OTTOCAST(オットキャスト)やCarlinKit(カーリンキット)などのCarPlay AI-BOXをカーナビ・ディスプレイオーディオに接続すると、以下の動画など様々なアプリが走行中も含めて使えるようになります。
- 動画アプリ:プライムビデオ, YouTube, Netflix, Hulu, Disney+等
- 音楽アプリ(歌詞/MV表示もOK):Apple Music, Amazon Music, Spotify等
- ランチャーアプリ:Car Launcher等
- SNSアプリ:X(旧Twitter), Instagram, Facebook等
- Webブラウザ:Chrome, FireFox等
ただし、外出先で動画/音楽/ナビアプリをストリーミング再生するには、AI-BOXをスマホと同じようにSIMカードやWi-Fiでインターネットに接続する必要があります。
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オットキャストなどAI-BOXの外出中のネット接続方法としては、以下5つの選択肢が考えられます。
- SIMカード(4G/LTEモバイルネットワーク)
- Wi-Fiテザリング
- 車内Wi-Fi
- モバイルWi-Fiルーター
- コンテンツの事前ダウンロードにより外出中はネット接続無
つまり、SIMカードが無くてもWi-Fiや事前ダウンロードによって外出先でコンテンツを楽しむことも可能です。ただし、HISモバイルなど月々200円程度の安めのSIMカードも存在しますし、SIMカードやWi-Fi環境を準備しておくことで、AI-BOXが段違いに快適に使えるもの事実です。そこで、
- 通信料金を安く抑えられる接続方法は?
- 大容量・無制限の通信がコスパ良く使える接続方法は?
- 自分の使い方だとどの接続方法がベスト?
などと迷われる方も多いのではないでしょうか?
そこでここではオットキャストPICASOU2やCarlinKit Tboxを購入して1年以上使い続けてきた私が、SIMカードやWi-Fi接続で実際に使ってみた実体験を元に、
- AI BOXのネット接続はSIMやWi-Fiのどれを選べばよいか?
- AI BOXのネット接続としてコストパフォーマンスが良い方法はどれか?
について詳しくレポートしていきます。
- オットキャスト等AI-BOXで動画・音楽アプリを走行中も自由に使ってみたいと思われてる方
- オットキャスト等AI-BOXは使ってみたいけどネット接続方法に迷われてる方
- オットキャスト等AI-BOXは使ってみたいけど通信料金は安く抑えたいと思われてる方
- カープレイやアンドロイドオート対応のカーナビ/ディスプレイオーディオをお使いの方
は特に参考になるかと思います。オットキャスト等のAI BOX+ベストなネット接続方法が準備できれば、スマホで使えてる動画アプリなどあらゆるアプリがカーナビやディスプレイオーディオの画面で快適に利用でき、同乗者にも喜ばれる快適なドライブができると思います。
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オットキャスト等AI-BOXのネット接続方法
あらためて、オットキャストなどのAI-BOXに使える車内のインターネット接続方法は、以下4つの選択肢があります。
- 1) SIMカード
- 2) Wi-Fiテザリング
- 3) 車内Wi-Fi
- 4) モバイルWi-Fiルーター
上記4つの選択肢をもう少し具体的に書くと、
- 1) データ専用SIMカード(HISモバイル等)
- 2) スマホのWi-Fiテザリング
- 3-1) 純正車内Wi-Fi (一部トヨタ,レクサス,日産等※車種限定)
- 3-2) docomo in Car Connect (DCT-WR100D等機器限定)
- 4) モバイルWi-Fiルーター (含WiMAX)
※概ね2021年以降にフルモデルチェンジした新型車
となります。次章より各ネット接続方法の詳細について書かせていただきます。
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車内ネット接続方法(SIMカード/Wi-Fi)比較
オットキャストなどAI-BOXで動画や音楽をストリーミング再生するための車内ネット接続方法は、以下一覧表の通りです。
車内 ネット通信 接続方式 |
初 期 費 用 |
月 額 費 用 |
課 金 方 式 |
AI-BOX 通信方式 |
---|---|---|---|---|
1) データ専用 SIMカード (HIS等) |
○~△ 約¥3,000 (契約 手数料) |
○~× ¥約200 ~10,000 |
△ 段階性 (+1GB毎 約¥200 ~1,000) |
○ モバイル ネットワーク 接続 |
2) スマホの Wi-Fi テザリング |
○ ¥0 |
△~× スマホ料金 に含む |
△ スマホ契約 次第 (+約¥200 ~1,000/GB) |
△ Wi-Fi 接続 |
3-1) 純正 車内Wi-Fi (トヨタ等の 一部車種限定) |
○ ¥0 |
△ ¥1,100 (トヨタ等 の場合) |
○ 無制限 (6GB/3日間で 速度制限の 場合あり) |
△ Wi-Fi 接続 |
3-2) docomo in Car Connect (ルータ限定) |
△ ¥25,000 (車載WiFi ルーター) |
△ ¥1,100 (1年契約 の場合) |
○ 基本 無制限 |
△ Wi-Fi 接続 |
4) モバイル Wi-Fiルータ (含WiMAX) |
○~△ 約¥3,000 (契約 手数料) |
△~× 約¥4,000 ~ |
○ 基本 無制限 |
△ Wi-Fi 接続 |
いろいろな車内ネット接続方法がありますが、簡単にまとめると以下の通りです。
■通信量少なめの場合
⇒ 1)データ専用SIM(HIS等):月¥200以下~
■通信量無制限に使いたい場合
(トヨタ/レクサス/日産/三菱の一部※)
※概ね2021年以降の新型車
⇒ 3-1)純正車内Wi-Fi:月¥1,100
■通信量無制限に使いたい場合(上記以外)
⇒ 3-1)車内Wi-Fiルータ:月¥1,100
■スマホ通信契約が大容量(約30[GB]~)の場合
⇒ 2)スマホWi-Fiテザリング:スマホ料金に含む
■モバイルWi-Fiを契約済の場合
⇒ 4)モバイルWi-Fiルーター:月約¥4,000~
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SIMカードならデータ通信専用SIMがコスパ良くておすすめ
「1)」のデータ専用SIMカードとは、一般的にスマホのSIMカードで可能な以下3つのサービスのうち、データ通信のみに限定することで通信料金が格安に設定されたSIMカードです。
- 1] データ通信
- 2] 音声通話
- 3] SMS(ショートメッセージ)
データ通信しか使えない代わりに月額料金が割安ですが、モバイルインターネット接続は一般的なSIMカードと全く同じように可能なので、コストパフォーマンスが高くておすすめです。
Wi-Fiなら車内限定の車内Wi-Fiがコスパ良くておすすめ
「3)」の車内Wi-Fiとは、車の中での利用に限定することで通信料金が格安に設定されたWi-Fiインターネット接続サービスです。車内Wi-Fiには、
- 3-1) トヨタ/レクサス/日産/三菱等の自動車メーカー純正かつ車種限定の接続方法 (Wi-Fiルーター機能が車に内蔵)
- 3-2) どのメーカーのどの車にも対応可能なdocomo in Car Connect (パイオニア製Wi-FiルーターDCT-WR100D購入が必要)
の2つのパターンがあります。通信環境は通常のモバイルWi-Fiルーターと同じですが、利用条件を車の中のみに限定することで、月額料金がモバイルWi-Fiの72%引き(¥4,000以上→1,100)になっており、コストパフォーマンスが高くておすすめです。
どんな車でも以下の車載専用Wi-Fiルーター(パイオニアDCT-WR100D)があればdocomo in Car Connectと呼ばれる車内Wi-Fiサービスが利用できます。
Pioneer パイオニア Wi-Fiルーター DCT-WR100D 車載用 カロッツェリア
Amazonで詳細を見る楽天市場で詳細を見るYahoo!で詳細を見る
一方で、トヨタ/レクサス/日産/三菱の2021年以降にフルモデルチェンジした新型車等では、Wi-Fiルーター機能が最初から車に内蔵されてるので、契約手続きのみで車内Wi-Fiサービスが利用できます。ちなみに、車の中以外の外出先でパソコン等でインターネットを使いたい場合は、モバイルWi-Fiルーターも便利ですが、、月額料金が¥4,000以上必要なので、費用対効果を慎重に見極める必要があります。
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Wi-Fiなら無制限プランとのセット利用がおすすめ
1つ注意点ですが、AI-BOXのネット接続にWi-Fiを使う場合、基本的には通信量無制限のプランを契約しておくのがおすすめです。理由は、
- モバイルネットワーク接続:多くのアプリで通信データの制限が設定可⇒通信量がコントロール可能
- Wi-Fi接続:多くのアプリで通信データの制限が設定不可⇒通信量がコントロール不可能⇒知らないうちにバックグラウンドで大量ダウンロードのリスク有
だからです。実は私も経験したのですが、スマホのテザリングWi-Fi接続でAI- BOXをネット接続たところ、ほんの1~2時間の接続だけでアプリのバックグラウンド更新や音楽ライブラリの更新など気付かない間に1[GB]近くものデータダウンロードが発生してることに後から気付き、とても焦りました。
手間をかければ、各アプリの設定をWi-Fi接続で更新しないよう1点1点設定することも可能ですが、アプリは日々バージョンアップされており定期的に家のWi-Fi接続等を使った更新も必要です。
この時、各アプリの設定をWi-Fi接続でもデータダウンロードしない設定にしておくと、アプリが家の駐車場等でも自動更新されずにいつかはアプリが使えなくなってしまいます。実は車内Wi-Fiだと無制限プランのみ存在しますが、テザリングWi-Fi接続のベースとなるスマホの通信契約は、楽天モバイルなど一部の特殊な場合を除けば無制限プランは存在しないのです。
つまり、既にモバイルWi-Fiルーター等の無制限プランを契約済である場合以外は、現実的には、
- 車内Wi-Fi
- データ専用SIM
のどちらか2択がおすすめです。結果、私の場合はあまり多く通信量を使わないと考え、データ専用SIMのHISモバイルを契約しました。
オットキャスト等AI-BOXのSIMカード/Wi-Fi通信料金
オットキャストなどAI-BOXと組み合わせて使える車内インターネット接続はいろいろありますが、結局のところ自分が「1ヶ月あたり何ギガの通信量を使うか?」によって、
- 通信料がいくらか?
- 自分にとってどの接続方法がコストパフォーマンス良いか?
が決まります。
車内インターネットのSIM/Wi-Fi通信料金比較
以下の通り、主なデータ専用SIMカードと車内Wi-Fiについて、1ヶ月に使える通信量(何ギガ)毎の月額料金一覧表を作ってみました。
車内 通信 方式 |
サービス | おす すめ |
段階性 (自動で 最安額) |
通信量別の月額料金(税込) | 回線 事業者 |
|||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0[GB] | 0.1[GB] | 1[GB] | 2[GB] | 3[GB] | 5[GB] | 10[GB] | 20[GB] | 30[GB] | 無制限 | |||||
1) データ SIM |
リンクス メイト |
△ | × | → | ¥165 | ¥385 | ¥418 | ¥550 | ¥858 | ¥1,518 | ¥2,618 | ¥3,553 | – | docomo |
HIS ビタッ |
○ | ○ | → | ¥198 | → | ¥770 | → | ¥1,320 | ¥2,310 | → | ¥5,775 | – | docomo Softbank |
|
b- mobile |
△ | ○ | → | ¥209 | ¥528 | → | ¥935 | ¥1,595 | ¥2,409 | – | – | – | docomo Softbank |
|
ロケット モバイル |
△ | × | → | ¥328 | ¥649 | ¥759 | ¥924 | ¥1,320 | → | → | ¥4,345 | – | docomo au |
|
HIS 定額 |
△ | × | → | → | ¥440 | → | ¥580 | ¥880 | ¥1,980 | → | ¥4,980 | – | docomo | |
イオン モバイル |
× | × | → | ¥528 | ¥858 | ¥1,078 | → | → | ¥1,628 | ¥1,738 | ¥2,838 | – | docomo au |
|
mineo | × | × | → | ¥660 | ¥880 | → | → | ¥1,265 | ¥1,705 | ¥1,925 | – | – | docomo au |
|
povo | × | ○ | ¥0 | → | → | → | ¥990 (30日) |
→ | → | ¥2,700 (30日) |
¥6,490 (90日) |
– | au | |
楽天 モバイル |
△ | ○ | → | → | → | → | ¥1,078 | ¥2,178 | → | → | → | ¥3,278 | 楽天 | |
ahamo | × | × | → | → | → | → | → | → | → | ¥2,790 | ¥4,950 | – | docomo | |
3) 車内 WiFi |
T-コネ 車内WiFi |
○ | × | → | → | → | → | → | → | → | → | → | ¥1,100 | – |
G-Link 車内WiFi |
○ | × | → | → | → | → | → | → | → | → | → | ¥1,100 | – | |
docomo in Car |
○ | × | → | → | → | → | → | → | → | → | → | ¥1,100 | docomo |
車内ネット接続はデータSIMか車内Wi-Fiがおすすめ
車内のインターネット接続方法として、いろいろなデータSIMカードや車内Wi-Fiがありますが、最もコストパフォーマンスの良いおすすめの方法は以下の通りです。
- 通信量少なめで安心に使いたいの場合 ⇒ HISモバイル:月¥198~で使わない月は自動的に最安となる段階性
- 通信量少なめで毎月の通信量がほぼ一定で予測可能の場合 ⇒ リンクスメイト:月¥165~で何GB利用するか事前指定で料金固定
- 通信量無制限に使いたい場合(トヨタの一部※) ⇒ トヨタ純正T-コネクト車内Wi-Fi:月¥1,100
- 通信量無制限に使いたい場合(レクサスの一部※) ⇒ レクサス純正G-Link車内Wi-Fi:月¥1,100
- 通信量無制限に使いたい場合(日産/三菱の一部※) ⇒ 日産/三菱純正車内Wi-Fi:月¥1,100
- 通信量無制限に使いたい場合(上記以外) ⇒ 車内Wi-Fi(docomo in car connect):月¥1,100
- スマホの通信契約が大容量(約30[GB]~無制限)の場合 ⇒ 2)スマホのWi-Fiテザリング:スマホ料金に含む
- 車内以外で使うためモバイルWi-Fiを契約済の場合 ⇒ 4)モバイルWi-Fiルーター:月約¥4,000~
※概ね2021年以降にフルモデルチェンジした新型車
もう少し簡単に言うと、極端な話、以下の2択で考えるのがおすすめです。
- 通信量少なめのライトユーザー ⇒ データ専用SIMカード(HISモバイル等):月¥200以下~
- 通信量多め(約10[GB]以上~無制限)のヘビーユーザー ⇒ 車内Wi-Fiトヨタ/レクサス/日産/三菱の一部かそれ以外向けのdocomo in car connect):月¥1,100
車内で通信量は何ギガバイト使うか?の目安一覧表
では、1[GB]・3[GB]・10[GB]などそれぞれの契約で、どのコンテンツがどれだけ楽しめるのでしょうか?
具体的に、動画アプリ・音楽アプリ・ナビアプリでコンテンツがどれだけ利用できるかの目安について以下の一覧表にまとめてみました。
アプリ 種類 |
1ヶ月あたり 何GB(ギガ) 使うか? |
0GB | 1GB 未満 |
約1GB | 約3GB | 約10GB | 約20GB |
---|---|---|---|---|---|---|---|
動画 アプリ |
ストリーミング 再生 |
× 無 |
× 無 |
× アニメ:2話 ドラマ:1話 (1時間) |
×~△ アニメ:6話 ドラマ:3話 映画:1本 (3時間≒ 6分/日) |
×~△ アニメ:20話 ドラマ:10話 映画:4本 (10時間≒ 20分/日) |
×~△ アニメ:40話 ドラマ:20話 映画:8本 (20時間≒ 40分/日) |
ダウンロード 再生 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
音楽 アプリ |
ストリーミング 再生 (ロスレス音源) |
× 無 |
× 無 |
× 約30曲 (2時間≒ 4分/日) |
× 約90曲 (6時間≒ 12分/日) |
× 約300曲 (20時間≒ 40分/日) |
×~△ 約600曲 (40時間≒ 80分/日) |
ストリーミング 再生 (圧縮音源) |
× 無 |
× 無 |
× 約300曲 (20時間≒ 40分/日) |
×~△ 約900曲 (60時間≒ 2時間/日) |
○ 約3,000曲 (200時間≒ 6時間/日) |
○ 約6,000曲 (400時間≒ 13時間/日) |
|
ダウンロード 再生 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
カバーアート 表示 |
× 無 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
歌詞表示 | × 無 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ナビ アプリ |
目的地案内 | × (従来ナビ 利用等) |
△ 県内 日帰り |
△~○ 県外 日帰り |
○ | ○ | ○ |
アプリ 種類 |
おすすめの 車内通信 接続方式 |
通信 不要 |
1)SIM 2)テザ リング |
1)SIM 2)テザ リング |
1)SIM | 3)車内 Wi-Fi |
3)車内 Wi-Fi |
この表から言える結論は、
- 動画 ⇒ 月10[GB]以上使ってもストリーミング再生では少ししか見れない(1日平均わずか20分) ⇒ 無制限プランを使わない限り、結局ダウンロード再生が必要
- 音楽(CD相当音質) ⇒ 月10[GB]以上使ってもストリーミング再生では少ししか聴けない(1日平均わずか40分) ⇒ 無制限プランを使わない限り、結局ダウンロード再生が必要
- 音楽(圧縮音質) ⇒ 月10[GB]以上あれば十分聴ける(1日平均わずか6時間) ⇒ ダウンロード再生は不要
- ナビ ⇒ 月10[GB]以上あれば十分使える(弾丸日本一周ツアーとかしない限り大丈夫)
です。
つまり、動画やCD相当音質で音楽が聴きたい場合(たぶん多くの方が当てはまる)、以下2つの選択肢に集約されるのでは無いかと考えています。
- ダウンロード再生+小容量通信(データ専用SIMカード等)を併用
- ストリーミング再生+無制限通信(車内Wi-FiまたはWi-Fiルーター等)を併用
ちなみに、ダウンロード再生については、実は、
- Amazon Prime Video:通常会員で事前にビデオコンテンツのダウンロードが可能
- YouTube:プレミアム会員になれば事前にビデオコンテンツのダウンロードが可能
と、動画コンテンツを事前にダウンロードしておき、外出先でインターネットに接続せずにオフライン再生を行うことが可能です。
私はドライブ中にAmazon Prime Videoを楽しんでますが、事前にダウンロードしたデータを再生するだけなので通信量はほぼ未使用です。
私が通信量を使うのは、Apple Musicなどの音楽アプリで歌詞(上図)やカバーアート画像(下図)を表示をする場合と、ナビアプリで目的地検索・案内する場合くらいです。
つまりインターネット接続は必要ですが、わずかな通信量に抑えて利用することができてます。
私はHISビタップランのデータ専用SIM(月¥198)を利用してますが、月々の料金も安く抑えられますし、音楽アプリのカバーアートや歌詞が問題なく表示されて快適です。
オットキャスト等AI-BOXのSIMカード対応
上図は、SIMカード対応のAI-BOXオットキャストOttoAibox P3をレクサスNX350に接続している状態です。AI-BOXと呼ばれる機器には実は、
- SIMカード対応モデル(SIMカードスロット装着)
- SIMカード非対応モデル(SIMカードスロット非装着)
の2種類があります。
もし、スマホテザリングやWi-Fiルータの利用予定が無ければ、データ専用SIMカードが使えるSIMカードスロット対応のAI-BOXを選択下さい。
次章からは、具体的にSIMカード対応のAI-BOXの最新モデルについて比較・紹介していきます。
詳しいAI BOXの選び方については、こちら”CarPlay AI BOXおすすめ4選比較“の記事にもまとめましたので、SIM対応以外にもっと全体的に詳しく知りたい方は是非ご参考にどうぞ。
また、OTTOCAST(オットキャスト)に特化したAI BOXの選び方・詳細については、こちら”オットキャスト最新おすすめ全機種の価格x性能比較!車でYouTubeを“の記事に、CarlinKit(カーリンキット)に特化したAI BOXの選び方・詳細については、こちら”Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較!CarPlayでYouTubeを“の記事に、それぞれ詳しくまとめましたので、こちらも合わせてご参考にどうぞ。
SIMカード対応のオットキャスト等AI-BOX
まずは、オットキャスト含めSIMカードに対応してるAI-BOXは、下表の通りです。
機種名 | おす すめ |
実売 価格 |
SoC (CPU) |
RAM +ROM |
OS | You Tube |
Amazon Prime |
SIM 対応 |
HDMI 対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Herilary C7 |
△ | ○ 2.2 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 11 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
– |
CarlinKit TboxPlus 64GB |
○ | ○ 3.6 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
– |
DRIVIM CPC-200 TboxPlus |
○ | ○ 2.4 万円 |
〇 Qualcomm QCM6225/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
– |
【24年10月発売】 オットキャスト OttoAibox P3 Lite |
○ | ○ 3.7 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
– |
CarlinKit TBoxPlus 128GB |
◎ | ○ 4.1 万円 |
○ Qualcomm QCM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
– |
【数量限定】 CarlinKit Tbox Ambient |
◎ | ○ 4.4 万円 |
〇++ Qualcomm SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
– |
【24年6月発売】 CarlinKit Aibox-HDMI |
◎ | ○ 4.8 万円 |
〇++ Qualcomm SM6225/2.4GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇++ Android 13 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
〇 (出力 のみ) |
オットキャスト PICASOU2 【品薄】 |
○ | ○ 4.2 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
〇 (出力 のみ) |
DRIVM D-BOX 220 |
◎ | 〇 4.8 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
〇 (出力 のみ) |
オットキャスト OttoAibox P3 PICASOU3 |
◎ | △ 5.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
〇+ 8+128 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
〇 (出力 のみ) |
KEIYO APPCAST III 3 AN-S129 |
◎ | △ 5.0 万円 |
非公開(↓予測) Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | ◎ クラウド +nano SIM |
◎ (入力 +出力) |
オットキャスト PICASOU2 Pro |
◎ | △ 5.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
○ Android 10 |
○ | ○ | ○ nano SIM |
◎ (入力 +出力) |
※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もあります
※上記は2024年8月時点の情報であり、オットキャストU2-GT、Herilary C8など日本で販売終了した旧モデルは削除するなど随時最新情報を掲載中ですが、一時的に売切れのモデルはリンク先で代替品が表示される場合があります
SIMカード対応のAI BOXのおすすめ機種としての結論は、以下の通りです。
- 高性能かつ価格のバランスが取れた最もおすすめのCarPlay AI BOX:CarlinKit TBox Plus 128GBまたはCarlinKit Tbox Ambient
- 機能全部盛り派におすすめのハイエンドCarPlay AI BOX:オットキャストPICASOU2 Pro または CarlinKit Aibox-HDMIまたはAPPCAST III 3
SIMカード非対応のオットキャスト等AI-BOX
次に、オットキャスト含めSIMカードに非対応のAI-BOXは、下表の通りです。
機種名 | おす すめ |
実売 価格 |
SoC (CPU) |
RAM +ROM |
OS | You Tube |
Amazon Prime |
SIM 対応 |
HDMI 対応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Herilary C9 |
△ | ○ 1.7 万円 |
△ Qualcomm QCM2290/2GHz |
△ 2+8 GB |
〇 Android 11 |
○ | ○ | × | – |
KEIYO APPCAST AN-S109 |
○ | ○ 3.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | × | – |
KEIYO APPCAST II 2 AN-S109 II |
◎ | ○ 4.0 万円 |
〇+ Qualcomm SM6125/2GHz |
○ 4+64 GB |
〇+ Android 12 |
○ | ○ | × | ◎ (入力 +出力) |
SIMカード非対応のAI-BOXは、KEIYO APPCASTシリーズ以外は性能が低いエントリーモデルが多くおすすめできないです。
私も実際に使ってみたことがありますが、AI-BOXの性能が低いと、
- 何年も前のスマホのようなもっさり遅い反応・動作
- メモリ不足でアプリが正常に動作しない・落ちる
などのリスクがあり、正直おすすめできません。
オットキャスト等AI-BOXのSIM/Wi-Fi設定方法
ここからは、オットキャストなどAI-BOXのインターネット接続時のSIMカードやWi-Fiの設定方法について詳しく書かせていただきます。
オットキャストのインターネット接続方法は4種類の選択肢があると書きましたが、ネット接続設定の観点では以下2種類に集約されます。
- SIMカード(モバイルネットワーク)設定
- Wi-Fi(テザリング、車内Wi-Fi、モバイルルーター)設定
オットキャスト等AI-BOXのSIMカード設定方法
まず、オットキャストなどAI-BOXにSIMカードを入れてインターネット接続する場合の設定方法について詳しく書かせていただきます。
ここでは、PICASOU2とHISモバイルのSIMカードを例に説明していきます。
大まかな手順は、
- PICASOU2の本体へSIMカードのセット
- PICASOUの2設定画面でAPN設定情報の入力+保存+選択
です。
PICASOU2の本体へSIMカードのセット
オットキャストPICASOU2のSIMカードスロットはイジェクトピン方式です。
よって、イジェクトピンを挿して取り出したトレイに、下図の赤枠のようにSIMカードを乗せPICASOU2本体に挿入します。
対応してるSIMカードのサイズとしてはnano SIMカードとなります。
2012年頃、iPhone5以降、世の中はmicro SIM→nano SIMに移行し始めて既に10年以上経過してるので、SIMカードサイズは一般的にはnano SIM(または物理SIMでないe SIM)しか流通してないと考えてよいと思います。
ちなみに上図のSIMカード用トレイの右側のトレイはデータ保存用のマイクロSDカード用のトレイです。
PICASOU2の設定画面でAPN設定情報の入力+保存+選択
続いて、オットキャストPICASOU2の設定画面でAPN(Access Point Names)の設定を行います。
難しく聞こえるかもしれませんが、SIMカード購入時に添付されてた設定情報を入力するだけなので2分程度の簡単な作業です。
- PICASOU2ホーム画面右下の「設定(歯車)」アイコンをタップ(下左図)
- 設定メニュー画面の「ネットワークとインターネット」をタップ(下右図)
- ネットワークとインターネット設定画面の「モバイルネットワーク」をタップ(下左図)
- Network settings画面の「Advanced」をタップ(下右図)
- Network settings画面の「Access Point Names」をタップ(下左図)
- APN設定画面右上の「+(プラス)」マークをタップ(下右図)
- アクセスポイントの編集画面の「名前」をタップ(下左図)
- 名前入力欄に「HISなど分かりやすい名前」を入力してOKをタップ(下右図)
アクセスポイントの編集画面では、
- 名前
- APN
- ユーザー名
- パスワード
等を入力し、最後に保存を行います。下図は私が契約してるHISモバイルの場合の設定例です。
以上で、オットキャストPICASOU2のAPN(Access Point Names)の設定は完了です。
ちなみにHISモバイルは、使わない月には自動的に料金が最安になる段階性料金方式を採用してる中で、現在日本で最安(¥198/月~)のデータ専用SIMカードを提供してます。docomo回線で通信が安定している上に料金も最安なので、私も既に1年以上HISモバイルを使ってますが、データ専用SIMカードを検討される場合には選択肢の1つに入れておかれるのがおすすめです。
オットキャスト等AI-BOXのWi-Fi設定方法
次にオットキャストなどのAI-BOXで、テザリング・車内Wi-Fi・モバイルルーターなどのWi-Fiにつないでインターネット接続する場合の設定方法について詳しく書かせていただきます。
ここでは、PICASOU2とAndroidスマホGalaxy S22のテザリングWi-Fi接続を例に説明していきます。大まかな手順は、
- スマホの設定画面からテザリング接続を有効に設定
- PICASOUの2設定画面でWi-Fiアクセスポイント情報の入力+保存+選択
です。
スマホの設定画面からテザリング接続を有効に設定
スマホの設定画面でテザリング接続を有効にする設定を行います。
Galaxy S22の場合、設定→接続→テザリング→Wi-Fiテザリング→スライドスイッチONで設定完了なので、数秒で終わります。ちなみにバッテリー消費を抑えるため、テザリング接続を使わない場合は常にOFFにしておくのがおすすめです。
PICASOU2の設定画面でWi-Fiアクセスポイント情報の入力+保存+選択
続いて、オットキャストPICASOU2の設定画面でWi-Fiアクセスポイントの設定を行います。
やや難しく聞こえるかもしれませんが、Wi-Fiアクセスポイントを選択してパスワードを入力するだけなので1分程度の簡単な作業です。
- PICASOU2ホーム画面右下の「設定(歯車)」アイコンをタップ(下左図)
- 設定メニュー画面の「ネットワークとインターネット」をタップ(下右図)
- ネットワークとインターネット設定画面の「Wi-Fi」をタップ(下左図)
- Wi-Fi設定画面の「Wi-Fiの使用」のスライドスイッチを右にスライドさせてON(下右図)
- 接続したいWi-Fiアクセスポイント「Galaxy S22」をタップ(下左図)
- パスワード入力欄に「スマホのテザリング設定画面に記載のパスワード」を入力して「接続」をタップ(下右図)
以上で、オットキャストPICASOU2のWi-Fiアクセスポイントの設定は完了です。
オットキャスト等AI-BOXで通信料節約できる接続方法まとめ
ここでは、「AI BOXのネット接続方法はどれを選べばよいか?」「AI BOXのネット接続方法としてコストパフォーマンスが良い方法はどれか?」について詳しく書かせていただきました。
最後に、改めてオットキャストなどCarPlay AI-BOXで、通信料節約可能なインターネット接続方法についてまとめておきます。
■通信量少なめの場合
⇒ 1)データ専用SIM(HIS等):月¥200以下~
■通信量無制限に使いたい場合
(トヨタ/レクサス/日産/三菱の一部※)
※概ね2021年以降の新型車
⇒ 3-1)純正車内Wi-Fi:月¥1,100
■通信量無制限に使いたい場合(上記以外)
⇒ 3-1)車内Wi-Fiルータ:月¥1,100
■スマホ通信契約が大容量(約30[GB]~)の場合
⇒ 2)スマホWi-Fiテザリング:スマホ料金に含む
■モバイルWi-Fiを契約済の場合
⇒ 4)モバイルWi-Fiルーター:月約¥4,000~
通信量少なめの場合におすすめのデータ専用SIMについては、以下のSIMがわりと低価格でおすすめです。迷う場合は、一番安いHISモバイル ビタップランを選んでおけば間違い無いです。
■HISモバイル ビタップラン (月額税込198円)
■b-mobile 190 Pad SIM X (月額税込209円)
■ロケットモバイル神プラン (月額税込328円)
アマゾンプライムビデオに特化した車で見るための方法については、こちら”アマゾンプライムビデオを車で見るミラーリングなど4つの方法“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければご参考にどうぞ。
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