Apple CarPlay(アップルカープレイ)を使えば、iPhoneにインストールされた、音楽アプリ(Apple MusicやAmazon Music等)やナビアプリ(Google MAPやYahooカーナビ)を車の画面で使えるようになります。
しかし、音楽アプリとナビアプリが使えるなら、
- 動画アプリ(ユーチューブやアマプラ等)の動画も車の画面で見たい!
- SNSアプリ(ツイッターやインスタ等)のタイムライン等も車の画面で見たい!
と、思われる方もいるのではないでしょうか?
ただ残念ながら、iPhoneをCarPlayで車に接続するだけではYouTube(ユーチューブ)や Amazon Prime Video(アマプラ)の動画を見るのは不可能です。
しかし、CarPlayで動画アプリやSNSアプリが車の画面で使える裏技のような方法があります。
それは、CarPlay AI BOX(カープレイ・エーアイボックス)という小型のアダプターを使うことです。
CarPlay AI BOXを使えば、音楽アプリとナビアプリしか使えないこれまでの制約から解放され、スマホで使える全てのアプリが車の画面で使えるようになり、快適で同乗者にも喜ばれるドライブができます。
ちなみに動画アプリやSNSアプリがCarPlay非対応なのは、運転中にドライバーが見ると危険という理由からです。
なので、動画アプリやSNSアプリの利用は、停車中ならドライバーでもOKですが、運転中は助手席や後席の人のみと考えて安全にお使い下さい。
というわけで、ここでは、「CarPlayでユーチューブ/アマプラ動画を見るはどうやればよいか?」について、CarPlay/Android Autoを5年以上使い続けてきた私がたどりついたノウハウも含め、4つのステップで具体的な方法や設定のしかたを説明し、最後におすすめのCarPlay AI BOXと注意点について紹介していきます。
- 車でCarPlay対応のカーナビ/ディスプレイオーディオをお使いの方
- 家でユーチューブ/アマプラの動画を見る人
- 車でユーチューブ/アマプラの動画を見たい人
- 車でユーチューブ/アマプラの動画を見る方法が分からない人
CarPlayで動画を見る方法4ステップ
CarPlay接続でYouTube(ユーチューブ)や Amazon Prime Video(アマプラ)の動画を見る方法としては、以下の4ステップを行えばOKです。
- 車のナビ/オーディオが有線接続のCarPlay対応か確認
- CarPlay AI BOXの接続と動画を見るための設定
- 動画アプリをCarPlay AI BOXへインストール
- CarPlay接続で車の画面で動画再生
機器接続全体のイメージは下図の通りです。
CarPlay対応のカーナビやディスプレイオーディオにCarPlay AI BOXと呼ばれる機器を有線USB接続することで、通常のCarPlayでは閲覧不可能なYouTube(ユーチューブ)や Amazon Prime Video(アマプラ)が利用可能になります。
詳細は次章より説明致します。
1) 車のナビ/オーディオが有線接続のCarPlay対応か確認する方法
まず初めに、ユーチューブ/アマプラ動画が見れるようになるCarPlay AI BOXという部品を接続するには、車のカーナビ/カーオーディオがApple CarPlay対応である必要があります。
ちなみに最近では、ワイヤレス(無線)接続のCarPlay対応車が少しずつ増えてきてますが、CarPlay AI BOXを接続するには、USB(有線)接続のCarPlay対応車でないとダメです。
CarPlay対応か確認するには例えば以下の方法があります。
- 車/カーナビのカタログや公式Webサイトでスペックを確認
- 取扱説明書で記載を確認(取説もWebサイトで閲覧可能なメーカーもあり)
- Apple公式サイトで記載を確認※
※主に米国市場でのCarPlay対応状況が記載されているのと、トヨタだとハリアーがVenza(ハリアーの米国での名前)と書かれてたりしますが、参考にはなると思います。
トヨタのCarPlay AI BOX動画アプリ対応車種
トヨタの純正ナビは2018年頃からと、わりと早いタイミングで有線のCarPlay対応しています。
よって、2018年頃以降にモデルチェンジした車はCarPlay AI BOXにも対応と考えて問題ありません。
ちなみに、有線+無線両方のCarPlay対応となると、2022年の新型ノア/ヴォクシー以降のコネクテッドナビ対応のディスプレイオーディオ以降となります。
現状の対応車種としては以下の通りです。
- 有線+無線両方のCarPlay対応(コネクテッドナビ):ノア/ヴォクシー/新型クラウン/新型シエンタ/新型アクア/カローラシリーズ(クロス/ツーリング/スポーツ)/RAV4/ハリアー(2022年式以降)など
- 有線CarPlay対応のみ(コネクテッド非対応ナビ):ヤリスクロス/ヤリスなど(2019年式以降)
上記、どちらのナビでも有線接続にさえ対応していればCarPlay AI BOXは接続OKです。
レクサスのCarPlay AI BOX動画アプリ対応車種
レクサスの純正ナビもトヨタ同様、2018年頃からと、わりと早いタイミングで有線のCarPlay対応しています。
よって、2018年頃以降にモデルチェンジした車はCarPlay AI BOXにも対応と考えて問題ありません。
ちなみに、有線+無線両方のCarPlay対応となると、2021年の新型NX以降のコネクテッドナビ対応以降のモデルとなります。
現状の対応車種としては以下の通りです。
- 有線+無線両方のCarPlay対応(コネクテッドナビ):新型RX/新型NX/UX/LS/ES
- 有線CarPlay対応のみ(コネクテッド非対応ナビ):LX/LC/IS/RC
同じく上記、どちらのナビでも有線接続にさえ対応していればCarPlay AI BOXは接続OKです。
VWのCarPlay AI BOX動画アプリ対応車種
VWの純正ナビは2016年頃からと、トヨタよりさらに早いタイミングで有線のCarPlay対応しています。
よって、2016年頃以降にモデルチェンジした車はCarPlay AI BOXにも対応と考えて問題ありません。
ちなみに、有線+無線両方のCarPlay対応となると、2021年頃の各社イヤーモデル切替以降となります。
現状の対応としては以下の通りです。
- 有線+無線両方のCarPlay対応(Discover Pro/Discover Media):全車概ね2021年式以降
- 有線CarPlay対応のみ(Discover Pro/Discover Media):全車概ね2016年式~2021年式
こちらも上記、どちらのナビでも有線接続にさえ対応していればCarPlay AI BOXは接続OKです。
2) CarPlay AI BOXの接続と動画を見るための設定方法
次に車とCarPlay AI BOXとを接続し、設定する方法は以下の通りです。
- CarPlay AI BOXを車の通信用USBポートとケーブル接続
- CarPlay AI BOXにY字ケーブルで追加電源供給ケーブル接続(バスパワー駆動できない場合のみ)
- Android OSの日本語化設定(英語→日本語)
- 日本語入力キーボード設定(英語→日本語)
- Wi-Fi/モバイルネットワーク接続設定
上記手順の詳細は次章にて詳しく説明します。
CarPlay AI BOXを車の通信用USBポートとケーブル接続
上図のように車のUSBポートとCarPlay AI BOXを付属の専用USBケーブルで有線接続します。
最近はワイヤレスCarPlay対応の車もありますが、CarPlay AI BOXへの電源供給も必要なので有線接続が必要です。
ここでの注意点は以下2点です。
- 充電用では無く通信用のUSBポートを必ず使用する
- 付属の専用USBケーブルを必ず使用する
下図はホンダ車の例ですが、左側の三又のマークが通信用のUSBポート、右側のカミナリのマークが充電用のUSBポートです。
また、CarPlay AI BOXを設置したい場所とUSBポートの場所の関係によっては、CarPlay AI BOXのセットに付属の専用USBケーブルでは短くて使いづらく、ケーブルを交換したくなる場合もあるかと思います。
しかし、付属の専用ケーブル以外を使うと、ケーブル内の端子配列やケーブル長変化に伴うインピーダンスの変化により、使えなくなる場合があるのでオススメできません。(私が購入したCarPlay AI BOX CarlinKit V3でも実際に私も試してみましたが、専用ケーブル以外ではCarPlay AI BOXを起動できませんでした)
CarPlay AI BOXにY字ケーブルで追加電源供給(バスパワー駆動できない場合のみ)
VWやPorscheなど多くの輸入車の場合、通信用のUSBポートに接続するだけで、CarPlay AI BOXを起動出来ます。
これは、通信用のUSBポートに供給されている電流(バスパワー電源)が十分あるからですが、一部のトヨタ/レクサス車のカーナビ/ディスプレイオーディオでは、通信用USBポートのバスパワー電源だけではCarPlay AI BOXの駆動電流が足りないようで、起動できない場合があります。
このような場合、以下のY字分岐ケーブルを使い、上図のように通信用USB接続(通信用USBポートへ)に加えて電源供給用USB接続(シガーソケットUSB充電器等へ)を行うことでCarPlay AI BOXを起動出来るようになります。
実際に、CarPlay AI BOX CarlinKit V3をトヨタ新型クラウンのコネクテッドナビに接続してみた場合、バスパワー駆動では電源ランプは点灯するものの画面が起動できず、以下のY字ケーブルで追加電源供給を行ったところ、無事起動できました。
ちなみに、トヨタRAV4ハイブリッドのディスプレイオーディオに接続してみた場合、バスパワー駆動でも起動できましたが10回に1回程度は起動に失敗することがありました。
よって、トヨタ車の場合は基本、上記Y字ケーブルで追加電源供給を行うのが良さそうです。
万が一、Y字ケーブルで電源供給を行ってもCarPlay接続できない場合は、こちら”CarPlay繋がらない問題へのiPhone/カーナビの7つの対処方法“の記事にCarPlay接続エラー対処方法をまとめてありますので、合わせてご参考にどうぞ。
Android OSの日本語化設定(英語→日本語)
一番最初に言語の設定を行います。
初期設定の言語が英語の場合、上図のCarPlay AI BOXのHome画面から歯車アイコンの設定への入口を探し、システム言語を日本語に変更します。
下図のような設定メニューが表示されるので、「システム」をタップします。
すると次に、下図のようなシステム設定メニューが表示されるので、「言語と入力」をタップします。
さらに次に、下図のようなシステム言語設定メニューが表示されるので、「言語」をタップします。
最後に下図のような表示言語の候補一覧が表示されるので、「日本語」をドラッグしてリストの一番上に移動させます。
英語でも問題ない方は、リストの一番上を英語のままにしておいてもOKです。
日本語入力キーボード設定(英語→日本語)
次に、日本語入力キーボードの設定を行います。
例えば、YouTube動画やアマプラ動画で、検索したいキーワードやタイトルが日本語の場合、日本語入力が必要となります。
私が購入したCarPlay AI BOX CarlinKit V3の場合、「Gboard(Googleキーボード)」というアプリが初めからインストールされており、こちらを日本語入力用キーボードとして、初期設定し、利用することにしました。
もし初めからインストールされて無くても、下図のようにGoogle Playからインストールできます。(私の環境では既にインストール済なので表示がアンインストールボタンになってます・・・)
先ほどの言語設定でも使用した、下図のシステム言語設定メニューの表示の中で、「仮想キーボード」をタップします。
すると、下図のようなシステム設定メニューが表示されるので、Gboardが表示されていることを確認して、「キーボードを管理」をタップします。
ちなみに、G boardと共に表示されているAndroidキーボードがAndroid OSに標準装備されているキーボードですが、今回の場合はこちらのキーボードに日本語入力キーボードが含まれていないため、このような追加設定を行っています。
Android OSに標準装備されているキーボードに日本語が含まれているCarPlay AI BOXもありますので、その場合はこちらの設定は不要です。
次に、下図のようなキーボードを管理メニューが表示されるので、G boardをONにします。
できれば、AndroidキーボードはOFFにしておくのがおすすめです。
私の環境では、Google音声入力をONにしないと、AndroidキーボードはOFFにできませんでした。
CarPlay AI BOXがAndroid OSレベルで日本語入力キーボードに対応している場合や、日本語入力の必要が無い場合は、そのままでもOKです。
Wi-Fi/モバイルネットワーク接続設定
以下のコンテンツ利用に必要なため、基本的にはネットワーク接続環境をセットアップします。
- オンラインコンテンツの利用
- オフライン再生用コンテンツのダウンロード
- アプリのダウンロード
CarPlay AI BOXのHome画面から歯車アイコンの設定への入口を探し、ネットワーク接続設定を行います。
下図のような設定メニューが表示されるので、「ネットワークとインターネット」をタップします。
すると次に、下図のようなネットワーク設定メニューが表示されるので、接続したいネットワークの種類に応じてメニューをタップします。
接続したいネットワークの種類毎の該当メニューは、以下の通りです。
- 家の駐車場で部屋のWi-Fiネットワークに接続したい場合 ⇒ Wi-Fi
- モバイルWi-Fiに接続したい場合 ⇒ Wi-Fi
- 通信用SIMカードを用意する場合 ⇒ モバイルネットワーク/SIMカード
- スマホのテザリングで接続したい場合 ⇒ アクセスポイントとテザリング
3) 動画アプリをCarPlay AI BOXへインストールする方法
動画アプリをインストールするには、
- Google Playストア経由のインストール
- apkファイル経由のインストール
の2つの方法があります。
Google Playストア経由のインストールの方が簡単なので、まずこちらを試してみて、アプリによってうまくいかない場合に限りapkファイル経由のインストールをお試しいただくのがおすすめです。
Google Playストアから動画アプリのインストール
上図のCarPlay AI BOXのHome画面からGoogle Playアイコンの入口を探し、動画アプリのインストールを行っていきます。
基本、アンドロイドスマホの操作と全く同じです。
初回は下図のようなログイン画面が表示されるので、お持ちのGoogleアカウントでログインします。
もしもGoogleアカウントをお持ちでない場合は、無料ですぐ作れますので、スマホやパソコン等でアカウント登録しておきます。
次にインストールしたいアプリをGoogle Playの中で検索します。
例えば、「アマゾンプライム」で検索すると下図のようにプライムビデオアプリのインストール画面にたどり着きます。
ここで、「インストール」ボタンを押して無事にインストールが終了すれば、ここで作業完了です。
ちなみに、私が購入したCarPlay AI BOX CarlinKit V3の場合、ほとんどのアプリは1分程度でインストール作業が終了できたのに対し、プライムビデオアプリだけは「インストール」ボタンは押せて作業開始はできたものの10分以上経過しても作業終了できなかったため、何らかの制約があると考え、次章で紹介するapkファイルからのインストール方法に変更することにしました。
apkファイルからアプリのインストール
前章にて紹介させていただいた通り、私が購入したCarPlay AI BOX CarlinKit V3の場合、プライムビデオアプリはなぜかGoogle Play経由ではインストールできませんでした。
このような場合は、パソコン等を活用してインストーラーパッケージのapkファイルをダウンロードし、SDカード経由で直接インストールすれば解決できます。
apkファイルをダウンロードするには、パソコンのブラウザで以下のAPKファイルダウンロードサイトにアクセスします。
apkpureの方が簡単なので、ここではapkpureで説明します。
旧バージョンのファイルの充実度はAPKMirrorの方が優れているので、旧バージョンを細かく選びたい場合は、APKMirrorもおすすめです。
まずパソコンのWebブラウザで、下図apkpureのサイトにアクセスし、トップページ右上の検索BOXに「アマゾンプライムビデオ」と入力します。
アマゾンプライムビデオのapkファイルが検索されるので、保存先をパソコン内のmicroSDカードにして、apkファイルをダウンロードします。
apkファイルが保存されたmicroSDカードをパソコンから取り出して、CarPlay AI BOXのSDスロットに挿入します。
続いてCarPlay AI BOXを車に接続して起動し、下図のようなファイルビューワーアプリであるESファイルエクスプローラー等を起動します。
ファイルビューワーアプリで下図のように外部ストレージを選択し、パソコン経由でダウンロードしたapkファイルを保存した場所を探します。
下図のようにAmazon Prime Videoのapkファイルを保存した場所までたどり着いたら、apkファイルのアイコンをタップします。
下図のようにインストールメニューが表示されたら、Amazon Prime Videoのapkファイルであることを再確認し、「インストール」をタップして実行します。
apkファイル経由のインストールが完了すると、Google Play経由でアプリをインストールした場合と全く同様にアプリが使用可能になります。
ちなみに、プライムビデオアプリは数ヶ月に1回程度バージョンアップで更新されますが、もしもGoogle Play経由だとうまく更新できない場合、上記と全く同じ手順で新しいバージョンのapkファイル実行すればアプリの更新が可能です。
4) CarPlay接続で車の画面で動画再生する方法
CarPlay AI BOXのホーム画面から動画アプリを開いて見たいタイトルを検索
最後に、アマゾンプライムアプリで動画を見る手順です。
こちらはスマホでアマゾンプライムアプリを見る手順とほぼ同じです。
アマゾンプライムアプリがインストールされていれば、CarPlay AI BOXのホーム画面にアイコンが表示されているはずなので、タップして起動します。
アプリを起動すると下図のようにプライムビデオのホームメニューが表示されるので、右下の「検索」をタップします。
日本語入力キーボードとしてAndroidキーボードまたはGboardを設定済であれば、日本語での検索が可能になってるはずなので、見たい動画タイトルを入力します。
動画タイトルをオフライン再生用にダウンロード
見たい動画タイトルを選択すると、下図のように「再生(観る)」か「ダウンロード」かのメニューが表示され、オフライン再生用にダウンロードすることもできます。
アマゾンプライムビデオは、プライム会員(月会費¥408~500)であれば、誰でもオフライン再生用にダウンロード可能です。
一方YouTubeは、見るだけなら誰でも無料ですが、オフライン再生用にダウンロードするには、プレミアム会員(月会費¥983~1,180)登録が必要です。
プライムビデオでダウンロードする場合、下図の通り画質が選べるのでストレージの容量に合わせてダウンロードサイズを調整することも可能です。
多くのCarPlay AI BOXには64GBのストレージが搭載されてるので、上図の通り2時間映画1作品当たり1GB前後であれば、30作品程度ダウンロードしてもまだ半分残るので、十分使えると思います。
私は心配性なので、念のため以下の128GBのmicroSDカードで容量追加してます。
KIOXIA(キオクシア) 旧東芝メモリ microSDXCカード 128GB UHS-I Class10 (最大読出速度100MB/s) Nintendo S...
ダウンロード済の動画タイトルを再生
プライムビデオでダウンロード済みの動画タイトルを見る場合は、ホームメニュー下部の「ダウンロード」を選択します。
すると下図のようにダウンロード済の動画の一覧が表示されるので、見たい動画を選択して再生を開始します。
動画アプリ対応のCarPlay AI BOXおすすめ機種
ここでは、ユーチューブ/アマプラ動画が見れるようになるCarPlay AI BOXについて、性能、機能、価格の比較一覧表を以下の通りまとめてみました。
機種名 | お す す め 度 |
実 売 価 格 |
SoC (CPU) |
RAM + ROM |
OS | You Tube |
Ama- zon Prime |
SIM 対 応 |
HD MI 対 応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Heri- lary C3 |
△ | ◎ 1.3 万 円 |
△ Rockchips RK3326 1.5GHz |
△ 2+8 GB |
△ And- roid 8.1 |
○ | – | – | – |
Heri- lary C6 C9 |
○ | ◎ 1.8 万 円 |
△ Qualcomm QCM2290 2.0GHz |
△ 2+8 GB |
◎ And- roid 11 |
○ | ○ | – | – |
Heri- lary C7 |
△ | △ 4.0 万 円 |
◎ Qualcomm SM6125 Snapdragon 665/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
◎ And- roid 11 |
○ | ○ | ○ | – |
Heri- lary C8 |
◎ | ○ 4.2 万 円 |
◎ Qualcomm SM6125 Snapdragon 665/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
◎ And- roid 11 |
○ | ○ | ○ | △ (出力 のみ) |
Carlin- Kit V3 mini |
△ | ◎ 2.5 万 円 |
△ Qualcomm QCM2290 2.0GHz |
△ 3+32 GB |
◎ And- roid 11 |
○ | ○ | ○ | – |
Carlin- Kit V3 |
△ | ◎ 3.1 万 円 |
○ Qualcomm SDM450 Snapdragon 450/1.8GHz |
○ 4+64 GB |
○ And- roid 9 |
○ | ○ | ○ | – |
Carlin- Kit Tbox Plus 64GB |
◎ | ○ 3.5 万 円 |
◎ Qualcomm SM6125 Snapdragon 665 1.8+2.0GHz |
○ 4+64 GB |
◎ And- roid 12 |
○ | ○ | ○ | – |
OTTO- CAST U2-PLUS |
△ | △ 4.0 万 円 |
○ Qualcomm SDM450 Snapdragon 450/1.8GHz |
○ 4+64 GB |
○ And- roid 9 |
○ | ○ | – | – |
OTTO- CAST U2-GT (JP) |
△ | △ 4.4 万 円 |
◎ Qualcomm SM6125 Snapdragon 665/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
◎ And- roid 10 |
○ | ○ | ○ | – |
OTTO- CAST PICASOU 2 |
◎ | ○ 5.3 万 円 |
◎ Qualcomm SM6125 Snapdragon 665/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
◎ And- roid 10 |
○ | ○ | ○ | △ (出力 のみ) |
OTTO- CAST PICASOU 2 Pro |
◎ | △ 6.0 万 円 |
◎ Qualcomm SM6125 Snapdragon 665/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
◎ And- roid 10 |
○ | ○ | ○ | ○ (入力 + 出力) |
※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もありますがご了承下さい。
CarPlay AI BOXのおすすめ機種をまとめると、以下の通りです。
- 最もおすすめで高性能かつ価格のバランスが取れたCarPlay AI BOX:CarlinKit Tbox Plus 64GB
- 低価格重視派におすすめの廉価CarPlay AI BOX:Herilary C6/C9
- 機能全部盛り派におすすめのハイエンドCarPlay AI BOX:オットキャストPICASOU 2 Pro または オットキャストPICASOU2、Herilary C8
上記機種ならどれでもユーチューブ/アマプラ動画を見ることができますが、価格や性能など何を重視されるかで、好みに応じて選んでいただければと思います。
CarPlay AI BOXの選び方については、こちら”CarPlay AI BOXおすすめ4選比較!そもそも何ができる!?“の記事にもまとめましたので、もっと詳しく知りたい方は是非ご参考にどうぞ。
また、OTTOCASTに特化したAI BOXの選び方や具体的にできる事については、こちら”オットキャスト最新おすすめ全機種の価格x性能比較!車でYouTubeを“の記事に、CarlinKitに特化したAI BOXの選び方や具体的にできる事については、こちら”Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較!CarPlayでYouTubeを“の記事に、それぞれ詳しくまとめましたので、是非合わせてご参考にどうぞ。
CarPlay AI BOXでユーチューブ/アマプラ動画を見る時の注意点
最後に、CarPlay AI BOXで動画を見る時の注意点として、以下7点があります。
- CarPlay非対応カーナビ・カーオーディオでは使えない
- カーナビ・カーオーディオ・スマホとは別に2万円以上の機器が追加で必要
- 最新のスマホと比べると反応や動作が遅い
- オフラインコンテンツ以外の視聴には追加でネット接続環境が必要
- カーナビの起動時間に加えAI BOXの起動時間(+約5~10秒)待ちが毎回必要
- 各アプリは現バージョンのAndroid OSのサポートが終了したら使用不可能
(現在最新のAI BOXはAndroid OS 12だがいつかはサポート終了) - 常時USB電源供給車はバッテリー保護のため毎回AI BOXのケーブル抜き差しが必要
(対象:ポルシェなど、対象外(問題無):トヨタ、レクサス、VWなど)
これらの問題に対しては根本的な対処方法は無いので、CarPlay AI BOXは以下にあてはまる方にだけおすすめです。
- 車がCarPlay対応である(トヨタのディスプレイオーディオ搭載車など)
- 動画アプリやSNSアプリが使えるなら2~3万円程度は構わない
- 反応や動作の遅さに対してイライラせずに気持ちの余裕を持てる
- 事前ダウンロードを徹底するか、テザリング/格安SIM等を抵抗感無く利用できる
(オフライン再生可能なコンテンツのみならネット接続環境は不要) - エンジン始動後に動画や音楽が始まるタイミングが十数秒遅くても我慢できる
- 2~3万円程度のCar Play AI-BOXなら数年使用してサポート終了でも納得できる
(10年以上使い続けるのは難しい) - 毎回のケーブル抜き差しは面倒とは言え、数秒なので我慢できる
ちなみに、4つ目に書かせていただいた格安SIMについては、データ通信専用の以下のSIMがわりと低価格でおすすめです。
- HIS Mobileのビタッ!プラン (月額税込198円)※
b-mobile 190 Pad SIM (月額税込209円)
- ロケットモバイル神プラン (月額税込328円)
※楽天モバイルの1GBまで月額0円のプランは2022年にサービス終了したので、現在は上記が最安値です。
月々200~300円程度で、SIM無iPhoneが、困った時だけでもちゃんとつながるスマホになるのであれば、十分お買い得かと思います。
ちなみに私はシンプルに安さで選び、実際にHIS Mobileのビタッ!プラン を利用しています。
CarPlay AI BOXでユーチューブ/アマプラ動画を見る方法まとめ
こちらの記事では、「CarPlayでユーチューブ/アマプラ動画を見るはどうやればよいか?」について、
- 自分の車がUSB接続のApple CarPlay対応か確認
- CarPlay AI BOXの接続と設定
- ユーチューブ/アマプラ動画アプリのインストール
- 車の画面でユーチューブ/アマプラ動画を再生
の4つのステップで説明し、おすすめのCarPlay AI BOXと注意点の紹介を行いました。
先ほど紹介させていただいた注意点が気になる方への解決策も含め、車の画面で動画を見る方法として、CarPlay AI BOXを使った方法以外にもスマホからのHDMI出力やカーナビのブラウザ機能を使った方法など他の方法もあります。
CarPlay AI BOXを使う方法も含め、車でYouTubeなどの動画を見る様々な方法について、こちら”車でYoutube等の動画を見る5つの方法“の記事にまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
カーナビやディスプレイオーディオなど車の画面でYouTube(ユーチューブ)動画を見たいけど、どうやったら見れるか分からない・・・と思ったことは無いでしょうか? うちもFire TV購入以降そうですが一般的に、Amazon Prime[…]