車を買い替えたり手放したりする場合、どのような方法で売却するのがベストなのでしょうか?
インターネットが発達した今、車査定/売却の流れは複雑化し、種類も新しいものがどんどん登場しています。
例えば、インターネットを活用した査定/売却方法だけでも、
- ネット個人売買
- ネット申込オークション代行型買取
- ネット申込一括査定買取
- ネット申込一社査定買取
- ネット申込写真AI査定買取
と5種類も存在します。
一方、私たち個人ユーザーの立場からすると、複雑では無く、安心感はもちろんのこと、できる限り簡単かつ高額に査定/売却できる方法を知りたいのではないでしょうか?
少しでも高く売りたい反面、手続きが複雑で時間がかかったり、トラブルに巻き込まれたりするのは防がないといけません。
そこでここでは、私が実生活において20年間で7台の車の査定依頼~売却をしてきた経験と、15年以上車業界で働いてきた経験を元に、最新7種類もある車査定/売却方法について「高額か?」「簡単か?」「安心か?」を比較ポイントとして詳しく書かせていただきます。
車査定/売却の5ステップ
まず初めに、大まかな車査定/売却の流れとしては以下の5ステップとなります。
この中で一番大切なのは、ステップ1の「車査定/売却の方法として7種類の中からどれにするか選ぶ」です。
- ステップ1:車査定/売却方法7種類の中からどの方法にするか選ぶ
- ステップ2:各方法の中で業者を選んで査定してもらう
- ステップ3:必要書類を準備して売却手続きをする
- ステップ4:車を引き渡す
- ステップ5;入金の確認をする
具体的な種類としては、ネット個人売買・ネット一括査定・実店舗査定・下取りなど様々な方法がありますが、実は最初のステップ1の選択によって、
- いかに簡単かつ安心した手続きができるか?
- いかに高く売ることができるか?
という、車査定/売却において最も重要な部分が決まってしまうのです。
ここでは、この一番大切な「車査定/売却方法7種類の中からどの方法にするか選ぶ」部分を重点的に説明させていただきまます。
ちなみにステップ2以降の事務手続きについては、売却方法さえ決めてしまえば、売却相手の業者等から示されるマニュアルに従って進めていけばよいので、最初から気にする必要は無いです。
車査定/売却方法の全7種類(ネット車査定5種類+実店舗車査定2種類)
そもそも車の査定/売却方法には、多くの種類があります。
多くの種類が存在する車査定/売却方法に対し、いわゆる業者ではなく個人が使える方法として、
- インターネットを活用して車を査定/売却する方法:5種類
- 実店舗で車を査定/売却する方法:2種類
の合計7種類に整理して説明させていただきます。
まず、7種類の方法について、査定額が高い順に一覧表にすると以下のようになります。(★印:おすすめの方法)
右から4列目の「査定額の高さ」の列をご確認下さい。
車査定/売却方法 の分類 |
代表的な サービス名 (運営会社) |
運営 会社の 主事業 |
査定額 の高さ |
手間・ 面倒の 少なさ |
トラ ブルの 少なさ |
時間の 早さ (査定額 確定 まで) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
方法 (1) |
ネット 個人売買 |
ヤフオク, メルカリ |
ネット 売買 仲介 |
◎ | × | × | △~× |
★ 方法 (2) ★ |
ネット申込 オークション 代行型 買取 |
ユーカー パック (UcarPAC(株)) |
車買取 | ◎ | ○ | ○ | △ |
方法 (3) |
ネット申込 一括査定 買取 |
カーセンサー 簡単ネット 査定 ((株)リクルート) |
車買取 | ◎~○ | △ | ○ | △ |
★ 方法 (4) ★ |
ネット申込 一社査定 買取 |
ガリバー ((株)IDOM) |
車買取 | ○~△ | ○ | ○ | ○ |
方法 (5) |
実店舗 買取 |
ガリバー ((株)IDOM) |
車買取 | ○~△ | ○~△ | ○ | ○ |
★ 方法 (6) ★ |
ネット申込 写真AI 査定買取 |
DMM AUTO (DMM.com) |
IT | △ | ◎ | ○ | ◎ |
方法 (7) |
実店舗 下取り |
ディーラー 下取り (車販売会社) |
車販売 | × | ◎ | ◎ | ◎ |
ここで大切なのは、「査定額の高さ」だけが重要なわけでも無いということです。
単純に「査定額の高さ」だけを追求すると、1行目の「方法(1):ネット個人売買」つまり、ヤフオクやメルカリ等を通じた個人売買が最も高い査定額を狙えます。
これは個人売買の場合、業者の中間マージン・手数料がほぼ存在しないので、最も高く売れる可能性が高いからです。
しかし、一般的に高額かつ手続きが煩雑な車の売買を個人取引で行う場合、同時にトラブルに巻き込まれるリスクも高くなります。
どの売却方法がベストなのかと言われると、実は人や状況によって選択肢は大きく変わってくるのです。
大切なのは、様々な売却方法があるのを知った上で自分に合った査定・売却方法を選択することです。
つまり、
↓
なんとなく下取りを選択。
↓
結果、下取りの査定額の安さに悲しい気持ちになったり、無意識に損をする。
という流れで終わってしまうことが、非常にもったいないのです。
先に結論を書くと、車を下取り査定に出して思ったより安くて困った場合、高く買い取ってくれる割にあまり面倒くさく無いおすすめの流れとしては、
- 何よりも高く売りたいけど、面倒なのはイヤな人
→ ★方法(2)★:ネット申込オークション代行型買取 → サービスの詳細を見る(ユーカーパック) - それなりに高く売りたいけど、面倒なのはイヤだし時間かかるものイヤな人
→ ★方法(4)★:ネット申込一社査定買取 → サービスの詳細を見る(ガリバー) - それなりに高く売りたいけど、手間と時間を極限まで節約したい人
→ ★方法(6)★:ネット申込写真AI査定買取 → サービスの詳細を見る(DMM AUTO)
の3つとなります。
次章より、車売却/査定方法方法それぞれのメリット・デメリット等について詳しく説明させていただきます。
方法(1)ネット個人売買
ネット個人売買による車の売却とは?
車に限らず、そもそも個人売買をしようとすると、10年以上までは限られた範囲の友人・知り合いが中心でした。
しかし、インターネット・スマホ・SNSの普及により、以下の通り個人売買のチャンスは増えています。
- ネットつながりも含めた友人・知り合いが増加
→ 個人で売却可能な友人・知り合いが増加 - ヤフオクやメルカリ等のネットオークションが普及
→ 個人で売却可能な友人・知り合い以外が増加
よって、「いらなくなった物をネットで売ってしまおう」という考えを車にもあてはめて、ヤフオクやメルカリ等のネットオークションを通じて車を個人間で売買の取引をする方もいます。
ここでは、ヤフオクやメルカリ等のネットオークションを通じ、中古車業者を間に通さず中古車売却する場合をネット個人売買による中古車売却と呼んでいます。
ネット個人売買のメリット
ネット個人売買のメリットは以下の通りです。
- 一番高く売れる可能性がある
(査定・買取・販売業者の中間マージン・手数料が一切無い)
一番高く売れる可能性があるのは確かに大きな魅力ですが、正直、ネット個人売買のメリットはこの1つだけです。
ネット個人売買のデメリット
逆にネット個人売買のデメリットは以下の通りです。
- 手続きが面倒くさい
(名義変更等の売買手続をすべて自分と売却相手で行う必要あり) - トラブルに巻き込まれやすい
(特に名義変更、売却代金の授受、売買後に見つかった不具合関連のトラブルなど) - 売却までに時間がかかる場合あり
(価格設定、車の状態によっては買い手がつかずいつまででも売却できないリスクあり)
車の個人売買では、「高く売れる」メリットに対し、多くのデメリットがあります。
私も過去に一度、他人では無く友人に対して車の売却した経験がありますが、売却相手が行う名義変更の手続きをなかなかすぐに実施してもらえず、友人仲が悪くなりかけました。
当然ですが、名義変更前であれば、仮に相手が駐車違反・スピード違反等の交通ルール違反を起こした場合、自分が巻き込まれてしまうことになります。
このように、売買相手がそこそこ信頼できる友人ですらトラブルになりかけることもあります。 ましてや、車の売却相手が友人でも無い他人の場合、さらにトラブル発生のリスクは高いと言えます。
あまり考えたくはないですが、売却代金の受け渡しでトラブルになったり、車を引き渡し後にクレームをつけられて追加値引きしないと車を返却するなどと言われるトラブルもありえます。
よって、複雑な手続きがからむ車という商品においては、一般の方には個人での売買はおすすめできません。
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方法(2)オークション代行型買取
ネット申込オークション代行型買取による車の売却とは?
車の買取サービスにはいくつかの種類があります。
車の買取サービスの中で、最も高い価格で売れる可能性が高いのが「方法(2):ネット申込オークション代行型買取り」です。
「中古車オークション」という言葉自体は聞いたことある方もいらっしゃるかもしれません。
中古車のオークションは通常、中古車業者(プロ)どうしが車を売買する場で、プロ業者ではない一般個人は参加できません。
しかし、中古車オークション自体は、一番高い価格を提示した業者と効率的に売買取引が行えるすばらしい仕組みです。
そこで、プロ業者ではない個人でも中古車オークションに参加できるよう代行サポートしてくれる仕組みがあります。
ただ、サポートしてくれる業者がオークション代行サポートの手数料等・中間マージンを多く取ってしまえば、他の中古車買取りサービスと同じような買取り額になるようにも思えます。
実はここがポイントで、オークション代行サポート業者は、他の査定/売却サービスと比較して、
- 中古車の保管コストが不要(オークションに出品するまで:売主が保管、オークション落札後:買主が引取)
- 中古車の売買で儲ける必要がない(オークション参加業者からオークション参加料を徴収し収益確保)
という点で、大きなコスト効率化が行えているため、中古車の売主である私たち個人から中間マージン多くを取らなくても収益確保ができるのです。
よって、他の中古車査定/売却サービスと比べても高く中古車を売却することができます。
オークション代行型買取(ユーカーパック/セルカ/旧カープライス)のメリット
ネット申込のオークション代行型買取のメリットは以下の通りです。
- 個人売買以外で一番高く売れる可能性が高い
(査定・買取・販売業者のマージン・手数料が最小、
多くのオークション参加業者が価格を競る、
高価買取=高価再販売の販路マッチング確率が上がる) - 面倒が少ない
(1つのサービスに売却手続きを全て任せられる、自宅で全ての手続きを行うのも可能) - オークションの仕組みを活用できて効率的
(査定を受ける回数は1回だが、複数業者が価格を競る形式となる)
オークション代行型買取(ユーカーパック/セルカ/旧カープライス)のデメリット
逆にネットオークション代行型買取のデメリットは以下の通りです。
- 売却額の確定までに少し日数・時間が必要
(申込日(1日)+査定日(1日)+オークション日(1~2日))
他の買取サービスは査定後または多少の価格交渉後にすぐに売却額が決まります。(オークションで競らない分、安くはありますが)
しかし、オークション代行型買取サービスの場合、査定後、オークションに出品して業者が高価格を競い合う「競り」を行う時間が必要となります。
よって、最短でも3~4日以上は必要です。
「今日、明日中に車の売却手続きを完了させたい!」みたいにとにかく急いでいる場合には、おすすめできません。
急いでいる場合は、「方法(4):ネット申込一社査定買取」または「方法(6):ネット申込写真AI査定買取」がおすすめです。
おすすめのネット申込オークション代行型買取サービス→「ユーカーパック」
現在、ネット申込オークション代行型の買取サービスは、以下3つのサービスがあります。
3つの中ではユーカーパックと楽天Carオークション(旧カープライス)がサービス開始が早く、サービスが継続されているという意味で実績も長いですが、それでも2016年とそこそこ最近始まったばかりのサービスとも言えます。
オークション型のメリットは、より多くの中古車買取業者がオークションに参加し入札することで価格競争が生まれて落札価格が高くなることです。
よって、参加業者数は大いに越したことはないので、ネット申込オークション代行型の買取サービスとしては、参加業者数の多いユーカーパックまたはセルカがおすすめです。
参加業者数だけで見るとセルカが一番ですが、ユーカーパックなら1万円の手数料が無料というメリットもあります。
個人的には、サービス開始も早く実績があり手数料も無料のユーカーパックが最もおすすめと考えています。 ユーカーパックの買取サービス内容詳細はこちらからご確認いただけます。
サービス名 | 参加業者数 | 手数料 | オークション期間 | サービス開始 |
---|---|---|---|---|
ユーカーパック | 最大5000社 | 無料 | 1~2日 | 2016年~ |
SellCa(セルカ) | 最大6000社 | 1万円(成約時) ※キャンペーンで無料の場合あり |
1~2日 | 2017年~ |
楽天Carオークション (旧カープライス) |
最大1000社 | 1万円(成約時) | 5分~ | 2016年~ |
各買取サービス内容の詳細は、上の表のサービス名のリンクからご確認いただけます。
方法(3)ネット申込一括査定買取
ネット申込一括査定買取による車の売却とは?
車の買取サービスの中で、「方法(2):ネット申込オークション型買取り」の次に高い価格で売れる可能性が高いのが「方法(3):ネット申込一括査定買取」です。
中古車オークションの場合、オークションが開催されることで、多くの中古車買取業者が取引に参加します。
そして、入札という形で価格競争が生まれてどんどん落札価格が高くなり、最終的に一番高い価格を提示した業者と効率的に売買取引が行えます。
これに対して一括査定買取の場合、一括査定買取サービスを通じた査定の場が設定されることで複数の中古車買取業者が取引に参加します。
そして、オークションの入札ではないもののある意味入札に近い形でお互い査定価格を提示する中で価格競争が発生し、最終的に一番高い価格を提示した業者と効率的に売買取引が行えます。
仕組みはオークション型と似ていますが、オークションと違って査定する買取業者と個別にアポ取りが必要なので、買取業者を増やせば増やすほど買取価格が高くなる可能性は上がるものの同時に手間・拘束時間も増加します。
ネット申込一括査定買取(カーセンサー/ズバット車買取比較等)のメリット
ネット申込一括査定買取のメリットは以下の通りです。
- 高く売れる可能性が高い
(複数の査定・買取業者が価格を競る、
高価買取=高価再販売の販路マッチング確率が上がる)
ネット申込一括査定買取(カーセンサー/ズバット車買取比較等)のデメリット
逆にネット申込一括査定買取のデメリットは以下の通りです。
- 複数業者の対応が面倒くさい
(アポ取り→査定→価格交渉の流れを依頼した業者の数だけ繰り返す、
場合によってはフォローの電話・メールが来る) - 複数業者対応は1つの業者対応よりも日数・時間が必要
(アポ取り→査定→価格交渉を依頼した業者の数だけ繰り返す) - 非効率的
(複数業者で価格を競わせることもできるが、業者毎に何度も査定を受ける必要あり)
複数業者を競わせることで、買取価格が高くなる可能性は大きいですが、やはりオークション型と比較すると非効率的と言わざるをえません。
手間・時間よりも買取価格の高さを求める方にはおすすめできますが、効率的に買取価格を高くしたいとお考えの方はオークション型の方がおすすめです。
おすすめのネット申込一括査定買取サービス→「カーセンサー」
現在、ネット申込一括査定買取サービスは、10以上のサービスがあります。
一括査定買取サービスのメリットは、より多くの中古車買取業者が査定に参加し、提示する価格に競争が生まれて買取価格が高くなることなので、参加業者数は大いに越したことはありません。
よってここでは、価格を競争することになる各サービスの提携業者数が多い順に以下5つのサービスを厳選し一覧表にしてみました。
一番おすすめの一括査定買取サービスとなると、やはり提携業者や査定依頼できる業者の数がダントツで一番多いカーセンサーとなります。 カーセンサーの買取サービス内容詳細はこちらからご確認いただけます。
サービス名 | 提携業者数 | 業者選択機能 | 最大同時査定 依頼業者数 |
年間利用者数 | サービス開始 |
---|---|---|---|---|---|
カーセンサー 簡単ネット査定 |
1,000社以上 | ○ | 30社 | 10万人以上 | 2008年~ |
ズバット車買取比較 | 200社以上 | ○ | 10社 | 10万人以上 | 2003年~ |
カービュー | 200社以上 | ○ | 10社 | 10万人以上 | 2000年~ |
楽天一括査定 | 100社以上 | ○ | 10社 | 5万人以上 | 2012年~ |
かんたん車査定ガイド | 50社以上 | × | 8社 | 30万人以上 | 2007年~ |
各買取サービス内容の詳細は、上の表のサービス名のリンクからご確認いただけます。
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方法(4)ネット申込一社査定買取
ネット申込一社査定買取による車の売却とは?
「方法(3):ネット申込一括査定買取」を一括ではなく一社に絞って行うのが「方法(4):ネット申込一社査定買取」です。
査定買取業者を一社に絞るため、オークションや一括査定のように、複数業者が参加することで提示する価格に競争が生まれて買取価格が高くなるというパターンは発生しなくなります。
よって、査定・買取価格はオークションや一括査定よりは低くなる可能性が高くなります。
ただし、下取りのレベルまで査定・買取価格が下がるかというと、全く違います。
結局、車販売が本業のディーラー下取りとは違い、車買取が本業の車買取業者なので、一社で買い取るとは言え、買取車再販売の販路が多くディーラーよりは十分高い査定額が期待できます。
逆に下取りと同じ査定額を出しているようでは、買取業者の存在意義がありません。
また結局、中古車の買取価格自体の中古車流通・業者オークションである程度決まっている相場価格に買取店の利益を上乗せするという構図は大きく変わらないので、
- ディーラー下取価格 ≪ 一社買取価格 < 一括買取で競争した買取価格 < オークションによる買取価格
のイメージです。
そもそも下取りではなく、買取サービスを利用する時点で大きく査定額が増加します。
しかし、そこから先、確かに一社ではなく一括買取やオークションを利用しても確かに買取価格がさらに高くなる可能性は高まりますが、「下取り価格→一社買取価格」の上り幅と比較して、「一社買取価格→一括買取で競争した買取価格」の上り幅はそこまで大きくならない場合が多いのです。
よって、一社査定買取にも十分存在意義はあり、
ネット申込一社査定買取(ガリバー/ビッグモーター等)のメリット
ネット申込査定買取のメリットは以下の通りです。
- そこそこ高く売れる可能性が高い
(1業者のみの査定でも車買取の専門業者だと、買取車再販売の販路が多く、
下取りよりは、はるかに高く売却可能) - 面倒が少ない
(1つのサービスに売却手続きを全て任せられる、自宅で全ての手続きを行うのも可能) - そこそこ時間を節約できる
(査定の日時さえ事前に決めれば、
当日その場で査定・価格提示・売却するかの判断まで一気に進む)
ネット申込一社査定買取(ガリバー/ビッグモーター等)のデメリット
逆にネット申込一社査定買取のデメリットは以下の通りです。
- 限界まで売却額を高くすることはできない
(手間・時間よりも高価買取を優先させるなら、
複数業者相手の「方法(2):ネット申込オークション型買取」・「方法(3):ネット申込一括査定買取」の方がおすすめ)
手間・時間よりも買取価格の高さを求める方は複数業者相手の「方法(2):ネット申込オークション型買取」・「方法(3):ネット申込一括査定買取」がおすすめですが、手間や時間はあまりかけずに効率的に買取価格を高くしたいとお考えの方は一社査定買取の方がおすすめです。
おすすめのネット申込一社査定買取サービス→「ガリバー」
現在、査定買取サービスは、10以上のサービスがあります。
ここでは、より適正な価格を算出するバックデータとなる各サービスの年間買取実績台数が多い順に以下5つのサービスを厳選し一覧表にしてみました。
一番おすすめの査定買取サービスは、やはり買取台数が一番多いガリバーです。 ガリバーの買取サービス内容詳細はこちらからご確認いただけます。
車買取業者名 | 年間買取実績台数 | 事業開始 |
---|---|---|
ガリバー | 18万台 | 1994年~ |
ビッグモーター | 14万台 | 1978年~ |
ラビット | 8万台 | 1998年~ |
T-UP (トヨタ自動車) |
7万台 | 2000年~ |
アップル | 6万台 | 1989年~ |
各買取サービス内容の詳細は、上の表の車買取事業者名のリンクからご確認いただけます。
方法(5)実店舗買取
実店舗買取による車の売却とは?
結論から言うと、査定額・買取価格の高さについては「方法(5):実店舗買取」は「方法(4):ネット申込一社査定買取」と同じです。
逆に違いは、ネットで事前に申し込む「ネット申込一社査定買取」とは違い、
- 事前に買取概算額が分かるタイミングが無い
(車種・年式・走行距離による相場価格なので査定額とは多少の差が発生する場合あり) - そもそも実店舗に行く前提なので、忙しい場合などに自宅で行う出張査定・買取サービスは受けられない
くらいです。
よって、よっぽど売却を急いでおり、今すぐ買取店の店舗に行きたいという場合以外は、買取店を既に決めていて実店舗に行く場合であっても、事前に「方法(4):ネット申込一社査定買取」を申し込み、概算価格や買取の流れ等の事前情報を入手しておくのがおすすめです。
実店舗買取のメリット
実店舗買取のメリットは以下の通りです。
- そこそこ高く売れる可能性が高い
(1業者のみの査定でも車買取の専門業者だと、車再販売の販路が多く、
下取りよりは、はるかに高く売却可能) - 面倒が少ない
(1つのサービスに売却手続きを全て任せられる) - そこそこ時間を節約できる
(買取店の店舗に行く時間、査定の待ち時間さえ許容できれば、
当日その場で査定・価格提示・売却するかの判断まで一気に進む)
基本的なメリットは「方法(4):ネット申込査定買取」とほぼ同じです。
細かいところで言いますと、「方法(4):ネット申込査定買取」の場合は出張査定を自宅で行える場合もあるので、忙しい場合や自宅にいなければならない場合でも対応可能なのに対し、「実店舗買取」は店舗に行くことが前提となり、多少手間が増えます。
実店舗買取のデメリット
逆に実店舗買取のデメリットは以下の通りです。
- 限界まで売却額を高くすることはできない
(手間・時間よりも高価買取を優先させるなら、
複数業者相手の「方法(2):ネット申込オークション型買取」・「方法(3):ネット申込一括査定買取」の方がおすすめ)
メリットと同じく、基本的なデメリットも「方法(4):ネット申込査定買取」とほぼ同じです。
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方法(6)ネット申込写真AI査定買取
ネット申込写真AI査定買取による車の売却とは?
今、新しい車の売り方として注目されているのが、「ネット申込写真AI査定買取」です。
自宅に居ながら、いっさい人と会うことなく査定額の算出と売買の判断まで可能です。
具体的には、買取アプリの指示に従って、車の外観や内装、車検証等の必要書類をスマホで撮影し、名前等を申し込みフォームに入力して送信するだけです。
さすがに、もしも車を売却することになり、車を引き渡すタイミングでは人と会うことになりますが、それ以外は全てスマホで完結します。
ネット申込写真AI査定買取(DMM AUTO)のメリット
ネット申込写真AI査定買取のメリットは以下の通りです。
- 下取りよりは高く売れる可能性が高い
(サービスをAIで自動化することで人件費・店舗等のコスト・マージンが最小、
車買取の専門業者なので車再販売の販路が多く、下取りよりは高く売却可能) - とにかく面倒が少ない
(1つのサービスに売却手続きを全て任せられる、自宅で全ての手続きを行うのも可能) - とにかく最短、時間を節約できる
(スマホで写真を撮って査定結果を待つだけ)
AIを使うことで、人件費・店舗等のコストを極限まで圧縮しているため、それらのコストを買取額に上乗せし、買取額を高くすることができます。
また、スマホアプリでほぼ全てが完結してお手軽なので、スマホをお持ちの方は、他の売却方法を考えている場合であっても一度お試しで使ってみるのもアリかもしれません。
ネット申込写真AI査定買取(DMM AUTO)のデメリット
逆にネット申込写真AI査定買取のデメリットは以下の通りです。
- 限界まで売却額を高くすることはできない
(最新AI技術を使っても結局は写真判定で細かい査定は困難、手間・時間よりも高価買取を優先させるなら、
複数業者相手の「方法(2):ネット申込オークション型買取」・「方法(3):ネット申込一括査定買取」の方がおすすめ)
ネット申込写真AI査定買取の最大のデメリットは、人間が実際の車を見て査定するタイミングが無いことです。
よって、実際の車を見て初めて分かる状態を元にした価格交渉でギリギリの高値を引き出したり、なんてことは難しいのが実情です。
多少手間がかかっても査定する人と直接会って交渉することで高価買取を引き出したい場合は、「方法(2):ネット申込オークション型買取」・「方法(3):ネット申込一括査定買取」がおすすめです。
おすすめのネット申込写真AI査定買取サービス→「DMM AUTO」
現在、ネット申込写真AI査定買取サービスとしては、2018年にサービス開始されたばかりのDMM AUTOの1社くらいしか存在しません。
今後、AIのさらなる進化やスマホのさらなる普及が進めば、同じような業者が増えてくる可能性もありますが、現時点ではDMM AUTOのみです。
まだまだ始まったばかりのサービスですが、今ならどんな車でも最低1万円以上の買取価格が設定されるという他のサービスには無いメリットもあります。
また、AI査定後に価格に納得しなければ、キャンセルすることもできますので、他の買取サービスを利用するにしても、AI査定の実力を試してみるがてら、試しにDMM AUTOを利用してみるのもいいかもしれません。 DMM AUTOの買取サービス内容詳細はこちらからご確認いただけます。
方法(7)実店舗下取り
車の下取りとは
車を買い替える場合、新しい車を買う場所で同時に古い車を引き取ってもらうのが下取りです。
- ディーラーで新車を買う場合:ディーラー下取り
- 中古車販売店で中古車を買う場合:中古車販売店下取り
ディーラーに限らず、同じ場所で車を入れ替えるのが下取りです。
下取りのメリット
新車ディーラー、中古車販売店での下取りのメリットは以下の通りです。
- とにかく楽で面倒が少ない
(購入・売却含め1つの店や1人の販売員に手続きを全て任せられる) - 車の入れ替えがスムーズ
(買う車の納車日に合わせて売る車を引き取ってくれるので車無しの空白期間が無い) - トラブルに巻き込まれにくい
(手続きの過程において人と人が直接会って話すのでお互い勘違いが発生しにくい) - 時間を節約・最短にできる
(買う車と売る車の商談・手続きを同時に進めれる)
下取りのメリットを書き出してみると、意外とメリットが多いことに気付きます。
下取りしか経験したことが無い方は、下取りの最大のメリットである「便利さ・楽さ」を当たり前と考えてしまうかもしれませんが、逆にこの「便利さ・楽さ」が下取り価格が安い要因の1つとも言えます。
下取りのデメリット
次に下取りのデメリットは以下の通りです。
- 売る車の査定価格が安い
(特に新車ディーラーは新車販売が本業なので下取りした中古車の販売ルートは少ない) - 売る車の査定価格が買う車の値引き額と混ざって分かりにくい場合あり
(売る車の相場観を持っていない客に対しては値引き額を多く見せたりできる) - カスタマイズが多い車ほど損することが多い
(特にメーカー系販売店の場合は純正装備品に比べてアフターマーケット装備品の査定価値が著しく低い)
3つほど下取りのデメリット書き出してみましたが、全て査定価格の安さにつながるものです。
査定価格が数万~数十万円安くても「便利さ・楽さ」を最優先にしたい方は下取りがおすすめです。
しかしそれ以外の方、査定価格に対して多少なりとも安いと感じた方は、是非とも下取り以外の方法を試されるのがおすすめです。
おすすめの高額/簡単/安心な車査定/売却方法まとめ
もう一度最後に結論を書かせていただきます。
車査定/売却の流れとして、高く査定してくれる割に安心かつ簡単なおすすめの方法としては、
- とにかく高く売りたいけど、面倒なのはイヤな人
→ ★方法(2)★:ネット申込オークション代行型買取 → サービスの詳細を見る(ユーカーパック) - 下取りよりは高く売りたいけど、面倒なのはイヤだし時間かかるものイヤな人
→ ★方法(4)★:ネット申込一社査定買取 → サービスの詳細を見る(ガリバー) - 下取りよりは高く売りたいけど、手間と時間をとにかく節約したい人
→ ★方法(6)★:ネット申込写真AI査定買取 → サービスの詳細を見る(DMM AUTO)
の3つとなります。