レクサスタイヤ交換時の注意点!空気圧センサー等の対処と節約方法

レクサス車のタイヤ交換は、その他一般的な日本車と違って注意点があるのをご存じでしょうか?

最初に私が買った2006年式の旧型ISなど昔のレクサス車は、確かに他の日本車と同じようにタイヤ交換が可能でした。

しかし当時から約20年後の最新レクサス車は、例えば新型のISの場合、タイヤ交換時に空気圧センサーと一体化されたエアバルブの交換が必要だったり、ホイールの取付構造が特殊だったりします。

そして、そのせいでタイヤ交換場所がレクサスディーラーなどの一部専門店に限られ、挙句の果てにディーラーだとタイヤの値段が割高だったりするので、タイヤ交換に対して不安になるレクサスオーナーも多いと思います。

レクサスタイヤ交換時の注意点イメージ

PR

そこでここでは、IS250とCT200hなど2台のレクサス車を15年間乗り継ぎ、かつ自動車会社の技術開発部門で20年間車の開発に携わってきた私の経験をもとに、レクサス車のタイヤ交換で注意すべき点タイヤ交換費用を節約できる具体的な方法について解説します。

元愛車のIS250はネット購入+提携取付店で何度もタイヤ交換してるので、その際に利用した方法や感想なども合わせて具体的に書かせていただきます。

  • レクサス車に数年間お乗りまだ1度もタイヤ交換されて無い
  • レクサス車のタイヤ交換を検討中の方
  • メーターやナビ画面にタイヤ空気圧が表示されるレクサス車の方

は特に参考になるかと思います。

レクサス車のタイヤ交換の注意点事前に把握いただくことで、最低限の出費でタイヤ交換していただけたらと思います。

PR

PR

レクサス車タイヤ交換時の注意点とタイヤ寿命

レクサス車のタイヤ交換時の注意点概要

レクサス車のタイヤ交換時の注意点は、主に以下3点です。

  • 空気圧センサー付タイヤ交換時の注意点
  • タイヤ交換場所の注意点
  • タイヤサイズ/取付ボルトナットの注意点

後ほど1点ずつ詳しく解説していきます。

 

レクサス車のタイヤ交換時期と寿命

レクサス車に限らず、タイヤの一般的な交換時期は以下の通りです。

以下3つのうちどれか1つでも当てはまる場合、タイヤの状態を確認いただき交換を検討いただくのがおすすめです。

  • 残り溝:3~4mm以下(1.6mm以下で道路交通法違反)
  • タイヤゴムの寿命:3~6年経過
  • 走行距離:3万km前後経過

タイヤの溝は新品タイヤの状態で8mmであり、残り溝が3~4mm以下になると急激な性能劣化が始まります。

また、走行距離が少なくて残り溝が多く残ってる場合でもゴムは年々劣化するため、使用開始から3~6年経過してる場合はタイヤゴムの寿命を考えると交換を検討すべき時期と言えます。

ちなみに私が先日タイヤ交換した車は5年目で走行距離4万kmだった時にタイヤの残り溝は十分ありましたが、下図の通りゴムの経年劣化が進んでひび割れが発生していたので交換することにしました。

使用6年目のタイヤのひび割れ

走行距離についてはタイヤの種類や使用状態によって大きく変わってきますが、目安としては1万km毎に2mm摩耗すると言われており単純計算では3万km前後で残り溝が2mmとなりタイヤ交換となります。

またレクサス車の場合、以下のエアバルブやエアバルブに一体化されてる空気圧センサー内蔵電池の寿命も考慮し、タイヤ交換時期を検討いただくのがおすすめです。

  • エアバルブの寿命:約5年前後
  • 空気圧センサー内蔵電池の寿命:5~10年

エアバルブ・空気圧センサー共にタイヤをホイールから取り外さないと交換できないため、タイヤ交換時に合わせて部品交換した方が作業工賃を節約できます。

 

レクサス車の空気圧センサー付タイヤの注意点

レクサス車で空気圧センサー付タイヤホイールを装着してる場合の注意点について解説します。

レクサスブランドのメインマーケットである欧米ではタイヤ空気圧警告システムの装着が各国の法律により義務付けられています。

そのためか、日本で販売されているレクサス車にも海外仕様が引き継がれ、法規上不要な日本においてもタイヤ空気圧警告システムがほぼ標準装着されています。

タイヤ空気圧警告システムには、

  • 車速信号を解析して警告表示のみ行うシステム(タイヤ空気圧警告灯)
  • タイヤ空気圧を測定して測定値表示や警告表示を行うシステム(タイヤ空気圧モニタリングシステム)

の2種類が存在します。

前者のタイヤ空気圧警告灯装着車の場合は、他の日本車と同じようにエアバルブを交換してしまって問題なしです。

レクサスNXのタイヤ空気圧センサ一体型エアバルブの装着例

一方で後者のタイヤ空気圧モニタリングシステム装着車の場合、上図赤枠のようにタイヤのエアバルブに下図青枠のタイヤ空気圧測定センサーが電池と共に内蔵されており、タイヤ交換に注意が必要です。

タイヤ空気圧センサ一体型エアバルブ装着時ホイール内部の例

タイヤ空気圧モニタリングシステム装着車の場合、下図赤枠のようにメーターやナビ画面にタイヤ空気圧の数値表示が可能です。(新型NXのタイヤ空気圧表示例)

レクサスNXのナビ画面のタイヤ空気圧数値表示例

もし、お乗りのレクサス車にタイヤ空気圧の数値表示が可能な場合は、タイヤ空気圧モニタリングシステム装着車に該当し、ホイール内部にタイヤ空気圧センサーが電池と共に内蔵されていると考えて間違いありません。

ちなみに、現在の主なレクサス車ラインナップ内のタイヤ空気圧警告システム装着状況は以下の通りです。

  • Lexus LBX(2023.11~):空気圧モニタリングシステム
  • Lexus CT:装備無し
  • Lexus UX(2018.11~):空気圧モニタリングシステム
  • Lexus 旧型NX F-Sport以外(2014.7~2021.9):空気圧警告灯
  • Lexus 旧型NX F-Sport(2014.7~2021.9):空気圧モニタリングシステム
  • Lexus 新型NX(2021.10~):空気圧モニタリングシステム
  • Lexus 旧型RX(2009.1~2015.9):装備無し
  • Lexus 旧型RX(2015.10~2022.10):空気圧モニタリングシステム
  • Lexus 新型RX(2022.11~):空気圧モニタリングシステム
  • Lexus 新型RZ(2023.3~):空気圧モニタリングシステム
  • Lexus 旧型IS(~2013.4):装備無し or 年式により空気圧モニタリングシステム
  • Lexus 新型IS(2013.5~):空気圧モニタリングシステム
  • Lexus RC(2014.10~):空気圧モニタリングシステム
  • Lexus ES(2018.10~):空気圧モニタリングシステム

現在のところ旧型のレクサス車以外は全てタイヤ空気圧モニタリングシステムが標準装着されており、エアバルブの交換に気を使う必要アリです。

ただし、年式やグレードによって仕様が違う場合もあるので、お乗りの車がナビ画面やメーター画面にタイヤ空気圧の数値表示が可能かご確認いただくのが確実です。

空気圧モニタリングシステムが装着されている場合のタイヤ交換の注意点は、以下3点です。

  • 汎用エアバルブは利用不可専用エアバルブ単体または専用エアバルブ一体型空気圧センサー交換が必要
  • 空気圧センサー内蔵電池の寿命は5~10年で定期的に交換が必要
  • 空気圧センサーの交換を行った場合、リセット作業が必要

次章より詳しく解説していきます。

 

汎用エアバルブは利用不可

レクサス車のタイヤ空気圧モニタリングシステムに関する注意点1点目は、汎用エアバルブが利用不可である点です。

タイヤ交換の際、一般的には1個300円程度の価格であることもあり、バルブゴムの劣化によるエア漏れを防止するため、エアバルブの交換を勧められます。

使用環境にもよりますが、エアバルブの寿命は約5年前後と言われています。

1個300円程度の汎用エアバルブが装着できる車の場合は、タイヤ交換のタイミングで合わせて交換してしまうのが妥当です。

しかし一方で、レクサス車のようなタイヤ空気圧モニタリングシステム装着車は、エアバルブのタイヤ内部側に空気圧センサーが装着される構造となるため、汎用エアバルブでは無く空気圧センサー付の専用エアバルブへの交換が必要なのです。

よって、以下の対応がおすすめです。

  • 新車時または前回エアバルブ交換時から1~5年以内:エアバルブ+空気圧センサは交換せずに完全流用
  • 新車時または前回エアバルブ交換時から6~7年以上:エアバルブ+空気圧センサ交換+リセット作業必要

 

レクサス車の空気圧センサー寿命は5~10年

レクサス車のタイヤ空気圧モニタリングシステムに関する注意点2点目は、エアバルブだけでなく空気圧センサーにも内蔵されてる電池の寿命があり定期的に交換が必要である点です。

使用環境にもよりますが、エアバルブの寿命は約5年前後と書きましたが、空気圧センサー内蔵電池の寿命は5~10年です。

結局のところ、先に寿命が来る確率の高いエアバルブとセットで約5年前後毎に交換することになります。

  • エアバルブの寿命:約5年前後
  • 空気圧センサー内蔵電池の寿命:5~10年

ちなみに、エアバルブ・空気圧センサー共にタイヤをホイールから取り外さないと交換できないため、タイヤ交換時に合わせて部品交換した方が作業工賃を節約できます。

 

空気圧センサー交換時はリセット作業が必要

レクサス車のタイヤ空気圧モニタリングシステムに関する注意点3点目は、空気圧センサーの交換を行った場合、センサーのリセット(ID登録・学習作業等)が必要である点です。

空気圧センサーのIDの初期登録作業には専用のサービスツールが必要となる場合が一般的なので、基本的にはディーラーまたは専用のサービスツールが設置された専門店でのみ作業可能となります。

ちなみに、新型NX・RX・ISなどID登録作業がナビやメーター画面の操作で自分自身で可能な車種もあります。

 

レクサス車の空気圧センサー付エアバルブの交換費用

例えばレクサス新型NXの場合、タイヤ空気圧モニタリングシステム装着車なので1,200円(=300円x4本)程度の汎用ゴムバルブで無く以下の空気圧センサーが一体となった専用エアバルブの交換が必要となります。

  • 品番/品名:42607-48040/VALVE SUB-ASSY, TIRE(電池内蔵の為再利用不可)
  • 品番/品名:04423-48010/FITTING KIT, TIRE(ゴムシール性能確保の為再利用不可)
  • 品番/品名:90942-05048/TIRE VALVE, CAP(再利用も可能)

空気圧センサー付エアバルブの車1台分(タイヤ4本分)の価格は部品代だけで約30,000円です。

ディーラーなどに作業依頼した場合、タイヤ交換工賃とセットで約20,000円程度の取付工賃も必要です。

 

レクサス車の空気圧センサー付タイヤの注意点まとめ

タイヤ空気圧モニタリングシステムが装着されたレクサス車の場合、

  • 新車時または前回エアバルブ交換時から1~5年以内:エアバルブ+空気圧センサーは交換せずに完全流用
  • 新車時または前回エアバルブ交換時から6~7年以上:エアバルブ+空気圧センサー交換+リセット作業必要

となっています。

新車時または前回エアバルブ交換時から6~7年以上経過しており空気圧センサー交換が必要なものの、タイヤ交換をどうしても安く済ませたい場合は、以下3つの方法が考えられます。

  • 方法1:一旦タイヤのみディーラー以外で交換し、次の点検タイミング等でディーラーでエアバルブ+空気圧センサーを交換(タイヤ脱着工賃が必要となるがタイヤ代の差額よりは小さいと推定)
  • 方法2:ネット購入タイヤをディーラーへ持ち込みし、エアバルブ+空気圧センサーと合わせて交換作業をお願いできないかディーラーと交渉
  • 方法3:タイヤはネット購入エアバルブ+空気圧センサー交換キットを部品だけディーラーで購入、それらをまとめてディーラー以外の取付店に持ち込んで作業依頼

 

レクサス車のタイヤ交換場所の注意点

レクサス車のタイヤ交換場所に関する注意点ですが、以下3点です。

  • レクサスディーラー/レクサス車の作業が可能な専門店以外では作業困難
  • レクサスディーラーやカー用品店だとタイヤ交換費用が高額
  • タイヤホイール組替作業はDIY不可能

次章より1点づつより詳しく解説していきます。

 

レクサスディーラー/専門店以外で作業困難

レクサス車のタイヤ交換場所の注意点1点目は、レクサス車のタイヤ+ホイール部分の構造の特殊性により、作業できる場所が限定されてしまうことです。

正規ディーラーでのタイヤ交換作業は全く問題無ですが、ディーラー以外の場所でのタイヤ交換作業となると注意が必要です。

 

レクサス車のタイヤ交換場所が限られる理由

レクサス車のタイヤ交換場所が限られる理由は、以下2点においてタイヤホイール部分の構造が他の国産車と違うからです。

  • タイヤホイール取付構造がナット固定では無くハブボルト固定方式
  • タイヤ空気圧センサー付エアバルブが装着されている場合あり

実際、レクサス新型RXの取扱説明書には、下図の通り、

  • ホイールボルト(ハブボルト)使用の旨
  • タイヤ交換に不安がある場合はレクサスディーラーに相談すべきとの旨

が記載されています。

新型レクサスRXの取扱説明書のタイヤ交換方法記載例

 

一部レクサス車のタイヤホイール取付構造はハブボルト固定方式

国産車のタイヤホイール取付構造ハブナット固定方式の例

上図は一般的な国産車のリアアクスルの例ですが、アクスルハブからボルトが生えていてナットでホイールが固定する構造になっています。

これに対し、下図はレクサス新型IS/RC/NX/RX/LC/LSで採用されているリアアクスルの例ですが、アクスルハブからボルト生えて無くボルトをねじ込む穴が開いていてホイールを固定する構造になっています。

実は、レクサス新型IS/RC/NX/RX/LC/LSに限らず、ポルシェ・ベンツ・フォルクスワーゲンなどの輸入車では昔からこのようなハブボルト固定方式が採用されてきました。

レクサスや輸入車のタイヤホイール取付構造ハブボルト固定方式の例

部品締結点数を減らせるためタイヤの取付剛性向上が期待でき性能上はメリットがあるのですが、その反面、ホイール脱着時にハブボルトで仮置きができないなど作業が難しいというデメリットがあります。

部品締結点数の違いとしては、

  • ハブボルト固定方式:アクスルハブ+ボルトの2点
  • ハブナット固定方式:アクスルハブ+ボルト+ナットの3点

と、3→2点に減る計算です。

以上より、レクサス車ではタイヤの脱着作業だけでも輸入車同様に作業に専門性が求められると言えます。

とは言え、他の国産車より作業が難しいのは事実であるものの、取扱説明書にもガイドピンを使った交換手順が丁寧に記載されてますので、レクサスディーラー以外でも輸入車作業の経験がある専門店であれば、よっぽど作業可能かと思います。

いつも私が使ってる楽天Carタイヤ交換サイトではタイヤ交換作業を依頼できる提携取付店に、輸入車作業対応可否が明記されています。

例えば、下図青枠部が輸入車作業可能、黄枠部が輸入車作業不可能であることを示してます。

楽天Carタイヤ提携取付店の輸入車作業対応可否の例

輸入車作業対応可能な取付店だと、それなりの輸入車作業経験があるはずなので、ハブボルト固定方式採用のレクサス車の作業を任せても安心かと思います。

ちなみに、ハブボルト固定方式が採用されている最新のレクサス車は以下の通りです。

  • Lexus 新型ISマイナーチェンジ後(‘20.11~)
  • Lexus 新型RCマイナーチェンジ後(‘22.12~)
  • Lexus 新型NX(‘21.11~)
  • Lexus 新型RX(‘22.11~)
  • Lexus 新型LCマイナーチェンジ後(‘23.6~)
  • Lexus 新型LSマイナーチェンジ後(‘23.10~)

2020年11月に大きくマイナーチェンジした新型ISを皮切りにハブボルト固定方式の採用が拡大されているようです。

 

レクサス車はタイヤ空気圧センサー付エアバルブが装着の場合あり

最近の多くのレクサス車には下図赤枠のタイヤエアバルブと一体化された空気圧センサー(=空気圧モニタリングシステム)が装着されています。

レクサスNXのタイヤ空気圧センサ一体型エアバルブの装着例

この空気圧センサーが装着されている場合、

  • タイヤホイールの配置(前後左右)を変更すると空気圧モニタリングシステムのリセット(各タイヤ位置の再登録)が必要
  • エアバルブ内蔵空気圧センサーの内蔵電池の寿命は5~10年なのでタイミングによっては交換が必要
  • 空気圧センサー交換後センサーリセット(ID再登録+学習)作業が必要

であり、こちらも対応には専門知識が必要です。

ただし、空気圧センサー装着のレクサス車であっても、以下2点を守った上で作業をしていただくことで、レクサスディーラー以外でもタイヤ交換が可能です。

  • 寿命期間内なら空気圧センサー付エアバルブは完全流用(交換しない)
  • タイヤホイールの配置(前後左右)を変更せずに全く同じ位置に取付け

ちなみに、現在の主なレクサス車ラインナップ内の空気圧センサー装着状況は以下の通りです。

  • Lexus LBX(2023.11~):空気圧センサー装着
  • Lexus CT:装備無し
  • Lexus UX(2018.11~):空気圧センサー装着
  • Lexus 旧型NX F-Sport以外(2014.7~2021.9):空気圧警告灯のみ装着
  • Lexus 旧型NX F-Sport(2014.7~2021.9):空気圧センサー装着
  • Lexus 新型NX(2021.10~):空気圧センサー装着
  • Lexus 旧型RX(2009.1~2015.9):装備無し
  • Lexus 旧型RX(2015.10~2022.10):空気圧センサー装着
  • Lexus 新型RX(2022.11~):空気圧センサー装着
  • Lexus 新型RZ(2023.3~):空気圧センサー装着
  • Lexus 旧型IS(~2013.4):装備無し or 年式により空気圧センサー装着
  • Lexus 新型IS(2013.5~):空気圧センサー装着
  • Lexus RC(2014.10~):空気圧センサー装着
  • Lexus ES(2018.10~):空気圧センサー装着

以上2点においてレクサス車ならではの特殊作業が発生するため、限られた取付店・限られた条件でしかタイヤ交換できないと言えます。

 

エアバルブ+空気圧センサー交換無ならレクサスディーラー以外でも交換可能

一方、逆に言うと、条件付きではあるもののレクサスディーラー以外でもレクサス車のタイヤ交換作業が可能な場所は確実に存在します。

先ほども少し書きましたが、レクサスディーラー以外で作業をお願いできるおすすめの場所は、楽天Carタイヤから探せる輸入車のタイヤ交換作業可能な店舗です。

実際に私が空気圧センサー装着かつハブボルト固定式の車のタイヤ交換を依頼した輸入車作業対応可能なガソリンスタンド(出光アポロステーション)には、下図の通りこれまでのタイヤ交換実績が壁一面に貼り出されてました。

輸入車のタイヤ交換作業可能なガソリンスタンド店舗の例そのタイヤ交換実績を見る限り、多くのレクサス車のタイヤ交換実績があるのもさる事ながら、ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェ、マセラティなど多くの高級輸入車の交換実績の記載があり、意外と多くの高級車オーナーの方がガソリンスタンドを活用して安く賢くタイヤ交換されてると感じました。

 

レクサスディーラーやカー用品店だとタイヤ交換費用が高額

レクサス車のタイヤ交換場所の注意点2点目は、タイヤの交換費用の高額さです。

一度でもディーラーやカー用品店でタイヤ交換の見積を取られた経験がある方は分かると思いますが、実店舗で正規ルートでタイヤを購入すると非常に高額です。

私が乗ってた旧型の初代レクサスIS250のタイヤ交換費用例について書かせていただきますが、タイヤのサイズは、

  • 純正状態→ フロント:225/45R17、リア:245/45R17
  • インチアップ交換後サイズ→ フロント:225/35R19、リア:245/35R19

となります。

また少し昔の価格となるので、資材高騰影響を受けた今のタイヤ価格よりは2~3割安く見えますが、ネットが安い傾向は全く変わらないと思います。

逆に2~3割高くしたものが現在のタイヤ価格とお考えいただければと思います。

 

レクサスIS 純正17インチタイヤ費用例:ダンロップSP SPORT MAXX(225/45R17x2本)

上記の前提で、タイヤが購入可能な場所と各場所での概算見積は次の通りです。

操舵輪であるフロント2輪が早く減ってきたので、まずはフロントタイヤ2本だけ先に交換することにしました。

インターネット経由でタイヤ交換申し込み(17インチ)

  • ネット販売:約40,000円
  • カー用品店:約60,000円
  • レクサスディーラー:約70,000円以上

一番安いネット販売とレクサスディーラーでは2倍近くの価格差があります。

レクサスディーラーで定期点検の時にタイヤ交換をすすめられ、提示いただいた見積を見て正直びっくりしました。

カー用品店はディーラーよりは安いですが、ネットよりは割高です。

店舗にある程度の在庫を抱えている分の経費が必要となりますので、当然の結果です。

 

レクサスIS 19インチタイヤ費用例:ブリジストンPOTENZA S001(225/35R19x2本)

この時はフロント+リア合わせてタイヤ4本とも交換しましたが、価格比較のためフロント2輪分の価格を比較していきます。

インターネット経由でタイヤ交換申し込み(19インチ)

  • ネット販売:約¥70,000-
  • カー用品量販店:約¥100,000-
  • レクサスディーラー:約¥120,000以上

タイヤの価格はインチ数が大きくなると急に高くなっていきます。

一番安いネット販売でも19インチだと17インチの2倍近くに(ネットで4万→7万、ディーラーなら7万→12万)なります。

ましてや、カー用品量販点やディーラーだと恐ろしい価格になります。

そもそも純正外のサイズのため、ディーラーだと交換を断られる場合もあります。

ちなみに上記価格はフロント2輪分の交換費用ですが、4輪とも交換する場合さらに倍以上の価格となり、以下のイメージとなります。

  • ネット販売:約140,000円
  • カー用品量販店:約200,000円
  • レクサスディーラー:約250,000円以上

ディーラーだとタイヤ代だけで25万円とか、ホントに恐ろしい金額です。

 

タイヤホイール組替作業はDIY不可能

レクサス車のタイヤ交換場所の注意点の最後3点目は、実はレクサス車に限らず他の日本車にも当てはまりますが、DIYでは作業不可能である点です。

もちろん、タイヤホイールセットの取り付けのみであれば、ジャッキアップ+ナット or ボルト締めのみなので一般人でも作業可能です。

しかし、タイヤホイール組替作業を行うには以下の専用設備が整った専門店やガソリンスタンドでないと不可能です。

タイヤ交換専用設備(タイヤチェンジャー+ホイールバランサー)

具体的には、

  • タイヤチェンジャー(タイヤとホイールの脱着を行う専用設備備):上図左赤枠
  • タイヤホイールバランサー(タイヤホイールセットを高速回転させてバランスウェイトを調整する専用設備備):上図右青枠

が必要となります。

ジャッキや工具は個人で持っている人もいるかもしれませんが、このような専用設備は個人が持っているものではありません。

よって、タイヤの取付作業は、基本的にはディーラーで無くとも、整備が行える専門店やガソリンスタンドへ依頼する以外の選択肢は無いのです。

 

レクサス車のタイヤサイズ/ボルトナットの注意点

最後に、レクサス車のタイヤサイズ・ホイール及びタイヤ取付に使うボルトナットに関する注意点ですが、以下2点です。

  • タイヤサイズが特殊で日本で流通してる量が少ない場合あり
  • ホイール及び取付ボルトナットの社外品交換は原則不可能

次章より詳しく解説していきます。

 

タイヤサイズにより流通量が少ない場合あり

新型レクサスNX F-Sport 235/50R20タイヤ

レクサス車のタイヤサイズ・ホイール及び取付ボルト/ナットに関する注意点1点目は、タイヤサイズによっては国内で流通してる量が少ない場合がある点です。

レクサス車そのものが他の日本車と比べると日本国内での流通量が圧倒的に少ないですが、そのタイヤについても、一部のレクサス車では日本国内の流通量から見ると特殊なサイズのタイヤが設定されており流通量が少なく手に入りにくい場合があります。

例えば、新型レクサスNXのF-Sportのタイヤサイズは、235/50R20です。

20インチというだけで相当レアですが、新型レクサスNX以外で235/50R20というやや特殊なサイズが採用されてる代表的な車は、

  • アルファロメオ ステルヴィオ
  • アウディ Q4/Q5
  • フォルクスワーゲン ID,4
  • メルセデスベンツ EQC
  • ランドローバー レンジローバーイヴォーク
  • レクサス 旧型NX
  • マツダ CX-60

と、そこそこマイナーであり、

  • タイヤ銘柄の選択肢が少ない
  • タイヤの流通在庫が少ない
  • 大量仕入れができずタイヤの価格が高い

という問題があります。

 

路面状況別の3つのタイヤ種類

さらに自動車用のタイヤには、路面状況別

  • サマータイヤ(夏専用:雪・凍結路走行不可)
  • オールシーズンタイヤ(夏冬兼用:雪路走行可・凍結路走行注意)
  • スタッドレスタイヤ(冬専用:雨天ウェット路走行注意)

3種類のタイヤが存在しますが、そもそも流通量が少ない特殊めのサイズのタイヤは、わりと流通量が多いサマータイヤならまだマシですが、流通量が少なめのオールシーズンやスタッドレスの場合は在庫切れ履けるタイヤが無くなるリスクがあります。

ちなみに、日本で販売されてる車のほとんどの純正タイヤはサマータイヤです。

 

パンク対策機能別の3つのタイヤ種類

さらに自動車用のタイヤには、パンク対策機能別

  • ランフラットタイヤ(サイドウォール補強構造によりパンク後も80km程度走行可能なタイヤ)
  • モビリティタイヤ/シールタイヤ(5mm以下の穴のパンクなら修理不要で継続利用可能なタイヤ)
  • ノーマルタイヤ(パンク対策機能無のタイヤ)

とさらに3種類のタイヤが存在しますが、こちらも流通量が少ない特殊めのサイズのタイヤは、わりと流通量が多いノーマルタイヤならまだマシですが、流通量が少なめのランフラットやモビリティタイヤの場合は在庫切れ履けるタイヤが無くなるリスクがあります。

 

タイヤサイズ/種類の組み合わせによる選択肢縮小・流通在庫の僅少リスク

実は先日私がタイヤを購入時、やや特殊サイズである235/50R19モビリティータイヤかつオールシーズンタイヤであるピレリ製チントゥラート(CINTURATO)を一旦注文してみたものの、在庫がなく入荷未定との連絡がありました。

その結果最終的には、ピレリ製チントゥラート→ミシュラン製クロス暗いメートにタイヤのメーカー及び銘柄を変更せざるを得ない状況となりました。

レクサス車でも特に18インチ以上の大きめのやや特殊サイズのタイヤを装着されてる方は、タイヤ探しは余裕をもって早めに開始いただくのがおすすめです。

 

ホイール及び取付ボルトナットの社外品交換は原則不可能

輸入車のタイヤホイール取付構造がナット固定では無くハブボルト固定方式の例

レクサス車のタイヤサイズ・ホイール及び取付ボルト/ナットに関する注意点2点目は、ハブボルト固定方式のレクサス車はホイール及び取付ボルト/ナットの社外品交換は互換部品が少なく難しいという点です。

タイヤ交換とは直接関係ないかもしれませんが、タイヤ交換のついでに他の日本車の場合は全く可能である

  • 社外ホイールへの交換
  • 社外取付ナットへの交換

が難しいのです。

もしスタッドレスタイヤ装着用にもう1組別にホイールセットを準備したい場合は、一般的な社外ホイールはボルト取付部の形状・構造上の理由で利用できないため、純正ホイールまたは純正ホイールと取付互換性を持ったホイールの中から選択が必要です。

また、ドレスアップ目的等でのナット交換もホイール取付部の形状・構造上、不可能です。

 

レクサス車タイヤ交換費用節約の3つの方法

ネット購入タイヤの取付作業可能な提携ガソリンスタンドの待合室の例

ここからは、レクサス車のタイヤ交換費用を約半額に節約するために、タイヤをネット購入+提携・持込対応可能業者にて交換を行う以下3つの方法について解説していきます。

どの方法もサイト内の手順に従って操作するだけで、

  • タイヤ購入手続き
  • 購入したタイヤの提携取付店へ発送手続き
  • 提携取付店での交換作業日時の予約手続き

が基本的にワンストップで完了します。

 

タイヤ購入サイトの品揃え/価格比較概要

レクサス車用タイヤに限らず、現在インターネットでタイヤ購入可能な主要な通販サイトは、

の合計4つです。

一般通販サイト・タイヤ専門の通販サイトのどちらで購入しても提携取付店で作業可能なので、タイヤ専門通販サイトならでは優位性みたいなものは特に無いです。

これら4つのタイヤ通販サイトを私が実際に使ってみて比較した結果が以下の通りです。

タイヤの品ぞろえ 価格 販売サイト
使いやすさ
(親切さ)
大手日本
ブランド
(ダンロップ
ブリジストン
ヨコハマ等)
大手海外
ブランド
(Michelin
Continental
Pirelli等)
海外格安
ブランド
(ナンカン
クムホ等)
タイヤ
本体
交換
工賃
楽天Car
タイヤ交換
◎~△
オートウェイ
タイヤフッド 〇~△
Amazon
タイヤ
× 〇~△

結果としては、

  • 品揃えがダントツに良く価格も安い楽天Carタイヤ交換最もおすすめ
  • 大手ブランドタイヤにこだわらないなら格安タイヤの品揃えが良いオートウェイがおすすめ
  • ネット購入が苦手なら販売サイトが親切で使いやすいタイヤフッドがおすすめ

です。

Amazonタイヤについては、もし欲しいサイズ・ブランド・銘柄のタイヤが見つかれば利用価値アリですが、基本的に他サイトと比べると品ぞろえがイマイチなので、参考までの価格チェック程度に留めておくのがおすすめです。

私は、大手ブランドのやや特殊サイズのタイヤを購入することが多いので、ほぼ毎回楽天Carタイヤ交換を使わせてもらってます。

さらに「楽天スーパーセール」や「毎月5と0のつく日はタイヤと楽天Carタイヤ交換チケットがポイント5倍」等のキャンペーンを併用すると、ポイントの荒稼ぎができます。

 

タイヤネット購入時の交換工賃比較

タイヤをネットで購入した場合、「楽天Carタイヤ交換」、「オートウェイ」、「タイヤフッド」であれば、どこの提携工場に持込取付を依頼しても格安な「統一料金」が設定されており、とても安心です。

各サイトにも持込取付時のタイヤ交換工賃は明記されていますが、1点注意が必要なのが、

  • 楽天Carタイヤ交換」、「オートウェイ」:タイヤ脱着+組換+バランス調整の3点セットの価格を記載
  • タイヤフッド」:タイヤ脱着+組換+バランス調整の3点セットに加え、廃タイヤ料+バルブ交換料の5点セットの価格を記載

となっており、パッと見るだけでは、タイヤフッドが割高に見えますが、実は現実問題、廃タイヤもバルブ交換もほとんどの場合必要になりますので、実は工賃についてはタイヤフッドが最も安いことになります。

(古いタイヤを自分で持ち帰ったり、バルブ交換せずに流用する場合は、楽天やオートウェイの方が安いですが・・・)

ネット経由
タイヤ購入方法
タイヤ交換工賃
(脱着/組替/バランス調整)
[円/1本]
廃タイヤ費用
[円/1本]
エアバルブ交換費用
(ノーマルバルブ)
[円/1本]
合計
[円/1本]
16
インチ
17
インチ
18
インチ
16
インチ
17
インチ
18
インチ
楽天Car
タイヤ交換
2,090 2,310 2,530 550 330 2,970 3,190 3,410
オートウェイ 2,420 2,420 2,420 550 330 3,300 3,300 3,300
タイヤフッド
【最安】
2,640 3,190 3,190 タイヤ交換工賃
に含まれる
タイヤ交換工賃
に含まれる
2,640 3,190 3,190
Goo Pit 統一料金無

 

タイヤ購入時の価格比較(楽天/オートウェイ/タイヤフッド)

楽天Carタイヤ交換」、「オートウェイ」、「タイヤフッド」でタイヤをネットで購入する場合のタイヤそのものの価格について比較してみました。

もちろんタイヤ価格や在庫状況は日々変動しますので、以下は2021年のある時期の一例です。

在庫状況にもよるので、欲しいタイヤの欲しいサイズが販売されていることが大前提とはなるものの、大きな方向性として、

  • 楽天Carタイヤ交換」:格安輸入~国産タイヤまで品揃え多く、楽天市場傘下の最安店だと価格も安い
  • オートウェイ」:格安輸入タイヤの在庫が多く(クムホは取扱無)、格安輸入タイヤは最安の場合あり
  • タイヤフッド」:格安輸入~国産タイヤまで品揃えが多く、価格は楽天最安店よりは少し高め

と言えます。

タイヤ価格
[円/1本]
ナンカン
NS-2
クムホ
エクスタ
PS71
NITTO
NT555
ブリジストン
ポテンザ
アドレナリン
RE004
ブリジストン
レグノ
GR-XII
225/45R17
楽天Car
タイヤ交換
【最安】

(楽天市場
最安店)
10,550 8,210 11,880 15,230
(56%割引)
23,730
(44%割引)
オートウェイ 7,080 取扱無 12,090 17,590 29,040
タイヤフッド 取扱無 8,580 13,827 18,284 27,380
実店舗/定価
(2021年時点)
34,870 42,350

ネット購入の中で比較すると「楽天Carタイヤ交換」が最も安く「タイヤフッド」が少し高めです。

ただし冷静に考えて、タイヤフッドすらディーラーや実店舗との比較だと圧倒的に安いので、価格も大事ですが自分が本当に欲しいタイヤの銘柄やサイズの在庫があることが一番大事かと思います。

一部のタイヤは定価も記載してみましたが、例えばブリジストン直営のタイヤ館実店舗では、多少の値引きはあるもののほぼ定価販売です。

つまり、ネット通販だとタイヤは実店舗価格の半額程度で買えてしまう場合すらあるのです。

上記例のサイズのブリジストンポテンザの場合、実店舗だと4本で約14万円がネットだと約6万円です。

特に4本交換する場合は、ネットと実店舗の価格差が大きくなるので特に注意が必要です。

タイヤの持ち込み交換を行う具体的な方法については、こちら”タイヤ交換がネット+持ち込み取付で40%割引になる3つの方法“に記事に詳しい手順含めて書かせていただきましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

関連記事

タイヤ値上がりの流れが続く中、車で距離を走る人、スポーツ走行をする人、最近人気のSUV系などわりと大きめのタイヤの人などは、数年に1回のタイヤ交換費用を心配されている方も多いのではないでしょうか? さらに東北/北陸/北海道や日本海側、[…]

 

PR