アンドロイドオートの音楽はAmazon Music HDで聴くべき3つの理由

最近、Android Auto(アンドロイドオート)の対応車種が急増しています。

だいぶ前から、マツダのMAZDA Connectなど一部の国産車VW(フォルクスワーゲン)のDiscover Proなど一部の輸入車はアンドロイドオート対応でしたが、国内シェアNo.1のトヨタも2019年からカローラ・カローラツーリング・カローラスポーツ、カムリ、CH-R、アルファード・ヴェルファイア、ヤリスと立て続けにアンドロイドオート対応のディスプレイオーディオを標準装備させ販売開始しました。

  

 

アンドロードオート採用車の増加により、車内で音楽を聴くスタイルは、今後も大きく変わっていくと考えられます。

一例として、アンドロイドスマホと車のカーナビ/カーオーディオはアンドロイドオート対応によって初めてUSBでの接続が可能になりました。(MTP接続が可能な一部のカーナビ/カーオーディオは除く)

iPhoneが10年以上前、アップルカープレイ対応前から当たり前のようにUSB接続できていたことを考えると不思議ですが、ようやくアンドロイドユーザーにも優しい時代が来たのです。

ちなみに、アンドロイドオート非対応でもUSB接続対応のカーナビ/カーオーディオは多く存在していますが、ほとんどのモデルでiPhoneまたはUSBメモリのみ接続可能(アンドロイドスマホは接続不可能)です。

アンドロイドオートの音楽はAmazon Music HDで聴くべき理由のイメージ

そこでここでは、今後さらに増え続けるアンドロイドオート対応の車で、かしこく音楽を聴くためにAmazon Music HDを活用すべき理由と方法/裏技等について、書かせていただきます。

私自身、アンドロイドオートについては、愛車 VW(フォルクスワーゲン) ティグアンのDiscover Proで約2年間使い倒してきた経験がありますので、それなりに濃い内容が書けると自負しています。

  • アンドロイドオート対応車に既にお乗りの方
  • アンドロイドオート対応車の購入検討をされている方
  • アンドロイドオート対応のカーナビ・カーオーディオの購入検討をされている方
  • アンドロイドスマホをお使いで車でよく音楽を聴かれる方

には参考になるかと思います。

目次
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アンドロイドオートの音楽機能がおすすめな理由

アンドロイドオートでAmazon Music HDを活用する方法について書かせていただく前に、アンドロイドオート対応の車では、Bluetooth接続など従来の音楽機能よりもアンドロイドオートの音楽機能を使うのがおすすめな理由について書かせていただきます。

アンドロイドオートと言うとカーナビ機能に注目が集まりがちですが、実は音楽機能にこそ大きなメリットがあります。

 

アンドロイドオートのUSB接続はBluetoothやAUXより優秀!?

多くの車・カーオーディオに装備されるようになったUSBポートですが、実はカーナビ・カーオーディオと通信・接続できるほとんどのUSBポートは、これまでiPhone/iPodやUSBメモリのみしか接続できませんでした。

つまり、アンドロイドスマホのユーザーにとって、スマホと(アンドロイドオート非対応)カーオーディオの接続手段は、

  • Bluetooth接続(メリット:ケーブル無でスマート / デメリット:音質良くない、選曲操作が限定的、充電できない
  • AUX接続(メリット:音質良い / デメリット:カーナビ・カーオーディオ側から選曲操作できない、ケーブルが必要、充電できない

の2つしか存在せず、USB接続は不可能だったのです。

しかし、アンドロイドオート対応のカーオーディオの場合、スマホとの接続手段としてUSB接続が可能となり、

  • USB接続(メリット:音質良い、充電できる、カーナビ・カーオーディオ側から選曲操作できる / デメリット:ケーブルが必要)

と、ようやくiPhoneユーザー同等以上の高音質・操作性・同時充電の全てが両立する音楽環境にレベルUPしたのです。

アンドロイドスマホで音楽を聴く人にとっては、車内でアンドロイドオートを使わない手はありません。

いやいや、Bluetoothで十分でしょ?とお考えの方は、こちら”アンドロイドオートとBluetoothの音楽接続で実は大きく違う4つの点“の記事でBluetoothとアンドロイドオートの実際には大きく違う使い勝手について詳しく比較してみましたので、ご参考までにどうぞ。

ちなみに、アンドロイドオートを使えば選曲操作も簡単ですが、車内でそこそこ長い時間Amazon Musicを使う場合、アルバム単位で聴いても1枚1時間くらいで終わってしまうので、よく聴くお気に入りのアルバムや曲は事前にプレイリストにまとめておくのがおすすめです。

そんなプレイリストの使いこなし方については、こちら”Amazon Musicプレイリストのオフラインの使い方と簡単な作り方3つ!”の記事にまとめましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

 

アンドロイドオートによる音楽メディアの変革

このようにアンドロイドスマホで音楽を聴く人にとって、アンドロイドオート対応によってスマホと車のUSB接続が可能となったことで、車内の音楽試聴スタイルが一気に向上したと言えます。

例えば、これまでBluetooth、CD、HDD、SDカード、USBメモリなどを経由して音楽を聴いていた方も、アンドロイドスマホをUSB接続して高品位かつ安定した音楽試聴ができることで、音楽ライブラリのスマホへの集約が可能となります。

わざわざ車用にCDに焼いたり、HDDやSDカードへ録音したり、USBメモリにデータコピーする必要は無しとなります。

スマホにさえ音楽ライブラリを入れておけば、車で出かける場合も公共交通機関で出かける場合も、スマホ1つで事足ります。

アンドロイドスマホの場合、メモリ(ストレージ)容量が足りなくなれば、スマホ内蔵micro SDカードの容量UPも可能です。

これまでカーオーディオの歴史の中で、カセットテープやMD(ミニディスク)は消えていきました。 同じように内蔵HDDやCDスロット、SDカードスロットが消える日も近いかもしれません。

つまり、iPhoneやアンドロイドスマホの中に音楽ライブラリが集約される流れが加速し、今後、CD、HDD、SDカード、USBメモリなどの従来の他の音楽メディアは急速に色あせていくとも予想されます。

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アンドロイドオートと音楽聴き放題アプリ

アンドロイドオート対応音楽アプリは2種類(音楽再生アプリ/音楽聴き放題アプリ)

アンドロイドオートメニュー画面上での音楽アプリの種類

アンドロイドオートで音楽を聴く場合、具体的にはアンドロイドオート対応の音楽アプリを使うことになります。

大きく分けると以下2種類の音楽アプリがあります。

  • 音楽ファイル再生アプリ(スマホ内の保存ファイル再生):Poweramp, Rocket Playerなど
  • 音楽聴き放題アプリ(ストリーミング・オンライン再生にも対応):Amazon Music, Google Play Music, Apple Music, Spotifyなど

音楽データを再生するアプリでも、スマホ内のローカルファイルのみ再生できるアプリと、サブスクリプションサービスとしてストリーミング再生まで対応しているアプリの2種類があるのです。

 

アンドロイドオートの音楽は再生範囲の広い音楽聴き放題アプリで聴くべき

先程の2種類の音楽アプリには、以下の通り再生できる音楽ファイルの範囲に大きな違いがあります。

  • 音楽ファイル再生アプリ:スマホ内の保存ファイルのみ再生可能
  • 音楽聴き放題アプリ:スマホ内の保存ファイル+音楽聴き放題用ファイル(ストリーミング及びオフライン保存)の両方再生可能

音楽聴き放題サービスは一般的に有料契約が必要なため、単なる音楽ファイル再生アプリで音楽聴き放題用ファイルが再生できないのは当然です。

しかし、音楽聴き放題アプリの場合、音楽聴き放題用ファイルに加えてスマホ内の保存ファイルまで再生可能なのです。

以上より、アンドロイドオートで使用する際には、音楽聴き放題アプリの方が音楽ファイル再生アプリよりオールマイティーに使えるのでおすすめです。

 

アンドロイドオート向けおすすめの音楽聴き放題アプリ一覧

アンドロイドオートで使うためのおすすめの音楽聴き放題アプリを以下の通り一覧にしてみました。

結論から言うと、

となります。 やはり「曲数の多さ」+「音質の良さ」の2点において Amazon Music Unlimited (HD)はダントツと言えます。

ちなみに、Android Auto対応のストリーミング(サブスク)音楽再生アプリは以下の通り7つです。

AA対応
サブスク
音楽アプリ
おす
すめ
月額料金 楽曲数 オフライン
再生方法
音質
(ビット
レート)
お試し
無料
期間
Amazon
Music
Prime
¥300(学生)
¥600(個人)

1億
ダウンロード
(制限あり)
~256
kbps
30日
Amazon
Music
Unlimited
(HD)

¥580(学生)
¥1,080
(個人)
¥880
(プライム会員)
¥1,680
(ファミリー)

1億
ダウンロード
(曲数無限)
3,730
kbps
(最大
192kHz
/24bit
ロスレス)
30日
Apple
Music
¥580(学生)
¥1,080(個人)
¥1,680
(ファミリー)

1億
ダウンロード
(曲数無限)
未公表
(最大
192kHz
/24bit
ロスレス)
1ヶ月
YouTube
Music
Premium
¥980
1億
ダウンロード
(曲数無限)
~256
kbps
1ヶ月
AWA ¥980
1億
ダウンロード
(~5,000曲)
~320
kbps
1ヶ月
Spotify
Premium
¥980
1億
ダウンロード
(~3333曲)
~320
kbps
7日
Deezer
HiFi
¥1,280
9,000
万曲
ダウンロード ~1,411
or
~320
kbps
30日

Line MusicやRecMusic(レコチョク)、dヒッツなど日本ローカルの音楽アプリは、残念ながら現状アンドロイドオートには非対応です。

アンドロイドオートと組み合わせて使おうが使わなかろうが、ダントツにおすすめの音楽聴き放題サービスはAmazon Music HD です。アンドロイドオートと組み合わせて使う場合に「Amazon Music HD が最強な理由」を次章より、さらに詳しく書かせていただきます。

とは言え、人によっては、いくら音質が良いハイレゾ音源がお手軽に聴き放題でも、金額以上の価値観を感じられない場合もあるかもしれません。

そんな場合は、まずは無料期間30日間で体験してみて、それでも合わないと感じれば無料期間が終了する前に解約してしまえばよいと思います。もちろん私も最初はお試し期間から始めました。(個人的には気に入ったので約3年経った今も使い続けています)

また、Amazon Musicでどんな曲が聴けれるかは、参考までにこちら2021年 上半期 洋楽POPベスト, 2021年 上半期邦楽J-POPベストでご確認いただけます。

また、アンドロイドオートとの組み合わせに関わらず一般的に「Amazon Music HD が最強な理由」については、こちら”Amazon Music HDが高音質無制限ダウンロード可能で最強な3つの理由“の別記事で、音楽聴き放題アプリの選び方も含めて詳しく書かせていただきました。 もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

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Amazon Music HDが高音質無制限ダウンロード可能で最強な理由イメージ

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キャンペーンの詳細等は以下リンクにありますので、もしよければご確認下さい。

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もうすぐ終了なので、気になった方は早めに確認いただくのがおすすめです。

 

アンドロイドオートの音楽はAmazon Music HDで聴くべき3つの理由

アンドロイドオートのAmazon Music再生画面

アンドロイドオートで音楽を聴く場合、Amazon Music HDが最もおすすめな理由は以下3点です。

  • 1)Amazon Music HDならではの高音質を生かしきれる
  • 2)Amazon Musicで新しい音楽との出会いを効率的に時間短縮可能
  • 3)使い勝手が改善され続けている

 

1)Amazon Music HDならではの高音質を生かしきれる

アンドロイドオート対応のカーナビ・カーオーディオとスマホをUSBでケーブル接続すると、音楽データ信号は一般的に44.1kHz/16bitのフォーマットで通信されます。

ここで、音楽の音質を決定づける1つの指標として音質とビットレートの関係について簡単に整理してみます。

ビットレートを1秒間に耳に入ってくる音楽データの情報量と考えると、一般的にはその情報量の数字が大きいほうが、録音元である生演奏やスタジオ録音中の音により近い=高音質であると言えます。 主な音楽ソースのビットレートは以下の通りです。

  • FMラジオ:約96kbps
  • Bluetooth A2DP(SBC)接続:事実上64~約200kbps
  • 従来の音楽聴き放題サービス(圧縮音源):320kbps以下
  • Amazon Music HDのHD音源:850kbps以下
  • ★アンドロイドオートのUSB接続:1,411kbps (44.1kHz/16bit)
  • 音楽CD:1,411kbps (44.1kHz/16bit)
  • Amazon Music HDのUltra HD音源:3,730kbps以下
  • 主なハイレゾ音源:約2,304(48kHz/24bit)以上

となります。

 

アンドロイドオートだとCD音質レベルの高音質が維持可能

よって、アンドロイドオートの通信フォーマット(44.1kHz/16bit)を考えると、少なくとも音楽CD音質相当以上のフォーマットを選ばないと、アンドロイドオートならではの高音質さを生かしきれないことになります。

特に、Amazon Music HD以外の一般的な音楽聴き放題サービス(Spotify, YouTube Musicなど)で採用されているフォーマットは320kbps程度の圧縮音源なので、Bluetooth A2DP(SBC)接続よりは高音質で聴けるメリットがあるものの、元の音源(320kbps程度)がアンドロイドオートの音楽伝送性能(1,411kbps相当)に追いついておらず、もったいないと言えます。

加えて、今後の音楽CDの流通量縮小を踏まえ、音楽CD以外の手段でアンドロイドオートならではの高音質さを生かして音楽を聴く方法を考えると、以下3つが挙げられます。

  • (1) CD音質以上のダウンロード配信 → ハイレゾ音源のダウンロード配信(e-onkyo, moraなど)が該当
  • (2) CD音質以上のストリーミング配信 → CD~ハイレゾ音質の聴き放題(実質Amazon Music HD のみ)が該当
  • (3) CDからのデータ取り込みによるファイル保存(リッピング) → 専用CDドライブ or パソコン+CDドライブ経由でFLACなどで保存

また、3つの方法の特徴は、以下の通りです。

  • (1) CD音質以上のダウンロード配信音質は最強、曲数は多くない(約50万曲)、ファイルをダウンロードするだけなので簡単
  • (2) CD音質以上のストリーミング配信:ほぼCD以上の音質、曲数多い(約1億曲)、アプリさえダウンロードすればよいので最も簡単
  • (3) CDからのデータ取り込みによるファイル保存:CD音質、今後は曲数減少(CDの流通動向次第)、専用CDドライブ or パソコンが必要なので少し手間が必要

以上より、アンドロイドオートが持つ音質性能を生かしきるには、音質・曲の多さ・操作の簡単さのバランスが取れた、「(2)」のCD音質以上のストリーミング配信(実質Amazon Music HD のみ)を利用するのが最もおすすめです。

もちろん、自分の気に入った曲がハイレゾ音源のダウンロード配信(e-onkyo, moraなど)で入手可能かつさらに高音質を追求したい場合は、「(1)」のCD音質以上のダウンロード配信を併用されるのもおすすめです。 ちなみに私も「(1)」と「(2)」の両方を利用しており、曲によって使い分けています。

 

アンドロイドオートだと3D空間オーディオの緻密な定位感が再現可能

また、Amazon Musicなどの音楽聴き放題サービスでしか聴けないコンテンツとして、3D空間オーディオ/イマーシブオーディオと呼ばれるDolby Atmosや360 Reality Audioが注目されています。

3D空間オーディオではハイレゾとはまた違う方向性の高音質な臨場感が味わえ、曲によってはオリジナルのMIXよりも相当迫力のある音響効果を楽しめるものもあります。

アンドロイドオート接続を使うと、定位感に影響が大きい高音域の音質が担保できるので、3D空間オーディオならではの緻密な定位感が再現しやすくなり、より高精度な臨場感が体験可能です。

3D空間オーディオについては、具体的な使い方をこちら”Amazon Music 360 RA/Dolby Atmosの使い方!再生/ダウンロード方法“の記事に、使い方の注意点をこちら”Dolby Atmos/360RA対応曲はAmazonでも少ない!?3D音源の7つの注意点“の記事にまとめてみましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

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2)Amazon Musicで新しい音楽との出会いを効率的に時間短縮可能

ドライブ中に聴く音楽として、同じアルバムや同じアーティストにかたよって聴くことが意外と多いのではないでしょうか?

もちろん、好きなアルバムや好きなアーティストなので、そこにかたよってしまうのは自然な流れですし悪いことでも何でもないのですが、特に長距離ドライブなど乗ってる時間が長い場合には飽きてくることもあるかと思います。

そんな場合、自分の好きなアルバムやアーティストを新たに開拓するために、ネットやSNSを調べたり試聴したり、開拓作業に時間を使うと思います。

それなりに楽しい時間かもしれませんが、意外と時間がかかる作業でもあります。 気付いたら、数十分、数時間過ぎていたみたいな。 実は少なくとも以前の私はそうでした。

これに対し、Amazon Music等のオフライン再生に対応した音楽聴き放題アプリであれば、事前にネットやSNS検索したり試聴したりと慎重に考えて購入してからでは無く、とりあえずダウンロードしてオフライン再生機能を使って移動時間にゆっくり聴いて気に入らなければ消すということができます。

簡単にまとめると以下の通りです。

  • CDや音楽配信のダウンロード購入:①ネットやSNS検索・試聴等 → ②購入 → ③車の中などで聴く
  • Amazon Music等のオフライン再生対応音楽聴き放題アプリ:①気になるのをとりあえずダウンロード → ②車の中などで聴く(気に入らいない曲は消すだけ)

これにより、自分の好きなアルバムやアーティストを新たに開拓する時間を短縮することができます。 新しい音楽との出会いにかかる時間を効率化できるとも言えます。

仕事やプライベートに忙しい人にこそ、Amazon Music等のオフライン再生に対応した音楽聴き放題アプリは、時短アイテムとして効果的なのでおすすめです。

また、Amazon Music 等の音楽聴き放題アプリでは「おすすめプレイリスト」や「各種ランキング」というアーティストやアルバムといった、これまでの販売単位とはちがう音楽の聴き方も可能です。

例えば、「とりあえず流行っている曲を知っておきたい」といったニーズにも効率的に答えてくれるアプリです。

 

3)使い勝手が改善され続けている

車のカーナビやカーオーディオは、一般的にはインターネットにつながっていないオフライン状態です。 ネットワークにつながっているモデルも一部ありますが、地図データの更新ができる程度です。

しかし、アンドロイドオート対応のカーナビ・カーオーディオの場合、アンドロイドオートアプリやAmazon Musicアプリなどのアプリとスマホ組み合わせることで、アプリ部分はスマホ経由でインターネットにつながってオンラインアップデートが可能となります。

これは何を意味するかというと、

  • 従来のカーナビ・カーオーディオ:使い続けてる間、機能や使い勝手が何も変わらない
  • アンドロイドオート対応カーナビ・カーオーディオ+Amazon Musicアプリ等:スマホ経由のオンラインアップデートで機能や使い勝手が改善

となります。

オンラインアップデートで使い勝手が改善されている具体例について、

  • アンドロイドオートアプリそのものの改善例
  • アンドロイドオート上で使うアプリ(機能)の1つであるAmazon Musicの改善例

の2つについて書かせていただきます。

 

アンドロイドオートアプリのオンラインアップデート機能改善例

下図は、2019年秋に実施されたアンドロイドオートの機能改善アップデートの例です。

↓アンドロイドオートアップデート前(古いもの)↓

アップデート前のアンドロイドオートメニュー表示

アップデート前はオーディオメニュー表示とナビメニュ表示が別画面なので、ナビとオーディオの画面表示を切り替えたい時に2段階の操作が必要です。

また、スクロールさせずにメニュー画面に表示できるアプリの数が最大3つなので、場合によってはスクロール操作が必要となります。

↓アンドロイドオートアップデート後(新しいもの)↓

アップデート後のアンドロイドオートメニュー表示

これに対し、アップデート後は、ナビ・オーディオ・ハンズフリー電話の全機能が1つの画面に表示され、一発で切り替えたいアプリに行くことが可能です。

スクロールさせずに表示できるアプリの数も最大3つから8つに増加しています。

あらためて見ると、使い慣れたスマホのメニュー表示にも似ています。

もちろん、これらのバージョンアップに対して、カーナビ・カーオーディオ本体はバージョンアップも何も無しの状態です。

単にスマホ側のアンドロイドオートアプリをバージョンアップしただけです。 スマホアプリのバージョンアップだけでカーナビ・カーオーディオの操作画面が進化するとも言えます。

 

Amazon Musicアプリのオンラインアップデート機能改善例

Amazon Musicアプリの最新バージョンへの更新でバグ修正

次に、下図はアンドロイドオート上で使うアプリ(機能)の1つであるAmazon Music HD での機能改善アップデートの例です。

↓Amazon Musicアプリアップデート前(古いもの)↓

「最高音質HD/Ultra HD」でオフライン再生できない場合の表示

上図の通り再生中の曲の音質を示す「ULTRA HD」の表示の前に「!(ビックリマーク)」が表示され、タップすると開くウィンドウ(右図)に「標準音質」と記載されています。

これは、「この曲はUltra HD音質でお聴きいただけますが、標準音質でダウンロードされています」と記載されている通り、「Ultra HD音質(=CDまたはハイレゾ相当音質)」として準備されている音楽データであるものの、ダウンロード時に通信容量節約等の観点で標準音質(=いわゆる圧縮音源の音質)でダウンロードされており、現在の再生音質が標準音質になってしまっていることを表しています。

ただし、これだと少し不親切で、ダウンロード時の音質設定をUltra HD音質に変更したいと思っても、どの画面から入ればよいかすぐには分かりません

これがアップデート前の状態です。

↓Amazon Musicアプリアップデート前(古いもの) → アップデート後(新しいもの)↓

Amazon Musicアプリの操作性改善例

これに対してアップデート後は、上図の通り「この曲はUltra HD音質でお聴きいただけますが、標準音質でダウンロードされています」のメッセージの後に「ダウンロード設定を更新する」ボタンが追加され、ダウンロード時の音質設定をUltra HD音質に変更したい場合にもすぐに設定画面に入れるよう使い勝手が改善されています。

私は、Amazon Music HD のサービス開始直後に使い始めましたが、わずか1週間程度でこの改善が実施されたと記憶しており、使い勝手改善のスピードの速さに正直驚きました。

確かに、Amazon Music アプリを使っていると、何らかのエラーやバグにイライラすることもあります。 しかし、このようにソフトアップデートにより機能改善が頻繁に行えるのは、従来のカーナビ・カーオーディオではありえないことであり、「使い勝手が悪いと感じた部分もいつか改善される可能性がある」とも考えることができ、ある意味、安心して使うことができるのです。

 

アンドロイドオートの音楽はAmazon Music HDで聴くべき3つの理由まとめ

最後に、アンドロイドオートで音楽を聴く場合、Amazon Music HD がおすすめな理由をもう一度おさらいしておきます。

  • 1)Amazon Music HDならではの高音質を生かしきれる
  • 2)Amazon Musicで新しい音楽との出会いを効率的に時間短縮可能
  • 3)使い勝手が改善され続けている

の3つです。

ちなみに、Amazon Music HDは私個人的にも今一番お気に入りのアプリで毎日愛用していますが、正直言うと1つ大きな不満があります。

それは、ダウンロードデータの保存場所をmicroSDカードにした場合にSDカードエラーが時々発生することです。 使用環境によっては発生しない場合もあるようですが、私の場合、特にウォークマンを使っていると時に時々発生し、正直イライラします(笑)。

しかし、そのSDカードエラーの対処方法を何とか見つけることができたので、今ではほぼ問題なくAmazon Musicを使い続けることができています。

私と同じようにAmazon MusicアプリでSDカードエラーに困ってらっしゃる方がいましたら、こちら”ウォークマンのSDカードエラー3種類!Amazon Music使用時の対処方法“の記事に詳しくまとめましたので、是非ご参考にどうぞ。

また、上記のようなエラーの発生含めAmazon Musicアプリには操作性など改善の余地が多々あるのも事実で、SNSでも以下のような指摘があります。


とは言え、私個人的には不便さの不満を上回るプラス体験を実感できているため、2年ほど使い続けています。

新しいサービスである以上、このようにいいところばかりでは無いですが、それを上回るメリットがあるかどうかは、おためし無料期間30日間があれば十分判断できるかと思います。

ちなみに、もし自分に合わないと思った場合は、忘れずに30日以内、課金される前に解約して下さい。

解約方法はとても簡単なので、事前に知っておくのがおすすめです。

念のため、入会方法と解約方法について簡単に次章で書かせていただきます。

 

Amazon Music HDの入会/解約方法

Amazon Music HDの入会方法

30日間の無料お試しを行う場合、下図の通り一度申し込みを行います。

もちろん、無料期間が切れる前に解約手続きを行えば、1円もお金はかかりません。 解約方法は次項で説明致します。

Amazon Music HDの入会方法とアプリ画面表示

こちら”Amazon Music HD 無料お試し確認“のリンクから飛ぶと、上左図の画面にと飛ぶので「無料で試す」を押し、

  • 既にAmazon 会員でアカウントを持っている場合(無料アカウントも含む)→「ログイン」
  • まだAmazon 会員で無く、アカウントを持っていない場合 → 「新しいAmazonのアカウントを作成」

と進んで行きます。

 

Amazon Music HDの解約方法

お試し無料期間中に使ってみたものの、自分には合わなかったと感じても下図の通り、簡単に解約が可能です。

Amazon Music HDの解約方法とアプリ画面表示

上左図のようにAmazon Musicアプリの中で、右上の「歯車マーク」→「設定」→「Amazon Music 会員(ミュージック設定)」とだって行くとプラン変更の上右図の画面になるので、「会員登録をキャンセルする」を押します。

既にAmazonプライム会員の場合、Amazon Music HDのみを解約することもできます。

 

アンドロイドオートとナビ/オーディオ/ハンズフリーの基本機能

アンドロイドオートとは?

アンドロイドオートのメニュー画面

最後にアンドロイドオートそのものと、ナビ/オーディオ/ハンズフリー機能についての基本事項をおさらいしておきます。

アンドロイドオートについてある程度ご存じの方は、読み飛ばしていただいて問題ありません。

そもそもAndroid Auto(アンドロイドオート)とは、Googleによって作られたアンドロイドOSがインストールされているスマートフォン、いわゆるアンドロイドスマホやアンドロイドタブレットを使っている人なら誰でも無料で使えてしまうカーナビ+カーオーディオ用の統合アプリです。

以下のようにGoogle Play Storeで「アンドロイドオート」と検索すれば表示されます。 スマホやタブレットにまだアンドロイドオートがインストールされていない場合は、インストール後すぐに使用できます。

Android Autoのインストール方法

ちなみにこのアンドロイドオートは、正確にはアンドロイドOS のバージョン5.0以降でしか使えませんが、

  • Android OS 5.0(Lollipop):2014年リリース
  • Android Auto アプリ:2015年リリース

なので、かなり時間が経った今ではほとんどのアンドロイド(スマホ・タブレット)ユーザーが使える状態にあると言えます。

 

アンドロイドオートの3つの基本機能

アンドロイドオートメニュー画面上の各機能別アプリ

アンドロイドオートの基本機能は主に以下3つです。

  • ナビ機能(アプリ名:Google MAP, Waze等)
  • オーディオ機能(アプリ名:Amazon Music, Google Play Music, Apple Music, Spotify, Rocket Player等)
  • ハンズフリー電話機能(アンドロイドの電話通話アプリ)

さらに、アンドロイドオートを使うには以下3つのパターンがあります。

  • アンドロイドスマホ単体
  • アンドロイドスマホ+アンドロイドオート対応カーオーディオユニット
  • アンドロイドスマホ+アンドロイドオート対応カーナビユニット

実はアンドロイドオートはカーナビ・カーオーディオと接続せずにスマホやタブレット単体でも利用できるのです。

ただし、ナビ機能を使う場合はスマホやタブレット単体で利用する場合もシンプルな操作性というメリットがあるものの、音楽機能を使う場合は車のスピーカーから音が鳴らないと意味がないので、単体ではなくカーオーディオユニットやカーナビユニットに接続して使うのが前提となります。

 

ここではアンドロイドオートのカーオーディオ機能について書かせていただきましたが、カーナビ機能については、こちら”Android Auto対応無料ナビアプリのおすすめ比較4選!“の記事にまとめてみました。 アンドロイドオートでナビアプリの使い勝手などについて知りたい方は合わせてご参考にどうぞ。

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