アンドロイドオートが普通のカーナビを超えてる3つのポイント

スマホをカーナビ・カーオーディオ代わりに使うときの方法として、”アンドロイドオート(Android Auto)“という方法があるのをご存知でしょうか?

そもそもドライブ中に限らず、スマホがあれば、

  • 初めての場所でもGoogle MAPや乗換案内などのアプリ目的地にたどり着ける
  • いつでもスマホからお気に入りの音楽が聴ける

などのメリットがあります。

ただし、運転中にスマホを使おうとすると、

  • Google MAPのナビ案内は便利だけど、スマホだと画面が小さくて見にくい
  • スマホをダッシュボードの見える位置にホルダーで固定しないと危ない運転中にスマホ操作すると警察に捕まる
  • 車のスピーカーから音を出すためにはカーナビ・カーオーディオへの接続(AUX, Bluetooth, USBなど)が必要

などの手間・問題などが発生します。

しかし実は、アンドロイドオートを使えばこれらの手間や問題を一気に解決することができます。

アンドロイドオートが普通のカーナビを超えてるイメージ

ここでは、最近普及が進みつつあるアンドロイドオートが普通のカーナビより明らかに優れている3つの点について、実際にアンドロイドオートを5年以上使ってみた私の経験を元に書かせていただきます。

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アンドロイドオートとは?

Android Autoの使用中のカーナビ画面表示

Android Autoとは、Googleによって作られたアンドロイドOSがインストールされているスマートフォン、いわゆるアンドロイドスマホやアンドロイドタブレットを使っている人なら誰でも無料で使えてしまうカーナビ+カーオーディオ用の統合アプリです。

以下のようにGoogle Play Storeで「アンドロイドオート」と検索すれば表示されます。 スマホやタブレットにまだAndroid Autoがインストールされていない場合は、インストール後すぐに使用できます。

Android Autoのインストール方法

ちなみにアンドロイドオートは、正確にはアンドロイドOS のバージョン5.0以降でしか使えませんが、

  • Android OS 5.0(Lollipop):2014年リリース
  • Android Auto アプリ:2015年リリース

なので、かなり時間が経った今ではほとんどのアンドロイド(スマホ・タブレット)ユーザーが使える状態にあると言えます。

また、アンドロイドオートを使うには、以下3つのパターンがあります。

  • アンドロイドスマホ単体
  • アンドロイドスマホ+アンドロイドオート対応カーオーディオ(ディスプレいオーディオ)ユニット
  • アンドロイドスマホ+アンドロイドオート対応カーナビユニット

実は、アンドロイドオートはカーナビ・カーオーディオと接続せずにスマホやタブレット単体でも利用できます。

また、アンドロイドオート対応のカーオーディオ(ディスプレイオーディオ)やカーナビを使う最大のメリットはGoogle MAPのナビアプリが車のディスプレイで使用できるようになることですが、

  • アンドロイドオート対応カーオーディオ元々ナビ機能が無いのでスマホ接続で初めてナビが使えるようになる
  • アンドロイドオート対応カーナビ元々ナビ機能があるのでスマホ接続で従来ナビとGoogleMAPナビをどちらか選んで使えるようになる

となるので、アンドロイドオート対応カーオーディオはスマホ接続で劇的に機能アップする感覚ですが、アンドロイドオート対応カーナビにとっては、元々使えていたカーナビ機能に加えて、さらに別の種類のカーナビも選択できるようになるという微妙な機能アップの感覚です。 アンドロイドオート対応のカーオーディオは、アプリ表示のため7~12インチ程度のディスプレイを備えているので、最近ではディスプレイオーディオとも呼ばれます。

ちなみに、アンドロイドオートのように車のディスプレイからスマホのカーナビアプリなどのコントロールするのではなく、単純にスマホの画面を車のディスプレイに表示させる「ミラーリング」と呼ばれる方法もあります。

実は、アンドロイドオートやミラーリングも含めたスマホの画面をカーナビ等の別の画面に表示させる方法には、

  • Miracast(無線)
  • Mirror Link(有線)
  • MHL(Mobile High-definition Link)/HDMI(有線)
  • DisplayPort Alternate Mode over USB-C/HDMI(有線)
  • HDMI(有線)
  • Android Auto(有線 or 無線)
  • Apple CarPlay(有線 or 無線)

などと非常に多くの方法・規格があります。

スマホの画面をカーナビ等の別の画面に表示させる方法については、こちら”グーグルマップをカーナビ画面に映す4種類の方法と注意点“の記事に詳しくまとめましたで、もし良ければ合わせてご参考にどうぞ。

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また、アンドロイドオートとその対応アプリを実際に使い始める方法や初期設定の方法を”アンドロイドオート対応おすすめ無料アプリ4選!初期設定と追加方法“の記事にまとめてみましたので、こちらも合わせてご参考にどうぞ。

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アンドロイドオートとアップルカープレイ

アンドロイドオートはアンドロイドスマホやアンドロイドタブレットなどアンドロイドOSの機器でしか使用できません。

つまり、iPhoneやiPadなどiOSの機器ではAndroid Autoは利用できないのです。

しかし、iPhoneやiPadでは”Apple CarPlay” というAndroid Autoとほぼ同じ機能が利用可能で、iOS 7.1以上の全ての機器で使用することができます。

名前の通りですが、

  • Android Auto(アンドロイドオート):アンドロイドスマホユーザー向けの接続方法
  • Apple CarPlay(アップルカープレイ):iPhoneユーザー向けの接続方法

なのです。

しかもiOSのバージョンがiOS 12以上であれば、AppleのMAPアプリだけでなく、Google MAPのナビアプリをCarPlayとして利用することもできます。(iOS 12以前のiPhoneやiPadであってもiPhoneやiPad単体でGoogle MAPアプリ自体を使用することはできましたが、CarPlayからGoogle MAPアプリを呼び出し、車のディスプレイに表示させることはできませんでした)

ちなみに、アンドロイドオート対応のカーナビ・カーオーディオユニットであれば、CarPlayにも対応している場合が多いです。

上図は、アンドロイドオート、Apple CarPlay両方に対応しているカーオーディオであるカロッツェリア(パイオニア)製 ディスプレイオーディオ(DMH-SZ700)です。

ここでは、アンドロイドオートについて詳しく書かせていただいておりますが、ほぼ同じことがApple CarPlayでも当てはまるので、iPhoneやiPadユーザーの方は、”アンドロイドオート”と書かれている部分を”CarPlay”に置き換えて、内容をご理解いただければと思います。

 

アンドロイドオートとスマホのナビ/マップアプリの違い

カーナビ・カーオーディオと接続せずにスマホ単体でアンドロイドオートを利用する場合、スマホのGoogle MAPなどのナビ/マップアプリと何が違うのでしょうか?

「スマホ単体をカーナビ代わりに使う」という点においては、違いが無いようにも思えます。

下図はスマホ単体でのアンドロイドオート使用例です。※

スマホ単体でのAndroid Auto使用例

これに対し、下図はナビアプリGoogle MAPの使用例です。

ナビアプリGoogle MAPの使用例

実際に使ってみると分かるのですが、実は、以下3つの違いがあります。

  • アンドロイドオートの方が文字・アイコン・ボタンのサイズが大きい
  • アンドロイドオートには電車・徒歩のナビメニューが表示されない
  • アンドロイドオートの切替メニューは”ナビ”・”音楽”・”電話”の3つのみのシンプルな表示

同じナビアプリでも、アンドロイドオートの方が車の運転中でもより使いやすいような設計になっています。

つまりアンドロイドオートは、様々なアプリが使えて多機能なスマホに対し、あえて運転中に必要な”ナビ”・”音楽”・”電話”の3機能に絞ることで車に装着されているカーナビに近い操作性を狙っているともいえます。

※現在ではアンドロイドオートの仕様変更によりスマホ単体での利用ができなくなり、カーナビ/ディスプレイオーディオへの接続が必須となっています。

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アンドロイドオート対応のカーオーディオ /ナビユニットと接続するメリット

スマホより大きな画面表示でより快適・安全に操作可能

VWディスカバープロでAndroid Auto使用中の画面表示

車に装着されているアンドロイドオート対応ナビ or オーディオユニットを活用することで、スマホよりも大きな画面表示でより快適・安全にアンドロイドオートからGoogle MAPなどのナビ/マップアプリを使うことができます。 上図はVW(フォルクスワーゲン)純正のエンタメシステムであるディスカバープロでの使用例です。

参考までに、

  • 一般的なスマホの画面サイズ:4~6インチ
  • 一般的なカーナビ・カーオーディオの画面サイズ:7~10インチ

です。

また走行・運転中にナビアプリの地図などを確認・操作した場合、車のディスプレイに表示されていれば、目線を向けて簡単に確認・操作が可能です。

運転中のスマホ操作禁止イメージ

しかし、車のディスプレイに接続されていない場合、スマホ本体側を操作するしかないのですが、運転中のスマホ操作は危険かつ法律でも禁止されているため、事実上信号待ちなどの停まっている時でないと操作できないことになり、少し不便です。

 

カーナビが無い車でもカーナビが使える

上図は、カロッツェリア(パイオニア)製のアンドロイドオート対応ディスプレイオーディオ(DMH-SZ700)です。 パッと見るとカーナビに見えるものの、実はカーナビではありません。

画面は付いていますが、カーナビの機能が内蔵されていないので6万円前後のリーズナブル価格(+取付工賃)で入手できます。

下図のカロッツェリア(パイオニア)製 ディスプレイオーディオ(FH-8500DVS)だとHDMI接続はできませんがCD/DVD再生にも対応していて、アンドロイドオート対応の機能はそのまま、さらに4万円前後まで価格が下がります。

自分のスマホを接続するだけで、画面部分でカーナビ機能の表示・操作ができるようになるのです。

アンドロイドオート・アップルカープレイ対応の代表的なディスプレイオーディオとして、

  • アルパイン製 ディスプレイオーディオ(DA7Z)
  • カロッツェリア(パイオニア)製 ディスプレイオーディオ(DMH-SF700/DMH-SZ700/FH-8500DVS)
  • KENWOOD製 ディスプレイオーディオ(DA7Z)

などがあります。

ご参考までに、以下各アフターパーツメーカーの公式ページです。

ちなみに、カーナビ・カーオーディオの取り付け工賃を節約する方法をこちら”カーナビ/カーオーディオの取り付け工賃を安くする 7つの方法【裏技あり】“のページにまとめてみました。 もしよろしければ合わせてご参考にどうぞ。

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また、最初から車に装着されているタイプの純正ナビ・オーディオとしても、

  • VW ディスカバープロ(純正ナビ):ゴルフ、ゴルフヴァリアント、パサート、パサートヴァリアント、ティグアン、アルテオンなど
  • トヨタ ディスプレイオーディオ(純正オーディオ):RAV4、ハリアー、アルファード、ヤリス、ヤリスクロス、CH-R、カムリ、カローラ、カローラツーリング、カローラスポーツなど
  • マツダコネクト(純正オーディオ):CX-3、CX-30、CX-5、CX-8、マツダ2、マツダ3、マツダ6、ロードスターなど

と、アンドロイドオート対応機器の普及は進んできています。

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アンドロイドオートが普通のカーナビを超えてる3つのポイント概要

車の中で地図を見るイメージ

Android Autoが従来の普通のカーナビを明らかに超えて使いやすい点は以下の3点です。

  • 目的地設定がとにかく簡単で楽ちん!
  • 精度の高い地図・渋滞データが常に最新で更新作業不要
  • 車を降りた後も目的地に歩き着くまでスマホでナビ案内

次章より、具体例を交えながら説明させていただきます。

 

目的地設定がとにかく簡単で楽ちん!

Android Autoやスマホのナビアプリの最大のメリットは、目的地の検索・設定がとにかく簡単なことです。

Googleをはじめ、もともと何かを調べたり検索したりするのが得意なスマホにとって、目的地だろうが何だろうが簡単に検索できて当然なのです。

Android Autoやスマホならではの「目的地設定の簡単さ」は以下2つの技術によって、成り立っています。

  • 音声認識による情報入力が可能
  • AIを活用したあいまい検索による目的地設定が可能

 

音声認識による文字入力が可能

従来のカーナビを使ったことがある人なら、目的地設定の文字入力作業にイライラした経験がある方も多いかと思います。

例えば、”東京ディズニーランド”を目的地として設定したい場合、以下のように50音のキーボードを使用して「とうきょうディズニーランド」と約13文字の入力を行います。 入力文字予測機能で多少は入力文字を省略できるカーナビもありますが、地道な文字入力作業自体は必要です。

仮にドライブ中に目的地設定したくなった場合、走行中操作が禁止されているカーナビだと、例えば信号待ちの停車時間くらいだと画面切替の時間も含めると文字入力が終わらないこともありえます。

50音のキーボードを使用したカーナビ目的地設定の文字入力作業

しかしAndroid Autoの場合、右上のマイクアイコン(音声認識開始ボタン)を押して「東京ディズニーランド」と口でしゃべるだけで以下のように検索候補が現れます。

音声認識なので信号待ちとかではなく走行中でも使用可能です。

Android Autoの音声認識を使用したカーナビ目的地設定作業

 

あいまい検索機能による目的地設定が可能

アンドロイドオートとカーナビで「コンビニ」を検索した場合の違い

例えば、ローソンでもファミマでもどこでもいいけどコンビニに行きたい場合、「コンビニ」で検索すると「コンビニ」という名前が含まれた施設を単純にリストアップすることしかできないカーナビもあります。

以下のようなイメージです。 コンビニに行きたいだけなのに、福島県、長崎県、新潟県の施設がリストアップされてしまっています。 しかも福島県の施設は名前に「コンビニ」が含まれているだけで実際は、住宅リフォーム店のようで、残念ながら期待しているコンビニではありません。 下図はトヨタ純正ナビでの使用例です。

トヨタ純正ナビのコンビニ検索例

こんな場合でもAndroid Autoの場合だと、「近くのコンビニ」と曖昧な検索ワードを指定しても以下の通り、現在地点から近い順番にセブンイレブン、ファミマと期待しているコンビニカテゴリーの店舗をリストアップすることが可能です。

Android Autoのコンビニ検索例

Android Autoではない従来のカーナビでも以下の通り、期待しているコンビニカテゴリーの店舗をリストアップできる場合もあります。

例えば下図のようにトヨタ純正ナビのうちT-Connectナビで、エージェントの機能を使うと「近くのコンビニ」という曖昧な言葉での検索が可能となります。 もちろん文字入力ではなく音声入力です。

トヨタ純正T-Connectナビの近くのコンビニ検索例

検索結果は下図の通りです。 Android Autoでの検索結果とほぼ同じです。

トヨタ純正T-Connectナビの近くのコンビニ検索結果

また、VW純正ナビのディスカバープロの場合も下図の通り「コンビニ」のカテゴリーで複数のコンビニチェーン店を検索することができます。

VW純正ナビディスカバープロのコンビニ検索結果

 

アンドロイドオートとカーナビで「トイレ」「ランチ」を検索した場合の違い

ところが、VW純正ナビのディスカバープロでも「コンビニ」はうまく検索できるものの「トイレ」や「ランチ」は以下の通り苦手なようです。

例えば、トイレだとできる限り近くのトイレに行きたいだけなのに、200km以上も先の他県(長野県・埼玉県)に連れて行かれそうになります。

VW純正ナビディスカバープロのトイレ検索結果

同様にランチでも以下の通り、微妙です。 そこそこ近くではありますが、「ランチ」という文字が含まれた施設しかリストアップされていません。 ほとんど、持ち帰りタイプのほか弁屋さんっぽいです。

VW純正ナビディスカバープロのランチ検索結果

これに対し、アンドロイドオートの場合だと「ランチ」という文字が含まれ有無に関わらず、ランチに使えそうな近くの店がリストアップされます。 これこそGoogleが過去にスマホ・検索などから大量に収集したビッグデータがフル活用されているアンドロイドオートならではのサービスの賜物と言えます。

Android Autoのの近くのランチ検索結果

以上より、従来タイプのカーナビであってもエージェント機能が搭載されたりと進化しているので、「近くのコンビニ」のようなあいまい検索ができたり、多少はアンドロイドオートに近い使い勝手になってきています。

しかし、「近くのトイレ」「近くのランチ」などより多くの言葉やシーンへのあいまい検索の対応力ではAndroid Autoの方が優れているといえます。

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精度の高い地図・渋滞データが常に最新で更新作業不要

次に、アンドロイドオートやスマホのナビアプリのメリットとしてあげられるのが、常に最新の精度の高い情報が利用できることです。

道案内において、最新かつ精度が高いとうれしいデータは以下2つです。

  • 地図データ
  • 渋滞情報データ

 

地図データが常に最新で更新作業不要

ダイヤトーンサウンドナビ地図更新開始画面

上図の例はダイヤトーンサウンドナビの地図更新画面ですが、3年間は無料で地図更新できるものの、

  • DVD-ROMやSDカードをナビにセットし更新手順に沿ってカーナビを操作する必要あり
  • 地図データ更新中は電源(エンジン)ON状態必須かつカーナビ操作不可(数分~数十分間)

という手間が必要となります。

これに対し、アンドロイドオートやGoogle MAPの場合、基本的に最新の地図しか表示されません。 そもそも地図データ自体を毎回通信で取得する仕組みのため、表示した瞬間その地図が最新です。

また、わざわざ地図更新をするという概念も無いので、地図更新作業が不要です。

 

精度の高い渋滞情報データを考慮したナビ案内可能

Android Autoの精度の高い渋滞データを考慮したナビ案内

また、上図の通り、精度の高い渋滞データを考慮したナビ案内が可能です。

上図の場合は、目的地まで3つの候補ルートが提案されているものの、最短時間を見込めるルートに対して、残りの2つの候補ルートでは、渋滞も考慮するとそれぞれ10分か12分多く時間がかかり到着時間が遅れることを意味しています。

従来のカーナビでもVICSと呼ばれるしくみから情報取得した渋滞情報を考慮したナビ案内が可能ですが、VICSの場合は主要道路の横に設置されたセンサーで交通量を観測する方式のため、センサーが設置されていない主要でない道路の渋滞情報は取得不可能です。

これに対し、アンドロイドオートやGoogle MAPの場合、多くのユーザーが手にしているスマホそのものが渋滞情報のセンサーとなるので、スマホを持っている人が通る道路は基本的に全て渋滞情報が表示可能です。 ある道路にスマホユーザーがたくさんいて、ゆっくりしたスピードでしか進んでいない場合、明らかにその道は渋滞していると言えるのです。

 

車を降りた後も目的地に歩き着くまでスマホでナビ案内

最後にAndroid Autoやスマホのナビアプリの3つめのメリットは、例えば駐車場に車を置いた後駐車場から最終目的地までもスマホを使えばナビ案内が可能ということです。

スマホナビによる歩行ルート案内イメージ

当たり前ですが、従来のカーナビは車から簡単に取り外すことができません。

しかし、スマホならアンドロイドオートの接続を解除(ケーブルのプラグを抜くなど)すれば、いつでも持ち運び可能な状態に戻り、歩行者用のナビとして使うことができます。

 

以上の通り、アンドロイドオートではGoogleのビッグデータとのネットワーク接続持ち運べるモバイル端末であるスマホ・タブレットならではの特徴を最大限発揮させたナビ案内を車のディスプレイも活用しながら行うことができます。

次回、カーナビの購入を検討される場合は、”アンドロイドオート CarPlay”機能が搭載されたモデルも検討の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

 

また、”アンドロイドオート”や”Apple CarPlay”機能が搭載されたカーナビやオーディオユニットを購入する前に、まずはアンドロイドオートの機能を試してみたい場合、アンドロイドオートならスマホ単体でも動作させることができます。

ただし、運転中のスマホ操作は危険かつ法律でも禁止されているため、スマホ単体でアンドロイドオートを使用する場合、スマホホルダーを使って固定しておくのがおすすめです。 スマホホルダーに固定して使うことで、以下のような様々なメリットがあります。

  • 運転中でも見やすい位置で安全に使える(片手でも操作可能)
  • ブレーキや走行中の振動によるスマホトレイ等からの落下防止(落ちたスマホを運転中に拾って事故る可能性あり)
  • スマホがシートのスキマに落ちて取れなくなる等の惨事を防止
  • 警察・パトカーに見つからないように操作する心理的不安感から解放

ちなみに、以下は私が使用しているAmazonの携帯・スマホ用車載ホルダー売れ筋ランキングで常に上位のスマホホルダーです。 価格は少し高めですが、固定力がハンパなく、全くグラグラしないのでおすすめです。 使ってるうちにグラグラしてくるのが嫌で様々なホルダーを3回買いなおしましたが、このホルダーは今のところ1年以上使い続けて全く問題ないのでおすすめです。

 

ここではアンドロイドオートのカーナビ機能のメリットについて書かせていただきましたが、アンドロイドオートのオーディオ機能全般のメリットについてこちら”Android Auto音楽再生アプリのおすすめと3つの使用メリット“の記事に、オーディオ機能のうち音楽聴き放題アプリを使うメリットについてこちら”ディスプレイオーディオではAmazon等音楽アプリを使うべき4つの訳“の記事にまとめてみました。 アンドロイドオートのオーディオ機能について、かしこく使いこなす方法や裏技について知りたい方は是非ご参考にどうぞ。

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