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Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較!CarPlayでYouTubeを

  • 2023年5月1日
  • 2023年6月6日
  • CarPlay
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CarlinKit(カーリンキット)や OTTOCAST(オットキャスト)と呼ばれるアンドロイドOS内蔵AI BOXをCarPlay(カープレイ)対応のカーナビやディスプレイオーディオにUSBでつなぐと、スマホのCarPlay/Android Auto(アンドロイドオート)接続では使えないユーチューブ動画アプリなど以下のアプリや機能使えるようになります。

  • 動画アプリ:プライムビデオ、ユーチューブ
  • 音楽アプリ(歌詞/ミュージックビデオ表示機能):Apple Music、Amazon Music
  • ランチャーアプリ:Car Launcher
  • SNSアプリ:Twitter、Instagram
  • Webブラウザ:Chrome、FireFox

ちなみに、Apple MusicやAmazon Musicなどの音楽アプリは、音楽の再生やアートワークの表示だけなら、スマホのCarPlay/Android Auto接続でも使えますが、歌詞やミュージックビデオの表示についてはAI BOXを使わないと不可能です。

つまりCarlinKitを使えば、スマホのCarPlay/Android Auto接続時の使用制約が無くなりスマホでは使えてるあらゆるアプリがカーナビやディスプレイオーディオの画面で利用でき、同乗者にも喜ばれる快適なドライブができるのです。

CarlinKit 最新おすすめ機種イメージ

そこでここでは、CarPlay/Android Autoを5年以上使い続けてきた私が、CarlinKit の量販モデルであるV3 AI BOXを買って実際に使い倒してみた実体験を元に、「CarlinKitなどのAI BOXはどれを選べばよいか?」「CarlinKitでできることは何か?」について詳しく紹介していきます。

  • CarlinKit(カーリンキット)を使ってみたいと思われてる方
  • CarlinKitとOTTOCASTの違いについて知りたい方
  • なるべく安くAI BOXを使いたいと思われてる方
  • スマホのCarPlay/Android Autoでは動画や歌詞が見れず不満に思われてる

は特に参考になるかと思います。

 

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CarlinKitとOTTOCASTのAI BOXの違い

CarlinKit V3とOTTOCAST PICASOU2 AI BOX

まず、AI BOXの後発ブランドCarlinKit(カーリンキット)と最大手ブランドOTTOCAST(オットキャスト)との違いについて比較してみます。

AI BOXメーカーとしては後発で、2014年設立のフイゾー ユンリアン テクノロジー (Huizhou Yunlian Technology)社が展開するブランドがCarlinKitです。

このCarlinKitに対し、最大手メーカーで、2009年設立のカルチザン (Cartizan)社展開するブランドがOTTOCASTです。

CarlinKitは後発ブランドですが、性能などで負けてるわけでは無く、後発ならではのリーズナブルな価格戦略などで、OTTOCASTを上回る部分もあります。

スマホのキャリアで例えるなら、

  • CarlinKit(カーリンキット):ソフトバンクのような後発ブランド、OTTOCASTより歴史は浅いけど価格が安い
  • OTTOCAST(オットキャスト):ドコモのような名門ブランド、安心だけど価格が少し高い

といったイメージでしょうか・・・ww

最大手ブランドOTTOCASTに特化したAI BOXの選び方や具体的できる事については、こちら”オットキャスト最新おすすめ全機種の価格x性能比較!車でYouTubeを“の記事に詳しくまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。

 

CarlinKitがOTTOCASTより有利な点と不利な点

私がCarlinKitとOTTOCASTの両方を実際に使ってみて感じた有利・不利な点は以下の通りです。

 CarlinKitの方が同じスペックのOTTOCAST機種より1万円以上安い

 CarlinKitの方が起動時間がわずかに早い(気がする)

 CarlinKitの方が手軽に”タスクキル”操作ができ、限られた性能を有効活用できる

 CarlinKitだとHDMI入出力端子搭載モデルが無い

 CarlinKitの方がトラブル発生時等に調べる情報源(ブログ, YouTube)が少ない

 CarlinKitの方がケースの見た目がシンプル過ぎてやや安っぽい

上記の通り、CarlinKitがOTTOCASTに及ばない不利な点はいくつかありますが、はっきり言って致命的とは言えません

 

AI BOX共通のメリット・デメリット

次に、CarlinKitやOTTOCASTに限らず、ほぼ全てのAI BOXに共通するメリット・デメリットは以下の通りです。

 YouTube/プライムビデオ/TV(見逃し配信含)等が見れる

 キャンセラー取付無で走行中も見れるし操作もできる

 USBで挿すだけの簡単取付なので取付作業代が不要

また、スマホやCarPlay/Android Auto接続での操作性と比べると、以下のデメリットがあります。

 操作や表示の反応がやや悪い、たまにアプリが落ちる

 一度エンジン切った後(コンビニ休憩等)、続きから再生できない(特に動画アプリ)

 アプリ内の表示レイアウトのバランスが悪い(高解像度のスマホを画面前提設計のため)

これらのAI BOX共通のデメリットは、多少はイライラするものの、使い続けれないレベルの致命的欠点では無いです。

つまり、CarlinKitならではの不利な点やAI BOX共通のデメリットなど様々なマイナス面はあるものの、トータルで考えると、メリットがデメリットが上回るため、結果として十分使ってみる価値はあるのです。

ちなみに私は下図の通り、CarlinKit V3 64GBを使ってますが、全く問題無く使用可能です。

トヨタディスプレイオーディオとCarlinKit V3 64GBモデル

 

CarlinKit AI BOXおすすめ3種類厳選ランキング

次に、CarlinKit (カーリンキット) AI BOXの製品ラインナップの中からおすすめの3機種を厳選し、ランキング形式で紹介していきます。

 

1位:CarlinKit (カーリンキット) Tbox Plus 64GB

おすすめのCarlinKit AI BOXの1位は、2022年に発売のSIM対応・スナドラ665搭載のCarlinKit Tbox Plus 64GBモデルです。

こちらのモデルのライバル機種は、OTTOCAST U2-GT(JP)です。

なんと、ハードウェアスペックはほぼ同じなのにOTTOCASTよりもCarlinKitの方が約1万円も安いです。

しかも、アンドロイドOSのバージョンは、OTTOCASTのAndroid 10に対して、CarlinKitはAndroid 12と、最新のソフトスペックです。

HDMI端子搭載モデルが欲しい場合は現状はOTTOCASTしか選択肢が無いですが、HDMI入出力が不要な場合、CarlinKitなら最高のハードスペックが安く手に入ります。

 

CarlinKit Tbox Plus 64GBのメリット・デメリット

CarlinKit Tbox Plus 64GBモデルの良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。

 AI BOXの性能として最高クラス(スナドラ665+メモリ4GB)で量販スマホ並みの反応速度

 同じスペックのOTTOCAST U2-GT(JP)より約10,000円安い

 本体64GB最大128GBのSD外付け対応でオフライン用コンテンツを大量に保存可能

 一部の車で必要となるY字USB電源ケーブル付属されておらず別売り

 HDMI出力機能が無い

 ケースの見た目がシンプル過ぎてやや安っぽい

 

CarlinKit Tbox Plus 64GBの最新価格と購入方法

CarlinKit Tbox Plus 64GBの最新価格は以下の通りです。

定価は35,000円程度ですが、不定期で割引セールを行っており、運が良ければ数千円引き程度の大幅値引きで買えます。

購入ルートは基本的に、アマゾンや楽天などのネット通販です。

CarlinKitより有名なOTTOCASTの場合、地域によってはオートバックスなどの実店舗での取り扱いも少しだけあるようですが、CarlinKitの場合は基本的にネット通販のみの取り扱いであり、一般的にネットの方が価格が安いことや取付作業がUSB端子に挿すだけなので、ネット通販での購入で問題無いと思います。

 

2位:CarlinKit (カーリンキット) Tbox Plus 128GB

次に、おすすめのCarlinKit AI BOXの2位は、同じく2022年に発売でSIM対応・スナドラ665搭載ですが、RAM・ROM容量が増やされたのCarlinKit Tbox Plus 128GBモデルです。

CarlinKit Tbox Plus 64GBモデルと比べて、

  • RAM:4→8GB
  • ROM:64→128GB

に増設されています。

 

CarlinKit Tbox Plus 128GBのメリット・デメリット

CarlinKit Tbox Plus 128GBの良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。

 AI BOXの性能としてダントツ最高スペック(スナドラ665+メモリ8GB)で量販スマホ並みの反応速度

 AI BOXの中では新しめのAndroid OS12搭載で数年以上使い続けられる安心感

 本体128GB最大128GBのSD外付け対応でオフライン用コンテンツを超大量に保存可能

 一部の車で必要となるY字USB電源ケーブル付属されておらず別売り

 HDMI出力機能が無い

 ケースの見た目がシンプル過ぎてやや安っぽい

 

CarlinKit Tbox Plus 128GBの最新価格と購入方法

CarlinKit Tbox Plus 128GBの最新価格は以下の通りです。

定価は40,000円程度ですが、こちらも不定期で割引セールを行っており、運が良ければ数千円引き程度の大幅値引きで買えます。

同じく購入可能ルートは基本的に、アマゾンや楽天などのネット通販です。

 

3位:CarlinKit (カーリンキット) V3

最後、おすすめのCarlinKit AI BOXの3位は、2022年に発売のSIM対応・スナドラ450搭載の超コストパフォーマンスモデル、CarlinKit V3です。

 

CarlinKit V3 64GBのメリット・デメリット

CarlinKit V3 64GBモデルの良い点と良くない点をまとめると以下の通りです。

 AI BOXの中ではわりと安めの3万円(最上位のPICASOU 2 Proより30,000円安い)

 AI BOXの性能として中堅クラス(スナドラ450+メモリ4GB)でギリギリ気にならないレベルの反応速度

 本体64GB最大128GBのSD外付け対応でオフライン用コンテンツを大量に保存可能

 一部の車で必要となるY字USB電源ケーブル付属されておらず別売り

 HDMI出力機能が無い

 ケースの見た目がシンプル過ぎてやや安っぽい

 

CarlinKit V3 64GBの最新価格と購入方法

CarlinKit V3の最新価格は以下の通りです。

定価は31,000円程度ですが、こちらも不定期で割引セールを行っており、運が良ければ数千円引き程度の大幅値引きで買えます。

同じく購入可能ルートは基本的に、アマゾンや楽天などのネット通販です。

2023年現在、Amazonでは在庫切れのタイミングもあるようで、確実に手に入れるには楽天からの購入の方がよいかもしれません。

Amazonの場合、CarlinKit V3が在庫切れだと類似製品のCarlinKit V3 miniが検索結果としてヒットする場合もありますが、こちらはCarlinKit V3とは違って以下の通り低スペックなので、使い勝手を考えるとあまりお勧めできないです。

  • SoC:8コアのSDM450(V3) → 4コアのQCM2290(V3 mini)
  • ROM/RAM:4+64GB → 3+32GB

ちなみに私は、コストパフォーマンスと性能のバランスに魅力を感じ、2022年にCarlinKit V3を購入しました。

このように、CarPlay AI BOXの世界は製品の入れ替わりが速いので、ある程度短期で決断いただくのが効率的でおすすめです。

 

CarlinKitの種類と最新比較一覧

CarlinKitの種類

CarlinKit (カーリンキット) とは、AI BOXのブランド名またはその製品名として使われることが多いですが、CarlinKitブランドの製品には大きく分けて以下2種類の機器があります。

  • CarPlayやAndroid Autoの有線接続を無線接続化するワイヤレスアダプター
  • CarPlay有線接続経由で動画等のアプリが使えるようになるAI BOX

ここで、ワイヤレスアダプターとAI BOXは全然違う機器であり、YouTubeなどの動画アプリはAI BOXじゃないと使えないです。

YouTubeなどの動画アプリを使いたい場合は、AI BOXを選択する必要があります。

 

CarlinKit最新機種の価格vs性能比較一覧

CarlinKit最新機種の比較一覧表を以下の通りまとめてみました。

各モデルのスペックや機能の違いをご理解いただけると思います。

下表の注意点として、1番上のCarlinKit 4.0はAI BOXでは無くワイヤレスアダプターなので、動画アプリ非対応で普通のCarPlayやAndroid Autoと比べて使えるアプリは何も変わらないです。

機種名






SoC
(CPU)
RAM
+
ROM
OS You
Tube
Ama-
zon
Prime
SIM

HD
MI

Carlin-
Kit
4.0
×
1.4

Carlin-
Kit
V3
mini

2.5


Qualcomm
QCM2290
2.0GHz/4core

3+32
GB

And-
roid
11
Carlin-
Kit
V3

3位

3.1


Qualcomm
SDM450
Snapdragon
450
1.8GHz/8core

4+64
GB

And-
roid
9
Carlin-
Kit
Tbox
Plus
64GB

1位

3.5


Qualcomm
SM6125
Snapdragon
665
1.8+2.0GHz
/8core

4+64
GB

And-
roid
12
Carlin-
Kit
Tbox
Plus
128GB

2位

4.0


Qualcomm
SM6125
Snapdragon
665
1.8+2.0GHz
/8core

8+128
GB

And-
roid
12

※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もありますがご了承下さい。

改めて、CarlinKitのAI BOXのおすすめ機種3つとそれに当てはまる人は以下の通りです。

  • 動画見ながらナビ地図案内、歌詞見ながらナビ地図案内などたは積極的に2画面表示を使い切りたいけど価格も抑えたい人:CarlinKit Tbox Plus 64GB【おすすめ1位】
  • 動画見ながらナビ地図案内、歌詞見ながらナビ地図案内などたは積極的に2画面表示を使い切りたいので価格よりスペック重視の人:CarlinKit Tbox Plus 128GB【おすすめ2位】
  • 2画面表示は使うかもしれないけど、基本は1画面で動画再生がメインなので価格は極力抑えたい人:CarlinKit V3【おすすめ3位】

 

CarlinKit以外も含めた最新AI BOXの価格vs性能比較一覧

次にCarlinKit以外のメーカーも含め、ほぼ全種類のAI BOXに対する価格vs性能の比較を行い、おすすめ機種はどれか?について書いていきます。

実は、CarlinKitよりさらに多機能な機種、さらに低価格な機種もありますので、是非ご確認いただきたいです

機種名






SoC
(CPU)
RAM
+
ROM
OS You
Tube
Ama-
zon
Prime
SIM

HD
MI

Heri-
lary
C3

1.3


Rockchips
RK3326
1.5GHz

2+8
GB

And-
roid
8.1
Heri-
lary
C
6
C9

1.8


Qualcomm
QCM2290
2.0GHz

2+8
GB

And-
roid
11
Heri-
lary
C7

4.0


Qualcomm
SM6125
Snapdragon
665/2.0GHz

4+64
GB

And-
roid
11
Heri-
lary
C8

4.2


Qualcomm
SM6125
Snapdragon
665/2.0GHz

4+64
GB

And-
roid
11

(出力
のみ)
Carlin-
Kit
V3
mini

2.5


Qualcomm
QCM2290
2.0GHz

3+32
GB

And-
roid
11
Carlin-
Kit
V3

3.1


Qualcomm
SDM450
Snapdragon
450/1.8GHz

4+64
GB

And-
roid
9
Carlin-
Kit
Tbox
Plus
64GB

3.5


Qualcomm
SM6125
Snapdragon
665
1.8+2.0GHz

4+64
GB

And-
roid
12
OTTO-
CAST
U2-PLUS

4.0


Qualcomm
SDM450
Snapdragon
450/1.8GHz

4+64
GB

And-
roid
9
OTTO-
CAST
U2-GT

(JP)

4.4


Qualcomm
SM6125
Snapdragon
665/2.0GHz

4+64
GB

And-
roid
10
OTTO-
CAST
PICASOU
2

5.3


Qualcomm
SM6125
Snapdragon
665/2.0GHz

4+64
GB

And-
roid
10

(出力
のみ)
OTTO-
CAST
PICASOU
2 Pro

6.0


Qualcomm
SM6125
Snapdragon
665/2.0GHz

4+64
GB

And-
roid
10

(入力

出力)

上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もありますがご了承下さい。

CarlinKit以外の機種も含めたAI BOXのおすすめ機種としての結論は、以下の通りです。

ちなみに、以下のOTTOCAST PICASOU2と同じスペックのHDMI出力端子搭載にもかかわらず価格が数千円安いAI BOXが、2023年に後発ブランドHerilary(ヘリラリ)よりHerilary C8として発売されました。

以下のHerilary C8は、発売後日が浅いので口コミ等も少なく、少し不安もありますが、かなりコストパフォーマンスの高いAI BOXなのは間違い無いです。

CarlinKit以外のAI BOXのおすすめ機種については、こちら”CarPlay AI BOXおすすめ4選比較!そもそも何ができる!?“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

 

CarlinKit AI BOXの対応車種

次に、CarlinKitのAI BOXが接続できて使える対応車種は、基本的にUSBケーブル接続による有線CarPlay接続対応車です。

無線CarPlayのみ対応車や有線Android Autoのみ対応車には非対応で使用不可能です。

実際、ほとんどの有線CarPlay対応車(だいたい2017年式以降)では利用可能ですが、もう少し詳しく書くと、

  • 有線CarPlay対応、タッチパネル操作対応車(トヨタ, レクサス, 日産, ホンダ, ダイハツ, スズキ, VW, Benz, Porsche等):使用可能
  • 有線CarPlay対応、タッチパネル操作非対応車(マツダ等):Bluetoothリモコンを使えば使用可能
  • 有線CarPlay対応の一部の車または無線CarPlayのみ対応車(BMW, MINI, 一部のスバル, 日産GT-R):使用不可能

となっています。

私も実際、トヨタ、レクサス、VW、Benz、Porscheの車ではちゃんと使えることを日々確認済ですので、ほとんどの有線CarPlay対応車ではオットキャストAI BOXが利用可能なのは間違いないと思います。

 

トヨタのCarlinKit AI BOX対応車種

トヨタの純正ナビは2018年頃からと、他メーカーよりやや遅れたタイミングでCarPlayに対応し始めました。

具体的には、だいたい2019年頃以降にモデルチェンジしたトヨタ車はCarlinKit AI BOXに対応と考えて問題ありません。

現状のトヨタ車のCarlinKit AI BOX対応車種としては以下の通りです。

  • 有線(+無線)CarPlay対応:ノア/ヴォクシー/新型クラウン/新型シエンタ/カローラシリーズ(クロス/ツーリング/スポーツ)/RAV4/ハリアーなど(概ね2022年頃以降)
  • 有線CarPlay対応のみ:ヤリスクロス/ヤリス/新型アクア/カローラシリーズ(クロス/ツーリング/スポーツ)/RAV4/ハリアーなど(概ね2019年頃以降)

ちなみに車が無線CarPlay対応であってもAI BOXは無線接続できず有線CarPlay接続のみ対応です。

 

レクサスのCarlinKit AI BOX対応車種

レクサスの純正ナビも2020年頃からと、わりと遅いタイミングでCarPlay対応しています。

よって、2020年頃以降にモデルチェンジしたレクサス車はCarlinKit AI BOX対応と考えて問題ありません。

ちなみに、有線+無線両方のCarPlay対応となると、2021年の新型NX以降のコネクテッドナビ対応以降のモデルとなります。

現状のレクサス車のCarlinKit AI BOX対応車種としては以下の通りです。

  • 有線(+無線)CarPlay対応:新型RX/新型NX/UX/LS/ES(概ね2022年頃以降)
  • 有線CarPlay対応:LX/LC/IS/RC/ES/RX/NX/UX(概ね2020年頃以降)

 

VWのオットキャストAI BOX対応車種

VWの純正ナビは2016年頃からと、トヨタやレクサスよりだいぶ早いタイミングでCarPlay対応しています。

よって、2016年頃以降にモデルチェンジした車はCarlinKit AI BOX対応と考えて問題ありません。

ちなみに、有線+無線両方のCarPlay対応となると、2021年頃の各社イヤーモデル切替以降となります。

現状のVW車のCarlinKit AI BOX対応車種としては以下の通りです。

  • 有線+無線両方のCarPlay対応(Discover Pro/Discover Media):全車概ね2021年式以降
  • 有線CarPlay対応のみ(Discover Pro/Discover Media):全車概ね2016年式~2021年式

 

CarlinKit AI BOXでできる具体的なこと

ここからは、CarlinKitのAI BOXを使うとできることをCarlinKit V3をトヨタのディスプレイオーディオに接続した場合の以下の私の実体験を元に説明していきます。

  • ナビアプリと動画アプリ2画面表示
  • ナビアプリと音楽アプリ2画面表示(歌詞表示/ミュージックビデオ表示)
  • ランチャーアプリの利用とUIカスタマイズ

 

CarlinKitでナビと動画の2画面表示

CarlinKit V3 ナビと動画2画面表示

まず、CarlinKitのAI BOXでできることとして、最も定番で同乗者に喜ばれるのが、動画アプリが表示可能になることですが、上図の通りナビ地図案内と動画の2画面同時表示も可能です。

上図の例では、

  • Googleマップアプリ(ナビ地図表示)
  • アマゾンプライムビデオアプリ(ちいかわ)

を2画面で同時に表示させています。

ちなみにCarlinKitの場合は、画面上のオンスクリーンメニューを開き2画面表示ボタンを押すことで2画面表示が可能になります。

最新のトヨタ・レクサス車のコネクテッドナビ対応ディスプレイオーディオは、2画面表示ができない仕様になってしまったため、CarlinKitのAI BOXを使うことで2画面表示も可能になります。

 

CarlinKitでナビと音楽の2画面表示

続いて、CarlinKit AI BOXと音楽アプリでできるようになることについて紹介していきます。

 

音楽アプリのアルバムカバーアート表示

CarlinKit V3 音楽アプリのアルバムカバーアート表示

まずはアルバムカバーアートと再生・曲送り操作パネルの表示とナビ地図案内との同時表示です。

上図の例では、

  • Yahoo!カーナビアプリ(ナビ地図表示)
  • アップルミュージックアプリ(アルバムカバーアート表示)

を2画面で同時に表示させています。

ただし、ここまでならアップルカープレイやアンドロイドオートでもほぼ同じことが可能です。

 

音楽アプリの歌詞表示

CarlinKit V3 音楽アプリの歌詞表示

次にAI BOXならでは表示方法として、アルバムカバーアートに加えて歌詞表示が可能です。

上図の例ではCarlinKit V3を使って、

  • Yahoo!カーナビアプリ(ナビ地図表示)
  • アップルミュージックアプリ(歌詞表示)

を2画面で同時に表示させています。

さらに具体的な表示として、下図のように歌詞が1行ずつ流れて表示されるので、同乗者はカラオケのように口ずさんだり、歌詞を覚えたり、様々な楽しみ方が考えられます。

音楽アプリのミュージックビデオ表示

CarlinKit V3 音楽アプリのミュージックビデオ表示

さらにAI BOXならでは表示方法として、音楽アプリであってもミュージックビデオ動画の表示が可能です。

上図の例ではCarlinKit V3を使って、

  • Googleマップアプリ(ナビ地図表示)
  • アップルミュージックアプリ(ミュージックビデオ動画表示)

を2画面で同時に表示させています。

ミュージックビデオ動画は、以下の通り、ドライバーと同乗者の両方が楽しめるコンテンツなので、おすすめです。

  • ドライバー:音楽だけ聴いても十分満足できるコンテンツ
  • 同乗者:音楽に合わせて映像も見れてさらに満足できるコンテンツ

 

CarlinKitとランチャーアプリでUIカスタマイズ

CarlinKit V3 標準ランチャーアプリHome画面

最後にこれこそAI BOXならでは表示機能として、CarlinKit AI BOXとランチャーアプリを使ったUI(ユーザーインターフェース)のカスタマイズ例について紹介します。

上図は、CarlinKit V3の初期設定のランチャー表示ですが、こちらにCar Launcherという別のランチャーアプリを入れると、下図のような全く異なったレイアウトのUI表示に変更可能です。

CarlinKit V3 CarLauncherアプリHome画面

アンドロイドアプリの世界では、このようなランチャーアプリは、無料のものも含めて数多く提供されています。

ランチャーアプリによるUI変更では、単にレイアウトの変更だけでなく、上記のように少し懐かしいグラフィックイコライザー表示の追加なんかも可能です。

 

CarlinKit AI BOXおすすめ機種まとめ

以上ここでは、CarlinKitを中心にAI BOXのおすすめ機種について、紹介してきました。

最後にポイントをおさらいすると、CarlinKit AI BOXのおすすめ機種は以下の3機種でした。

  • 動画見ながらナビ地図案内、歌詞見ながらナビ地図案内などたは積極的に2画面表示を使い切りたいけど価格も抑えたい人:CarlinKit Tbox Plus 64GB【おすすめ1位】
  • 動画見ながらナビ地図案内、歌詞見ながらナビ地図案内などたは積極的に2画面表示を使い切りたいので価格よりスペック重視の人:CarlinKit Tbox Plus 128GB【おすすめ2位】
  • 2画面表示は使うかもしれないけど、基本は1画面で動画再生がメインなので価格は極力抑えたい人:CarlinKit V3【おすすめ3位】

もしCarlinKitブランドにこだわらないのであれば、さらに低価格化やHDMI対応含めた高機能化の選択肢の幅は拡がり以下の機種がおすすめです。

オットキャスト以外も含めたAI BOXのおすすめ機種の詳細については、こちら”CarPlay AI BOXおすすめ4選比較!そもそも何ができる!?“の記事でも詳しくまとめてありますので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

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