オットキャストP3・Pro・Lite・E2の違い5項目と選び方5パターン

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オットキャストOttoAiboxは、P3 Pro、P3、P3 Lite、E2と似たようなモデルがいくつもあり、違いがよく分からず迷われる方も多いです。

オットキャストP3・Pro・Lite・E2の違い5項目と選び方5パターン

さらに、OttoAiboxの中ではP3 Proが最も新しく最上級モデルに相当するのですが、実は最新・最上級=最適とは限らない場合もあり、本当に自分に合ったモデルを選ぶには注意が必要です。

確かに、OttoAibox P3 Proは最新かつ最上位機種で、CPUやメモリなどのハードウェア性能は他モデルより優れています。

一方で、発売から日が浅い現時点、私が使ってみた限りでは、ソフトウェアの挙動に不安を感じる点がいくつかあるのと、価格も高めなので、使い方によってはオーバースペックになる可能性もあります。

その点、前モデルのOttoAibox P3は発売から2年以上経過の間に様々な改良が重ねられており安心して使えるのに加え、価格底打ち感があってお得です。よって条件を満たせば、P3の方がむしろ最適と言える場合もあります。

そこで本記事では、オットキャストOttoAibox P3 Pro、P3、P3 Lite、E2の違いを5項目に分けて整理し、各モデルの後悔しない選び方を分かりやすく解説していきます。

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目次

オットキャストP3・Pro・Lite・E2とは?|共通の特徴

オットキャストP3・Pro・Lite・E2とは?|共通の特徴

オットキャストOttoAibox P3 Pro、P3、P3 Lite、E2は、有線接続可能なCarPlay対応車後付けで機能追加できる車載デバイスです。

CarPlayでは使えなかったYouTube・Amazonプライムなど様々なアプリ純正カーナビ画面で利用可能になります。

ここでは、オットキャストOttoAiboxシリーズに共通する以下の3つの特徴について解説していきます。

  • 有線CarPlay対応車で動画アプリ利用可能
  • 工具不要で誰でも簡単に取り付け可能
  • 基本はネット接続前提だが外でもオフライン利用可能

 

有線CarPlay対応車で動画アプリ利用可|OttoAibox共通の特徴1

有線CarPlay対応車で動画アプリ利用可|OttoAibox共通の特徴1

オットキャストOttoAiboxシリーズは、Apple CarPlay対応車であればUSB有線接続するだけで、動画などのあらゆるアプリが利用可能になります。

ちなみにP3 ProとE2の2機種については、本体底面の接続方式選択スイッチを切り替えることで、有線接続タイプのAndroid Auto対応車でも利用可能です。スバル・BMWの一部など無線接続タイプのCarPlayにのみ対応している車にも接続可能です。

つまり、オットキャストOttoAiboxは、CarPlayまたはAndroid Auto接続の通信方式を利用してカーナビとやりとりする仕組みなので、CarPlay/Android Auto対応ナビ以外では動作しないです。以上をまとめると以下の通りです。

  • OttoAibox P3 Pro/E2:有線CarPlay/Android Auto対応車でのみ動画等アプリ利用可
  • OttoAibox P3/P3 Lite:有線CarPlay対応車でのみ動画等アプリ利用可

CarPlay対応の車が登場してそろそろ10年になるので、多くの車で使える環境になりつつあるとも言えます。

 

USB接続+WiFi設定のみで簡単取り付け可|OttoAibox共通の特徴2

USB接続+WiFi設定のみで簡単取り付け可|OttoAibox共通の特徴2

オットキャストOttoAiboxの取り付け方法は非常にシンプルで、車の通信用USBポートに挿して初期設定を行うだけです。内装パネルを外す必要もなく、配線ミスの心配もありません。

付属品として変換アダプタが同梱されているので、車のUSBポートがタイプAでもタイプCでもどちらでも大丈夫です。ただし、タイプA搭載のトヨタ車・レクサス車などは、電源補助ケーブルを割り込み接続が必要

になる場合が多いです。こちらも同梱されているので心配ありません。

USBポートへの接続後は、スマホの初期設定とほぼ同じで、WiFiなどの通信設定を行えば一旦取り付け作業完了なので、5分程度あればOKです。以上をまとめると以下の通りです。

  • 通信用USBポートに接続
  • 電源補助ケーブルを接続(タイプAの一部車種のみ)
  • スマホ同様にWiFi等インターネット接続設定

カー用品の取り付け作業に全く自信が無い方でも、びっくりするぐらい簡単なので安心です。

 

基本はネット接続前提だがオフライン利用可|OttoAibox共通の特徴3

基本はネット接続前提だがオフライン利用可|OttoAibox共通の特徴3

オットキャストOttoAiboxは、基本的にはインターネット接続を前提としたデバイスです。例えばYouTube動画のストリーミング再生やGoogleマップのナビ案内を使う場合、OttoAiboxのネット接続が必要です。

ただし、Amazonプライム・U-Next動画やAppleミュージックの音楽など、事前ダウンロードが可能なアプリもあるので、ローカルストレージに保存しておけば、ネット接続せずにオフライン再生することもできます。

インターネット接続手段としては、以下の4通りがあります。

  • 物理SIM接続
  • クラウドSIM接続
  • 車内WiFi接続
  • WiFi+スマホテザリング接続

オンラインかオフラインかどちらをメインで利用されるかで最適なインターネット接続手段も変わってきます。

  • オフライン動画/音楽再生利用がメイン:スマホテザリング or 格安の物理SIMがおすすめ
  • オンライン動画/音楽再生やナビアプリ利用:クラウドSIM or 車内WiFi

私のようにオフライン再生メインで通信料を節約したい場合は、格安の物理SIMと、いざという時のためにスマホテザリングを併用いただくのがおすすめです。

 

オットキャストP3・Pro・Lite・E2の違い徹底比較

オットキャストP3・Pro・Lite・E2の違い徹底比較

ここからは本題である、オットキャストOttoAibox P3 Pro、P3、P3 Lite、E2の違いについて、価格・性能・快適性・安定性の面から詳しく比較していきます。

まずは4機種の価格・性能・機能を一覧にまとめると下表の通りです。

OttoAibox
P3 Pro
OttoAibox
P3
OttoAibox
E2
OttoAibox
P3 Lite
実売価格 約6万円 約5万円 約3.4万円 約3.7万円
発売時期 2025年 2023年 2025年 2024年
CPU
Qualcomm
SM6225/
2.4GHz

Qualcomm
SM6125/
2GHz

Qualcomm
SM6125/
2GHz

Qualcomm
SM6125/
2GHz
メモリ
(RAM)
8GB 8GB 4GB 4GB
ストレージ
(ROM)
128GB 128GB 64GB 64GB
HDMI出力 × ×
マルチカラー
イルミ
× × ×
OS
Android 13

Android 12

Android 13

Android 12
Home UI
OttoDrive3.0

OttoDrive2.0
○+
OttoDrive2.5

OttoDrive2.0
FOTA対応
(不具合対策等
ファーム更新)
2画面分割
調整比

5:5
3:7

5:5
3:7

5:5
3:7

5:5
3:7
2画面分割
左右入替
× × ×
2画面分割
設定保存
× × ×
任意アプリ
メニュー登録
× × ×
対応車種
(接続方式)

有線CarPlay
or
有線
AndroidAuto
対応車

有線CarPlay
対応車のみ

有線CarPlay
or
有線
AndroidAuto
対応車

有線CarPlay
対応車のみ
SIM対応
NanoSIM
クラウドSIM

NanoSIM
クラウドSIM

NanoSIM
クラウドSIM

NanoSIM
クラウドSIM
Wi-Fi
テザリング
デュアル
Wi-Fi
(無線CP/AA
+ホットスポット
同時接続)
× ×
CarPlay
接続性
AndroidAuto
接続性
×
接続不安定
×
接続不安定
×
接続不安定
独自AI
アシスタント

有料
× × ×
Chat GPT
ブラウザ利用

ブラウザ利用

ブラウザ利用

ブラウザ利用
Google
アシスタント

やや不安定

やや不安定

やや不安定

やや不安定
Gemini
やや不安定
AI起動
メニューバー
アイコンタップ

メニューバー
ホーム長押し

メニューバー
アイコンタップ

メニューバー
ホーム長押し

OttoAiboxの在庫が豊富でわりと安く手に入るオットキャスト公式ストア|P3 Pro では、 期間限定クーポンコード「AFB10」の入力で、表示価格からさらに10%オフでご購入いただけるセール中です。こちらのセール終了日は未定なので、安く手に入れたい方は、お早めにご購入いただくのがおすすめです。

次章より、各項目について詳しく解説していきます。

 

【違い1】価格比較

OttoAiboxシリーズ4機種を実売価格の安い順と発売時期が新しい順に並べると以下の通りです。

  • 実売価格安い順E2 < P3 Lite < P3 < P3 Pro
  • 発売新しい順P3 Pro > E2 > P3 Lite > P3
OttoAibox
P3 Pro
OttoAibox
P3
OttoAibox
E2
OttoAibox
P3 Lite
実売価格 約6万円 約5万円 約3.4万円 約3.7万円
発売時期 2025年 2023年 2025年 2024年

まず結論として、E2が3万円台前半と最も価格が安く、2025年発売と新しいモデルでもあることが分かります。

さらにここで意外なのが、P3 Liteの後継モデルにあたるE2の方が数千円ほど安いことです。

ハードウェア性能としてはE2とP3 Liteは同等ですが、ソフトウェア性能としては後継のE2の方がAndroid OS12→13に進化しており、より優れています。

さらにE2は、上位モデルのP3 ProやP3と比較しても機能的にできることはほぼ同じで、大きな違いがあるとするとタッチ操作のレスポンスの安定性やHDMI出力の有無程度です。

以上より、OttoAiboxシリーズの中で新しいモデルでありながら最安で手に入るE2が最もコストパフォーマンスに優れると言えます。

 

【違い2】ハードウェア性能比較

ハードウェアの違いは、正直、明らかに体感できるほどの性能差には直結しないです。例えば、iPhone15とiPhone16に対し、触った瞬間に違いが分かる人なんてほとんどいないのと同じです。

OttoAibox
P3 Pro
OttoAibox
P3
OttoAibox
E2
OttoAibox
P3 Lite
CPU
Qualcomm
SM6225/
2.4GHz

Qualcomm
SM6125/
2GHz

Qualcomm
SM6125/
2GHz

Qualcomm
SM6125/
2GHz
メモリ
(RAM)
8GB 8GB 4GB 4GB
ストレージ
(ROM)
128GB 128GB 64GB 64GB
HDMI出力 × ×
マルチカラー
イルミ
× × ×

とは言え、2画面分割表示で複数アプリを同時利用している場合・動画アプリでスライダーをドラッグしながら早送り・巻き戻しする場合など “処理負荷の高い操作” を行う際には応答の素早さとして差が出る場合もあるので、少しでも操作上のストレスを避けたい方は、より高性能なハードウェア搭載モデルがおすすめです。

わずかとは言え違いが出てくるのがCPUとRAMの仕様ですが、最も高性能なP3 Proの場合、CPUがスナップドラゴンSM6225 2.4GHz、RAMが8GBと、AIBOX界隈では最も優れた仕様となっています。

CPUの型番は数字が大きい方が一般的に高性能ですし、動作周波数も数字が大きい方が高性能であるケースが多いです。つまり、P3 Proは、1世代前のスナップドラゴンSM6125 2GHz採用の他3モデルと比べて、CPU性能として優位です。

RAMにおいても4GB 搭載のP3 LiteやE2に対し、P3 ProとP3は容量2倍の8GBが搭載されており、こちらもメモリ性能として優位です。まとめると以下の通りです。

  • 最強ハードウェア(最新CPU+8GBメモリ):P3 Pro
  • ほぼ最強ハードウェア(新しめCPU+8GBメモリ):P3
  • 廉価ハードウェア(新しめCPU+4GBメモリ):P3 Lite/E2

また、後席モニターに映像表示させたい場合用のHDMI出力端子の装備有無もハードウェアの違いとしてモデル毎に差があり、下図赤枠部の通り、P3 ProとP3にはHDMI出力端子が装備されてますが、P3 LiteとE2には端子そのものがありません。

OttoAibox P3 ProとP3のHDMI出力端子

まとめると以下の通りです。

  • HDMI出力端子有:P3 Pro/P3
  • HDMI出力端子無:P3 Lite/E2

 

 

【違い3】ソフトウェア性能比較

【違い3】ソフトウェア性能比較

ハードウェアとは異なり、ソフトウェアの違いは、画面操作の快適性に大きく影響します。特に違いが大きいのは2画面分割表示に関する操作性仕様です。上図はOttoAibox E2の2画面分割表示例ですが、OttoAibox P3 Pro、P3、P3 Lite、E2は全てのモデルで2画面分割表示に対応しており、AmazonプライムビデオとGoogleマップの同時表示なども可能です。

OttoAibox
P3 Pro
OttoAibox
P3
OttoAibox
E2
OttoAibox
P3 Lite
OS
Android 13

Android 12

Android 13

Android 12
Home UI
OttoDrive3.0

OttoDrive2.0
○+
OttoDrive2.5

OttoDrive2.0
FOTA対応
(不具合対策等
ファーム更新)
2画面分割
調整比

5:5
3:7

5:5
3:7

5:5
3:7

5:5
3:7
2画面分割
左右入替
× × ×
2画面分割
設定保存
× × ×
任意アプリ
メニュー登録
× × ×

一方で、P3 Proでは2画面表示への切替え直感的で分かりやすい手順で可能なのに対し、他の3モデルでは長押し操作が必要なやや分かりにくい手順です。

  • P3 Pro:2画面表示アイコン短押し後1つ目2つ目と順にアプリ選択
  • P3/P3 Lite:1つ目のアプリ表示中に戻るアイコン長押し後2つ目のアプリ選択
  • E2:1つ目のアプリ表示中にホームまたは戻るアイコン長押し後2つ目のアプリ選択

また、P3 Proでは以下の観点でも他の3モデルよりも操作性に優れています。

  • 2画面表示の左右入替え操作が可能
  • 2画面表示を行ったアプリ組合せを保存し次回呼出し可能

P3 Proでは中央の分割境界線をタップすると下図のように2画面入替えまたは保存のメニューがポップアップメニューで表示されますが、P3 Pro以外のモデルにはこの機能は無いです。

OttoAibox P3 Proの2分割画面入替え・保存ポップアップメニュー表示

以上より、直感的にで分かりやすい操作性を重視される方は、P3 Proを選択いただくのがおすすめです。

 

【違い4】通信快適性比較

通信に関する性能としては、インターネットとの接続性能と、スマホとのCarPlay/AndroidAuto接続性能の2つがありますが、大きく違いが出るのは後者のスマホ接続性能です(インターネット接続性能においては4機種ともほぼ同じ)。

OttoAibox
P3 Pro
OttoAibox
P3
OttoAibox
E2
OttoAibox
P3 Lite
対応車種
(接続方式)

有線CarPlay
or
有線
AndroidAuto
対応車

有線CarPlay
対応車のみ

有線CarPlay
or
有線
AndroidAuto
対応車

有線CarPlay
対応車のみ
SIM対応
NanoSIM
クラウドSIM

NanoSIM
クラウドSIM

NanoSIM
クラウドSIM

NanoSIM
クラウドSIM
Wi-Fi
テザリング
デュアル
Wi-Fi
(無線CP/AA
+ホットスポット
同時接続)
× ×
CarPlay
接続性
AndroidAuto
接続性
×
接続不安定
×
接続不安定
×
接続不安定

とは言え、そもそもCarPlay対応車でないとOttoAiboxは接続できないので、スマホをカーナビでは無くあえてOttoAiboxにCarPlay/AndroidAuto接続するモチベーションは限られています。以下2点です。

  • カーナビが有線CarPlayのみ対応時に無線CarPlay接続可能
  • カーナビがCarPlayのみ対応時にAndroid Auto接続可能

まず、無線CarPlay接続したい人は、デュアルWi-Fi対応でCarPlay接続画面と動画などのAiBoxアプリ画面がスムーズに切替え可能なP3 ProまたはE2がおすすめです。

  • P3 Pro/E2:デュアルWi-Fi対応
  • P3/P3 Lite:デュアルWi-Fi非対応

P3やP3 LiteなどデュアルWi-Fi非対応の場合、画面切替え時に合わせてCarPlayの接続/切断などWiFi接続先の切替え操作が必要になる場合があり、やや面倒です。

次に、Android Auto接続したい人は、正直、P3 Pro一択です。実は他の3モデルでもAndroid Auto接続対応可能とはなっていますが、スマホやカーナビの機種によっては接続できない場合も多く、私の環境でスマホ数機種と数種類の車で試してみた限り、P3 Pro以外のモデルでは接続できないか、接続できたとしても使いものにならないレベルで接続に時間がかかりました。

  • P3 Pro:Android Auto接続対応可
  • P3/P3 Lite/E2:Android Auto接続対応可だが非常に不安定

アンドロイドスマホユーザーにとっては、Android Auto非対応のCarPlay対応車でAndroid Auto接続が可能になるのはありがたい話なので、P3 Proを選択いただくのがおすすめです。

 

【違い5】AIアシスタント安定性比較

正直言うと、AIアシスタントは必須機能では無く、遊び半分に使ってみる程度がおすすめです。

なぜなら、局所的に便利と感じる点はあるものの、まだまだ不完全な部分が多いからです。ましてや、IT大手GoogleのGeminiなどのAIアシスタントが無料利用できる中、わざわざ有料料金を払ってまで使うのはもったいないと考えます。

OttoAibox
P3 Pro
OttoAibox
P3
OttoAibox
E2
OttoAibox
P3 Lite
独自AI
アシスタント

有料
× × ×
Chat GPT
ブラウザ利用

ブラウザ利用

ブラウザ利用

ブラウザ利用
Google
アシスタント

やや不安定

やや不安定

やや不安定

やや不安定
Gemini
やや不安定
AI起動
メニューバー
アイコンタップ

メニューバー
ホーム長押し

メニューバー
アイコンタップ

メニューバー
ホーム長押し

各機種のAIアシスタント対応状況のポイントをまとめると以下の通りです。

  • P3 Pro:有料だがわりと高性能な独自AI搭載、なぜかGeminiの動作が不安定
  • P3/P3 Lite/E2:独自AI非搭載だが、Geminiはわりと安定して動作

無料でAIアシスタントを使ってみたい方や既にスマホでGeminiを使っている方は、Geminiの安定動作を優先させ、現時点ではP3 Pro以外のモデルを選択いただくのがおすすめです。

 

オットキャストP3・Pro・Lite・E2の選び方5パターン

オットキャストP3・Pro・Lite・E2の選び方5パターン

前章で解説させていただいたOttoAibox各モデルの違いを踏まえ、ここでは以下の5パターンに分けてオットキャストの選び方を解説していきます。

  • コスパ重視の選び方
  • 性能重視の選び方
  • 有線CarPlay非対応車で利用時の選び方
  • 後席モニター利用時の選び方
  • アンドロイドスマホ利用時の選び方

自分の使い方に合う1台を選ぶヒントにしていただければ幸いです。

 

コスパ重視のOttoAibox選び方|E2

コスパ重視で選ぶ場合は、迷わず、OttoAibox E2一択です。

理由は、OttoAiboxシリーズの中で価格が最も安いにも関わらず、全モデル共通の基本機能である動画視聴も含めたアプリ利用が可能となるからです。

  • コストパフォーマンス重視 ⇒ E2

価格を抑えつつ、結果として他モデルとほぼ同じ使い方ができるので、特に以下の場合にOttoAibox E2はおすすめです。

  • とにかく予算を抑えたい
  • 週末利用がメインで使用頻度は低い
  • Aiboxは初めてなのでまずは軽く試してみたい

 

性能重視のOttoAibox選び方|P3 Pro

最新のハードウェア・ソフトウェアをベースとした快適さを重視する場合、P3 Proが1番の候補になります。

理由は、最上級のハードウェア採用による高い処理性能と、最新のソフトウェアUI採用による使いやすい操作系をあわせ持つことで、様々なシーンで快適な利用が可能となるからです。

  • 操作性能や快適性重視 ⇒ P3 Pro

他モデルと比べて最も快適な使い方ができるのは間違いなく、特に以下の場合にOttoAibox P3 Proはおすすめです。

  • 操作がモタつくとストレスを感じるタイプ
  • 動画+ナビなどの2画面同時表示が多い
  • ほぼ毎日使うので使用頻度は高い

 

有線CarPlay非対応車で利用時のOttoAibox選び方|P3 Pro・E2

スバルやBMWの一部の車種などかなり限定されますが、ワイヤレスCarPlayや有線Android Autoには対応しているものの有線CarPlayには非対応の車があります。

OttoAiboxが使える前提条件は、原則、有線CarPlay接続対応できることなので、上記の車種ではこれまでAiboxは利用不可能でした。

しかし、2025年に発売されたOttoAibox P3 ProとE2には、有線Android Auto接続モード切替スイッチが新たに搭載され、上記の車種でも利用可能になりました。

よって、有線接続がCarPlay非対応かつAndroid Auto対応のみの車種では、OttoAibox P3 ProまたはE2の2択となります。2択のうちどちらとするかは以下の通りです。

  • 有線Android Autoのみ対応車種でコスパ重視 ⇒ E2
  • 有線Android Autoのみ対応車種で快適性重視 ⇒ P3 Pro

 

後席モニター利用時のOttoAibox選び方|P3 Pro・P3

後席モニターへOttoAiboxの映像を表示させたい場合、HDMI出力端子付モデルを選択いただくのがおすすめです。HDMI出力端子はP3 ProまたはP3に搭載されており、P3 LiteやE2には非搭載です。

よって、後席モニターへHDMI出力したい場合は、OttoAibox P3 ProまたはP3の2択となります。2択のうちどちらとするかは以下の通りです。

  • HDMI出力必要でコスパ重視 ⇒ P3
  • HDMI出力必要で快適性重視 ⇒ P3 Pro

 

アンドロイドスマホ利用時のOttoAibox選び方|P3 Pro

アンドロイドスマホを使っている方で、お乗りの車がワイヤレスAndroid Autoに非対応の場合は、P3 Proがおすすめです。

理由は、P3 Pro以外の3モデルでは、接続が不安定過ぎて実質Android Auto接続機能が使いものにならないからです。もちろん、Android Auto以外の機能に関しては他の3モデルも全く問題無く使えます。

  • ワイヤレスAndroid Auto非対応車種でアンドロイドスマホ利用 ⇒ P3 Pro

 

まとめ|オットキャストP3ProLiteE2の違いと選び方

まとめ|オットキャストP3・Pro・Lite・E2の違いと選び方

オットキャストOttoAiboxは、 P3 ProP3P3 LiteE2と種類が多いですが、各機種の違いを正しく理解することが失敗しない選び方にもつながりますので、最後にもう一度、各機種の違いと選び方ついてまとめておきます。

OttoAibox P3 Pro、P3P3 LiteE24機種には以下5つの観点で違いがありました。

  • 価格の違い:E2が最安
  • ハードウェア性能の違い:大差無いがP3 Proが最強
  • ソフトウェア性能の違い:P3 Proが最強
  • 通信接続性能の違い:P3 Proが最強
  • AIアシスタント性能の違い:大差無いがP3 Pro以外がおすすめ

一方で4機種のOttoAiboxには以下3つの共通点もありました。

  • 有線CarPlay対応車で動画視聴可
  • USB接続+WiFi設定のみの簡単取り付け
  • 基本ネット接続前提だがオフライン利用も可

以上を踏まえたOttoAibox 4機種の選び方パターンは以下の通りでした。

  • コストパフォーマンス重視 E2
  • 操作性能や快適性重視 P3 Pro
  • 有線Android Autoのみ対応車種でコスパ重視 E2
  • 有線Android Autoのみ対応車種で快適性重視 P3 Pro
  • HDMI出力必要でコスパ重視 P3
  • HDMI出力必要で快適性重視 P3 Pro
  • ワイヤレスAndroid Auto非対応車種でアンドロイドスマホ利用 P3 Pro

OttoAiboxの選び方としては、各機種で何ができるかに惑わされること無く、自分が何を重視して何に使いたいかを能動的に想像いただくのが後悔しないためにも大切です。

ちなみに、オットキャスト公式ストア|P3 Pro では、 期間限定クーポンコード「AFB10」の入力で、表示価格からさらに10%オフでご購入いただけるセール中です。こちらのセール終了日は未定なので、安く手に入れたい方は、お早めにご購入いただくのがおすすめです。

さらに今なら、2025年12月31日(水)までの期間限定最大21,600円オフのクリスマス限定スペシャルセールが行われており、割引セール価格から上記クーポンコードでさらに10%OFF追加適用可能なので相当お得に購入できます。価格面で迷われている方は今がかなり安く手に入るチャンスかと思います。

 

以上、ここではOttoAibox各モデルの違いと選び方について書かせていただきましたが、OttoAibox以外も含めたオットキャスト全モデルを対象とした選び方については、こちら”【全種類比較】オットキャスト おすすめどれがいいかランキング“の記事にまとめましたので、もしよければご参考にどうぞ。

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この記事を書いた人

KYO(きょー)のアバター KYO(きょー) 自動車エンジニア

大阪大学大学院修了後、大手自動車メーカーでIVI(カーナビ・ディスプレイオーディオ)などの車室内開発を20年間担当。専門分野は車の音響システムとHMIの企画・設計。開発現場での経験を元に「車でYouTubeを見る方法」など、車内の快適化ノウハウを世に広める事をライフワークにブログ執筆中。愛車はダイハツ コペン (DIATONE仕様)、ポルシェ 718 GTS4.0 (BOSE仕様)、フォルクスワーゲン ティグアンTSI (Harman/Kardon仕様)。
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