Android Auto(アンドロイドオート)でスマホと車を接続すれば、スマホの中の音楽アプリ(Apple MusicやAmazon Music等)やナビアプリ(Google MAPやMoviLink)を車の画面で使えるようになります。
ここで、音楽アプリとナビアプリが使えるのだから、
- 動画再生アプリ(ユーチューブやアマプラ等)の動画も車の画面で見たい!
- SNSアプリ(ツイッターやインスタ等)のタイムライン等も車の画面で見たい!
と、思われる方もいるのではないでしょうか?
ただ残念ながら、スマホと車をAndroid Auto接続するだけではYouTube(ユーチューブ)や Amazon Prime Video(アマプラビデオ)の動画を再生するのは不可能です。
しかし、Android Auto用USB接続を使って動画アプリやSNSアプリが車の画面で見れる裏技のような方法があります。
それは、AI BOX(エーアイボックス)という小型のアダプターやAAADという特別なアンドロイドアプリを使うことです。
AI BOXやAAADアプリを使えば、音楽アプリとナビアプリに限定されたAndroid Autoの制約から解放され、スマホで使える動画アプリやSNSアプリ、Webブラウザが車の画面で使えるようになり、快適で同乗者にも喜ばれるドライブができます。
ちなみに動画アプリやSNSアプリ、WebブラウザがAndroid Auto非対応なのは、運転中にドライバーが見ると危険という理由からです。
なので、動画アプリやSNSアプリ、Webブラウザの利用は、停車中ならドライバーでもOKですが、運転中は助手席や後席の人のみと考えて安全にお使い下さい。
というわけで、ここでは、「Android Autoでユーチューブ/アマプラの動画を再生するはどうすればよいか?」を中心に、Android Auto/CarPlayを5年以上使い続けてきた私がたどりついたノウハウも含め、2つのおすすめの方法を説明し、おすすめのAI BOXやAAAD連携アプリについて紹介していきます。
- Android Auto対応のカーナビ/ディスプレイオーディオをお使いのアンドロイドスマホユーザー
- 家でユーチューブ/アマプラ動画再生してるアンドロイドスマホユーザー
- 車でユーチューブ/アマプラ動画再生したいアンドロイドスマホユーザー
- 車でユーチューブ/アマプラ動画再生方法が分からないアンドロイドスマホユーザー
は特に参考になるかと思います。
Android Auto対応車でYouTube動画等を再生する方法概要
Android Auto(アンドロイドオート)の対応車・対応ナビ・対応ディスプレイオーディオでYouTube(ユーチューブ)やAmazon Prime Video(アマプラビデオ)を再生する方法は、大まかに分けて以下4つのパターンがあります。
- 1) AI-BOX USB接続
- 2) Android Auto接続+AAAD(Root化不要)
- 3) 動画ファイル保存済のUSBメモリ接続
- 4) Android Auto接続+スマホRoot化
上記4つの方法は、初心者でも簡単かつ確実に見れるおすすめの順番に並べてあります。
各方法では、具体的に何ができるか?費用はいくら必要か?等々について、以下の一覧表にまとめてみました。
最初に書かせていただきますが残念ながら、動画再生の方法としてに完全無料の方法は無いです・・・最低でも500円以上の費用は必要となります。
Androido Auto 対応車で 動画再生 する方法 |
初期 費用 |
再生 | ダウン ロード |
故障・使用不可 リスク |
総合 評価 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
You Tube |
アマ ゾン プラ イム |
保存 動画 |
アマ ゾン プラ イム |
起動 NG, 他アプリ 利用 不可等 |
Android Auto アプデ時 利用不可 リスク |
|||
1) AI-BOX USB接続 |
△ (約 2万 円~) |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | ◎ |
2) Android Auto + AAAD接続 (Root化不要) |
○ (約 500 円~) |
○ | △ | ○ | × | ○ | × | ○ |
3) 動画 ファイル 保存済の USBメモリ 接続 |
○ (約 1000 円~) |
△ | × | ○ | × | ○ | ○ | △ |
4) Android Auto 接続 + スマホ Root化 |
× (保証 費用 等の 消滅) |
○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × |
最もおすすめの方法が、2万円程度のAI-BOXと呼ばれる小型機器をUSB接続しハードウェアで対応する方法です(下図)。
AI-BOXは一般的にCarPlay接続にて通信を行いますが、Android Auto対応の車であればほぼ間違いなくCarPlayにも対応していますので、同じ通信用USBポートにAndroidスマホの代わりにAI-BOXを接続するだけです。
もちろん、お使いのスマホがAndroidスマホであっても全く問題無しです。
次におすすめの方法が、お使いのAndroidスマホにAAADと呼ばれる有料アプリ(支払いは初回1回のみ500円程度)をインストールし、ソフトウェアで対応する方法です(下図)。
ソフトウェアで対応することでハードウェアで対応するより安く動画再生が可能となりますが、YouTube動画は問題無く見れるものの、一部のAmazon Prime動画やNetFlix動画が見れ無かったり、動画のダウンロードには非対応だったりと確実さという点では少し劣るのが実情です。
よって2番目のソフトウェアで対応する方法は、まずはYouTubeだけでも良いから手軽に見てみたいという方におすすめです。
3番目以降の方法は手間やリスクの割に得られるものが少ないので、存在することだけは紹介はしますが、正直おすすめできないです。
次章より各方法のメリット・デメリット・具体的な作業手順等について詳しく書かせていただきます。
1) AI-BOX USB接続によるYouTube動画再生方法
YouTubeやAmazon Prime Videoを再生する方法としては、こちらのAI-BOXをUSB接続する方法が最もおすすめです。
理由は、次章のメリット・デメリットにも書かせていただきますが、初心者でも簡単・確実にYouTubeでもAmazon Prime Videoでもほぼ全ての動画再生アプリが見れるようになるからです。
AI-BOX USB接続によるYouTube動画再生方法のメリット
こちらの方法のメリットは以下の通りです。
- YouTube・Amazon Prime Video・NetFlix・保存動画などほぼ全ての動画再生アプリに対応
- Amazon Prime Videoはダウンロード+オフライン再生にも対応し通信料を節約可能
- お持ちのスマホがAndroidでもiPhoneでもどちらでもOK
特に、Amazon Prime Videoはダウンロード+オフライン再生は、2番目のAndoirodスマホにAAAD経由でアプリ追加後Android Auto接続する方法では不可能なので、こちらの方法ならではメリットと言えます。
AI-BOX USB接続によるYouTube動画再生方法のデメリット
逆にこちらの方法のデメリットは以下の通りです。
- 初期費用(約2万円以上)が必要
- AI-BOXにスマホ同様の初期設定(アカウントログイン等)が必要
- カーナビの起動時間に加えAI-BOXのシステム起動待ち時間が10秒程度毎回必要
車内で快適に動画が見れるようになるとは言え、2万円の出費はインパクトが大きいかと思います。
ただし、地デジTVのチューナーも3万円以上しますし、最近ではスマホも5~10万円以上することを考えるとある意味妥当な価格と言えます。
また通常カー用品には取付作業が必要で、取付作業を店などに依頼する場合は1時間あたり5,000~10,000円程度の取付作業代が必要となりますが、こちらのAI-BOXはUSBポートに挿すだけなので誰でも数秒で作業完了なので取付作業代は0円です。
AI-BOX USB接続によるYouTube動画再生方法の手順
AI-BOXをUSB接続してYouTube動画等を再生する手順は以下の通りです。
- AI BOXを用意
- USBケーブルでAI BOXとAndroid Auto/CarPlay対応オーディオを接続
- Wi-Fi環境等でAI BOXにYouTube/Amazon Prime等の動画アプリをインストール
- Wi-Fi環境等でAI BOXへ動画データをダウンロード
- Android Auto/CarPlay対応オーディオ画面で快適にAI BOX内の動画データを再生
動画データは、事前にダウンロードせずにテザリング等のWi-Fi環境やモバイルネットワーク環境下でストリーミング再生することも可能です。
もし、CarPlay AI BOXの接続がうまくいかない場合は、こちら”CarPlay繋がらない問題へのiPhone/カーナビの7つの対処方法“の記事にCarPlay接続エラーの対処方法をまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。
iPhone側の問題への対処方法は直接関係ありませんが、カーナビ側への対処方法はCarPlay AI-BOXの接続問題にも対応可能です。
また、さらに詳しい手順を知りたい場合は、こちら”CarPlayでユーチューブ/アマプラ動画を見る方法基本4ステップ“の記事に実際の画面表示含めた具体的な手順をより詳しくまとめましたので、合わせてご参考にどうぞ。
AI BOXは2万円前後から購入可能
AI BOXとは、Android OSで動作しディスプレイ画面を搭載していないCarPlay接続が可能なスマホのようなものです。
以下のようにAmazon等で購入することができ、最大手OTTOCAST(オットキャスト)のU2-GT場合、一般的に10~20万円のカーナビ本体と比べると安いものの、HDMI入力キットや変換ケーブルと比べるとやや高額で4万円程度となります。
【公式】Ottocast オットキャスト U2-GT Android 10.0 カーオーディオ アダプター 画面2分割表示 Blutetoo...
とは言え、最近ではCarPlay AI BOXの開発するメーカーが増加し、価格競争の結果として以下のような2万円前後で購入可能で割安なCarPlay AI BOXも発売されるようになりました。
【公式】Alvadan CarPlay AI Box C9 carplay ワイヤレス アダプター Herilary android 11.0モデル プラグア...
AI BOXの性能/価格比較一覧
AI BOXをこれから検討される方の参考になるよう、CarPlay AI BOXの性能や価格についての比較一覧表を以下の通りまとめてみました。
注意すべき点は、AI BOXもスマホなどと同じように性能進化のスピードが速く、ハードウェアの性能差による価格幅も大きいので、
- 発売直後の割高な機種を買わないこと(わりとすぐに価格下落)
- 性能不足だと実質使い辛いので安さだけで選ばないこと
- 無駄に高額にならないよう必要十分な機能/性能を見極めること
が大切です。
機種名 | お す す め 度 |
実 売 価 格 |
SoC (CPU) |
RAM + ROM |
OS | You Tube |
Ama- zon Prime |
SIM 対 応 |
HD MI 対 応 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Heri- lary C3 |
△ | ◎ 1.7 万 円 |
△ Rockchips RK3326 1.5GHz |
△ 2+8 GB |
△ And- roid 8.1 |
○ | – | – | – |
Heri- lary C6 C9 |
○ | ◎ 1.8 万 円 |
△ Qualcomm QCM2290 2.0GHz |
△ 2+8 GB |
◎ And- roid 11 |
○ | ○ | – | – |
Heri- lary C7 |
△ | △ 4.0 万 円 |
◎ Qualcomm SM6125 Snapdragon 665/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
◎ And- roid 11 |
○ | ○ | ○ | – |
Heri- lary C8 |
◎ | △ 4.2 万 円 |
◎ Qualcomm SM6125 Snapdragon 665/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
◎ And- roid 11 |
○ | ○ | ○ | △ (出力 のみ) |
Carlin- Kit V3 mini |
△ | ◎ 2.5 万 円 |
△ Qualcomm QCM2290 2.0GHz |
△ 3+32 GB |
◎ And- roid 11 |
○ | ○ | ○ | – |
Carlin- Kit V3 |
△ | ○ 3.1 万 円 |
○ Qualcomm SDM450 Snapdragon 450/1.8GHz |
○ 4+64 GB |
△ And- roid 9 |
○ | ○ | ○ | – |
Carlin- Kit Tbox Plus 64GB / 128GB |
◎ | ○ 3.5 ~ 4.1 万 円 |
◎ Qualcomm SM6125 Snapdragon 665 1.8+2.0GHz |
○ 4+64 ~ 8+128 GB |
◎ And- roid 12 ~ 13 |
○ | ○ | ○ | – |
オット キャスト U2-PLUS |
△ | △ 4.0 万 円 |
○ Qualcomm SDM450 Snapdragon 450/1.8GHz |
○ 4+64 GB |
△ And- roid 9 |
○ | ○ | – | – |
オット キャスト U2-GT |
△ | △ 4.4 万 円 |
◎ Qualcomm SM6125 Snapdragon 665/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
○ And- roid 10 |
○ | ○ | ○ | – |
オット キャスト PICASOU 2 |
◎ | △ 5.3 万 円 |
◎ Qualcomm SM6125 Snapdragon 665/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
○ And- roid 10 |
○ | ○ | ○ | △ (出力 のみ) |
オット キャスト PICASOU 2 Pro |
◎ | △ 6.0 万 円 |
◎ Qualcomm SM6125 Snapdragon 665/2.0GHz |
○ 4+64 GB |
○ And- roid 10 |
○ | ○ | ○ | ○ (入力 + 出力) |
※上記の実売価格は通常時の販売価格なので、セール中はさらに安く販売されていて価格が違う場合もありますがご了承下さい。
CarPlay AI BOXのおすすめ機種をまとめると、以下の通りです。
- 最もおすすめで高性能かつ価格のバランスが取れたCarPlay AI BOX:CarlinKit Tbox Plus 64GB
- 低価格重視派におすすめの廉価CarPlay AI BOX:Herilary C6 / C9
- 機能全部盛り派におすすめのハイエンドCarPlay AI BOX:オットキャストPICASOU2 Pro または オットキャストPICASOU2 または Herilary C8
CarPlay AI BOXのおすすめ機種の詳細については、こちら”CarPlay AI BOXおすすめ4選比較!そもそも何ができる!?“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
CarlinKit Tbox Plusが高性能かつコスパ優秀なCarPlay AI BOXでおすすめ
最もおすすめのCarPlay AI BOXは、サクサク動作する高性能なハードスペックの割に価格も割安なCarlinKit Tbox Plusです。
同じハードウェアスペックである、Qualcomm(クアルコム)のSM6125 Snapdragon 665(スナップドラゴン665シリーズ)を採用しているOTTOCAST U2-GT(JP)と比較しても4.4万円→3.5万円と1万円弱も割安、Herilary C7と比較しても4.0万円→3.5万円と5千円も割安に購入できます。
さらにソフトウェアスペックもAndroid OS 12で他機種より新しいです。
【日本限定版】CarlinKit Tbox Plus Android12.0システム 4+64GBバージョン ワイヤレスCarPlay/ Android Au...
ちなみに、CarlinKit Tbox Plusには上記の4+64GBモデルと、下記の8+128GBモデルがあります。
【日本限定版】CarlinKit TBox Plus Android12.0システム 8+128GB ワイヤレスCarPlay/ Android Autoアダプ...
メモリ容量が異なるだけでSoC(CPU)の性能は同じなので、大量にオフライン再生用データ等をダウンロードする予定が無ければ、4+64GBモデルで十分ですが、長く使いたい場合はできるかぎり高スペックなものを選んでおくのもおすすめです。
逆に最も低価格でYouTubeが見れるのはHerilary C3(ヘリラリ C3)で、約1.7万円というコストパフォーマンスですが、YouTubeは見れるのにアマゾンプライムが見れなかったり、CPUやメモリの性能がギリギリで画面操作の反応がサクサクでは無いです。
まずは価格を抑えてCarPlay AI BOXを試してみたいという方には良いかもしれませんが、長く使い続けたいと考える方は、CarlinKit Tbox Plusの方がおすすめです。
私は現在こちらのAI-BOXをメインで使ってますが(下図)、特にRAM容量8GBの威力が素晴らしく、操作のモタツキが全く無いです。
AI-BOXは決して安くは無い買い物なので、私も最初は価格抑えめの中堅モデルのCarlinKit V3を購入しました。
その後使ってるうちに操作のモタツキがガマンできなくなり、高性能モデルのオットキャストPICASOU2 や最高性能モデルCarlinKit Tbox Plus 128GBに買い替え直してる状況です。
ある程度長く使う予定であれば、最初から高性能モデルを買っておくのもアリかと思います。
ちなみに、CarlinKitのAI BOXの選び方や具体的にできる事の詳しい内容については、こちら”Carlinkit最新おすすめ全種類の価格x性能比較!CarPlayでYouTubeを“の記事に私の実体験を元に整理しましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
2) Android Auto+AAADによるYouTube動画再生方法
続いて、YouTubeやAmazon Prime Videoを再生する方法として2番目におすすめなのが、AndoirodスマホにAAAD経由で動画再生アプリ追加後Android Auto接続する方法です。
理由は、次章のメリット・デメリットにも書かせていただきますが、初期費用がわずか500円で初心者でも簡単・手軽にYouTubeが見れるようになるからです。
Android Auto+AAADによるYouTube動画再生方法のメリット
こちらの方法のメリットは以下の通りです。
- 初期費用がわずか500円で手軽にYouTubeが見れる(工夫次第で0円でも可能)
- ソフトウェアによる対応方法だが危険なRoot(ルート)化は不要
- お使いのAndoirodスマホをそのまま使うだけで追加部品は一切不要なので車内スッキリ
特に、初期費用が安いこと、ソフトで対応するにもかかわらず危険なRoot(ルート)化は不要であることが大きなメリットです。
Android Auto+AAADによるYouTube動画再生方法のデメリット
逆にこちらの方法のデメリットは以下の通りです。
- YouTubeはストリーミングで見れるもののAmazon Primeは一部コンテンツの再生・ダウンロードが不可能
- Android OSやAndroid Autoのソフトバージョンアップによって利用不可能になるリスクあり(過去いくつかのアプリが利用不可能に)
- 各アプリやブラウザでスマホ同様の初期設定(アカウントログイン等)が必要
特に、Amazon Primeは一部コンテンツしか見れないこととAndroid側の仕様変更で突然利用不可能になることが最大のデメリットです。
Android Autoは、もともと運転中の安全確保のため動画アプリには非対応とする思想で設計されており、そもそもGoogle社自体が動画アプリの使用を認めていません。
なので、Google社がこのようなアプリを放置し続ける可能性も低く、突然見れなくなったり見れるように復活したりのいたちごっこのやり取りが将来想定されます。
Android Auto+AAADによるYouTube動画再生方法の手順
AndroidスマホにAAAD経由でアプリ追加後Android Auto接続してYouTube動画等を再生する手順は以下の通りです。
- https://github.com/shmykelsa/AAAD/releasesにアクセスしAAADアプリをダウンロード+インストール
- AAADアプリを開き必要な連携アプリをインストール(詳細は次章:Android Autoで実際に使用可能なAAAD連携アプリを参照)
- 連携アプリをスマホ上で起動しアプリから権限が求められた場合は設定ONまたは許可
- USBケーブル等でAndoirodスマホと車を接続
- Android Autoアプリ一覧画面から動画再生アプリ(CarStreamやFermataAuto等)を起動し動画再生
Android Auto用AAADアプリのインストール詳細手順
AndoirodスマホにAndroid Auto用AAADアプリをインストールする詳しい手順と画面イメージは下図の通りです。
https://github.com/shmykelsa/AAAD/releasesを開くと以下画面になるので、最新バージョンのapkファイルをダウンロードし、開いてインストールします。
インストールが完了して開く(起動する)とアプリのインストール許可を要求されるので、スライドスイッチをONにします。
これでAAADのインストールは完了です。
Android Autoで実際に使用可能なAAAD連携アプリ
続いて、AAADを開いてAAAD経由でAndroid Autoで動画を見るための関連アプリをインストールしていきます。
しかし、Google社自体がAndroid Autoでの動画アプリの使用を認めていないため2023年時点では、
- AAAD経由でもインストールそのものができないアプリ
- AAAD経由でインストールできてもAndroid Autoで使用できないアプリ
が存在し、事実上利用な可能なアプリは以下3つ程度です。
- CarStream
- Fermata Auto + Fremata Controler
- AA Mirror
今後も、各アプリでの動画再生が突然不可能になったり復活したりのいたちごっこのやり取りがあるかもしれません。
詳細は下表の通りです。
アプリ名 | インス トール |
アプリ 起動 |
---|---|---|
Car Stream |
○ | ○ |
Fermata Auto + Fermata Control |
○ | ○ |
Screen 2 Auto |
× | × |
AA Mirror |
○ | ○ |
AA Stream |
× | × |
AA Mirror Plus |
○ | × |
Performance Monitor |
○ | × |
例えば実際、以前までミラーリングが行える最有力アプリだったScreen 2 Autoは、2023年時点では下図のようにインストールがブロックされています。
とは言え、CarStreamやFermataAuto等は2023年時点でも問題無く利用可能で、下図のようにインストール可能です。
AAADを完全無料で利用するには、インストールするアプリを月に1個までにする必要があります。
月1個以上アプリをインストールしたい場合、「PROにする」を選択し、約500円の支払いが必要です。
Android Auto+AAAD(Car Stream)のYouTube動画再生手順
AAAD経由で最初の無料お試しとしてインストールすべきおすすめアプリはCarStreamです。
CarStreamがインストールされていれば、下図のようにAndroid Autoのアプリ一覧画面でCarStreamアプリアイコンをタップするだけでYouTube動画再生が可能です。
Android Autoで接続中のスマホのネットワーク環境でインターネット接続してますので、もし使い放題プラン等で無い場合は、スマホでYouTubeを見る場合と同じように通信容量(ギガ)の使い過ぎにご注意下さい。
Android Auto+AAAD(Fermata Auto)のYouTube動画再生手順
AAAD経由でインストールできるアプリのうち、最もおすすめのアプリはFermata Autoです。
Fermata Autoがインストールされていれば、下図のようにAndroid Autoのアプリ一覧画面でFermata AutoアプリアイコンをタップするだけでYouTube動画再生が可能です。
また、Fermata AutoならYouTube動画再生に加え、ブラウザでのネットサーフィンや、ブラウザ経由でAmazon Prime Videoの一部再生可能です。
ただし、Fermata AutoはFremata Controlerと2個セットでインストールされるため事実上、約500円支払ってPROバージョンにアップグレードしないと利用不可です。
次に、「3) 動画ファイル保存済のUSBメモリ接続によるYouTube動画再生方法」と「4) スマホRoot化+AndroidAuto接続によるYouTube動画再生方法」についてですが、かなりの手間やスマホが故障するリスクを考えると、正直おすすめできる方法では無いため、ここでは詳しい説明は省略致します。
Android Auto対応車でYouTube動画等を再生する方法まとめ
最後にAndroid Auto対応車でYouTube動画等を再生する方法について、簡単にまとめておきます。
Android Auto対応車でYouTubeやAmazon Prime Videoの動画を再生する方法は、以下4つのパターンがあり、上から順におすすめの方法となります。
- 1) AI-BOX USB接続
- 2) Android Auto接続+AAAD(Root化不要)
- 3) 動画ファイル保存済のUSBメモリ接続
- 4) Android Auto接続+スマホRoot化
最もおすすめのCarPlay AI-BOXをUSB接続する方法は、初期費用として2万円程度必要ですが最も確実かつ簡単にYouTubeとAmazon Prime Video両方の動画再生が可能です。
また、2番目におすすめのAAAD経由でアプリ追加後Android Auto接続する方法は、初期費用として0~500円程度必要ですが最も手軽にYouTubeだけは動画再生が可能です。
ここではAndroid Auto対応車で動画再生する方法について紹介しましたが、車の中で見る動画コンテンツの1つとしてミュージックビデオもおすすめです。
同乗者が映像を楽しめるのはもちろんのこと、運転者も信号待ち中では映像を走行中でも音楽だけは楽しめるからです。
以下の記事で、車の中でミュージックビデオを見るノウハウについて詳しくまとめた記事も作りましたので、合わせてご参考にどうぞ。