音質がいい車おすすめランキング【全車種編】

車の購入を検討される場合、音楽が好きな方なら、見た目や快適さだけじゃなくて、音質がいい車がいいな…と思ったことはないでしょうか？

そこでここでは、音楽が好きだし、せっかくなら「音質がいい車」が気になる・・・という人に向けて、

について、私が普段カーオーディオの開発を行うことで得られた経験をもとに、できる限り分かりやすく書かせていただきます。

この記事を書いた人 自動車エンジニア KYO(きょー) 自動車会社で車室内企画開発を20年担当 年間30車種以上試乗し最新技術を分析中 開発現場で得た車ノウハウをブログ発信中

音質がいい車とは

私自身は約20年前からずっと、マークレビンソンサウンド装着レクサス→BOSEサウンド装着ポルシェ・ハーマンカードンサウンド装着フォルクスワーゲンなど、音質がいいオーディオシステムが装着された車に乗り続けていますが（車種詳細はこちら）、「音質がいい車」と言うと、

と、不安に思われる方もいるかもしれません。

最近はイヤホン/ヘッドホンをハイグレード品に交換して高音質なリスニング環境を作られる方が多いですが、実は車でも全く同じで、高音質なスピーカー・アンプ・オーディオユニットが装着された車だと、間違いなく音質は良くなります。

つまり音質がいい車の見分け方はシンプルで、「音質がいい車」＝「高音質なオーディオシステムが装着された車」なのです。

また、専門店で改造なんてしなくても、最初から高音質なオーディオシステムが装着された車が存在します。後から専門店で改造するのではなく、自動車メーカーの生産工場で車の組み立て作業と一緒に高音質なスピーカー・アンプや防音・防振材が装着されるのです。

ちなみに量産工程で流れ作業として素早く装着されることで、人件費も抑えられます。　その結果、専門ショップのワンオフ的な改造と違い、意外と低コストで高音質な車が制作できるのです。

さらに新車ではなく中古車となると装備の評価価格が決まっておらず、高音質オーディオの装着有無による価格差は大幅に小さくさらにお得に手に入る場合が多いです。

■

高音質なカーオーディオ装着全車種からのおすすめ車ランキング

ここでは、グレード違いを含む500車種以上ものモデル中から本サイトが独自に調査し、音がいいカーオーディオシステム装着の車を厳選しました。　そしておすすめな順として、いくつかの切り口でコストパフォーマンスがいい順（＝安く買える順）に並べ替えてランキング化しました。

まず初めに高音質なスピーカー・カーオーディオが純正装着されている全車種について最安価格順にランキングにしてみます。

	車両メーカー・ブランド名 車種名		オーディオ ブランド	新車 最安価格	新車 購入
１位	ホンダ N-BOX スラッシュ		サウンド マッピング システム	¥1,867,555	〇
２位	マツダ アクセラ スポーツ			¥2,127,600 (販売当時)	〇 (Mazda3)
２位	マツダ アクセラ セダン			¥2,127,600 (販売当時)	〇 (Mazda3)
４位	フォード フィエスタ		Premium Audio	¥2,360,000 (販売当時)	×
５位	ミニ ONE 3Door			¥2,383,000	〇
６位	マツダ CX-3			¥2,559,600	〇
７位	アウディ A1			¥2,660,000	〇
８位	マツダ アクセラ ハイブリッド			¥2,694,000	〇 (Mazda3)
９位	マツダ CX-5			¥2,743,200	〇
10位	マツダ ロードスター (旧型)			¥2,743,200 (販売当時)	×

と、なりました。

第11位以下を含めたおすすめ車ランキングの詳細は下の表をご覧ください。

1位のホンダN-BOXスラッシュは、最近の軽自動車では初の徹底的にカーオーディオの音質にこだわったモデルです。　軽自動車はもともと低コストの車作りが市場から求めらるため、できる限りリーズナブルなクルマに設計されることが多く、これまでカーオーディオの音質にこだわったクルマはありませんでした。

よってN-BOXスラッシュは、200万円以下という最もリーズナブルな価格で手に入る高音質なカーオーディオシステムが純正装着された車であると言えます。

また、同率2位6位8位9位10位のマツダ車には“ボーズ(BOSE)”のカーオーディオシステムが、5位のミニには“ハーマンカードン(harman/kardon)”のカーオーディオシステムが装備されています。

どちらも人気のある高級カーオーディオブランドです。　そんな人気カーオーディオブランドの

がなされたクルマが200万円前後の車両価格で買えてしまうのは、それなりにお得と言えるのではないでしょうか？　ちなみに中古車だとさらにお得な価格となります(上表右端の欄から最新の中古車価格がご確認いただけます)。

国産車で高音質なカーオーディオ装着おすすめ車ランキング

次に高音質なスピーカー・カーオーディオが純正装着されている車のうち国産車種に絞って最安価格順にランキングにしてみます。

	車両メーカー・ブランド名 車種名		オーディオ ブランド	新車 最安価格	新車 購入
１位	ホンダ N-BOX スラッシュ		サウンド マッピング システム	¥1,867,555	〇
２位	マツダ アクセラ スポーツ			¥2,127,600	〇 (Mazda3)
２位	マツダ アクセラ セダン			¥2,127,600	〇 (Mazda3)
４位	マツダ CX-3			¥2,559,600	〇
５位	マツダ アクセラ ハイブリッド			¥2,694,000	〇 (Mazda3)

2位より上は、さっきと同じです。　国産車と輸入車を合わせた全車種最安値ランキングの4位以上がすべて国産車になってしまったので、国産車ランキングの4位以上も同じ結果となりました。

総じて、国産車はリーズナブルということです。　これは海外から運んでくる輸送費などがかからないことを考えてみると、自然なことかもしれません。

そして、1位のホンダ以外全てマツダのボーズです。　実はこの後も上位7位まではマツダ車が占めています。　マツダ車には非常にリーズナブルに高音質なカーオーディオが純正装着されていることが分かります。

第6位以下を含めたおすすめ車ランキングの詳細は下の表をご覧ください。

輸入車で高音質なカーオーディオ装着おすすめ車ランキング

次に高音質なスピーカー・カーオーディオが純正装着されている車のうち輸入車に絞って最安価格順にランキングにしてみます。

	車両メーカー・ブランド名 車種名		オーディオ ブランド	★新車★ 最安価格	新車 購入
１位	フォード フィエスタ		Premium Audio	¥2,360,000 (販売当時)	×
２位	ミニ ONE 3Door			¥2,383,000	〇
３位	アウディ A1			¥2,660,000	〇
４位	アウディ A1 スポーツバック			¥2,860,000	〇
５位	フォード フォーカス		Premium Audio	¥2,860,000 (販売当時)	×

と、なりました。

第6位以下を含めたおすすめ車ランキングの詳細は下の表をご覧ください。

1位と5位のフォードにはカーメーカーオリジナルの”Premium Audio”が標準装着されています。　高級ブランドのカーオーディオではありませんが、カーメーカーが音にこだわったカーオーディオシステムが装着されていることには変わりありません。

また、2位のミニには“harman/kardon”のカーオーディオシステムが、3位4位のアウディには“BOSE”のカーオーディオシステムが装備されています。　どちらも非常に知名度が高く、人気のあるカーオーディオブランドです。

輸入車ということで、国産車と比べると最安価格が50万円前後上がる結果となりました。

ただし、ミニやアウディなど個性的かつ洗練されたデザインの輸入車に人気カーオーディオブランドの

がなされたクルマが250万円前後の車両価格で買えてしまうのは、それなりにお得と言えるのではないでしょうか？　ちなみに中古車だとさらにお得な価格となります(上表右端の欄から最新の中古車価格がご確認いただけます)。

エコカーで高音質なカーオーディオ装着おすすめ車ランキング

最後にエコカー（HV/PHV車）の最安値をランキング化したいと思います。

少し前までは「エコカー＝ハイブリッド車」でしたが、最近は「クリーンディーゼル車」や「アイドリングストップ機構装着車」、「電気自動車」、「燃料電池車」など様々なエコカーが登場し、エコカーの定義が広がってきましたが、ここでは以下の２つの理由でHV/PHVのみを取り上げたいと思います。

HV/PHVは、

と言えます。

結果は、

	車両メーカー・ブランド名 車種名		オーディオ ブランド	★新車★ 最安価格	新車 購入
１位	マツダ アクセラ ハイブリッド			¥2,694,600 (販売当時)	×
２位	トヨタ プリウス			¥3,603,960	〇
３位	レクサス CT200h		LEXUS Premium Sound	¥3,770,000 (販売当時)	×
４位	トヨタ プリウス PHV			¥3,880,440	〇
５位	トヨタ SAI (生産終了)		SAI Super Live Sound	¥3,972,394 (販売当時)	×

となりました。

ハイブリッドなのでトヨタ系の独断場かと思いきや、１位はマツダでした。　マツダのクルマはカーオーディオ的にみるとやはりコストパフォーマンスがいいのかもしれません。

ちなみに、アクセラハイブリッドのHVユニット部分は基本構造がプリウスと同じものをトヨタから供給されています。　というわけで、ある意味トヨタ系の独断場なのかもしれません。

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、レクサスCT200hのHVユニット部分も実は基本構造がプリウスと同じものです。　やはりハイブリッドとなると、現状はトヨタが最も”リーズナブル”に車にしろHVユニットにしろ作ることができるメーカーと言えます。

やや話が脱線しましたが、やはりハイブリッドではないクルマと比較すると、当然ですが80万円程度最安価格が上がる結果となりました。　しかし、

などの付加価値を感じることができる方には、是非オススメです。

第6位以下を含めたおすすめランキングの詳細は下の表をご覧ください。

高音質なカーオーディオ装着車のお得な購入方法

高音質なカーオーディオシステムの純正装着車ならではの大きなメリットとして、

などがあります。

しかしながら、購入時にその分の装備費用が必要となります。（特にいくつかの他の装備と抱き合わせでセットオプションの場合、追加費用は大きくなります・・・）

そこで、私も車両購入の際に実際行っている高音質なカーオーディオ装着車をお得に購入する２つのおすすめ方法をまとめてみました。

下取り価格を高くする交渉/買取り店への売却検討

お得に車を購入する方法の中でも、最も分かりやすく価格差が出てしまうのが、

の２つです。

実際、私もこれまで３回クルマを買い替えた経験がありますが、

だけは毎回行ってます。

下取りと買取りの価格差は数十万円以上（私の実体験）

偶然か私は個人的に３回も最初のディーラー下取り提示価格よりも車買取り店の価格の方が10～20万円程度高いという経験をしています。

逆に言えば、少しめんどくさいとは言え、買取り店で見積を取っておかないと10～20万円損してしまう場合もあるってことなんです。。。

とは言え、ネット経由で申請したり、店を回ったりの「めんどくささ」と「10～20万円程度の損」をてんびんにかけて考えてみて下さい。

「多少めんどくさい手続きをがんばるともらえる10～20万円」を普段の仕事で稼ごうとするとどのくらい大変でしょうか？　少なくとも私は、数時間～数日で10～20万円稼げる富裕層ではないので、合理的に買取り店で見積を取る道を選びます。

ちなみに過去私が乗換等で売却した車のディーラー下取りと車買取り店の差額は以下の通りです。

過去私が手放した旧型トヨタソアラの場合は年式古く不人気の２ドアクーペだったので10万円の価格差でしたが、もしもSUV・ミニバンなどの人気車やリセールバリューの高いトヨタ・レクサス車であれば、場合によっては想像以上の買取り高値がつくこともあります。

下取りより買取りが特におすすめな場合

ちなみに特に、ディーラーでの下取りよりも買取り店を利用するのがおすすめの場合としては、

です。　上記3つの項目に１つでもあてはまる場合は、自分の車の買取り価格の確認だけはしておかないと、数万円単位の損につながる可能性があります。

今の自分の車の価格を知っておくメリット

仮に最終的に買取り店で売却しないとしても買取り店での自車の買取り価格を知っておくということは、

と、ディーラー・販売店での価格交渉時の強い武器となります。

販売員との価格交渉の結果、

と、すればよいのです。　できる限り納得いく買い物をしたい私は、毎回この方法を利用し、ディーラーでの下取り(＋値引き)価格アップも経験しています。

今の自分の車の価格を調べるおすすめ方法

ここで、ためしに今時点の自分の車の価格を調べるには、状況に応じて以下２つの方法を使い分けるのがおすすめです。

どちらの方法も無料です。

確かに少し面倒なのは事実ですし、手間をかけるかどうかはご自身で最終判断いただければと思いますが、ここで「行動しない ＝ 10～20万円程度の損 = その分の装備・条件はあきらめる」ということだけはご理解いただき、ここはぜひ行動いただくのがおすすめです。

ちなみに、高く買い取ってくれる割にあまり面倒でもないおすすめの方法について、こちら”車買取の流れ全7種類まとめ！安心/簡単/高額な中古車査定方法とは?“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければご参考にどうぞ。

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自車の買取り価格を知っておくということは、次の車を選ぶ時にどれだけ購入資金の足しにできるかの目安にもなります。

仮に今すぐ車を買い替える予定が無くても、現時点の買取価格＋今後の価格変動相場を知っておくことは、買い替えタイミングを考える上でも、十分に意味があることなのです。

新着車・中古車価格変動をネットでこまめにチェック

次に中古車で買う場合ならではのポイントです。　実は、中古車のオプション装備価格は、カーメーカーがマーケティング戦略で値段を決める新車と違って市場ニーズそのもので決まります。　早い話が、サンルーフなどの人気オプションは新車時とオプション価格が大きく変わらないのに対し、高音質なカーオーディオなどマニアックなオプションは需要が少なければ、新車時より価格が大きく下がるのです。

しかし、高音質なカーオーディオシステムなどのオプション装備は上記のとおりマニアックである分、市場に出回る中古車の数がとても少ないです。

よって、新着の中古車や価格の変動をネット等で頻繁にチェックし、自分の希望スペックに対して70～100％当てはまると思ったら、すぐに中古車販売店に仮押さえを依頼するくらいのスピード・行動力が武器となります。　レアで条件のいい車ともなるとホントすぐに買い手がついてしまいます。　私自身が購入した際、3ヶ月粘りましたが実は100％希望の車は現れないと判断し、実は最終的にボディーカラーについては希望の白色をあきらめグレー色で妥協しました。(もちろんオーディオ装備は一切妥協無しです)

このように、ある程度の期間こまめに情報チェックしていると、希望スペックを80％満足するレベルの車すらかなりレアな掘り出し物なのか、希望スペックを100％満足するレベルの車が十分出てきそうなのかの肌感覚がつかめてきます。

音質がいいオーディオ装着車を車のタイプ別に確認されたい方は、以下の記事もご参考にどうぞ。