トヨタ純正ナビ/ディスプレイオーディオでDVDを見る4つの方法

最近の車は、DVDが見れないケースが増えています。例えば最近のトヨタ車では、純正ナビ/ディスプレイオーディオの標準装着化とCD/DVDプレーヤーの設定廃止が進んでます。

スマホ接続で音楽が聞けるのでCD/DVDプレーヤーは不要と考えられた結果ですが、スマホ接続ができること自体は快適ですが、子供やパートナーなど同乗者のためにDVDを見たい場合もあるかと思います。

トヨタ純正ナビ/ディスプレイオーディオでDVDを見る方法

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そこでここでは、最近のDVDが見れない車種にも対応した以下の4種類DVDを見る方法を紹介します。

ナビ/ディスプレイオーディオでDVDを見る方法は確実に存在するので安心して下さい。

こちらの記事は、20年間カーナビ/カーオーディオ業界で技術開発を行ってきた私の経験をフル活用してまとめましたので、CD/DVDの再生で困ってる方はぜひ参考にしていただければと思います。

  • 車でDVDを見たい/CDを聞きたい人
  • トヨタ純正ナビ/ディスプレイオーディオ装着車に既にお乗りの人
  • トヨタ純正ナビ/ディスプレイオーディオ装着車の購入検討をされている人

は特に参考になるかと思います。

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自動車エンジニア KYO(きょー)

 自動車会社で内装開発を20年間担当

 年間20車種以上に乗り最新の自動車技術を分析

 開発現場で得た車のノウハウブログで発信中

ネット情報等では「今後ディスプレイオーディオは廃止される?」的なウワサもありますが、ディスプレイオーディオが廃止されたところでCD/DVDが廃止されていくトレンドは継続しますので、車でCD/DVD再生する様々な方法を知っておいて損は無いと思います。

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トヨタ純正ナビ/ディスプレイオーディオのDVD見れない問題

2019年にトヨタがディスプレイオーディオの標準装着に合わせてCD/DVDプレーヤーまで一旦廃止してしまい、「トヨタ純正ナビ/ディスプレイオーディオではDVD見れない問題」が発生、後にCD/DVDプレーヤーをオプション設定で復活させた事例(カローラなど)があります。

たとえ「純正ディスプレイオーディオは不要なので取り外して欲しい」と感じても、標準装着なので取り外すこともできず、CD/DVD再生の選択肢が完全に無くなったのが問題でした。

つまり、これからの車はスマホの進化に合わせるなど先を行く対応」とCD/DVDプレーヤーを段階的に残すなど「先を行き過ぎない対応」のバランス取りが必要です。

 

車種によるCD/DVD再生方法の違い

また過渡期であるせいか、2022年現在、トヨタの純正ディスプレイオーディオ採用車でCD/DVDを再生させたい場合、実は車種によって対応方法のパターンが違っています。

具体的に言うと、

  • 純正部品ではCD/DVD再生不可能:ハリアー(~2022年)など
  • 純正部品パターン(外付けCD/DVDデッキ装着)で再生可能:新型アルファード/ヴェルファイアの一部グレード、ヴォクシー/ノア、新型シエンタなど
  • オーディオレスパターン(CD/DVDデッキ内蔵オーディオ後付装着)で再生可能:RAV4、カローラ/カローラツーリング、ヤリス/ヤリスクロス、ライズなど
  • 後付部品パターン(HDMI端子等に後付DVDデッキ装着)で再生可能:新型アルファード/ヴェルファイア、ハリアー(2023年~)、RAV4、カローラクロスなど

4パターンのCD/DVD再生方法があります。

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トヨタ純正ナビ/ディスプレイオーディオでDVDを見る方法概要

トヨタレクサス純正CD/DVDプレーヤー

結論から言うと、トヨタ純正のナビ/ディスプレイオーディオでDVDを見るには、以下4通りの方法があります。

各方法の難易度も含めた詳細は次章より書かせていただきますが、基本的に難易度が低く汎用性が高い順に並べてあります。

つまり、最初の方法「1)CD/DVDデッキ外付けオプション選択」が最も難易度が低く、簡単にCD/DVDの再生が可能です。

また、「1)外付けCD/DVDデッキオプション選択」・「3)ディスプレイオーディオレスオプション選択」は、特定の車種限定の方法です。これに対し、「2)HDMI/RCA外部入力キット」・「4)スマホ/USBメモリに変換データを保存」は、多少難易度は上がるものの全ての車種に対応可能でオールマイティーな方法です。

よって、なるべく簡単にCD/DVD再生をさせたい場合、対応車種であれば「1)」・「3)」の2つの方法を選択されるのがおすすめです。そしてこれら2つの方法に非対応の新型ハリアー、RAV4 PHEVなどの車種は、残念ながらやや難易度の高い「2)」・「4)」の方法を選択するのが唯一のCD/DVD対応方法となります。

一方で、そもそもディスプレイオーディオが標準設定されていない車種もまだ少し存在しています。ライズ、ルーミー、ハイエース、ハイラックスなどです。これらの車種では、今のところ、CD/DVDの再生可否に気を使うことは無さそうです。

では次章より、ディスプレイオーディオでCD/DVDを見る方法の詳細について書かせていただきます。

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1)純正CD/DVDデッキ外付で見る方法

外付けCD/DVDデッキオプション(販売店装着)

まずは、最も難易度が低い、CD/DVDデッキ外付けオプションを選択する方法です。

現時点での対象車種は以下の通りです。

  • 難易度:★☆☆☆☆
  • 対象車種:アルファード/ヴェルファイア、ヴォクシー/ノア、新型シエンタ等

ちなみに外付けの純正CD/DVDデッキが設置される場所は車によって違い、以下の通りです。 上の写真はアルファードの例です。

  • アルファード/ヴェルファイア、新型シエンタ:グローブボックス内
  • ヤリス/ヤリスクロス:助手席シート下→設定廃止
  • カローラ:センターコンソール→設定廃止

次章より、この方法のメリット・デメリットについて整理してみます。

 

純正CD/DVDデッキ外付で見る方法のメリット

純正CD/DVDデッキ外付けを選択する方法のメリットは以下の通りです。

  • CD/DVDデッキがとにかく楽に装着可能
  • メーカー純正設計ならではの内装一体感や収まりのキレイさ
  • 販売店装着オプションの場合に限れば後からでも取付可能

次章より、各メリットの詳細について書かせていただきます。

 

CD/DVDデッキがとにかく楽に装着可能

純正CD/DVDデッキの場合、やることは販売店でCD/DVDデッキを注文するだけなのでとても楽です。

 

メーカー純正設計ならではの内装一体感や収まりのキレイさ

長く使うものだし、他の内装品との一体感や収まりのキレイさは純正品ならではの大きなメリットと言えます。

 

販売店装着オプションの場合に限れば後からでも取付可能

車種によっても違いますが、販売店装着オプションの場合は、「外付けCD/DVDデッキ無」の車であっても、後から「外付けCD/DVDデッキ有」に変更が可能です。

例えば現在は、アルファード/ヴェルファイア、ノア/ヴォクシー、シエンタ、全ての車種でCD/DVDデッキはメーカー装着オプションとなっていますが、以前はアルファード/ヴェルファイアは販売店装着オプションでした。つまりこの場合、以前はアルファード/ヴェルファイアはCD/DVDデッキの後付けが可能だったことになります。

細かい話ですが、車のオプション装備には工場で装着されるメーカー装着オプションと販売店装着オプションの2種類があり、販売店装着オプションの装備に関してのみ、このような後付け対応が可能です。ただし、現在では全ての車種でCD/DVDデッキはメーカー装着オプションとなってしまったので、新車を購入するタイミングでCD/DVDデッキの必要性を判断しなければならない状況です。

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純正CD/DVDデッキ外付で見る方法のデメリット

次に、外付け純正CD/DVDデッキを選択する方法のデメリットは以下の通りです。

  • CD/DVDデッキ設置場所によってはディスク入替がやりにくい
  • 車種によっては車内収納スペース減少・おくだけ充電器選択不可となる
  • 部品代で比較すると価格が割高

次章より、各デメリットの詳細について書かせていただきます。

 

CD/DVDデッキ設置場所によってはディスク入替がやりにくい

対象車種とCD/DVDデッキ設置場所の具体例は以下の通りです。

  • アルファード/ヴェルファイア、シエンタ:グローブボックスのフタを開けた中
  • ヤリス/ヤリスクロス:助手席シートの下

グローブボックスの中や助手席シート下など、運転中はおろか信号待ちの間でも、運転席からディスク入れ替え作業をやろうとすると、手が短い人は少し大変かもしれません。

 

車種によっては車内収納スペース減少・おくだけ充電器等が選択不可となる

対象車種とCD/DVDデッキ設置場所の具体例は以下の通りです。

  • ヤリス、ヤリスクロス:シートアンダートレイと排他設定
  • カローラ、カムリ:センターコンソール収納部のおくだけ充電器と排他設定
  • 新型シエンタ:前後方向対応ドライブレコーダーと排他設定(前方向対応のみならOK)

つまり、CD/DVDデッキとシートアンダートレイ・おくだけ充電器は同時装着できず、どちらか1つを選ばなければなりません。

そもそも、これまでナビやオーディオに内蔵されてきたCD/DVDプレーヤーが外付けになった時点で、そのスペースは収納などに有効活用されています。

逆にCD/DVDデッキを装着する場合は、結果的に収納スペースや他の装備が削られることになります。

とは言え、収納の程度問題なので、致命的なデメリットではありません。

 

部品代で比較すると価格が割高

外付け純正CD/DVDデッキの価格は、だいたい工賃込みで¥45,000~50,000程度です。

社外品のDVDデッキが部品代¥15,000くらいなので、デッキ単体で比べると大きく割高に感じます。

ただし、社外品のDVDデッキをディスプレイオーディオに装着するためには、ディスプレイオーディオにへ映像信号を入力するための外部入力キット(部品代¥20,000~30,000)とそれも含めた工賃が必要となるため、実際は少しだけ割高か場合によっては同等となるケースもあります。

2)HDMI/RCA+後付DVDプレーヤーで見る方法

MHL-HDMI接続でYoutubeをカーナビで利用中イメージ

最後の方法は、先ほどの音楽/動画データの取り出しや変換は不要な代わりに、車の配線を少し変更して以下のような外部入力キットの取り付けを行う方法です。

入力機器としてスマホでは無く、CD/DVDデッキを使いたい場合は、外部入力キットに追加で以下のようなCD/DVDデッキを準備の上、取り付けを行う必要があります。

車の配線変更や部品取り付けが必要なので、「1)」や「3)」の方法と比較するとやや難易度は上がりますが、取り付けが不安であれば専門業者に依頼してしまうこともできます。ナビ・オーディオの取り付けが可能な業者であれば、基本的には配線キットの取り付けも可能ですし、ナビよりはるかに取り付けが簡単なので、工賃も安く済むと考えられます。

カーナビ・カーオーディオ等の配線作業を安く依頼する方法をこちら”カーナビ/カーオーディオの取り付け工賃を安くする 7つの方法【裏技あり】“のページにまとめましたので、もしよろしければご参考にどうぞ。

外部入力キット取り付け後は、普通にCD/DVDプレーヤーやスマホを家庭用のTVなどと同じHDMI端子やRCA端子(赤・白・黄色のやつ)に接続するだけです。

  • 難易度:★★★★☆
  • 対象車種:全車対応可

ちなみに、アルファード/ヴェルファイアでメーカーオプション装備の「リアシートエンターテインメントシステム」を装着した場合は、HDMI入力端子が同時装着されますので、HDMI外部入力キットの装着は不要となります。

また、新型クラウン、新型ハリアー、RAV4、カローラ/カローラクロスなど最近の新しいトヨタ車では下図ように販売店装着アクセサリーとして、HDMI端子を装着することもできます。

出典:トヨタ自動車公式サイト

このようなHDMI端子へ車載用DVDプレーヤーを接続すればCD/DVDが利用可能になります。下図のようなDVD/Blu-rayプレーヤーであれば、わりと低価格でDVDに加えてBlu-rayまで見ることが可能です。

もしもBlu-rayが不要な場合は下図のようなDVDプレーヤーであればさらに低価格です。

 

HDMI/RCA外部入力キットを使う方法のメリット

HDMI/RCA外部入力キットを使ってCD/DVDプレーヤーを接続する方法のメリットは以下の通りです。

  • ディスプレイオーディオ装着車の全車種対応可能
  • YouTube動画などDVD以外の動画コンテンツも視聴可能

次章より、各メリットの詳細について書かせていただきます。

 

ディスプレイオーディオ装着車の全車種対応可能

こちらの方法も先ほど同様、全車種に対応可能なところが最も大きなメリットです。

 

YouTube動画などDVD以外の動画コンテンツも視聴可能

入力機器としてCD/DVDプレーヤーを使う代わりに、動画データを再生できるスマホやAmazon Fire TVなどHDMI入力が可能な機器を使えば様々な映像ソースを表示させることができ、例えばYoutube動画の視聴も可能です。

このような使い方をミラーリングとも呼びますが、詳しくはこちら”車・カーナビとHDMI接続でiPhone等スマホが超便利に使える4つの技“の記事にまとめましたので、もしよろしければ合わせてご参考にどうぞ。

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HDMI/RCA外部入力キットを使う方法のデメリット

HDMI/RCA外部入力キットを使ってCD/DVDプレーヤーを接続する方法のデメリットは以下の通りです。

  • 専用の外部入力キットの取り付けと配線変更が必要
  • CD/DVDデッキの外付けと場所確保が必要

次章より、各デメリットの詳細について書かせていただきます。

 

専用の外部入力キットの取り付けと配線変更が必要

車の配線変更や外部入力キット等の部品取り付けの手間が必要となります。

ナビ・オーディオ本体の取り付けと比べるとそこまで大きな手間ではありませんが、取り付けが不安であれば専門業者に依頼してしまうこともできます。

ご参考までに、カーナビ・カーオーディオ等の配線作業を安く依頼する方法をこちら”カーナビ/カーオーディオの取り付け工賃を安くする 7つの方法【裏技あり】“のページにまとめてみました。ナビ・オーディオの取り付けが可能な業者であれば、基本的には配線キットの取り付けも可能ですし、ナビよりはるかに取り付けが簡単なので、工賃も安く済むと考えられます。

 

CD/DVDデッキの外付けと場所確保が必要

入力機器としてCD/DVDプレーヤーを使う場合、ダッシュボードに設置されているナビ・オーディオユニットとは別にCD/DVDプレーヤーを設置する必要があります。

あまり手間をかけずに取り付けようとすると、定番の設置場所は助手席のシート下です。

メーカー純正の外付けCD/DVDプレーヤーの場合、センターコンソールやグローブボックス内に内装になじむようにキレイに取り付けられている例もありますが、同じことをしようとすると内装パネルの加工が必要となり、手間または取付工賃が大変なことになるので、あまりおすすめしません。

 

トヨタディスプレイオーディオ対応の外部入力キット(新型ハリアー対応)

最後に、トヨタの純正ディスプレイオーディオに対応した外部入力キットの具体例について紹介させていただきます。

ディスプレイオーディオ用の外部入力キットとしては、データシステム社とビートソニック社にて販売されているものが有名で、どちらも安心の日本メーカーです。両メーカーともRCA端子(赤・白・黄色のやつ)入力できる基本キットとオプションでHDMI入力できる追加キットを設定します。

 

ディスプレイオーディオ用のRCA入力キット(データシステム)

ちなみに、データシステムのRCA入力キットは以下のTV KITの取り付け有無によって品番含めて部品が分かれています。上記のRCA入力キットは以下のTV KITの取り付け有の場合の部品となります。

TV KITは車種や年式ごとに部品が違う場合があるので、データシステム公式サイトの適合情報にて品番の確認をされるのがおすすめです。以下のTV KITは、アルファード、ハリアー、ヤリス、RAV4、カローラ、カムリ等の一部グレードに適合する品番:TTA611の例です。

 

ディスプレイオーディオ用のHDMI入力追加キット(データシステム)

上記データシステムのRCA入力キットに追加でHDMI入力を追加したい場合に使用するキットです。

 

ディスプレイオーディオ用のRCA入力キット(ビートソニック)

ビートソニックのRCA入力キットです。

 

ディスプレイオーディオ用のHDMI入力追加キット(ビートソニック)

上記ビートソニックのRCA入力キットに追加でHDMI入力を追加したい場合に使用するキットです。

3)オーディオレスにDVD内蔵オーディオ後付で見る方法

ディスプレイオーディオレスオプション選択時のCD/DVD内蔵ナビ・オーディオ

次に難易度が低い、オーディオレスオプション(ナビレディーパッケージ含)を選択し、CD/DVDプレーヤー内蔵のカーナビ/カーオーディオを装着する方法です。

ディスプレイオーディオ自体が廃止された車種は無いですが、ディスプレイオーディオが装着されないディスプレイオーディオレスがオプション選択できる車もあります。現時点での対象車種は以下の通りです。

  • 難易度:★★☆☆☆
  • 対象車種:RAV4、カローラ/カローラツーリング、ヤリス/ヤリスクロス、ライズなど

次章より、この方法のメリット・デメリットについて整理してみます。

 

ディスプレイオーディオレスを選択する方法のメリット

ディスプレイオーディオレスを選択して別のCD/DVD内蔵のナビ・オーディオを装着する方法のメリットは以下の通りです。

  • 純正モデルにしばられずに自分の好きなナビ・オーディオが選択可能
  • ナビ・オーディオの選択肢が広くCD/DVD内蔵一体モデルのため価格を安く抑えられる
  • CD/DVD内蔵モデルなのでディスク入替がやりやすい

次章より、各メリットの詳細について書かせていただきます。

 

純正モデルにしばられずに自分の好きなナビ・オーディオが選択可能

この方法の最大のメリットは、CD/DVD内蔵のカーナビ・カーオーディオを好きに選択できるだけにとどまらず、例えば以下のような

  • 10インチ大画面のフローティングディスプレイ
  • ブルーレイディスクの再生機能

など、自分の好きな機能・性能を持ったモデルを自由に選択することができます。

 

カーナビ/カーオーディオ一体型DVDプレーヤーなので価格を安く抑えられる

部品の構成としてCD/DVDプレーヤーは、外付けの別体部品とするよりもカーナビ/カーオーディオ本体に一体化した方が低コストに設計できるため、CD/DVD内蔵一体モデルの方が安く買うことができます。

 

DVD内蔵モデルなのでディスク入替がやりやすい

CD/DVDプレーヤーが外付けになった場合、新しい置き場の確保が必要となり、助手席シート下やグローブボックス内など、ディスク入替がやりにくい場所にしか置けない例もあります。

しかし、CD/DVD内蔵モデルの場合、オーディオ・ナビの画面とセットでダッシュボード内の操作しやすい位置にCD/DVDプレーヤーが設置されるので、ディスクの入替作業がとても楽です。

 

ディスプレイオーディオレスを選択する方法のデメリット

ディスプレイオーディオレスを選択して別のCD/DVD内蔵のナビ・オーディオを装着する方法のデメリットは以下の通りです。

  • メーカーオプションのため新車注文時に選択後は変更不可能(後からディスプレイオーディオ付には変更不可)
  • 自分でナビ・オーディオを選択・装着する手間・工賃が必要

次章より、各デメリットの詳細について書かせていただきます。

 

メーカーオプションのため新車注文時に選択後は変更不可能

ディスプレイオーディオレスの設定は、販売店装着オプションでは無く、メーカー装着オプションとなるため、新車注文時に決定した後の変更は不可能です。

例えば、CD/DVD内蔵のナビ・オーディオを装着するためにディスプレイオーディオレス仕様を選択したものの、やっぱり後からメーカー純正のディスプレイオーディオを装着したい・・・ということはできません。

 

自分でナビ・オーディオを選択・装着する手間・工賃が必要

ディスプレイオーディオレスを選択すると、自分の好きな機能・性能を持ったナビ・オーディオを自由に選択できるようになる反面、探してきて取り付ける手間は発生します。

具体的には、販売店装着オプションの中からまたは、オートバックスなどカー用品店などからナビ・オーディオを探してきて装着するまでは、音楽を聴くことができません。

また、取り付けを依頼する場合は工賃も必要となります。

カーナビ・カーオーディオ等の取り付け工賃を節約する方法をこちら”カーナビ/カーオーディオの取り付け工賃を安くする 7つの方法【裏技あり】“のページにまとめてみたので、もしよろしければ、合わせてご参考にどうぞ。

4)USBメモリ/スマホへ音楽/動画データ保存で見る方法

スマホ/USBメモリデータの接続端子

次の方法は、少し発想を変えてCD/DVDプレーヤーというハードウェアを使わず、CD/DVDメディアの中の音楽/動画データを取り出し、車の中で利用できるように変換する方法です。

音楽/動画データの取り出しやフォイルフォーマットの変換にパソコンや専用ツールが必要なので、「1)」や「3)」の方法と比較するとやや難易度は上がります。基本的にはパソコンを持っていて、ある程度の音楽/動画ファイルフォーマットの知識をお持ちの方におすすめの方法です。

配線変更や改造などを一切行わないので、配線や改造の知識も不要ですし、家族の車た残価クレジット方式などリースで乗られている自分所有で無い車でも安心して対応できます。CDとDVDとでは、中身のデータを取り出してフォーマット変換する場合の難易度が変わってきます。一般的に動画の方が難易度は高いです。

  • 難易度(CD):★★★☆☆
  • 難易度(DVD):★★★★☆
  • 対象車種:全車対応可(新型ハリアー、RAV4含)

 

CDの音楽変換データを保存する方法

CDの場合、CDの中の音楽データをパソコン・メモリ対応のCDラジカセ・CDレコなど専用のプレーヤーなどで取り出します。

その後、スマホの中に保存してアンドロイドオート接続・アップルカープレイ接続するか、USBメモリに保存してUSBポートに接続するかのどちらかとなります。保存するファイル形式は、トヨタのディスプレイオーディオが対応している音楽フォーマット(FLAC, MP3, WMA, AACなど)に変換してUSBメモリに保存してUSBポートに接続します。

CDの中の音楽をデータ化して車で聴く方法について、こちら”CDプレーヤー無のカーオーディオ搭載車でCDの音楽を聴く3つの方法“の記事に詳しくまとめてみましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

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また、CDの中の音楽をデータ化する場合も含め、USBメモリ経由で音楽を聴く方法について、こちら”CDからUSBメモリに音楽を入れて車で高音質に聴く方法と注意点“の記事に詳しくまとめてみましたので、もしよければこちらも合わせてご参考にどうぞ。

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DVDの動画変換データを保存する方法

一方、DVDの場合は、基本的にパソコンを使ってデータ処理を行います。

CDの時同様にリッピングと呼ばれるデータの取り込みを行い、トヨタのディスプレイオーディオが対応しているMP4などの動画フォーマットに変換してUSBメモリに保存してUSBポートに接続します。DVDをMP4など車での再生に対応した動画フォーマットに変換する詳しい方法については、こちら”車で動画再生できるSDカード/USB保存用ファイルの変換作成方法“の記事にまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

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次章より、この方法のメリット・デメリットについて簡単に整理してみます。

 

USBメモリ/スマホへ音楽/動画データ保存で見る方法のメリット

スマホ/USBメモリへCD/DVDからの変換データを保存する方法のメリットは以下の通りです。

  • ディスプレイオーディオ装着車の全車種対応可能
  • CD/DVDのディスク入替が不要
  • CD/DVDの車での収納場所・手間が不要
  • Youtube動画などDVD以外の動画コンテンツも視聴可能
  • ハイレゾ音源などCD/DVD以外の音源も合わせてファイル管理可能

次章より、各メリットの詳細について書かせていただきます。

 

ディスプレイオーディオ装着車の全車種対応可能

こちら方法の最大のメリットは、新型ハリアーやRAV4 PHVなど、外付けCD/DVDデッキもディスプレイオーディオレスも選択できない車も含めて、全車種に対応可能なところです。

 

CD/DVDのディスク入替が不要

ディスクの中身をデータとして取り出して操作するので、フォルダの選択等を行うだけで、ディスクの入替作業は不要となります。

 

CD/DVDの車での収納場所・手間が不要

意外と場所を取るのが、CD/DVDの収納場所です。データで管理することで、ディスクそのものを置いておく収納場所の確保・手間から解放されます。

数枚程度ならまだしも、何十枚もとなると、さすがに場所に困ります。私も少し前までは、大量のCD/DVDを車に積んでいましたが、ケース毎積むスペースは無いので、ディスクのみをファイル状のホルダーに入れてました。多少スペースは節約できますが、どれを聴こうか探す作業もそれなりに大変です。その点、データ管理の場合は、フォルダのリスト一覧から探せるので、非常に楽です。

 

Youtube動画などDVD以外の動画コンテンツも視聴可能

データを取り込んだ後の動画フォーマットの変換処理さえ行えば、映像ソースとしてDVD動画に限らず、Youtube動画も視聴が可能です。

 

ハイレゾ音源などCD/DVD以外の音源も合わせてファイル管理可能

CD/DVD音源を使う大きなメリットの1つとして音質が良いことがあげられます。

ただし、タイトル数はまだ少ないもののCD/DVDよりもさらに音質の良いハイレゾ音源も最近人気です。実は、ディスプレイオーディオでこれらハイレゾ音源を聴く場合、USBメモリに音源ファイルを保存して聴くことになります。

つまり、

  • ハイレゾ音源化されているタイトル →ハイレゾ音源ファイルUSBメモリに保存
  • ハイレゾ音源化されていないタイトル →CDの中の音楽データを取り出してUSBメモリに保存

というようにハイレゾ音源等とまとめてファイル・ライブラリ管理することができます。

ちなみに、ディスプレイオーディオでハイレゾ音源を聴く方法については、こちら”ディスプレイオーディオで音楽を最も高音質に聴くハイレゾ活用方法“の記事に詳しくまとめてみました。もしよければ、合わせてご参考にどうぞ。

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USBメモリ/スマホへ音楽/動画データ保存で見る方法のデメリット

スマホ/USBメモリへCD/DVDからの変換データを保存する方法のデメリットは以下の通りです。

  • 変換データ作成用のパソコンまたは専用ツールが必要
  • 変換データ作成用の手間が必要

次章より、各デメリットの詳細について書かせていただきます。

 

変換データ作成用のパソコンまたは専用ツールが必要

CDの音楽データをデータ化して車で聴くには、変換データ作成用のパソコンまたは専用ツールが必要となります。変換データの作成方法としては、以下2つ方法が簡単です。

  • ラジカセ・コンポ経由でUSBメモリ/SDカードへデータコピー
  • 専用CDドライブ(CDレコ等)でスマホへデータコピー

具体的な手順について詳しく知りたい場合は、こちら”CDプレーヤー無のカーオーディオ搭載車でCDの音楽を聴く3つの方法“の記事に詳しくまとめてみました。また、パソコンやパソコン周辺機器・USBメモリ/SDカードなど複数の機器が多少なりとも複雑に関係してくると、USBメモリ/SDカードがディスプレイオーディオで認識されない・・・なんてトラブルも考えられます。

そこで、USBメモリ/SDカードの認識トラブルに関する対処方法について、こちら”ディスプレイオーディオがUSB/SD認識しない4つの状況と対処法“の記事に整理してみましたので、合わせてご参考にどうぞ。

 

変換データ作成用の手間が必要

また、スマホやUSBメモリ経由で聴く前提ですと、もちろんCD/DVDそのままでは再生できず、例えば、CD/DVDを買いに行って、帰り道に車内で聴きながら帰って来るとかも無理です。

 

ディスプレイオーディオでDVDを見る方法まとめ

これまでの内容の総まとめとして、純正ナビ/ディスプレイオーディオでDVDを見る方法を整理すると、以下の通りとなります。

トヨタ純正のナビ/ディスプレイオーディオでDVDを見るのは、以下4通りの方法です。

また、状況別に整理すると以下の通りとなります。

CD/DVDの再生方法は人によってベストな方法が違ってきますので、ご自分に合った方法をお選びいただくのがおすすめです。

 

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