Android Auto無料ナビアプリのおすすめ比較3選!

Android Auto(アンドロイドオート)対応の車だと、スマホを接続するだけGoogleマップや Yahooカーナビなどのナビアプリが使えるようになり、

  • いつも最新の地図データ
  • 目的地設定は音声入力(面倒な文字入力は不要)
  • 自分の好きなナビアプリ選択可能

でおすすめです。一方で、

  • ナビアプリの種類が多くてどれがよいか迷う
  • ナビ案内中の通信料が不安

などの悩みもあるかと思います。

Android Auto対応無料ナビアプリ

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そこでここでは、Android Auto対応のカーナビアプリについて5つの観点で比較し、様々なナビアプリを7年使い続けてきた私がたどりついた、おすすめのAndroid Auto対応無料ナビアプリランキング形式で1位~3位まで紹介します。

ナビ案内中の通信料が不安な方に対応した事前に地図データをダウンロードできるアプリも合わせて紹介しますので、ナビアプリだと通信料が気になる方も安心下さい。

  • カーナビアプリに不安/不満がある方
  • Android Auto対応車をお持ちの
  • スマホでGoogleマップをお使いの方

は特に参考になるかと思います。こちらの記事で書かせていただいた内容は以下の環境にて確認・検証を行いました。

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Android Auto無料ナビアプリのおすすめランキング

ますは、無料で使えるAndroid Auto対応のナビアプリについて、私が数年間使ってみた経験を元におすすめ順にランキング化してみた結論から先にお伝えします。どのアプリも良い点・悪い点がありますが、総合的なカーナビ性能として優れているかどうかで判断しました。

 

無料ナビアプリおすすめ1位:Googleマップ

最もおすすめのAndroid Auto対応カーナビアプリは、Googleマップです。

ルート案内性能の一部のみ他アプリに劣るもののそれ以外は他アプリよりダントツで高性能です。

Android Auto対応ナビアプリのおすすめGoogleマップ

  • ○:無料で利用可能
  • 最短時間到着のため
      細い道を攻めるルート案内
      有料/一般道の事前指定必要
  • ○:地図表示/スクロール問題無し
  • ○:安定したアプリ動作
  • ○:無料アプリで唯一地図の
      事前ダウンロードに対応

Googleマップは無料にもかかわらず収録地点の充実度・到着予想時刻の正確さ・無料アプリ唯一の地図ダウンロード機能など、ほぼ非の打ち所がない優れたカーナビアプリです。唯一欠点があるとすると、細い道を容赦なく攻めるルート案内をしてしまう日本の道路事情が考慮しきれてない点くらいです。

 

無料ナビアプリおすすめ2位:Yahooカーナビ

2番目におすすめのAndroid Auto対応カーナビアプリは、Yahooカーナビです。

アプリがたまに不安定、地図ダウンロード機能無などの欠点はあるもののGoogleマップの次に高性能なナビアプリです。

Android Auto対応ナビアプリのおすすめYahooカーナビ

  • ○:無料で利用可能
  • ○:渋滞情報・通行料金表示対応
      細い道は選ばない安定ルート案内
  • ○:地図表示/スクロール問題無し
  • △:アプリ動作が時々不安定で落ちる
  • ×:地図の事前ダウンロードは不可

Yahooカーナビは、Googleマップと比べると、収録地点の充実度・到着予想時刻の正確さでは性能的に劣るものの、Googleマップの欠点である細い道を攻めるルート案内を行わないため、日本の道路事情に合った使い勝手の良いカーナビアプリと言えます。

 

無料ナビアプリおすすめ3位:moviLink

3番目におすすめのAndroid Auto対応カーナビアプリは、moviLink(モビリンク)です。

地点情報が少ない、地図ダウンロード機能無などの欠点はあるもののYahooカーナビの次に高性能なナビアプリです。また、ルート案内性能だけで見るとGoogleマップやYahooカーナビよりも優れており最強です。

Android Auto対応ナビアプリのおすすめmovi Link

  • ○:無料で利用可能
  • ◎:渋滞情報・通行料金表示対応
      細い道は選ばない安定ルート案内
  • :地図表示/スクロール問題無し
      地点情報がやや少ない
  • ○:安定したアプリ動作
  • ×:地図の事前ダウンロードは不可

カーナビの基本機能であるルート案内性能は、トヨタとトヨタグループの(アイシン)が長年開発してきたノウハウが結集されており、かなり高性能です。

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Android Autoのナビアプリとは

Android Auto対応のナビアプリは2種類

Android AutoでGoogleマップ表示中のレクサスNX

Android Auto(アンドロイドオート)対応のナビアプリには、以下の通り無料・有料2種類のナビアプリがあり、アンドロイドスマホを接続すれば、車の画面に映して利用できます。

Android Auto対応の無料ナビアプリだと、GoogleマップYahooカーナビが人気です。

 

Android Auto対応のアプリは5種類

また、Android Auto対応の車であれば、ナビアプリに限らず以下5種類のアプリをアンドロイドスマホ経由で車の画面に映して利用できます。

ナビアプリも音楽アプリもスマホで使えるものがそのまま車の画面で使えるので、車を乗り換えたり、車を降りたりした後も、そのままナビ案内や音楽を続けて使えて便利です。

 

Android Autoとは車専用インフォテイメントアプリ

念のため、Android Auto(アンドロイドオート)とは何か?についておさらいしておきます。

Android Autoアプリは、アンドロイドOS搭載のアンドロイドスマホやアンドロイドタブレットを使っている人なら誰でも無料で使えてしまうカーナビ+カーオーディオ機能が含まれた車用の無料インフォテイメントアプリです。以下のようにGoogle Play ストアで「アンドロイドオート」と検索すれば表示されます。

Android Autoのインストール方法

スマホやタブレットにアンドロイドオートアプリがインストールされていない場合はインストールが必要ですが、Android OS 10以降であればアンドロイドオートが標準搭載になったので、最近のアンドロイドスマホであればインストールは不要となってます。

また、アンドロイドオートはアンドロイドOS のバージョン5.0以降でしか使えませんが、

  • Android Autoアプリ:2015年リリース
  • Android OS 5.0(Lollipop):2014年リリース(Android Auto対応)
  • Android OS 10.0(Q):2019年リリース(Android Auto標準搭載)

なので、今ではほとんどのアンドロイドユーザーが使える状態になっています。

車の中での具体的な使い方としては、Android Auto対応のカーナビ・カーオーディオとスマホをUSBケーブルまたはWi-Fi/Bluetoothで接続するだけです。

 

スマホで使えてもAndroid Autoで使えないアプリ

Android Autoで使えるアプリは、実はスマホで使える全てのアプリの中の一部だけなので注意が必要です。例えば、パイオニアのカーナビアプリCOCCHiでは、

  • COCCHi 無料版:Android Auto非対応(スマホは対応)
  • COCCHi 有料版:Android Auto対応(スマホも対応)

となっており、スマホで使うには無料ですが、Android Autoで使うには有料です。

Android Auto利用時有料のナビアプリCOCCHi(コッチ)

また、カーナビ以外のアプリでも例えば、

  • YouTube Musicアプリ:Android Auto対応
  • YouTube動画アプリ:Android Auto非対応

となっており、運転中にAndroid AutoでYouTube動画を見ることはできません。

このように、スマホでは問題無く使えるのにAndroid Autoでは使えないアプリも存在するので注意が必要です。

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Android Autoナビアプリ比較一覧(2024年版)

ここからは、Android Auto対応のおすすめカーナビ・地図アプリについて、以下5つの点で詳しく比較していきます。

  • 1. 無料利用できるか?
  • 2. ルート案内性能は十分か?
  • 3. 地図の操作性/表示は十分か?
  • 4. アプリ動作が安定してるか?
  • 5. 地図データ事前ダウンロード対応通信料を抑えられるか?

まず下表の通り、主なAndroid Auto対応のカーナビアプリ一覧表に整理比較してみました。

ナビアプリ
比較項目
Google
マップ
movi-
Link
Yahoo
カーナビ
Waze NAVI TIME
ドライブ
サポーター
おすすめ度 × ×
無料利用 ××
(月¥800)
ルート
案内性能

(細い道
案内)
×
(通行料金
表示無)
地図
操作性
/表示

(地点情報
少ない)

(渋滞情報
表示無)
アプリ
安定性

(時々落ちる)

(反応遅い)
オフライン
地図利用
× × ×
開発元 Google トヨタ
(AISIN)
ヤフー
ジャパン
Waze ナビ
タイム

Googleマップが総合的に最も優れていることがお分かりいただけると思います。

Googleマップの最大の欠点は、少しでも到着時間が速ければ容赦なく細く狭い道を案内するところです。わりと大きめの車に乗ってる人や狭い道が苦手な人は、moviLinkまたはYahooカーナビの方が安心かもしれません。ちなみに、Yahooカーナビは元々Android Auto非対応でしたが2023年にAndroid Auto対応になったので現在では問題無く利用可能です。

一番右の列のNAVI TIME以外は無料で利用可能です。

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Android Auto対応ナビアプリの使い方別おすすめ一覧

好みの使い方別に何を重視するかで、おすすめできるナビアプリを分類すると、以下のようになります。

  • よく分からないので無難なのがよい(細い道はNG) ⇒moviLink or Yahooカーナビ
  • 多少細い道を通ってもとにかく速く到着したい ⇒Googleマップ
  • ナビ利用中の通信料を抑えたい(細い道でもOK) ⇒Googleマップ
  • ナビ利用中の通信料を抑えたい(細い道はNG) ⇒moviLink or Yahooカーナビ
  • トヨタ純正ナビに慣れてるので似た感じがいい ⇒moviLink
  • お金かけてもよいので高品質なのがいい(有料) ⇒NAVI TIME

私個人的には以下のように3つの無料ナビアプリを臨機応変に使い分けて使っており、この使い分けこそが最強と考えています。

特に無料アプリは、それぞれ得意不得意があるので、時と場合によっていくつかのアプリを使い分けるのもかしこい使い方です。

moviLink(モビリンク)は、まだ知名度は低いですが、実はトヨタが開発したナビアプリです。なので、ナビのルート案内の音声や性能含めトヨタ純正ナビとほぼ同じ作りになってます。よって、トヨタやレクサスの純正ナビに使い慣れた方は、安心してお使いいただけるのでおすすめです。

結論、Android Auto対応の無料ナビアプリとしては、GoogleマップYahooカーナビmoviLink3つのアプリを厳選しておすすめしたいです。

 

無料カーナビアプリ比較の切り口

カーナビアプリを詳しく比較するための5つの観点は以下の通りです。

  • 1. 無料利用できるか?
  • 2. ルート案内性能は十分か?
  • 3. 地図の操作性/表示は十分か?
  • 4. アプリ動作が安定してるか?
  • 5. 地図データ事前ダウンロード対応通信料を抑えられるか?

次章より詳しく説明していきます。

 

1. ナビアプリがAndroid Autoで無料利用できるか?

NAVI TIME, COCCHiは有料だがそれ以外は無料

Android Auto対応で無料利用できるナビアプリは以下の通りです。

  • ○無料:Googleマップ, movi-Link, Yahooカーナビ, Waze
  • ×有料:NAVI TIME, COCCHi(コッチ)

NAVI TIME, COCCHiなど一部の有料アプリ以外は無料です。

 

COCCHiはスマホでは無料でもAndroid Autoでは有料

パイオニア製のナビアプリCOCCHi(コッチ)は、スマホでは無料利用も可能ですが、Android Auto接続で使うには有料なので注意が必要です。

Android Auto対応アプリ一覧の中の有料ナビアプリCOCCHi(コッチ)

上図の通り、スマホに無料のCOCCHiがインストールされていればAndroid Autoのアプリ一覧に表示されますが、アプリを起動すると下図の通り「有料プランに登録が必要」との画面が表示されます。

Android Auto利用時有料のナビアプリCOCCHi(コッチ)

 

2. ナビルート案内性能は十分か?

目的地設定後のナビルート設定性能比較

moviLink・Yahooカーナビ・Googleマップ・Waveの4つのナビアプリで、ルート案内性能を比較してみました。

結論から言うと、Waze以外は許容はできますが、moviLinkが明らかに優秀です。

  • ◎ moviLinkおすすめ(1,300円)と、
     28分遅いけど最安(180円)のと、
     1分早いけど高い(1,600円)のルートが選択可
    3択どのルートも選び甲斐があり、おすすめも妥当
  • 〇 Yahooカーナビおすすめ(1,890円)と、
     43分遅いけど最安(180円)のルートが選択可
    2択で選び甲斐はあるが、おすすめが少し極端
  • △ Googleマップ最速(1,300円)のみ
    1択で最安ルートは選べない
  • × Wave:通行料金不明の有料ルート1つのみ
    1択で最安ルートは選べない上に料金も不明

従来のカーナビでは当たり前の機能かもしれませんが、無料ナビ地図アプリがまだ追いつけてないのがこのあたりの機能です。トヨタが長年カーナビ開発で培ったノウハウが組み込まれてるmoviLinkは、ルート案内性能では他のナビアプリより1,2歩先を行ってる感じです。

moviLinkの目的地設定後の画面です。1分しか変わらないので300円安い1,300円ルートを提案しつつ、本当に急いでる人には1分でも早いルートも選択可能なあたりは、きめ細かく行き届いた案内を感じます。1分早い高いルートは、Googleマップには選択肢にすら登場しません。

Android Auto対応ナビアプリおすすめのmovi Linkのルート検索結果画面

Yahooカーナビの目的地設定後の画面です。moviLinkのようなきめ細かい案内は無いですが、有料優先か無料優先かの選択肢はちゃんと提示したルートを提案をしてくれます。

Android Auto対応ナビアプリおすすめのYahooカーナビのルート検索結果画面

Googleマップの最大の欠点は、容赦なく細く狭い道を案内するところと書きましたが、それ以外にも有料道路・一般道路の利用可否の事前指定が必要な点も不便です。

Googleマップの目的地設定後の画面ですが、事前に「有料道路を使う」設定にしておくと、下図のように有料道路も利用する最速ルートのみ表示されます。もし時間に余裕があるのでゆっくり安く行きたい場合でも、事前に設定変更しない限り、最安(180円)ルートは選択肢に登場せず選べないです。

Android Auto対応ナビアプリおすすめのGoogleマップのルート検索結果画面

もし、有料道路を使う・使わないで料金比較をしてから通る道を判断したい場合は、歯車マークの設定の中の下図経路オプション画面より設定変更可能ですが、料金比較のために毎回設定変更しなければならないのは手間です。

Android Auto対応ナビアプリおすすめのGoogleマップ経路オプション設定画面

最後にWazeの目的地設定後の画面です。辛うじて有料のルートであることは表示されています。通行料金無料のフリーウェイが基本のアメリカならよいかもしれませんが、有料道路が多い日本において料金表示が無いのは正直厳しいです。

Android Auto対応ナビアプリWazeのルート検索結果画面

Waveのアプリコンセプトはユーザーが有志で情報を投稿する形態なので、ルートの通行料についてもユーザーの投稿が無い限り表示されないようです。ETC割引など通行日時によって複雑に料金が変化する日本の道路事情には全く向いてないです。

Android Auto対応ナビアプリWazeのルートの通行料表示

 

3. ナビや地図の操作性/表示は十分か?

ナビ地図の操作性/表示が十分であるかどうかを以下3項目にて確認していきます。

  • ナビ地図の地点情報が十分多く収録されているか?
  • 渋滞情報表示に対応してるか?
  • 地図拡大縮小操作簡単に指2本でできるか?

次章より詳しく説明させていただきます。

 

ナビ地図の地点情報が十分多く収録されているか?

ナビアプリの最大メリットは常に最新地図データが使えることですが、これは道路情報が最新であるだけで無く、POI(Point of Interest)と呼ばれる施設などの地点情報も最新です。

私の愛車コペンのダイハツ純正カーナビ(2023年に地図更新済)とGoogleマップ/movi Link/Yahooカーナビ/Wazeの地点情報の充実度を比較してみたところ、以下の通りとなりました。

Android Auto対応 ナビアプリ カーナビ
地点名 Google
マップ
movi-
Link
Yahoo
カーナビ
Waze ダイハツ
DIATONE
SOUNDナビ
川見四季桜の里
川見駐車場
(豊田市川見町)
× × ×
カーランドバーデン
(ジェームス安城店)
×
ピズモブルーカフェ × × ×
鞍ヶ池公園
虹のかけ橋駐車場
× × ×
笹戸パーキング × × ×
奥田海岸海水浴場
奥田海岸 × × ×
奥田海岸北駐車場 × × ×
千石公園
千石公園駐車場 × ×
蒲フォルニア
(西浦シーサイドロード)
× ×
岡崎中央総合公園
岡崎中央総合公園
C1駐車場
× × ×
岡崎中央総合公園
C2駐車場
× × × ×
岡崎中央総合公園
C3駐車場
× × ×
地点情報充実度
(○の数)

(15)

(6)

(10)

(11)
×
(5)

私の家の近所の地点情報の例ではありますが、どのナビアプリであってもカーナビより多くの地点情報が収録されていることが分かります。さらにナビアプリの中でもGoogleマップがダントツで地点情報が多く、moviLinkが地点情報少なめとの結果となりました。

 

渋滞情報表示に対応してるか?

続けてナビアプリのメリットととして、より精度の高い渋滞情報がネットワーク経由で取得できることがあげられます。

従来のカーナビでは、主にVICSと呼ばれる限られた渋滞情報をFMラジオや路側アンテナから取得することしかできませんでした。

これに対してナビアプリの場合、上記のVICS情報に加え、プローブ情報と呼ばれるナビアプリのユーザー自身の位置情報を匿名で収集することで、多くのユーザーが集中かつ移動速度が低速なら渋滞発生と判定できるため、インターネットへの常時接続のメリットを生かしてリアルタイムにこの渋滞情報を共有することが可能です。

以下の通り、Waze以外のアプリでは渋滞情報表示に対応しています。

  • ○渋滞情報対応:Googleマップ, moviLink, Yahooカーナビ
  • ×渋滞情報非対応:Waze

以下は、Googleマップの渋滞情報の例です。

Android Auto対応ナビアプリのおすすめGoogleマップの地図渋滞表示

各道路の左右に描かれている線の色が渋滞状況を示しています。

  • 緑色の線:渋滞無し
  • 黄色の線:やや渋滞(交通量多め)
  • 赤色の線:完全に渋滞

これに対して以下は、Wazeの地図表示の例ですが渋滞情報表示無です。

Android Auto対応ナビアプリWazeは地図渋滞表示なし

 

地図拡大縮小操作が簡単に指2本でできるか?

 

Googleマップの地図拡大縮小ピンチインピンチアウト操作

最近のカーナビは地図の拡大縮小操作を行う場合、ピンチインピンチアウトと呼ばれる簡単な2本指操作が可能です。2本の指を閉じたり開いたりするのに合わせて地図の拡大縮小が行える機能で、スマホのナビアプリでも当たり前の機能です。

ところが、同じナビアプリでもスマホではピンチインピンチアウトが可能なのに、Android Auto接続時はピンチインピンチアウトが不可能になる場合があります。比較結果としては、以下の通りとなりました。

  • ○可能:トヨタのカーナビ(上図のT-Connectナビ)
  • ○可能:スマホのGoogleマップ, moviLink, Yahooカーナビ, Waze
  • ○可能:Android AutoのGoogleマップ
  • △一部可能※:Android AutoのYahooカーナビ, Waze
  • ×不可能:Android Autoのmovi-Link

Android AutoのYahooカーナビ, Wazeは、カーナビ/ディスプレイオーディオの機種によりピンチインピンチアウト操作が不可能な場合があります。

私の環境では、レクサス純正ナビではYahooカーナビmoviLink共にピンチインピンチアウト操作可能でしたが、VW純正ナビでは不可能でした。ちなみに、Googleマップはレクサス純正ナビ・VW純正ナビ共にピンチインピンチアウト操作可能でした。よって現状は、Android Auto接続でピンチインピンチアウトが確実に可能なのはGoogleマップのみです。

もし、ピンチインピンチアウト操作ができない場合の地図拡大縮小操作は、昔ながらの「+/-」のボタン(下図赤枠)の連打で行うことになります。

Yahooカーナビの地図拡大縮小ボタン

 

4. ナビアプリの動作が安定してるか?

Googleマップ/moviLinkならほぼ安定動作

ナビアプリの安定性は地味に重要です。もしルート案内中にフリーズされたりすると、安全運転への支障の可能性もあるので注意が必要です。

私が使う限り、以下の通りです。

  • ○安定:Googleマップ, movi-Link
  • △時々不安定:Yahooカーナビ
  • △反応遅い:Waze

下図は、Yahooカーナビアプリがフリーズして画面に何も表示されなくなり、使えなくなった状態です。この画面になってしまうと、スマホを直接操作してYahooカーナビアプリを一度終了させない限り、簡単には復活しません。私の使用環境では、時々この画面が発生します。

Android Auto対応ナビアプリYahooカーナビのアプリフリーズ時の黒画面

また、下図はWazeアプリの処理応答が遅く、画面上でぐるぐるアイドリングしてる状態です。Yahooカーナビアプリで発生するようなフリーズでは無いので、時間が経てば復帰しますが、ぐるぐるしてる間は何も操作できません。

Android Auto対応ナビアプリWazeの処理応答待ち画面

 

5. 地図データ事前ダウンロード対応で通信料を抑えられるか?

Android Auto対応の無料ナビアプリの中で、地図データ事前ダウンロード対応なのはGoogleマップのみです。

Googleマップには、

  • 電波が届かない場所でナビルート案内
  • 電波が届く場所でも通信量の節約

を可能にする、オフラインマップと呼ばれる機能が存在します。具体的に言うと、Googleマップは事前に一部のナビ地図データをダウンロードが可能です。

ちなみに、有料アプリのNAVI TIMEも地図データ事前ダウンロード対応ですが、NAVI TIMEの利用には月額¥800の課金が必要です。もし、通信料金節約目的で事前地図データダウンロードするのであれば、逆にアプリ使用料金が発生して節約にならないので、NAVI TIMEはおすすめできません。

 

Googleマップオフラインマップダウンロード方法

Googleマップでは、以下の設定手順で、1GB(ギガバイト)程度までオフラインマップデータをスマホのメモリ内に保存することが可能です(下図)。

Googleマップのオフラインマップ機能

 

Android Auto無料ナビアプリのおすすめ3選まとめ

最後に、Android Auto対応ナビアプリのおすすめについて、好みの使い方別に何を重視するかで分類すると、以下のようになります。

  • よく分からないので無難なのがよい(細い道はNG) ⇒moviLink or Yahooカーナビ
  • 多少細い道を通ってもとにかく速く到着したい ⇒Googleマップ
  • ナビ利用中の通信料を抑えたい(細い道でもOK) ⇒Googleマップ
  • ナビ利用中の通信料を抑えたい(細い道はNG) ⇒moviLink or Yahooカーナビ
  • トヨタ純正ナビに慣れてるので似た感じがいい ⇒moviLink
  • お金かけてもよいので高品質なのがいい(有料) ⇒NAVI TIME

繰り返しになりますが、私個人的には以下のように3つのアプリを臨機応変に使い分けて使っており、この使い分けこそが最もおすすめの使い方です。

結論、Android Auto対応の無料ナビアプリとしては、GoogleマップYahooカーナビmoviLink3つのアプリを厳選しておすすめしたいです。

 

ちなみに、ナビアプリに限らず様々なAndroid Auto対応アプリの使い方や初期設定について、こちら”Android Auto対応無料アプリ4種類のおすすめ比較一覧“の記事にまとめてみましたので、もしよろしければ合わせてご参考にどうぞ。

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