Carlinkit (カーリンキット)Tbox PlusやTbox Ambientは、YouTubeやAmazon Prime Videoなどが車の画面で見れるようになるCarPlay AI BOXと呼ばれる機器の1つです。
Carlinkit Tboxは、人気のオットキャストOttoAiBox P3とほぼ同等性能のSoC(CPU)やメモリを採用しているにもかかわらず、なんと価格は1万円以上割安なコストパフォーマンスの高い高性能モデルです。一方で最近では以下の通り、Carlinkit Tboxが5種類以上に増えてきたので、どれを選ぶべきか迷ったり、自分の車が対応車種なのか不安に思ったりする場合もあるかと思います。
■CarlinKit Tbox Ambient 128G
■CarlinKit Tbox Ambient 64GB
■CarlinKit Tbox Ambient SE 64GB
■CarlinKit Tbox Plus 128GB
■CarlinKit Tbox Plus 64GB
そこでここでは、CarPlay AI BOXを2年以上使い続けてきた私が、CarlinKit Tbox Plus 128GBとCarlinKit Tbox Ambient 128GBを自腹で購入し、1年上使い倒してみた実体験を元に、
- Carlinkit Tboxの各機種の違いは何か?
- Carlinkit Tboxの対応車種はどの車か?
- Carlinkit Tboxの設定/接続方法はどうすればよいのか?
について詳しく解説していきます。
- Carlinkit Tboxを使ってみたいと思われてる方
- Carlinkit Tbox の対応車種・接続・設定・使い方が分からず不安な方
は特に参考になるかと思います。
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Carlinkit Tbox Plus/Ambientの種類と違い
Carlinkit (カーリンキット)Tboxシリーズの種類と主要なスペックの違いについて、以下の表にまとめてみました。
SoC(CPU)は全モデルQualcomm(クアルコム)製の高性能な8コアチップを採用、Android OSのバージョンは全モデル新しめのAndroid 13で、もちろん全モデルでYouTubeやAmazon Primeビデオに対応してます。上図のように、走行中・停車中のどちらでも助手席の人にはAmazonプライムビデオを見ていただきながらヤフーカーナビでルート案内なんてことも問題無く可能です。
ちなみに、価格・SoC(CPU)の詳細スペック・メモリ(RAM+ROM)容量・LEDイルミ有無においては少しモデルによる違いがあります。
機種名 | おす すめ |
実売 価格 |
SoC (CPU) |
RAM +ROM |
OS | You Tube |
Amazon Prime |
SIM 対応 |
ケース外観 LEDイルミ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CarlinKit TboxPlus 64GB |
○ | ○ 2.0 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
– (なし) |
CarlinKit Tbox Ambient 64GB |
○ | ○ 2.4 万円 |
〇++ Qualcomm Snapdragon SM6225/2.4GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
〇 フルカラー イルミ |
CarlinKit Tbox Ambient SE 64GB |
○ | ○ 2.6 万円 |
〇 Qualcomm Snapdragon SM6115/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
〇 フルカラー イルミ |
CarlinKit TboxPlus 128GB |
◎ | ◎ 4.1 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇+ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
– (なし) |
CarlinKit Tbox Ambient 128GB |
◎ | ○ 4.4 万円 |
〇++ Qualcomm Snapdragon SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇+ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
〇 フルカラー イルミ |
※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もあります
※一時的に売切れのモデルはリンク先で代替品が表示される場合があります
上表の最上段のCarlinKit Tbox Plus 64GBが最も価格が安く、コストパフォーマンスにも優れています。下図は私が使用しているCarlinKit Tbox Plus 128GBですが、CarlinKit TboxPlus 64GBと比べると、外観の見た目は右側のLEDランプ色がピンク色なのを除けば全く同じです。CarlinKit TboxPlus 64GBは青色のLEDランプ色。シンプルな作りになってるので、やや安っぽい見た目ではあるものの、かしこく価格を抑えた設計になってるとも言えます。
これに対し最新のCarlinKit Tbox Ambient では、オットキャストPICASOUシリーズで採用されてる下図のようなフルカラーのLEDイルミネーション機能が追加されてます。
LEDイルミネーションの演出により分かりやすい見た目の満足感は高まりますが、基本性能と関係ない部分で少し価格UPしてしまっており、コストパフォーマンス的には低下傾向です。また、見た目だけでなく内蔵されてるSoC(CPU)が同じQualcomm製 ではあるもののCarlinKit Tbox Plusで採用のQCM6125/2.0GHz から、最新のSnapdragon SM6225/2.4GHzにグレードアップされています。
ただし、こちらについても私がCarlinKit Tbox Plus 128GBとCarlinKit Tbox Ambient 128GBを両方同じ車に接続して比べた結果、処理負荷が高そうな操作でも反応速度等で体感できるレベルの性能差はほぼ無いと感じました。処理負荷が高そうな操作としては、ナビルート案内を行いながら複数のアプリを開き2画面~1画面を素早く切替などを試してみましたが、CarlinKit Tbox Ambient の方がほんの少し安定してるように感じた程度です。
以上を集約し、Carlinkit Tboxシリーズのメリット・デメリットを簡単にまとたのが、以下の表です。一応デメリットも書いてますが、TboxシリーズはCarlinkit製品の中でも最高級のハイエンドモデルですので、他モデルと比べると十分過ぎる性能であり、価格が最も安いCarlinKit Tbox Plus 64GBであっても操作上ほぼ問題無いと思います。
機種名 | 〇メリット〇 | △デメリット△ |
---|---|---|
CarlinKit TboxPlus 64GB |
〇:価格が最も安い 〇:高性能CPU QCM6125で 操作がスムーズ 〇:新しめのAndroid OS 13 |
△:HDMI入出力非対応 △:見た目がだいぶ安っぽい |
CarlinKit Tbox Ambient 64GB |
〇:高性能最新CPU スナドラSM6225で さらに操作がスムーズ 〇:新しめのAndroid OS13 〇:流行りのフルカラーLEDイルミ対応 |
△:HDMI入出力非対応 △:品薄気味 △:見た目がやや安っぽい |
CarlinKit Tbox Ambient SE 64GB |
〇:高性能CPU スナドラSM6115で 操作がスムーズ 〇:新しめのAndroid OS13 〇:流行りのフルカラーLEDイルミ対応 〇:放熱設計により長時間利用時に 高温になりにくい |
△:HDMI入出力非対応 △:品薄気味 △:見た目がやや安っぽい (Ambientよりは改善) |
CarlinKit TboxPlus 128GB |
〇:8GB大容量RAMで アプリ同時使用時も安定動作 〇:高性能CPU QCM6125で 操作がスムーズ 〇:新しめのAndroid OS 13 |
△:価格がやや高い △:HDMI入出力非対応 △:見た目がだいぶ安っぽい |
CarlinKit Tbox Ambient 128GB |
〇:8GB大容量RAMで アプリ同時使用時も安定動作 〇:高性能最新CPU スナドラSM6225で さらに操作がスムーズ 〇:新しめのAndroid OS 13 〇:流行りのフルカラーLEDイルミ対応 |
△:価格がやや高い △:HDMI入出力非対応 △:見た目がやや安っぽい |
以上をまとめると以下の通り、何を優先するかによって、Carlinkit Tboxシリーズの中からどれを選ぶべきかは、変わってくると考えました。
■コストパフォーマンスを優先し少なくとも3万円以下に抑えたい人
⇒CarlinKit Tbox Ambient 64GB
■コストパフォーマンスを優先し少なくとも4万円以下に抑えたい人
⇒CarlinKit Tbox Plus 128GB
■コスパよりもできる限りの高性能・操作レスポンスを求める人
⇒CarlinKit Tbox Ambient 128G
CarlinKit Tbox Plus 128GBの最新価格は以下のリンクからご確認いただけますが、こちらのTbox Plus 128GBは、2024年現在品薄状態が続いているので、なるべく在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。Amazon/楽天/Yahooショッピングのどこに在庫があるかも以下リンクからご確認いただけます。
CarlinKit TBox Plus Android13.0システム 日本限定版 8+128GB 無線Android Auto&CarPlay ai box ワイヤレ...
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また、CarlinKit Tbox Ambient 128GBについても最新価格は以下のリンクからご確認いただけますが、こちらのTbox AmbientもTbox Plus 128GBと同様に、2024年現在品薄状態が続いているので、なるべく在庫があるうちに確保いただくのがおすすめです。
CarlinKit Tbox Ambient Android13.0システムAi Box 8+128GBワイヤレスCarPlay/ Android Autoアダプター Yo...
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
オットキャストなどはわりと大手ブランドですが、特にCarlinKitはそこまで大きなメーカーでは無いので需給バランスによって品薄になりがちです。このようなモデルは一度在庫切れになると次にいつ入荷されるか不透明なので、欲しいタイミングで手に入らない場合もあるので注意が必要です。
カーリンキットが安くなってたから買いました。
車がiPadみたいになって、Youtubeの再生もできるようになった。 pic.twitter.com/MLqop6gNBM— もつ (@mtnbinfo) October 15, 2023
Carlinkit Tbox Plus/Ambientの対応車種
Carlinkit Tboxの対応車種/対応ナビとは、基本的にUSBケーブルを使った有線CarPlay接続対応車/対応ナビです。純正ナビでは無くても、有線CarPlay非対応で無線CarPlayのみ対応の車(一部のBMW車など)や有線CarPlay非対応で有線Android Autoのみ対応の車(一部のスバル車など)には非対応なので使用不可能です。
このように、有線CarPlay対応車では利用可能ですが、もう少し詳しく書くと以下の通りです。
■1)有線CarPlay対応+画面タッチ操作対応(トヨタ, レクサス, 日産, ホンダ, VW, Benz等)
⇒そのまま使用可能
■2)有線CarPlay対応+画面タッチ操作非対応(マツダ等)
⇒Bluetoothリモコンを使えば使用可能
※有線CarPlay対応の一部の車または無線CarPlayのみ対応(BMW, MINI, 一部のスバル※※等)
⇒使用不可能)
※※有線Android Auto接続可能な場合はCarlinKit Tbox Ambient SE 64GBに限り対応
私も実際、トヨタ、レクサス、VW、Benz、Porscheの車にCarlinkit Tbox PlusやTbox Ambientを接続して使ってますが、問題無く使えることを日々確認済ですので、ほとんどの有線CarPlay対応車で利用可能なのは間違いないです。車メーカー別の対応年式をさらに詳しく書くと以下の通りです。
■トヨタ:2020年~(2023年~USB-Aなら補助電源必要)
■レクサス:2022年~(2023年~USB-Aなら補助電源必要)
■スズキ:2021年~(後付対応なら可)
■ダイハツ:2021年~(後付対応なら可)
■日産:2022年~(後付対応なら可)
■ホンダ:2019年~(後付対応なら可)
■スバル:2019年~(一部2023年~対応不可)
■フォルクスワーゲン:2016年~
■メルセデスベンツ:2016年~
Carlinkit Tbox対応車種:トヨタの場合
トヨタの純正ナビは2020年前後からと、他メーカーよりやや遅れたタイミングでCarPlayに対応し始めました。トヨタ車の場合、CarPlay対応=Carlinkit Tbox対応と考えてよいので、具体的には2020年頃以降にモデルチェンジしたトヨタ車であればCarlinkit Tbox対応と考えて概ね問題ありません。現状のトヨタ車のCarlinkit Tbox対応車種としては以下の通りです。
対応車種名 (トヨタ) |
対応年式 | Carlinkit Tbox対応 |
モデル 系統 |
---|---|---|---|
アルファード ヴェルファイア |
2023年06月~ | 〇 | 40系 |
2020年01月~ | 〇 | 30系MC後 | |
2018年01月~ | × | ||
2015年01月~ | × | 30系MC前 | |
ノア ヴォクシー |
2022年1月~ | 〇※1 | 90系 |
2014年1月~ | × | 80系 | |
ハリアー | 2022年09月~ | 〇 | 80系 |
2020年6月~ | 〇 | ||
2013年12月~ | × | 60系 | |
RAV4 | 2022年10月~ | 〇※1 | 50系MC後 |
2020年08月~ | 〇※2 | 50系MC前 | |
2019年04月~ | × | ||
カローラ カローラ ツーリング |
2022年10月~ | 〇 | 210系 MC後 |
2019年9月~ | 〇 | 210系 MC前 |
|
カローラクロス | 2023年10月~ | 〇 | 10系 |
2021年9月~ | 〇 | ||
カローラスポーツ | 2022年10月~ | 〇 | 210系 MC後 |
2019年09月~ | 〇 | 210系 MC前 |
|
2018年06月~ | × | ||
ヤリス | 2024年01月~ | 〇 | 210系 |
2019年12月~ | 〇 | ||
GRヤリス | 2024年03月~ | 〇 | 10系 |
2020年09月~ | 〇 | ||
ヤリスクロス | 2024年01月~ | 〇 | 10系 |
2020年8月~ | 〇 | ||
プリウス | 2023年1月~ | 〇 | 60系 |
2021年6月~ | 〇※2 | 50系MC後 | |
2018年12月~ | × | ||
2015年12月~ | × | 50系MC前 | |
シエンタ | 2022年8月~ | 〇※1 | 10系 |
2015年7月~ | × | 170系 | |
クラウン クロスオーバー |
2022年7月~ | 〇※1 | 230系 |
クラウンスポーツ | 2023年10月~ | 〇 | 230系 |
ランドクルーザー 300 |
2021年08月~ | 〇 | 300系 |
ランドクルーザー 200 |
2015年08月~ | × | 200系 |
ランドクルーザー 250 |
2024年04月~ | 〇 | 250系 |
ランドクルーザー プラド |
2020年08月~ | 〇※2 | 150系 MC後 |
2017年09月~ | × | ||
ライズ | 2021年3月~ | 〇※2 | 200/ 210系 |
2019年11月~ | 〇※2 |
※1補助電源ケーブル必要(USB Type-A端子の場合)
※2メーカーオプションDA装着車のみ
トヨタ車のCarlinkit Tbox Plus/Ambient対応を簡単にまとめると、以下の通りとなります。
- メーカー標準装着トヨタコネクテッドナビ対応DA:電源補助ケーブルでCarlinkit Tbox対応
- メーカー標準装着orOPのT-Connetナビキット対応DA:そのままでCarlinkit Tbox対応
- 販売店OPのナビ:Carlinkit Tbox非対応だがCarPlay対応ナビ/DAに交換すればCarlinkit Tbox対応可
ちなみに車が無線CarPlay対応であってもCarlinkit Tboxは無線CarPlay接接続には非対応であり、有線CarPlay接続のみの対応です。
また、Apple公式サイトにもCarPlay対応状況は記載されており目安にはなりますが、こちらは主に米国市場での対応状況となるので、例えばハリアーがVenza(ハリアーの米国での名前)と書かれてたり、プリウスなどモデルによっては日本向け販売モデルのCarPlay対応時期と違ってたり(米国:2020年~、日本:2021年~)します。
上記リストは、トヨタ主要車種のCarlinkit Tbox対応(有線CarPlay対応)時期について、日本向け販売モデルに対する正確かつ詳細な調査結果となります。さらに詳しくCarlinkit TboxやオットキャストなどのAI Boxの対応車種について知りたい場合は、こちら”オットキャスト対応車種/時期詳細!トヨタ/レクサス/スズキ/日産等“の記事にまとめましたので、もし良ければご参考にどうぞ。
Carlinkit Tbox対応車種:レクサスの場合
レクサスの純正ナビも2020年頃からと、わりと遅いタイミングでCarPlay対応しています。実はレクサス車の場合、CarPlay対応=Carlinkit Tbox Plus/Ambient完全対応とは言えず、CarPlay対応初期のモデルはBluetoothリモコンを併用した操作が必要になる場合があります。
これは、2021年以前の多くのレクサス車ではタッチスクリーン操作が不可能であり、リモートタッチと呼ばれるパソコンのタッチパッドのような操作系が採用されているためです。さらにややこしいことに、一部の年式のRX/LS/ES/IS/RCなどリモートタッチとタッチスクリーンの両方が利用可能なモデルも存在しており、これらの車種ではCarlinkit Tbox対応と言えます。
以上より、具体的には2022年頃以降にモデルチェンジしたレクサス車であればCarlinkit Tbox Plus/Ambient対応と考えて概ね問題ありません。現状のレクサス車のCarlinkit Tbox対応車種としては以下の通りです。
対応車種名 (レクサス) |
対応年式 | Carlinkit Tbox対応 |
タッチ スクリーン 操作 |
リモート タッチ 操作 |
---|---|---|---|---|
LX | 2022年1月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2015年8月~ | × | × | 〇 | |
RX | 2022年11月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2019年8月~ | 〇 | 〇 | 〇 | |
2015年10月~ | × | × | 〇 | |
NX | 2021年10月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2020年7月~ | △※2 | × | 〇 | |
2017年9月~ | × | × | 〇 | |
UX | 2022年7月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2020年10月~ | △※2 | × | 〇 | |
2018年11月~ | × | × | 〇 | |
LBX | 2023年11月~ | 〇 | 〇 | × |
LS | 2022年10月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2020年11月~ | 〇 | 〇 | 〇 | |
2017年10月~ | × | × | 〇 | |
ES | 2022年7月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2021年8月~ | 〇 | 〇 | 〇 | |
2020年8月~ | △※2 | × | 〇 | |
2018年10月~ | × | × | 〇 | |
IS | 2021年9月~ | 〇 | 〇 | 〇 |
2020年11月~ | △※2 | × | 〇 | |
2016年10月~ | × | × | 〇 | |
LC | 2023年6月~ | 〇※1 | 〇 | × |
2020年6月~ | △※2 | × | 〇 | |
2017年3月~ | × | × | 〇 | |
RC | 2022年12月~ | 〇 | 〇 | 〇 |
2019年10月~ | △※2 | × | 〇 | |
2018年10月~ | × | × | 〇 |
※1補助電源ケーブル必要(USB Type-A端子の場合)
※2:Bluetoothリモコンを使えば使用可能だが非現実的
レクサス車のCarlinkit Tbox Plus/Ambient対応を簡単にまとめると、以下の通りとなります。
- 純正コネクテッドナビ:電源補助ケーブルでCarlinkit Tbox対応
- 純正ナビ(CarPlay対応)でリモートタッチ+タッチスクリーン両対応:そのままでCarlinkit Tbox対応
- 純正ナビ(CarPlay対応)でリモートタッチのみ対応:BluetoothリモコンでCarlinkit Tbox対応(使い辛い)
- 純正ナビ(CarPlay非対応):Carlinkit Tbox非対応
Carlinkit Tbox対応車種:日産の場合
日産の純正ナビは2022年前後からと、他メーカーよりやや遅れたタイミングでCarPlayに対応し始めました。日産車の場合、CarPlay対応=Carlinkit Tbox対応と考えてよいので、具体的には2022年頃以降にモデルチェンジした日産車であればCarlinkit Tbox対応と考えて概ね問題ありません。一方でキックスのように完全にオーディオレス仕様でCarlinkit Tbox非対応の車種もありますが、オーディオレス仕様の車種には、CarPlay対応ディスプレイオーディオを後付け装着することでCarlinkit Tboxに対応させることもできます。現状の日産車のCarlinkit Tbox対応車種としては以下の通りです。
対応車種名 (日産) |
対応年式 | Carlinkit Tbox対応 |
---|---|---|
ノート | 2020年12月~ | 〇※1 |
2018年9月~ | × | |
セレナ | 2023年4月~ | 〇※1 |
2018年3月~ | × | |
X-Trail | 2022年7月~ | 〇※1 |
2013年12月~ | × | |
ルークス | 2022年9月~ | 〇※2 |
2020年3月~ | × | |
デイズ | 2022年9月~ | 〇※2 |
2019年3月~ | × | |
アリア | 2022年1月~ | 〇※1 |
サクラ | 2022年6月~ | 〇※1 |
リーフ | 2019年1月~ | 〇※1 |
2017年10月~ | 〇※1 | |
スカイライン | 2019年9月~ | 〇※1 |
2014年6月~ | × | |
キックス | 2020年6月~ | × |
エルグランド | 2010年8月~ | × |
※1メーカーオプションナビ装着車のみ
※2ディーラーオプション9″ナビ装着車のみ
日産車のCarlinkit Tbox Plus/Ambient対応を簡単にまとめると、以下の通りとなります。
- メーカーOP装着の日産純正ナビ(2020年頃以降):そのままでCarlinkit Tbox対応
- ディーラーOP日産純正9″ナビ(2022年頃以降):そのままでCarlinkit Tbox対応
- 上記以外のディーラーOPのナビ/DA:Carlinkit Tbox非対応だがCarPlay対応ナビ/DAに交換すればCarlinkit Tbox対応可
Carlinkit Tbox対応車種:ホンダの場合
ホンダの純正ナビのCarPlay対応時期は車種によって大きく違っており、ヴェゼル・ステップワゴン・CR-Vは2018年頃とかなり早くから対応してるのに対し、フリード・シビックはだいぶ遅れて2022年からの対応となってます。またホンダ車の場合も、CarPlay対応=Carlinkit Tbox対応と考えてよいので、具体的には2022年頃以降にモデルチェンジしたホンダ車であればCarlinkit Tbox対応と考えて概ね問題ありません。現状のホンダ車のCarlinkit Tbox対応車種としては以下の通りです。
対応車種名 (ホンダ) |
対応年式 | Carlinkit Tbox対応 |
---|---|---|
N-BOX | 2023年10月~ | 〇※1 |
2021年12月~ | × | |
フリード | 2022年6月~ | 〇※1 |
2019年10月~ | × | |
ヴェゼル | 2021年4月~ | 〇※2 |
2018年2月~(ハイブリッド) 2019年1月~(ガソリン) |
〇※3 | |
2013年12月~ | × | |
WR-V | 2024年3月~ | 〇※1 |
ZR-V | 2022年11月~ | 〇※2 |
CR-V | 2018年8月~ | 〇※3 |
2013年10月~ | × | |
フィット | 2021年6月~ | 〇※2 |
2018年5月~ | × | |
シビック | 2022年6月~ | 〇※2 |
2020年1月~ | × | |
オデッセイ | 2023年12月~ | 〇※1 |
2020年11月~ | × | |
ステップワゴン | 2022年5月~ | 〇※1 |
2018年10月~ | 〇※3 | |
2016年9月~ | × |
※1ディーラーオプション9″ナビ装着車のみ
※2Honda CONNECTディスプレイ装着車のみ
※3インターナビ装着車のみ
ホンダ車のCarlinkit Tbox Plus/Ambient対応を簡単にまとめると、以下の通りとなります。
- ディーラーOP装着の純正9″ナビ(2023年頃以降):そのままでCarlinkit Tbox対応
- メーカーOP装着のHonda CONNECTディスプレイ(2021年頃以降):そのままでCarlinkit Tbox対応
- メーカーOP装着の純正インターナビ(2019年頃以降):そのままでCarlinkit Tbox対応
- 上記以外ディーラーOPのナビ/DA:Carlinkit Tbox非対応だがCarPlay対応ナビ/DAに交換すればCarlinkit Tbox対応可
Carlinkit TboxのUSB接続方法と表示設定
Carlinkit Tbox Plus/Ambientと車の接続方法は以下の手順で行います
- Carlinkit Tboxを車の通信用USBポートとケーブル接続
- 電源補助ケーブル接続(USBタイプAでバスパワー駆動できない場合)
- 車の設定画面でCarPlay接続を選択(ケ自動でCarPlayモードに遷移しない場合)
- 車の設定画面で2画面表示設定を有効化(使いたいアプリで2画面表示できない場合)
これらの手順の詳細は次章にて詳しく説明します。
Carlinkit TboxをUSBポートとケーブル接続
上図のように車のUSBポートとCarlinkit Tboxを付属の専用USBケーブルで有線接続します。最近はワイヤレスCarPlay対応(無線接続)の車もありますが、Carlinkit Tboxへの電源供給も必要なので有線接続が必要です。ここでの注意点は以下2点です。
- 充電用では無く通信用のUSBポートを必ず使用する
- 付属の専用USBケーブルを必ず使用する
下図はホンダ車の例ですが、左側の三又のマークが通信用のUSBポート、右側のカミナリのマークが充電用のUSBポートです。
また、Carlinkit Tboxを設置したい場所とUSBポートの場所の関係によっては、Carlinkit Tboxの付属品の専用USBケーブルでは短くて使いづらく、長めのケーブルに交換したくなる場合もあるかと思います。しかし、付属の専用ケーブル以外を使うと、ケーブル内の端子配列やケーブル長変化に伴うインピーダンスの変化により、使えなくなる場合があるのでオススメできません。(私も実際に私も試してみましたが、専用ケーブル以外ではCarPlay AI BOXを起動できない場合がありました)
電源補助ケーブル接続(起動できない場合)
VWやPorscheなど多くの輸入車の場合、通信用のUSBポートに接続するだけで、CarPlay AI BOXを起動できます。これは通信用のUSBポートの供給電流(バスパワー電源)の量と供給タイミングが適切で問題が無いからです。
トヨタ/レクサス車のUSB Type-Aでは電源補助ケーブルが必要
ところが、特に2022年以降の新型の一部のトヨタ/レクサス車では、通信用USBポートのバスパワー電源だけではCarlinkit Tboxへの駆動電流の量と供給タイミングが合わないようで、うまく接続・起動できない場合があります。
このような場合、上図赤枠のUSB電源補助ケーブル(Y字型)を使い、上図のように通信用USB接続(通信用USBポートへ)に加えて電源供給用USB接続(シガーソケットUSB充電器等へ)を行うことでCarlinkit Tboxがうまく接続・起動できるようになります。実際に、Carlinkit Tboxをレクサス新型NXのナビに接続してみた場合、バスパワー電源接続のみでは電源ランプは点灯するものの下図のように画面が起動できず、以下のUSB電源補助ケーブルで追加電源供給を行ったところ無事に接続できました。
また、レクサス新型NXに限らずレクサス新型RXやトヨタ新型クラウンクロスオーバーでも試してみたところ、USB補助電源ケーブル無しではCarlinkit Tboxを接続・起動させられませんでした。よって、トヨタやレクサス車のUSB Type-A端子の場合は、USB電源補助ケーブルを使うのが間違いなさそうです。
ちなみに、Carlinkit Tboxには一般的にUSB電源補助ケーブルが付属されて無いので(付属されてるオットキャストより価格が安いので仕方無いかもですが・・・)、以下の汎用品のUSB電源補助ケーブルをお使いいただくのがおすすめです。
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USB電源補助ケーブルを使う場合は、下図赤枠の
- 通信用の太めのケーブル側のUSBコネクタ(下図の上側):通信用のUSBポート
- 電源用の細めのケーブル側のUSBコネクタ(下図の下側):充電用のUSBポートやシガーソケットUSB電源ポート
に接続して下さい。(少しヤヤコシイので逆に接続しないようお気を付け下さい)
電源補助ケーブルを使っても接続できない場合の対処法
また、もしもUSB電源補助ケーブルで電源供給を行ってもCarPlay接続できない場合は、以下をお試し下さい。
- 初回接続時のみはUSB補助電源ケーブル無しで直接接続して一度AI-BOXをディスプレイオーディオに認識させてから再度USB補助電源ケーブルを接続
- シガーソケットUSB電源をさらに電流出力の大きなものに交換
私の経験上、機器登録前の初回接続時だけは補助電源ケーブル無しで接続しないとAI-BOXの機器登録がうまくできない場合や古くて出力電流の低いシガーソケットUSB電源だとAI-BOXがうまく起動できない場合がありました。
それでも接続がうまくいかない場合は、こちら”CarPlay繋がらない問題へのiPhone/カーナビの7つの対処方法“の記事にCarPlay接続エラー対処方法をまとめてありますので、合わせてご参考にどうぞ。
車の設定画面でCarPlay接続を選択
トヨタのディスプレイオーディオなどでは、CarPlayやAndroid Autoなどいくつか存在するスマホ接続方式の事前選択が必要な場合もあります。下図はトヨタRAV4のディスプレイオーディオの例ですが、スマホ連携サービスとして、「Apple CarPlay」が選択されている正しい状態です。
もしも、「Apple CarPlay」が選択されてない場合、下図のようにスマホ連携サービスメニューをタップすると接続方式がリストで表示されるので、「Apple CarPlay」を選択します。
この設定画面で「Apple CarPlay」が選択されていないと、うまくCarPlay接続できず、Carlinkit Tboxの接続がうまくいかない場合もあります。
Carlinkit Tbox Plus/Ambient 2画面表示設定
Carlinkit Tbox Plus/Ambientで2画面表示がうまくできない場合の設定方法について書かせていただきます。
2画面分割表示自体は標準のランチャーアプリでも対応可能ですが、プライムビデオやカーナビ等のアプリ側が2画面表示に非対応の場合があり、強制的に2画面対応させるにはマルチウィンドウサイズの変更設定が必要です。また本設定を行うには、まず最初に開発者向けオプション(ディベロッパーモード)の有効化を行います。
Carlinkit Tboxの開発者向けオプションの有効化方法(工場設定パスワード入力不要)
ここではCarlinkit Tbox Plus 128GBの設定画面を一例として操作方法を解説していきますが、Carlinkit Tbox Ambientなどの他機種でも表示内容は全く同じです。Carlinkit Tboxで開発者向けオプションを有効化するには、下図の通り、「設定」メニュー内の「デバイス情報」をタップし「ビルド番号」と書かれたメニューを表示させ、この「ビルド番号」の部分を「開発者向けオプション(ディベロッパーモード)になりました」と画面に表示されるまで連続で画面タップし続けます。
開発者向けオプション(ディベロッパーモード)が有効になると、下図のようにシステム設定メニュー内に「開発者向けオプション」と書かれたメニューが表示されるようになります。
開発者向けオプションを有効化する際、同じAI-BOXでもオットキャストPICASOU2などの場合は工場設定メニューからパスコード(パスワード)を入力する必要がありますが、Carlinkit Tboxの場合は普通のアンドロイドスマホと同じように「ビルド番号」部分の連打操作するだけでOKです。
マルチウィンドウでのサイズ変更有効化による2画面表示設定
開発者向けオプションをタップすれば、開発者向けオプションメニューの中に入ることができます。次に開発者向けオプションメニュー内のリストを下のほうにスクロールして行くと、「マルチウィンドウでのサイズ変更不可を有効にする」と書かれたメニューがあるので、こちらをONにします。
これで、プライムビデオやカーナビ等の2画面表示非対応アプリであっても、2画面表示が可能になります。
Carlinkit Tboxのネット接続方法と設定
ここからは、Carlinkit Tboxシリーズをインターネット接続するための
- 4種類のネット接続方法と選び方
- ネット接続方法毎のCarlinkit Tbox設定方法
について書かせていただきます。
Carlinkit Tboxのインターネット接続方法
Carlinkit Tboxのインターネット接続方法としては、以下4種類の選択肢があります。
- 1) SIMカード
- 2) Wi-Fiテザリング
- 3) 車内Wi-Fi
- 4) モバイルWi-Fiルーター
上記4種類の選択肢をもう少し具体的に書くと、
- 1) データ専用SIMカード(HISモバイル等)
- 2) スマホのWi-Fiテザリング
- 3-1) 純正車内Wi-Fi (一部トヨタ,レクサス,日産等※車種限定)
- 3-2) docomo in Car Connect (DCT-WR100D等機器限定)
- 4) モバイルWi-Fiルーター (含WiMAX)
※概ね2021年以降にフルモデルチェンジした新型車
となります。
それぞれのネット接続方法の初期費用と月額費用などを簡単にまとめたのが、以下の表です。
車内 ネット通信 接続方式 |
初 期 費 用 |
月 額 費 用 |
課 金 方 式 |
AI-BOX 通信方式 |
---|---|---|---|---|
1) データ専用 SIMカード (HIS等) |
△ 約¥3,000 (契約 手数料) |
○~× ¥約200 ~10,000 |
△ 段階性 (+1GB毎 約¥200 ~1,000) |
○ モバイル ネットワーク 接続 |
2) スマホの Wi-Fi テザリング |
○ ¥0 |
△~× スマホ料金 に含む |
△ スマホ契約 次第 (+約¥200 ~1,000/GB) |
△ Wi-Fi 接続 |
3-1) 純正 車内Wi-Fi (トヨタ等の 一部車種限定) |
○ ¥0 |
△ ¥1,100 (トヨタ等 の場合) |
○ 無制限 (6GB/3日間で 速度制限の 場合あり) |
△ Wi-Fi 接続 |
3-2) docomo in Car Connect (ルータ限定) |
○ ¥25,000 (車載WiFi ルーター) |
△ ¥1,100 (1年契約 の場合) |
○ 基本 無制限 |
△ Wi-Fi 接続 |
4) モバイル Wi-Fiルータ (含WiMAX) |
△ 約¥3,000 (契約 手数料) |
△~× 約¥4,000 ~ |
○ 基本 無制限 |
△ Wi-Fi 接続 |
Carlinkit Tboxシリーズは、いろいろなネット接続方法に対応してますが、簡単にまとめると以下の通りです。
■通信量少なめの場合
⇒ 1)データ専用SIM(HIS等):月¥200以下~
■通信量無制限に使いたい場合
(トヨタ/レクサス/日産/三菱の一部※)
※概ね2021年以降の新型車
⇒ 3-1)純正車内Wi-Fi:月¥1,100
■通信量無制限に使いたい場合(上記以外)
⇒ 3-1)車内Wi-Fiルータ+ドコモ:月¥1,100
■スマホ通信契約が大容量(約30[GB]~)の場合
⇒ 2)スマホWi-Fiテザリング:スマホ料金に含む
■モバイルWi-Fiを契約済の場合
⇒ 4)モバイルWi-Fiルーター:月約¥4,000~
通信量少なめの場合におすすめのデータ専用SIMについては、以下のSIMがわりと低価格でおすすめです。迷う場合は、一番安いHISモバイル ビタップランを選んでおけば間違い無いです。
■HISモバイル ビタップラン (月額税込198円)
■b-mobile 190 Pad SIM X (月額税込209円)
■ロケットモバイル神プラン (月額税込328円)
SIMカードの価格比較などCarlinkit TboxやオットキャストなどのCarPlay AI BOXをインターネット接続する場合の通信料の詳しい比較や節約方法について、こちら”オットキャスト等にSIMカードは必要!?4つの接続方法と通信料節約術“の記事に書かせていただきましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
OTTOCAST(オットキャスト)やCarlinKit(カーリンキット)などのAI-BOXをカーナビ・ディスプレイオーディオに接続すると、YouTube動画などのアプリが走行中も含めて使えるようになりますが、外出先で動画/音楽/ナビ[…]
Carlinkit Tboxのインターネット接続設定
Carlinkit Tboxシリーズのインターネット接続時の設定方法について、詳しく書かせていただきます。
ここではCarlinkit Tbox Plus 128GBをレクサスNXに接続した場合について、一例として操作方法の解説していきます。ただ、Carlinkit Tbox Ambientなどの他機種でも表示内容は全く同じです。Carlinkit Tboxのインターネット接続方法は4種類の選択肢があると書きましたが、ネット接続設定の観点では以下2種類に集約されます。
- SIMカード(モバイルネットワーク)設定
- Wi-Fi(テザリング、車内Wi-Fi、モバイルルーター)設定
Carlinkit Tbox PlusのSIMカード設定方法
Carlinkit Tbox PlusにSIMカードを入れてインターネット接続する場合の設定方法について詳しく書かせていただきます。
ここでは、Carlinkit Tbox PlusとHISモバイルのSIMカードを例に説明していきます。大まかな手順は、
- Carlinkit Tbox Plusの本体へSIMカードのセット
- Carlinkit Tbox Plusの設定画面でAPN設定情報の入力+保存+選択
です。
Carlinkit Tbox Plusの本体へSIMカードのセット
Carlinkit Tbox PlusのSIMカードはスロット方式です。
よって、イジェクトピンを使わなくても装着できるのは楽ですが、SIMカード挿入の向きに注意が必要です。下図のようにCarlinkit Tbox Plusケースの外側にSIMカードのコーナー部切欠面取り部(下図青矢印部)が来るような向きで挿入(下図赤矢印の向き)します。
また、下図のようにCarlinkit Tbox Plusの場合、意図せずSIMカードが脱落するのを防止するためか、思ったよりも奥の方まで挿入しないとロックされ無いので、爪または耳かきなどの先端が細い物で押し込んで下さい。
Carlinkit Tbox Plusの設定画面でAPN設定情報の入力+保存+選択
続いて、Carlinkit Tbox Plusの設定画面でAPN(Access Point Names)の設定を行います。難しく聞こえるかもしれませんが、SIMカード購入時に添付されてた設定情報を入力するだけなので2分程度の簡単な作業です。
- Carlinkit Tbox Plusホーム画面の「設定(歯車)」アイコンをタップ(下左図)
- 設定メニュー画面左上の「無線LAN」をタップ(下右図)
設定メニューの名前は「無線LAN」ですが、メニューの中に入ると無線LAN以外も含めたネットワーク設定全般が可能です。
- ネットワークとインターネット設定画面の「モバイルネットワーク」をタップ(下左図)
- ネットワーク設定画面の「アクセスポイント名」をタップ(下右図)
- APN設定画面右上の「+(プラス)」マークをタップ(下左図)
- アクセスポイントの編集画面が表示される(下右図)
- アクセスポイントの編集画面の「名前」をタップ(下左図)
- 名前入力欄に「HISなど分かりやすい名前」を入力してOKをタップ(下右図)
アクセスポイントの編集画面では、
- 名前
- APN
- ユーザー名
- パスワード
等を入力し、最後に右上の点3つのメニューボタンを押して保存を行います。こちらの保存処理を行わないと、せっかく入力したデータが消えてしまいますので、ご注意下さい。下図は私が契約してるHISモバイルの場合の設定例です。
以上で、Carlinkit Tbox PlusのAPN(Access Point Names)の設定は完了です。
ちなみにHISモバイルは、使わない月には自動的に料金が最安になる段階性料金方式を採用してる中で、現在日本で最安(¥198/月~)のデータ専用SIMカードを提供してます。docomo回線で通信が安定している上に料金も最安なので、私も既に1年以上HISモバイルを使ってますが、データ専用SIMカードを検討される場合には選択肢の1つに入れておかれるのがおすすめです。
Carlinkit Tbox PlusのWi-Fi設定方法
Carlinkit Tbox Plusで、テザリング・車内Wi-Fi・モバイルルーターなどのWi-Fiにつないでインターネット接続する場合の設定方法について詳しく書かせていただきます。
ここでは、Carlinkit Tbox PlusとAndroidスマホGalaxy S22のテザリングWi-Fi接続を例に説明していきます。大まかな手順は、
- スマホの設定画面からテザリング接続を有効に設定
- PICASOUの2設定画面でWi-Fiアクセスポイント情報の入力+保存+選択
です。
スマホの設定画面からテザリング接続を有効に設定
スマホの設定画面でテザリング接続を有効にする設定を行います。Galaxy S22の場合、設定→接続→テザリング→Wi-Fiテザリング→スライドスイッチONで設定完了なので、数秒で終わります。ちなみにバッテリー消費を抑えるため、テザリング接続を使わない場合は常にOFFにしておくのがおすすめです。
Carlinkit Tbox Plusの設定画面でWi-Fiアクセスポイント情報の入力+保存+選択
続いて、Carlinkit Tbox Plusの設定画面でWi-Fiアクセスポイントの設定を行います。やや難しく聞こえるかもしれませんが、Wi-Fiアクセスポイントを選択してパスワードを入力するだけなので1分程度の簡単な作業です。
- Carlinkit Tbox Plusホーム画面の「設定(歯車)」アイコンをタップ(下左図)
- 設定メニュー画面左上の「無線LAN」をタップ(下右図)
- ネットワークとインターネット設定画面の「Wi-Fi」をタップ(下左図)
- Wi-Fi設定画面の「Wi-Fiの使用」のスライドスイッチを右にスライドさせてON(下右図)
- 接続したいWi-Fiアクセスポイント「Galaxy S22」をタップ(下左図)
- パスワード入力欄に「スマホのテザリング設定画面に記載のパスワード」を入力して「接続」をタップ(下右図)
以上で、Carlinkit Tbox PlusのWi-Fiアクセスポイントの設定は完了です。
Carlinkit Tboxの対応車種と選び方まとめ
もう一度、Carlinkit Tboxの対応車種、選び方について、総まとめをしておきます。
Carlinkit Tboxに限らずほとんどのCarPlay AI BOXは、USBケーブルを使った有線CarPlay接続対応車/対応ナビで利用可能です。ただし、有線CarPlay非対応で無線CarPlayのみ対応の車(一部のBMW車など)や有線CarPlay非対応で有線Android Autoのみ対応の車(一部のスバル車など)には非対応なので使用不可能で、まとめると以下の通りです。
■1)有線CarPlay対応+画面タッチ操作対応(トヨタ, レクサス, 日産, ホンダ, VW, Benz等)
⇒そのまま使用可能
■2)有線CarPlay対応+画面タッチ操作非対応(マツダ等)
⇒Bluetoothリモコンを使えば使用可能
※有線CarPlay対応の一部の車または無線CarPlayのみ対応(BMW, MINI, 一部のスバル※※等)
⇒使用不可能)
※※有線Android Auto接続可能な場合はCarlinKit Tbox Ambient SE 64GBに限り対応
車メーカー別の対応年式をさらに詳しく書くと以下の通りです。
■トヨタ:2020年~(2023年~USB-Aなら補助電源必要)
■レクサス:2022年~(2023年~USB-Aなら補助電源必要)
■スズキ:2021年~(後付対応なら可)
■ダイハツ:2021年~(後付対応なら可)
■日産:2022年~(後付対応なら可)
■ホンダ:2019年~(後付対応なら可)
■スバル:2019年~(一部2023年~対応不可)
■フォルクスワーゲン:2016年~
■メルセデスベンツ:2016年~
最後にCarlinkit Tboxには違いがあり、使い方によって選び方は変わってきますが、まとめると以下の通りです。
■コストパフォーマンスを優先し少なくとも3万円以下に抑えたい人
⇒CarlinKit Tbox Ambient 64GB
■コストパフォーマンスを優先し少なくとも4万円以下に抑えたい人
⇒CarlinKit Tbox Plus 128GB
■コスパよりもできる限りの高性能・操作レスポンスを求める人
⇒CarlinKit Tbox Ambient 128G
以上、ここではCarlinkit Tbox Plusシリーズの違い・対応車種・接続方法について詳しく書かせていただきましたが、Carlinkit Tbox Plus以外も含めたAI BOXのおすすめ機種・使い方については、こちら”CarPlay AI BOXおすすめ4選比較“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
CarPlay AI BOX(カープレイ エーアイボックス)と呼ばれる後付け機器あれば、車のUSBポートに接続するだけで、カーナビやディスプレイオーディオのモニター画面でYouTube・プライムビデオ・TVerなどの動画が見れるよう[…]