKitのAI BOXの選び方や具体的にできる事の詳しい内容については、こちら”Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較“の記事に私が実際に購入して使ってみた体験をまとめてありますので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
CarlinKit(カーリンキット)や OTTOCAST(オットキャスト)と呼ばれるアンドロイドOS搭載AI BOXをCarPlay(カープレイ)対応のカーナビやディスプレイオーディオに接続すると、スマホのCarPlay/Android A[…]
2.HDMI+画面分割幅変更機能付のおすすめはOttoAibox P3
【公式】オットキャストOttocast OttoAibox P3 Android12 HDMI出力8+128GB CarPlay AI Box 2023新型ai box ...
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3.HDMI付の割安おすすめはCarlinKit Aibox-HDMI
Carlinkit Aibox-HDMI アダプター ワイヤレスCarPlay/Android Auto 8+128GB JP版 純正で有線CarPlay/有線An...
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4.日本メーカー製おすすめAI BOXはKEIYO APPCAST
■KEIYO APPCAST3 AN-S129(HDMI+SIM付)
■KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI付)
■KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)
【公式】 APPCASTⅢ クラウドSIM搭載 カーナビやリアモニターでYouTubeが見られる CarPlay Ai Box 10ギガ付...
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CarlinKit AI BOXの品薄問題
ちなみに、上記のCarPlay AI BOXはAmazon/楽天/Yahooショッピング等のネット通販から購入可能ですが、機種によっては品薄状態が続いているので、なるべく在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。
最大手ブランドのオットキャストだとわりと在庫は十分確保されてますが、特にCarlinKit・DRIVM・KEIYOはそこまで大きなメーカーでは無いのですぐ品薄になりがちです。もし一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか分からず、次の休日に間に合わないなどまさに欲しいタイミングで買えないこともあるので注意が必要です。
AI BOXを長く使いたいなら高性能モデルがおすすめ
ちなみに私の失敗談ですが、AI-BOXは安い買い物では無いということで、最初は価格安めの2万円程度のモデル(現在は廃版のCarlinKit V3)を購入しました。しかし使ってるうちに操作のモタツキがガマンできなくなり、高性能モデルのCarlinKit TBox Plus 128GB・ Tbox Ambient 128G・オットキャストOttoAibox P3へ買い直しをしてる状況です。ある程度長く使う予定であれば、最初から高性能モデルを買っておくのが絶対おすすめです。
私は現在、下図の CarlinKit Tbox Ambient 128GB や OttoAibox P3 をメインで使ってますが、特にRAM容量8GBだと安心で、カーナビアプリとYouTubeとアマプラなど複数アプリを同時に起動しても操作のモタツキが無くとても快適です。
まずは価格を抑えてCarPlay AI BOXを試してみたいという方には、Herilary C9(ヘリラリ)など1.8万円程度の低価格なモデルを買ってみても良いかもしれませんが、長く使い続けたいと思われる方は、ある程度高性能なオットキャストOttoAibox P3 ・ Tbox Ambient 128G・CarlinKit TBox Plus 128GBなどの高性能モデルが安心でおすすめです。
AI BOXのおすすめ機種の詳細については、こちら”CarPlay AI BOXおすすめ4選比較“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
CarPlay AI BOX(カープレイ エーアイボックス)と呼ばれる後付け機器あれば、車のUSBポートに接続するだけで、カーナビやディスプレイオーディオのモニター画面でYouTube・プライムビデオ・TVerなどの動画が見れるようになりま[…]
CarlinKit AI BOXの対応車種
次に、CarlinKitのAI BOXが接続できて使える対応車種は、基本的にUSBケーブル接続による有線CarPlay接続対応車です。無線CarPlayのみ対応車や有線Android Autoのみ対応車には非対応で使用不可能です。
実際、有線CarPlay対応車では利用可能ですが、もう少し詳しく書くと以下の通りです。
■1)有線CarPlay対応+画面タッチ操作対応(トヨタ/一部レクサス/スズキ/日産/VW/Benz等)
⇒そのまま使用可能
■2)有線CarPlay対応+画面タッチ操作非対応(マツダ/一部レクサス等)
⇒Bluetoothリモコンを使えば使用可能だが現実的には非推奨
※有線CarPlay対応の一部の車または無線CarPlayのみ対応(一部BMW/一部スバル等)
⇒使用不可能
私も実際、トヨタ、レクサス、VW、Benz、Porscheの車にCarlinkit Tbox PlusやTbox Ambientを接続して使ってますが、問題無く使えることを日々確認済ですので、ほとんどの有線CarPlay対応車で利用可能なのは間違いないですが、車メーカー別の対応車種と対応時期をさらに詳しく書くと以下の通りです。
■トヨタ:2020年~(2023年~USB-Aなら補助電源必要)
■レクサス:2022年~(2023年~USB-Aなら補助電源必要)
■スズキ:2021年~(後付対応なら可)
■ダイハツ:2021年~(後付対応なら可)
■日産:2022年~(後付対応なら可)
■ホンダ:2019年~(後付対応なら可)
■スバル:2019年~(一部2023年~対応不可)
■フォルクスワーゲン:2016年~
■メルセデスベンツ:2016年~
トヨタのCarlinKit AI BOX対応車種
トヨタの純正ナビは2020年前後からと、他メーカーよりやや遅れたタイミングでCarPlayに対応し始めました。トヨタ車の場合、CarPlay対応=Carlinkit AI BOX対応と考えてよいので、具体的には2020年頃以降にモデルチェンジしたトヨタ車であればCarlinkit AI BOX対応と考えて概ね問題ありません。現状のトヨタ車のCarlinkit AI BOX対応車種としては以下の通りです。
車名(トヨタ) | 販売時期 | Carlinkit AI BOX対応 |
モデル 系統 |
---|---|---|---|
アルファード ヴェルファイア |
2023年06月~ | 〇 | 40系 |
2020年01月~ | 〇 | 30系MC後 | |
2018年01月~ | × | ||
2015年01月~ | × | 30系MC前 | |
ノア ヴォクシー |
2022年1月~ | 〇※1 | 90系 |
2014年1月~ | × | 80系 | |
ハリアー | 2022年09月~ | 〇 | 80系 |
2020年6月~ | 〇 | ||
2013年12月~ | × | 60系 | |
RAV4 | 2022年10月~ | 〇※1 | 50系MC後 |
2020年08月~ | 〇※2 | 50系MC前 | |
2019年04月~ | × | ||
カローラ カローラ ツーリング |
2022年10月~ | 〇 | 210系 MC後 |
2019年9月~ | 〇 | 210系 MC前 |
|
カローラクロス | 2023年10月~ | 〇 | 10系 |
2021年9月~ | 〇 | ||
カローラスポーツ | 2022年10月~ | 〇 | 210系 MC後 |
2019年09月~ | 〇 | 210系 MC前 |
|
2018年06月~ | × | ||
ヤリス | 2024年01月~ | 〇 | 210系 |
2019年12月~ | 〇 | ||
GRヤリス | 2024年03月~ | 〇 | 10系 |
2020年09月~ | 〇 | ||
ヤリスクロス | 2024年01月~ | 〇 | 10系 |
2020年8月~ | 〇 | ||
プリウス | 2023年1月~ | 〇 | 60系 |
2021年6月~ | 〇※2 | 50系MC後 | |
2018年12月~ | × | ||
2015年12月~ | × | 50系MC前 | |
シエンタ | 2022年8月~ | 〇※1 | 10系 |
2015年7月~ | × | 170系 | |
クラウン クロスオーバー |
2022年7月~ | 〇※1 | 230系 |
クラウンスポーツ | 2023年10月~ | 〇 | 230系 |
ランドクルーザー 300 |
2021年08月~ | 〇 | 300系 |
ランドクルーザー 200 |
2015年08月~ | × | 200系 |
ランドクルーザー 250 |
2024年04月~ | 〇 | 250系 |
ランドクルーザー プラド |
2020年08月~ | 〇※2 | 150系 MC後 |
2017年09月~ | × | ||
ライズ | 2021年3月~ | 〇※2 | 200/ 210系 |
2019年11月~ | 〇※2 |
※1補助電源ケーブル必要(USB Type-A端子の場合)
※2メーカーオプションDA装着車のみ
トヨタ車のCarlinkit AI BOX対応を簡単にまとめると、以下の通りとなります。
- メーカー標準装着トヨタコネクテッドナビ対応DA:電源補助ケーブルでCarlinkit AI BOX対応
- メーカー標準装着orOPのT-Connetナビキット対応DA:そのままでCarlinkit AI BOX対応
- 販売店OPのナビ:Carlinkit AI BOX非対応だがCarPlay対応ナビ/DAに交換すればCarlinkit AI BOX対応可
ちなみに車が無線CarPlay対応であってもCarlinkit AI BOXは無線CarPlay接接続には非対応であり、有線CarPlay接続のみの対応です。
また、Apple公式サイトにもCarPlay対応状況は記載されており目安にはなりますが、こちらは主に米国市場での対応状況となるので、例えばハリアーがVenza(ハリアーの米国での名前)と書かれてたり、プリウスなどモデルによっては日本向け販売モデルのCarPlay対応時期と違ってたり(米国:2020年~、日本:2021年~)します。
上記リストは、トヨタ主要車種のCarlinkit AI BOX対応(有線CarPlay対応)時期について、日本向け販売モデルに対する正確かつ詳細な調査結果となります。さらに詳しくCarlinkitやオットキャストなどのAI Boxの対応車種について知りたい場合は、こちら”オットキャスト対応車種/時期詳細!トヨタ/レクサス/スズキ/日産等“の記事にまとめましたので、もし良ければご参考にどうぞ。
レクサスのCarlinkit AI BOX対応車種
レクサスの純正ナビも2020年頃からと、わりと遅いタイミングでCarPlay対応しています。実はレクサス車の場合、CarPlay対応=Carlinkit AI BOX完全対応とは言えず、CarPlay対応初期のモデルはBluetoothリモコンを併用した操作が必要になる場合があります。
これは、2021年以前の多くのレクサス車ではタッチスクリーン操作が不可能であり、リモートタッチと呼ばれるパソコンのタッチパッドのような操作系が採用されているためです。さらにややこしいことに、一部の年式のRX/LS/ES/IS/RCなどリモートタッチとタッチスクリーンの両方が利用可能なモデルも存在しており、これらの車種ではCarlinkit AI BOX対応と言えます。
以上より、具体的には2022年頃以降にモデルチェンジしたレクサス車であればCarlinkit AI BOX対応と考えて概ね問題ありません。現状のレクサス車のCarlinkit AI BOX対応車種としては以下の通りです。
車名(レクサス) | 販売時期 | Carlinkit AI BOX対応 |
タッチ スクリーン 操作 |
リモート タッチ 操作 |
---|---|---|---|---|
LX | 2022年1月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2015年8月~ | × | × | 〇 | |
RX | 2022年11月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2019年8月~ | 〇 | 〇 | 〇 | |
2015年10月~ | × | × | 〇 | |
NX | 2021年10月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2020年7月~ | △※2 | × | 〇 | |
2017年9月~ | × | × | 〇 | |
UX | 2022年7月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2020年10月~ | △※2 | × | 〇 | |
2018年11月~ | × | × | 〇 | |
LBX | 2023年11月~ | 〇 | 〇 | × |
LS | 2022年10月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2020年11月~ | 〇 | 〇 | 〇 | |
2017年10月~ | × | × | 〇 | |
ES | 2022年7月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2021年8月~ | 〇 | 〇 | 〇 | |
2020年8月~ | △※2 | × | 〇 | |
2018年10月~ | × | × | 〇 | |
IS | 2021年9月~ | 〇 | 〇 | 〇 |
2020年11月~ | △※2 | × | 〇 | |
2016年10月~ | × | × | 〇 | |
LC | 2023年6月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2020年6月~ | △※2 | × | 〇 | |
2017年3月~ | × | × | 〇 | |
RC | 2022年12月~ | 〇 | 〇 | 〇 |
2019年10月~ | △※2 | × | 〇 | |
2018年10月~ | × | × | 〇 |
※1補助電源ケーブル必要(USB Type-A端子の場合)
※2:Bluetoothリモコンを使えば使用可能だが非現実的
レクサス車のCarlinkit AI BOX対応を簡単にまとめると、以下の通りとなります。
- 純正コネクテッドナビ:電源補助ケーブルでCarlinkit AI BOX対応
- 純正ナビ(CarPlay対応)でリモートタッチ+タッチスクリーン両対応:そのままでCarlinkit AI BOX対応
- 純正ナビ(CarPlay対応)でリモートタッチのみ対応:BluetoothリモコンでCarlinkit AI BOX対応(使い辛い)
- 純正ナビ(CarPlay非対応):Carlinkit AI BOX非対応
日産のCarlinkit AI BOX対応車種
日産の純正ナビは2022年前後からと、他メーカーよりやや遅れたタイミングでCarPlayに対応し始めました。日産車の場合、CarPlay対応=Carlinkit AI BOX対応と考えてよいので、具体的には2022年頃以降にモデルチェンジした日産車であればCarlinkit AI BOX対応と考えて概ね問題ありません。一方でキックスのように完全にオーディオレス仕様でCarlinkit AI BOX非対応の車種もありますが、オーディオレス仕様の車種には、CarPlay対応ディスプレイオーディオを後付け装着することでCarlinkit AI BOXに対応させることもできます。現状の日産車のCarlinkit AI BOX対応車種としては以下の通りです。
車名(日産) | 販売時期 | Carlinkit AI BOX対応 |
---|---|---|
ノート | 2020年12月~ | 〇※1 |
2018年9月~ | × | |
セレナ | 2023年4月~ | 〇※1 |
2018年3月~ | × | |
X-Trail | 2022年7月~ | 〇※1 |
2013年12月~ | × | |
ルークス | 2022年9月~ | 〇※2 |
2020年3月~ | × | |
デイズ | 2022年9月~ | 〇※2 |
2019年3月~ | × | |
アリア | 2022年1月~ | 〇※1 |
サクラ | 2022年6月~ | 〇※1 |
リーフ | 2019年1月~ | 〇※1 |
2017年10月~ | 〇※1 | |
スカイライン | 2019年9月~ | 〇※1 |
2014年6月~ | × | |
キックス | 2020年6月~ | × |
エルグランド | 2010年8月~ | × |
※1メーカーオプションナビ装着車のみ
※2ディーラーオプション9″ナビ装着車のみ
日産車のCarlinkit Tbox AI BOX対応を簡単にまとめると、以下の通りとなります。
- メーカーOP装着の日産純正ナビ(2020年頃以降):そのままでCarlinkit AI BOX対応
- ディーラーOP日産純正9″ナビ(2022年頃以降):そのままでCarlinkit AI BOX対応
- 上記以外のディーラーOPのナビ/DA:Carlinkit AI BOX非対応だがCarPlay対応ナビ/DAに交換すればCarlinkit AI BOX対応可
ホンダのCarlinkit AI BOX対応車種
ホンダの純正ナビのCarPlay対応時期は車種によって大きく違っており、ヴェゼル・ステップワゴン・CR-Vは2018年頃とかなり早くから対応してるのに対し、フリード・シビックはだいぶ遅れて2022年からの対応となってます。またホンダ車の場合も、CarPlay対応=Carlinkit AI BOX対応と考えてよいので、具体的には2022年頃以降にモデルチェンジしたホンダ車であればCarlinkit AI BOX対応と考えて概ね問題ありません。現状のホンダ車のCarlinkit AI BOX対応車種としては以下の通りです。
車名(ホンダ) | 販売時期 | Carlinkit AI BOX対応 |
---|---|---|
N-BOX | 2023年10月~ | 〇※1 |
2021年12月~ | × | |
フリード | 2022年6月~ | 〇※1 |
2019年10月~ | × | |
ヴェゼル | 2021年4月~ | 〇※2 |
2018年2月~(ハイブリッド) 2019年1月~(ガソリン) |
〇※3 | |
2013年12月~ | × | |
WR-V | 2024年3月~ | 〇※1 |
ZR-V | 2022年11月~ | 〇※2 |
CR-V | 2018年8月~ | 〇※3 |
2013年10月~ | × | |
フィット | 2021年6月~ | 〇※2 |
2018年5月~ | × | |
シビック | 2022年6月~ | 〇※2 |
2020年1月~ | × | |
オデッセイ | 2023年12月~ | 〇※1 |
2020年11月~ | × | |
ステップワゴン | 2022年5月~ | 〇※1 |
2018年10月~ | 〇※3 | |
2016年9月~ | × |
※1ディーラーオプション9″ナビ装着車のみ
※2Honda CONNECTディスプレイ装着車のみ
※3インターナビ装着車のみ
ホンダ車のCarlinkit AI BOX対応を簡単にまとめると、以下の通りとなります。
- ディーラーOP装着の純正9″ナビ(2023年頃以降):そのままでCarlinkit AI BOX対応
- メーカーOP装着のHonda CONNECTディスプレイ(2021年頃以降):そのままでCarlinkit AI BOX対応
- メーカーOP装着の純正インターナビ(2019年頃以降):そのままでCarlinkit AI BOX対応
- 上記以外ディーラーOPのナビ/DA:Carlinkit AI BOX非対応だがCarPlay対応ナビ/DAに交換すればCarlinkit AI BOX対応可
CarlinKit AI BOXでできる具体的なこと
ここからは、CarlinKitのAI BOXを使うとできることをCarlinKit V3をトヨタのディスプレイオーディオに接続した場合の以下の私の実体験を元に説明していきます。
- ナビアプリと動画アプリの2画面表示
- ナビアプリと音楽アプリの2画面表示(歌詞表示/ミュージックビデオ表示)
- ランチャーアプリの利用とUIカスタマイズ
CarlinKitでナビと動画の2画面表示
まず、CarlinKitのAI BOXでできることとして、最も定番で同乗者に喜ばれるのが、動画アプリが表示可能になることですが、上図の通りナビ地図案内と動画の2画面同時表示も可能です。上図の例では、
- Googleマップアプリ(ナビ地図表示)
- アマゾンプライムビデオアプリ(ちいかわ)
を2画面で同時に表示させています。
ちなみにCarlinKitの場合は、画面上のオンスクリーンメニューを開き2画面表示ボタンを押すことで2画面表示が可能になります。最新のトヨタ・レクサス車のコネクテッドナビ対応ディスプレイオーディオは、2画面表示ができない仕様になってしまったため、CarlinKitのAI BOXを使うことで2画面表示も可能になります。
CarlinKitでナビと音楽の2画面表示
続いて、CarlinKit AI BOXと音楽アプリでできるようになることについて紹介していきます。
音楽アプリのアルバムカバーアート表示
まずはアルバムカバーアートと再生・曲送り操作パネルの表示とナビ地図案内との同時表示です。上図の例では、
- Yahoo!カーナビアプリ(ナビ地図表示)
- アップルミュージックアプリ(アルバムカバーアート表示)
を2画面で同時に表示させています。ただし、ここまでならアップルカープレイやアンドロイドオートでもほぼ同じことが可能です。
音楽アプリの歌詞表示
次にAI BOXならでは表示方法として、アルバムカバーアートに加えて歌詞表示が可能です。上図の例ではCarlinKit V3を使って、
- Yahoo!カーナビアプリ(ナビ地図表示)
- アップルミュージックアプリ(歌詞表示)
を2画面で同時に表示させています。さらに具体的な表示として、下図のように歌詞が1行ずつ流れて表示されるので、同乗者はカラオケのように口ずさんだり、歌詞を覚えたり、様々な楽しみ方が考えられます。
音楽アプリのミュージックビデオ表示
さらにAI BOXならでは表示方法として、音楽アプリであってもミュージックビデオ動画の表示が可能です。上図の例ではCarlinKit V3を使って、
- Googleマップアプリ(ナビ地図表示)
- アップルミュージックアプリ(ミュージックビデオ動画表示)
を2画面で同時に表示させています。ミュージックビデオ動画は、以下の通り、ドライバーと同乗者の両方が楽しめるコンテンツなので、おすすめです。
- ドライバー:音楽だけ聴いても十分満足できるコンテンツ
- 同乗者:音楽に合わせて映像も見れてさらに満足できるコンテンツ
Carlinkitで2画面表示できない場合の対策方法
最後に、CarlinkitのAI-BOXで2画面表示がうまくできない場合の対策方法について書かせていただきます。
2画面分割表示自体は標準的なランチャーアプリで対応可能ですが、プライムビデオやカーナビ等のアプリ側が2画面表示に非対応の場合があり、強制的に2画面対応させるにはマルチウィンドウサイズの変更設定が必要です。また本設定を行うには、まず開発者向けオプション(ディベロッパーモード)の有効化を行います。
Carlinkit Tbox等の開発者向けオプションの有効化方法
Carlinkit Tbox等で開発者向けオプションを有効化するには、下図の通り、「設定」メニュー内の「デバイス情報」をタップし「ビルド番号」と書かれたメニューを表示させ、この「ビルド番号」の部分を「開発者向けオプション(ディベロッパーモード)になりました」と画面に表示されるまで連続で画面タップし続けます。
開発者向けオプション(ディベロッパーモード)が有効になると、下図のようにシステム設定メニュー内に「開発者向けオプション」と書かれたメニューが表示されるようになります。
2画面表示強制対応用のマルチウィンドウでのサイズ変更有効化方法
開発者向けオプションをタップすれば、開発者向けオプションメニューの中に入ることができます。次に開発者向けオプションメニュー内のリストを下のほうにスクロールして行くと、「マルチウィンドウでのサイズ変更不可を有効にする」と書かれたメニューがあるので、こちらをONにします。
これで、プライムビデオやカーナビ等の2画面表示非対応アプリであっても、2画面表示が可能になります。
CarlinKitとランチャーアプリでUIカスタマイズ
最後にこれこそAI BOXならでは表示機能として、CarlinKit AI BOXとランチャーアプリを使ったUI(ユーザーインターフェース)のカスタマイズ例について紹介します。上図は、CarlinKit V3の初期設定のランチャー表示ですが、こちらにCar Launcherという別のランチャーアプリを入れると、下図のような全く異なったレイアウトのUI表示に変更可能です。
アンドロイドアプリの世界では、このようなランチャーアプリは、無料のものも含めて数多く提供されています。ランチャーアプリによるUI変更では、単にレイアウトの変更だけでなく、上記のように少し懐かしいグラフィックイコライザー表示の追加なんかも可能です。
CarlinKit AI BOXおすすめ機種まとめ
以上ここでは、CarlinKitを中心にAI BOXのおすすめ機種について、紹介してきました。最後にポイントをおさらいすると、CarlinKit AI BOXのおすすめ機種は以下の2機種でした。
CarlinKit TBox Plus 128GB/Ambient 128G
動画・歌詞見ながらナビ地図案内など2画面表示を使いたいし操作時の反応は極力速い方がいい人向け
もしCarlinKitブランドにこだわらないのであれば、さらに低価格化やHDMI対応含めた高機能化の選択肢の幅は拡がり、以下の機種がおすすめです。
■CarlinKit Aibox-HDMI(後発割安最新機種)
■オットキャストOttoAibox P3(大手最新機種)
■DRIVM D-BOX 220(大手最新OEM機種)
■KEIYO APPCAST3 AN-S129(HDMI+SIM付)
■KEIYO APPCAST2 AN-S109 II(HDMI付)
■KEIYO APPCAST AN-S109(HDMI無)
CarlinKit以外も含めたAI BOXのおすすめ機種の詳細については、こちら”CarPlay AI BOXおすすめ4選比較“の記事でも詳しくまとめてありますので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
さらに、車の画面で動画を見る方法としては、AI BOXを使った方法以外にもスマホからのHDMI出力やカーナビのブラウザ機能を使った方法など他の方法もあります。AI BOXを使う方法も含め、車でYouTubeなどの動画を再生する様々な方法について、こちら”ディスプレイオーディオの走行中YouTube再生方法全10種類“の記事にまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
車のディスプレイオーディオでYouTube(ユーチューブ)が見れたらいいのに…テレビなら見れるのに…と思ったことは無いでしょうか? トヨタ車などのディスプレイオーディオでYouTube動画を走行中にも見る方法はちゃんと存在しており、こ[…]
AI BOXでオンラインコンテンツを楽しむ際に必要となるインターネット接続ですが、SIMカード・テザリングWi-Fi・車内専用Wi-Fiなどいろいろある中、どの方法がコストパフォーマンス良くおすすめか?については、こちら”オットキャスト等にSIMカードは必要!?4つの接続方法と通信料節約術“の記事に書かせていただきましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。