高音質スピーカー搭載!音がいい車おすすめランキング[トヨタ編]

音楽が好きな人なら、

  • 「せっかく車を買うなら、次に乗りかえるなら、見た目や信頼性・快適さだけじゃなくて、ついでに『音がいい車』を買ってみたい・・・」
  • 「今の車、なんか音がこもったり、ノイズが入ったりするけど、ストレスの無いクリアーな音にならないかなぁ・・・」

と、一度くらい考えたことがあるかもしれません。

もちろん「ただ音がいいだけの車」ではなく、例えばトヨタ車の信頼性が気に入っているからトヨタ車にしたいんだけど、その中でも「『音がいいトヨタ車』が欲しい!」みたいな感じです。

車の音がいいと、単なる移動時間がさらに快適で濃密な音楽鑑賞時間になります。 実は私自身も10年ほど前から今後は「音がいい車」乗ろうと心に決め、「音がいい車」に乗り続けています。(車種等の詳細はこちら

「音がいい車」と言うと、

  • 「何それ?『音がいい車』なんてどうやって見分けるの?」
  • 「カーオーディオ専門店とかで改造したり、手間もお金もかかるんじゃないの?」

と、不安に思われるかもしれません。

まず「音がいい車」は簡単な見分け方があります。 最近、イヤホンやヘッドホンを高音質なハイグレード品に交換して音質向上させる人を多く見かけますが、実は車の世界でも全く同じで、「高音質なスピーカー・カーオーディオシステムが装着された車」だと、多少の費用はかかるものの、間違いなく音質は良くなるのです。

「音がいい車」というのは実は「高音質なスピーカー・カーオーディオシステムが装着された車」なのです。

また、専門店で改造なんてしなくても、最初から「高音質なスピーカー・カーオーディオシステムが装着された車」が存在します。 「最初から」というのは、「後から」専門店で改造するのではなく、車メーカーの量産工場で車の組立といっしょに流れ作業的に高音質なオーディオシステムが装着されることを意味します。

ちなみに量産工程で装着されることで、装着するための人件費を抑える等のコストダウンが可能となります。 その結果、専門店でのワンオフ的な改造と違い、意外とリーズナブルな価格でコストパフォーマンスよく高音質を実現することができるのです。

さらに新車ではなく中古車となると、装備品の評価価格が正確に決まっているわけではないので、高音質オーディオの装着有り無しによる価格差は大幅に小さくなり、さらにお得に手に入る場合が多いです。

音質がいいおすすめトヨタ車イメージ

PR

そこでここでは、私が普段カーオーディオの開発を行うことで得られた経験をもとに

  • トヨタ車スピーカー・カーオーディオの性能
  • 音がいいトヨタ車のおすすめランキング
  • 車の音質が悪くなる理由と音質の改善方法
  • 音がいいトヨタ車をお得に手に入れる方法

についてできる限り分かりやすく書かせていただきます。

すぐに、音がいいトヨタ車のランキングを見たい方はこちら:音がいいトヨタ車ランキング(ページ内リンク)からどうぞ。

PR

PR

トヨタ車のスピーカー・カーオーディオの音響性能とは?

まず、トヨタ車ならではのカーオーディオ・音響性能について簡単に書かせていただきます。

トヨタは自動車メーカーとして今や、その品質の高さ・信頼性・経済性(燃費の良さ)において世界中から称賛され、まさに名実ともに世界No.1の人気ブランドです。

初めにトヨタ車のカーオーディオの特徴ですが、トヨタ車には、

  • カーオーディオレス
  • 純正カーオーディオ装着車
  • 純正プレミアムカーオーディオ装着車

の3タイプのオーディオ設定の車があります。

 

オーディオレスのトヨタ車

1つめのカーオーディオレス車は、ディーラーやカー用品店で後からカーオーディオユニットを装着する前提でスピーカーはあらかじめ装着されているもののダッシュボード中央にカーオーディオが取り付けられていない状態の車です。 通常、下図のハリアーの例のようにちょうどカーオーディオが入る大きさの穴(赤線枠部分)が開いていたり、黒いプラスチックのカバーが設定されていたりします。

トヨタハリアーオーディオレス仕様

トヨタ純正のプレミアムでは無いオーディオ装着車

2つめの純正カーオーディオ装着車は1つめのカーオーディオレスでも無く3つめの純正プレミアムカーオーディオ装着車でもない、そこまで音質にこだわり抜いたわけではないけど最初からカーオーディオが装着されていて、後からカーオーディオユニットを装着しなくてもよい車です。

これまで、ハイエースやプロボックス・サクシードなどの商用車を中心に装着されていましたが、2019年よりディスプレイオーディオの標準装備化が進み、新型のカローラシリーズ、カムリ、CH-R、アルファード・ヴェルファイア、ヤリスを皮切りに純正のプレミアムでは無いディスプレイオーディオが標準装着されるようになっています。

 

トヨタ純正のプレミアムオーディオ装着車

3つめの純正プレミアムカーオーディオ装着車はトヨタこだわりの車種専用カーオーディオシステムが装着された車です。

ハリアー、ヴェルファイア、アルファード、クラウン、カムリ、スープラ等の中~上級の車格の車が対象となります。 ちなみに、プリウス/プリウスPHVではJBLプレミアムサウンドシステムが選択できますが、CH-Rやクラウンでは選択できない等、全ての中~上級車に設定されているわけでもないので注意が必要です。

ちなみにクラウンではJBLプレミアムサウンドシステムは選択できませんが、トヨタプレミアムサウンドシステムが選択できます。

具体的には、ハーマンベッカー社とのコラボレーションによるJBLブランドのカーオーディオや、トヨタオリジナルのトヨタスーパーライブサウンドシステムトヨタプレアミムサウンドシステム等いくつかの種類に分かれて設定されています。

それぞれ、車種専用設計のカースピーカー車種専用設計のパワーアンプとから構成されており、車室内の音の吸収・反射特性を考慮した専用チューニングが行われています。

ちなみに一部の高級車ではこれらのカーオーディオが標準装備されている場合もあるものの多くの場合がオプション装備となっており、

  • 上級グレードでないと装着できない
  • 純正ナビ他のオプション装備との同時装着でないと装着できない

などの場合もあるので少し注意が必要です。

しかし考え方によっては、純正カーナビ・カーオーディオとの組み合わせのみを許すことで音の入口から出口まで一気通貫で高音質を作りこんでいるとも考えられます。

下図はヴェルファイアに搭載のフロントドア用JBLスピーカーです。

トヨタヴェルファイア用JBLスピーカー

まとめると、トヨタの純正プレミアムカーオーディオの特徴は、

  • トヨタの中~上級車の一部の車に純正プレミアムカーオーディオがオプションor標準装着できる
  • 車種によりトヨタ独自のプレミアムサウンド・スーパーライブサウンド等とJBLプレミアムサウンドとの大きく2種類
  • 専用設計のスピーカー・アンプ装着+純正カーナビユニットのみとの組み合わせで高音質を実現

となります。 ※トヨタ公式サイトはこちら

PR

音がいいトヨタ車おすすめランキング[全車種編]

ここでは、グレード違いを含む500車種以上ものモデル中から本サイトが独自に調査し、高音質なカーオーディオシステム装着の”トヨタ車”を厳選しました。

そしておすすめな順として、ここではコストパフォーマンスがいい順(=安く買える順)に並べ替えてランキング化しました。

こちらに掲載している価格は日本で新車として販売されているトヨタ車のオプション込の価格(旧型車・生産終了車は販売当時の価格)となります。

ちなみに、高級カーオーディオなどのマニアックなオプション装備誰もが欲しがる装備ではないため特に中古車の値下がり幅が大きく、価格的には新車よりも大変お得でおすすめです。

実際、私も数年前にレクサスIS250のマークレビンソンオーディオ装着車を2年落ちの中古で、新車価格と比べて約90万円もお得に買えた経験があります。

一般的にトヨタ車は中古での価格が下がりにくいですが、同じく価格が下がりにくいレクサス車でもこれだけ差が出ています。

音がいい車のお得な購入方法については、後ほど詳しく説明させていただきます。 先にお得な購入方法を確認されたい方はこちら:音がいいトヨタ車のお得な購入方法(ページ内リンク)からどうぞ。

初めに高音質なスピーカー・カーオーディオが純正装着されているトヨタ車全てについて最安価格順にランキングにしてみます。

車両メーカー・ブランド名
車種名
オーディオ
ブランド
★新車★
最安価格
新車
購入
1位 トヨタ
ノア
NOAH
Panoramic
Live Sound
¥2,829,754
1位 トヨタ
ヴォクシー

VOXY
Panoramic
Live Sound
¥2,829,754
3位 トヨタ
エスクァイア
ESQUIRE
Panoramic
Live Sound
¥2,953,800
(販売当時)
×
4位 トヨタ
マークX
(旧型)
MARK X
Super
Live Sound
¥3,225,343
(販売当時)
×
5位 トヨタ
ハリアー
300x120JBL ¥3,263,640
(MC前)
¥3,681,720
(MC後)
6位 トヨタ
エスティマ
(旧型)
ESTIMA
Panoramic
Live Sound
¥3,431,212
(販売当時)
×
7位 トヨタ
アルファード
(旧型)
Panoramic
Super
Live Sound
¥3,524,194
(販売当時)
×
7位 トヨタ
ヴェル
ファイア
(旧型)
Panoramic
Super
Live Sound
¥3,524,194
(販売当時)
×
9位 トヨタ
プリウス
300x120JBL ¥3,603,960
10位 トヨタ
アルファード
(旧型)
TOYOTA
Premium
Sound
¥3,690,514
(販売当時)
×
10位 トヨタ
ヴェル
ファイア
(旧型)
TOYOTA
Premium
Sound
¥3,690,514
(販売当時)
×
12位 トヨタ
プリウス
PHV
300x120JBL ¥3,880,440
13位 トヨタ
カムリ
300x120JBL ¥3,945,240
(販売当時)
×
14位 トヨタ
アルファード
(新型)
300x120JBL ¥4,013,280
14位 トヨタ
ヴェル
ファイア
(新型)
300x120JBL ¥4,013,280

上のランキング表の通り、トヨタ ノア・ヴォクシーは、高音質なオーディオシステムが装着されたトヨタ車の中で最もリーズナブルな車となります。

上記1~3位までのミニバン3兄弟にはパノラミックライブサウンドシステムが、4位のマークX(旧型)にはスーパーライブサウンドシステムが、5位のハリアーにはJBLプレミアムサウンドシステムが、オプションとして装備されています。

現状上記車種は全てナビなどの装備との同時装着オプションという扱いですので、設定価格が約40万円とやや高額になっています。

しかし、トヨタがこだわり抜いた

  • 専用設計カースピーカー装着
  • 専用設計パワーアンプ搭載
  • 専用オリジナル音響チューニング施行

がなされた車が新車価格300万円前後で買えてしまうのは、それなりにお得と言えます。

ちなみに中古車だとさらにお得な価格となります(上表の右側の欄から中古車の最新価格がご確認いただけます)。

ただし、高音質なオーディオオプション装備は、ややマニアックなレア装備となるため、市場に出回る中古車の数はとても少ないのが実情です。

上表のランキングの中でも特に上位の価格のリーズナブルな車ほど、高音質なオーディオオプション装備付きの状態で市場に出回る数の少ないレア仕様車となります。(万が一、中古車最新価格リンク先ページで該当車種0台となっている場合、最新在庫が0台の状態です・・・少なくとも本ページ作成時点では在庫があったのでレア車の可能性が高いと思われます・・・すいません)

PR

ノア・ヴォクシー・エスクァイアのパノラミックライブサウンド

上位3位のノア・ヴォクシー・エスクァイアは2017年にマイナーチェンジされましたが、引き続きガソリンエンジン車でないとパノラミックライブサウンドシステムは選択できません。

ノア・ヴォクシー・エスクァイアの場合、ハイブリッド車ではパノラミックライブサウンドシステムが選択できないので注意が必要です。

 

ハリアーのJBLプレミアムサウンド

ハリアーは2017年のマイナーチェンジ以降、ELEGANCEグレードではJBLプレミアムサウンドシステムが選択できなくなったため、JBLのサウンドシステムを装着するには1つ上級のPREMIUM以上のグレード購入が必須となりました。

マイナーチェンジでは走り・質感共に向上していますが、JBLプレミアムサウンドシステムをリーズナブルに手に入れたいのであれば、在庫が増えてきたマイナーチェンジ前の中古車から探されるのもおすすめです。

 

アルファード・ヴェルファイアのトヨタプレミアムサウンド・JBLプレミアムサウンド

アルファード・ヴェルファイアは、旧型なら“トヨタプレミアムサウンドシステム”が選択でき、新型なら”JBLプレミアムサウンドシステム“が選択できます。 こちらは17~18個ものスピーカーが装着された最上級のオプション装備でありながら装着される方が意外と多いようで、中古車で探す場合も案外簡単に見つかります。

また、新型アルファード・ヴェルファイアは、2017年末のマイナーチェンジ以降、安全装備である次世代型トヨタセーフティーセンスが標準装備となり、大幅に新車価格がUPしました。 新車の場合、JBLプレミアムサウンドのオプションを装備するとガソリン車でも400万円以上、ハイブリッド車なら500万円以上となります。

しかし逆に、発売から3年以上が経過してマイナーチェンジもされた後なので、中古車という観点ではタマ数も増えJBLプレミアムサウンド付きの車をある程度リーズナブルに手に入れることができるようになってきました。

 

プリウスのJBLプレミアムサウンド

2015年末に4代目にフルモデルチェンジした新型プリウスですが、一旦、モデルチェンジと共にJBLプレミアムサウンドシステムの設定が廃止されてしまいました。

しかし2017年11月の一部改良以降、11.6インチの大画面ナビがセットオプションではあるもののJBLプレミアムサウンドシステムの設定が復活しました。 これにより、当初はPHVのプリウスでしか選択できなかったJBLプレミアムサウンドシステムがPHVではないノーマルのプリウスでも選択できるようになり、よりJBLの選択肢の幅が広がりました。

つまり、純正のJBLプレミアムサウンドシステムが装備されているプリウスは、旧型プリウスまたは、2017年11月の一部改良以降の新型プリウスとなります。

もちろん2018年12月のマイナーチェンジ以降でもJBLプレミアムサウンドシステムの設定は継続されています。

ちなみに、プリウスPHVなら、2017年2月のモデルチェンジの最初から新型モデルでもJBLプレミアムサウンドシステムの設定が継続されています。 スピーカー数は、仙台モデルの8個から10個に増え、特にダッシュパネル上に設置された中高域用スピーカーの口径が拡大されたことにより、中高域の音の質感が向上されました。

 

マークX・エスティマのライブサウンド

同じく、2016年にマイナーチェンジしたマークX、エスティマですが、こちらも残念ながらモデルチェンジと共にライブサウンドシステムが廃止されてしまいました。

マークX、エスティマに純正の高音質オーディオシステムを装備したい方は、旧型の中古車から探すのが唯一の方法となります。

 

カムリのJBLプレミアムサウンド

2017年7月にフルモデルチェンジした新型カムリですが、以前の先代モデルやモデルチェンジ直後は設定が無かったものの、2018年8月の一部改良でメーカーオプションナビの追加オプションとしてJBLプレミアムサウンドシステムが選択できるようになりました。

PR

音がいいトヨタ車おすすめランキング[エコカー編]

次に高音質なスピーカー・カーオーディオが純正装着されているトヨタのエコカー(ハイブリッド/PHV車)について価格の最安値順にランキングにしてみます。

少し前までは「エコカー=ハイブリッド車」でしたが、最近は「クリーンディーゼル車」や「アイドリングストップ機構装着車」、「電気自動車」、「燃料電池車」など様々なエコカーが登場し、エコカーの定義が広がってきましたが、ここでは以下の2つの理由でハイブリッド車のみを取り上げたいと思います。

ハイブリッド車は、

  • 一般ユーザーでも購入可能な価格設定の車が多く、それなりに普及
  • 「クリーンディーゼル車」や「アイドリングストップ機構装着車」と比較してエンジンが止まっている時間が多く、静かに音楽を聴ける時間が長いという点で有利

と言えます。

例えば、信号待ちやちょっとした渋滞での低速走行中、エンジン停止+モーター走行時のリスニングにおいては、車の中としてはかなりの静けさの中で音楽を楽しむことができます。

結果は、

車両メーカー・ブランド名
車種名
オーディオ
ブランド
★新車★
最安価格
新車
購入
1位 トヨタ
プリウス
300x120JBL ¥3,603,960
2位 トヨタ
プリウス
PHV
300x120JBL ¥3,880,440
3位 トヨタ
カムリ
300x120JBL ¥3,945,240
(販売当時)
×
4位 トヨタ
SAI
(生産終了)
SAI
Super
Live
Sound
¥3,972,394
(販売当時)
×
5位 トヨタ
ハリアー
ハイブリッド
300x120JBL ¥4,188,497
(MC前)
6位 トヨタ
エスティマ
ハイブリッド
(旧型)
Panoramic
Live Sound
¥4,284,926
(販売当時)
×

と、なりました。 上のランキング表の通り、プリウスは高音質なオーディオシステムが装着されたトヨタのエコカーの中でも最もリーズナブルな車となります。

4位のSAIは2017年に販売終了したため、今後手に入れようとすると中古車のみが選択肢となります。

同様にエスティマハイブリッドについても、2016年6月のマイナーチェンジで純正プレミアムオーディオ設定が廃止されてしまったので、もし手に入れるなら中古車から選択することとなります。

価格面で言うと、ハイブリッド車はガソリン車よりも、最安価格が高くなるランキング結果となりました。

しかし、ハイブリッド車の特徴である、

  • エンジンが止まっている時間が多く、静かに音楽を聴ける時間が長い
  • 燃費の良さや優遇税制なので少し維持費を抑えられる
  • ガソリン車には無い少し未来的な走りの感覚

な どの付加価値を感じることができる方には、是非おすすめです。

燃費だけで計算するとハイブリッドグレードにかかる初期投資は相当多くの距離を走行しないと元が取れないことになりますが、ハイブリッドにはそれ以外にも上記の付加価値がありますので、是非一度ご検討されてみてはいかがで しょうか?

PR

なぜ車のオーディオ音質に不満を感じるのか?

最近、「カーオーディオ・スピーカーの音質に不満を感じる人」が増えています。

理由として主に2つの背景が考えられます。

  • 普段、車以外の場所で聴いている音が意外と高音質
  • 車の中だからこそ起こる音質劣化要因が多い

 

車以外で聴いている音が意外と高音質

まず1つ目の背景についてです。 近ごろ高音質イヤホンや高音質ヘッドホン・ハイレゾオーディオがブームになっていたり、Bluetooth機器徐々に高音質なコーデックに対応していったり、日常的に高音質を体感できる機会が増えてきています。

つまり人々の耳は少しずついい音に慣れてきているのです。

「高音質かどうか」のような数字で表現することのできない「感性性能」は「絶対的」な基準を決めるのが難しいので、人間は「相対的」比較により性能の判断を行います。

よってカーオーディオに対しても、「相対的」高音質を求めるようになってきているのです。

 

車の中ならではの6つの音質劣化要因

次に2つ目の背景についてです。 まず以下の図の上半分をご覧ください(がんばって作ってみました(^^♪)。

いろいろ書いていますが、車”ならでは“の音質劣化要因は主に6つあります。

これはトヨタ車等のブランド・メーカーに関係なく、どの車でも発生します。

  • スピーカー・アンプ・DSPなど部品の性能が低い要因:④,⑥
  • スピーカー振動等に対して内装材等の剛性が低く異音・雑音が発生要因:⑤
  • スピーカー~耳の間での音の反射(ガラス)・吸収(シート・内装材等)・位相ズレによる劣化要因:①,②,③

カーオーディオの音質劣化と高音質化の説明図

 

スピーカー・カーオーディオが高音質なおすすめの車とは?

車の中ならではの音質劣化の改善

人々の耳がいい音に慣れてきた(車内音質不満理由の1つ目)」ことについては、残念ながら対策できません。 もしできたとしても「普段から悪い音に耳を慣れさせる」等の意味不明な対策なのでおすすめできません(笑)。

しかし、「車の中ならではの音質劣化要因(車内音質不満理由の2つ目)」は対策が可能です。

上図の下半分に6つの「音質劣化要因」の対策となる「音質改善」方法を書きました。

  • ①反射を想定した周波数・位相特性チューニング
  • ②位相ズレを想定した位相特性チューニング
  • ③吸収を想定した周波数特性チューニング
  • ④より低歪等の音響特性のよいスピーカー使用
  • ⑤防音材追加・剛性強化など振動・異音が発生しにくい車内設計
  • ⑥より高出力・低歪等の音響特性のよいアンプ・DSP使用

上記6つの音質改善方法を以下の「車の音質を決定づける3つの項目」に分類し、高音質化への影響度をパーセント表示(%)で書くと、

  • スピーカー・アンプなど部品の性能(→音質改善:④,⑥):約20%
  • スピーカーなど部品の取付周辺部の剛性・車自体の静粛性等の環境(→音質改善:⑤):約40%
  • 音のバランス調整・チューニング(→音質改善:①,②,③):約40%

となります。

こちらの”車の音質を劇的に向上させる2つの対策[システム編] “の記事にも書きましたが、これら3項目の改善「3つまとめて同時に行う」のが、より効率的な高音質化につながるためおすすめです。

スピーカー・アンプなど部品交換(音質改善:④,⑥)だけとかでもアリなんですが、実は高音質化への効果として約20%しかないため、あまりおすすめできません。

3つまとめて実施しないと部品の性能すら100%引き出すのは無理なんです。

 

最初から高音質を目標に設計された車

ここで、これらの「音質劣化要因」が車の開発段階で解決されている「最初から高音質を目指して設計された車」なるものを改めて紹介させていただきます。

具体的に言うとこの車は、ディーラーで納車されるタイミングで既に高音質なスピーカー・カーオーディオシステムが装備されている車を指します。

この車のスピーカー・アンプなどのカーオーディオ部品は、例えばトヨタ等のカーメーカーとJBL等のカーオーディオメーカーにより共同で設計・開発され、場合によっては高音質化のために専用のスピーカー取付構造防音・静音設計車のボディーに施行される場合もあります。

そして、車の組み立て工場で他の部品といっしょに車へ取付けられ、カーメーカーの厳しい基準で検査され、その検査に合格したものだけが出荷されます。

また、オーディオ本来の音響性能だけでなく、開発段階からエンジン等の制御用コンピューター(ECU)など他の電子部品と遜色ない厳しい基準で耐久性能などが保証されるように設計されるので、壊れにくいという大きな安心感があり非常におすすめです。

ここではこのような車を「純正高音質カーオーディオ装着車」と呼ぶことにします。

つまり、純正高音質カーオーディオ装着車へ車ごと買い替えてしまえば、手っ取り早く高音質が手に入るのです。

確かに車ごと買い替えなんて簡単ではありませんが、買い替える場合の費用をなるべく節約するため、車を買い替える場合によくある「下取り車が想定以上に安かった問題」の対策方法について、こちら”下取り車が安い場合の対処法!“の記事にまとめてみました。 もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

関連記事

車を買い替えたり手放したりする場合、どのような方法で売却するのがベストなのでしょうか? インターネットが発達した今、車査定/売却の流れは複雑化し、種類も新しいものがどんどん登場しています。 例えば、インターネットを活用した査定/[…]

らためて「純正高音質カーオーディオ装着車」のメリットを整理すると、

  • 専門ショップでの改造等と比べ、手軽に高音質の車が手に入る
  • 厳しい品質基準で車の一部分として設計・製造されるので壊れにくく保証もあるので安心
  • 専門ショップでの分解・装着と比べ、製造ライン装着なのでコストパフォーマンスがよい

となります。

 

音がいいトヨタ車のお得な購入方法

高音質なカーオーディオシステムが純正装着されているトヨタ車ならではの大きなメリットとして、

  • 毎日、車に乗るたびに高音質を楽しめる(→音質の悩み解消
  • 特にJBL装着車はブランドエンブレム装着など「見た目」の満足感もある
  • 人とは違った車に乗っているという満足感・所有欲が満たされる

などがあります。

しかしながら、オプション装備費用分も含め、購入時にその分それなりに多めの資金準備が必要となります。(いくつかの他の装備と抱き合わせでセットオプションの場合、さらにオプション装備費用は大きくなります・・・)

とは言え、「睡眠時間返上で必死に働いて資金準備」なんて無茶をする必要はなく、車購入時の少しの工夫でオプション装備費用程度のねん出は可能です。

以下に、私も実際行っている高音質なカーオーディオ装着車をお得に購入する2つのおすすめ方法をまとめてみました。

  • 下取り車がある場合は下取り価格を高くする交渉・買取り店への売却を検討
  • オプション装備装着車は出回る中古車の数が少ないので、新着車・価格をネットでこまめにチェック

 

下取り価格を高くする交渉/買取り店への売却検討

お得に車を購入する方法の中でも、最も分かりやすく価格差が出てしまうのが、

  • 下取り価格を高くする交渉
  • 下取りではなく車買取り店の利用

の2つです。

実際、私もこれまで3回、車を買い替えた経験がありますが、

  • ディーラーへの「下取り車の価格、これ以上高くならですかね?」という交渉
  • 車買取り店への見積依頼(最終的にディーラー下取りにした場合だとしても)

だけは毎回行ってます。

 

下取りと買取りの価格差は数十万円以上(私の実体験)

偶然か私は個人的に3回も最初のディーラー下取り提示価格よりも車買取り店の価格の方が10~20万円程度高いという経験をしています。

逆に言えば、少しめんどくさいとは言え、買取り店で見積を取っておかないと10~20万円損してしまう場合もあるってことなんです。。。

とは言え、ネット経由で申請したり、店を回ったりの「めんどくささ」と「10~20万円程度の損」をてんびんにかけて考えてみて下さい。

多少めんどくさい手続きをがんばるともらえる10~20万円」を普段の仕事で稼ごうとすると何日必要でしょうか?

少なくとも、数時間~数日で稼ぐのはなかなか難しい場合が多いのではないでしょうか。

また実際、10~20万円あればフルエアロやタイヤホイールセット等、それなりのパーツに資金を回せるので、私は合理的に買取り店で見積を取る道を選びます。

ちなみに過去私が乗換等で売却した車のディーラー下取りと車買取り店の差額は以下の通りです。

  • 旧型トヨタソアラ(走行13万km)
    買取り店の方が10万円高い。が、めんどくさかったのでディーラーで下取り(後に後悔)。
  • 旧型トヨタヴィッツ(走行7万km)
    買取り店の方が15万円高い。が、ディーラーと再交渉したら値引き据え置きで下取り20万円UPしてくれたので下取り。
  • レクサスCT200h(走行5万km)
    買取り店の方が17万円高い。ディーラーと再交渉するも結果変わらずで、そのまま買取り店で売却

過去私が手放した旧型トヨタソアラの場合は年式古く不人気の2ドアクーペだったので10万円の価格差でしたが、もしもSUV・ミニバンなどの人気車リセールバリューの高いトヨタ・レクサス車であれば、場合によっては想像以上の買取り高値がつくこともあります。

 

下取りより買取りが特におすすめな場合

ちなみに特に、ディーラーでの下取りよりも買取り店を利用するのがおすすめの場合としては、

  • 軽自動車・SUV・ミニバン等の人気のカテゴリーの車を売却する場合
    (市場での流通性が良く高値が付く確率が高い)
  • ホイール・ナビ交換等の社外品カスタマイズありの場合
    (下取りの場合は純正品以外はマイナス評価)
  • 手続きが多少手間でも買取り価格は高い方が納得できる場合
    (販売店だけでなく買取り店でも手続きが必要)

です。 上記3つの項目に1つでもあてはまる場合は、自分の車の買取り価格の確認だけはしておかないと、数万円単位の損につながる可能性があります。

 

今の自分の車の価格を知っておくメリット

仮に最終的に買取り店で売却しないとしても買取り店での自車の買取り価格を知っておくということは、

  • トヨタディーラーや中古車販売店で下取り価格UPの交渉材料として使える
  • トヨタディーラーや中古車販売店で値引き+下取り合わせた価格UPの交渉ができる

と、ディーラー・販売店での価格交渉時の強い武器となります。

販売員との価格交渉の結果、

  • ディーラーで納得いく下取り価格が得られた場合
    買取り店での売却はキャンセルしてディーラーで下取り
  • ディーラーで納得いく下取り価格が得られない場合
    → 新しい車はディーラーから買う場合でも前の車は調べておいた買取り店へ売却

と、すればよいのです。 できる限り納得いく買い物をしたい私は、毎回この方法を利用し、ディーラーでの下取り(+値引き)価格アップも経験しています。

 

今時点の愛車価格を調べるおすすめ方法

ここで、ためしに今時点の愛車価格を調べるには、状況に応じて以下2つの方法を使い分けるのがおすすめです。

  • 時間をかけずまずは大手1社へ確認(35秒で入力完了)
    → 愛車の今の最新価格を確認(情報提供:ガリバー愛車無料査定)
  • 多少時間をかけてでも数社の見積比較で最高額を確認(90秒で入力完了)
    → 愛車の今の最新価格を確認(情報提供:カーセンサー簡単ネット車査定)

どちらの方法も無料です。

正直言ってちょっと面倒な手続きがあるのも事実なので、ひと手間かけるかはご自身で判断いただければと思います。 ただ、ここで「行動しない = 10~20万円程度の損 = その分の装備・条件はあきらめる」ということだけはご理解いただき、ここはぜひ行動いただくのがおすすめです。

ちなみに、高く買い取ってくれる割にあまり面倒でもないおすすめの方法について、こちら”車買取の流れ全7種類まとめ!安心/簡単/高額な中古車査定方法とは?“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければご参考にどうぞ。

関連記事

車を買い替えたり手放したりする場合、どのような方法で売却するのがベストなのでしょうか? インターネットが発達した今、車査定/売却の流れは複雑化し、種類も新しいものがどんどん登場しています。 例えば、インターネットを活用した査定/[…]

自車の買取り価格を知っておくということは、次の車を選ぶ時にどれだけ購入資金の足しにできるかの目安にもなります。

仮に今すぐ車を買い替える予定が無くても、現時点の買取価格+今後の価格変動相場を知っておくことは、買い替えタイミングを考える上でも、十分に意味があることなのです。

 

新着車・中古車価格変動をネットでこまめにチェック

次に中古車で買う場合ならではのポイントです。

実は、中古車のオプション装備価格は、トヨタがマーケティング的に値段を決める新車と違って市場ニーズそのもので決まります。

早い話が、サンルーフなどの人気オプションは新車時のオプション価格とほぼ変わらないのに対し、高音質な高級カーオーディオなどマニアックな装備のオプション価格は需要が少なければ、新車時より価格が大きく下がるのです。

しかし、高音質オーディオシステムなどのオプション装備は上記のとおりマニアックである分、市場に出回る中古車の数がとても少ないです。

よって、新着の中古車や価格の変動をネット等で頻繁にチェックし、自分の希望スペックに対して70~100%当てはまると思ったら、すぐに中古車販売店に仮押さえを依頼するくらいのスピード・行動力が武器となります。 レアで条件のいい車ともなるとホントすぐに買い手がついてしまいます。

私自身が購入した際、3ヶ月粘りましたが100%希望の車は現れないと判断し、実は最終的にボディーカラーについては希望の白色をあきらめグレー色で妥協しました。(もちろんオーディオ装備は一切妥協無しです)

このように、ある程度の期間こまめに情報チェックしていると、希望スペックを80%満足するレベルの車すらかなりレアな掘り出し物なのか、希望スペックを100%満足するレベルの車が十分出てきそうなのかの肌感覚がつかめてきます。

 

音がいい車に特化した中古車の探し方を知っておきたい方は、こちら”オーディオ音質がいい車を安くかしこく買う方法“の記事に概要をまとめましたのでご参考にどうぞ。

トヨタ車などのカーメーカーからではなく、「ボーズ(BOSE)」や「ハーマンカードン(harman/kardon)」など高級オーディオブランドから高音質なカーオーディオ装着車を確認されたい方は、こちらの”高音質なカーオーディオ搭載!おすすめ車ランキング![高級オーディオブランド編]“の記事をご覧いただくのがおすすめです。

また、価格順のランキングではなく、販売台数情報をもとにした高音質なカーオーディオ装着車の人気ランキングをこちらの”高音質なカーオーディオ搭載!おすすめ車ランキング![人気車種編]“の記事にまとめましたので、よろしければ合わせてご参考にどうぞ。

PR