iPhone等スマホ/ウォークマンと車のAUX接続時の3つの音質改善方法

  • 2015年1月24日
  • 2019年10月22日
  • AUX
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iPhone/アンドロイドなどのスマホやiPod/ウォークマンなどのポータブル機器をカーナビ・カーオーディオにつないで音楽を聴く場合、ステレオミニプラグケーブル等でAUX端子接続すると通常、高音質で音楽が聴けます。ハイレゾウォークマンZX1とカーオーディオをAUX接続中

しかし、意外に見落としがちな音質劣化ポイントがあり、気を付けないとノイズが入ったり音のバランスが崩れたりします。 「AUX端子接続しているはずなのになんか音が悪い・・・」と感じたことがある方は是非参考にしていただきたいです。
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というわけで、ここではAUX端子接続時の音質劣化の注意ポイントについて確認し、少しでも音質を劣化させないためにはどうすればいいかについて書いていきます。

AUX端子接続に使用するステレオミニプラグケーブルそのものについて知りたい方は、”車のAUXケーブルの選び方“の記事、またAUX接続方法について知りたい方は、”車でスマホ・ウォークマンの音楽はAUX接続で聴くべき6つの理由“の記事も合わせてどうぞ。

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車でAUX接続時の音質劣化注意点

下図にようなカーナビ・カーオーディオへのAUX端子接続を前提として考えてみます。 カーナビ・カーオーディオの前面等にあるAUX端子にケーブルで接続している状態です。

カーオーディオへのAUX接続状態図この場合、以下3つがAUX端子接続時の音質劣化注意点となります。

  • AUX端子へ接続するポータブル機器側出力音量が最大になっているか?
  • シガーソケット電源充電しながら聴いていないか?
  • ポータブル機器側とAUX端子入力後のカーオーディオ側とで2重にDSP調整機能を使用していないか?

それでは、次章より上記3つの注意点に対する改善方法について説明させていただきます。

 

車でAUX接続時の3つの音質改善方法概要

iPhone等のスマホやウォークマンなどのポータブル機器を車のAUX端子に接続する時の音質改善方法は以下3つです。

  • AUX入力機器側の出力音量は最大に設定
  • シガーソケット電源充電しながら聴かない
  • 音質調整はiPhone等のスマホやウォークマン側とカーオーディオ側での2重設定しない

次章より順に詳細について説明させていただきます。

 

AUX入力機器側の出力音量は最大に設定

ハイレゾウォークマンの音量調整画面

iPhone・アンドロイドなどのスマホやiPod・ウォークマンなどのポータブル音楽プレイヤー、ポータブルアンプ(通称ポタアン)をカーオーディオのAUX端子に接続する場合、AUX入力機器側の出力音量は最大に設定しておくのがおすすめです。

 

AUX接続で使用するアナログ信号ではSN比の最大化が有効

カーオーディオに対してデジタル信号で入力ができる場合はあまり気にしなくてよいのですが、今回はアナログ信号入力が前提のAUX接続ですので、カーオーディオへのAUXケーブル伝送中に音楽信号に対してノイズ信号が付加されてしまう可能性があります。 よって、なるべくノイズが付加されても影響が出にくいようSN比(ノイズに対する希望音楽信号の割合)を良い状態に保つことが必要です。

ここで”SN”比と言っている部分の”N”、つまり”ノイズ”は、全周波数帯域について発生する比較的低いレベルのノイズでホワイトノイズと呼ばれるものを主に指します。 このノイズは、音楽が流れていない無音時orかなりの小音量でないと分からないものの、完全には消すことのできない「サー」「ジー」といった感じのノイズです。

つまり、ポータブル機器から出力する音楽信号のレベルを最大にすることで、最終的にAUXケーブル伝送中のノイズに対し相対的にSN比を良くするのです。

例外として、ライン出力しかできないポータブル機器でそもそも出力音量を調整できない場合や、ポータブル機器内蔵のアンプよりもカーオーディオ側のアンプの方が明らかに高音質である場合は、AUXケーブル伝送中のSN比低下がほとんどない前提で、出力音量を最大にしないのもアリです。

 

シガーソケット電源で充電しながら聴かない

iPhone/アンドロイドなどのスマホやウォークマンなどのポータブル音楽プレイヤー、スマホやポータブル音楽プレイヤーに接続して使用する通称ポタアン(ポータブルアンプ)で音楽を聴く際、使い方によっては電池の減りが早い場合があります。 私もハイレゾウォークマンを車内で使用する際、電池の消耗を抑えるためWi-FiやBluetoothは常時オフにしたり、あえて機内モードしておくなど気を使っています。 しかしそれでも特にDSEE-HXオン状態では非常に電池の消費が早いです(ソニーの公式見解通り)。

 

充電しながら音楽を聴く場合のデメリット

上記のように、ついバッテリー駆動できる残り時間に不安になり、お手軽なシガーソケット電源などから充電しながら使いがちです。 しかし、

  • シガーソケット電源から音楽信号にノイズが入る場合がある
  • 少量の継ぎ足し充電で何度もフル充電100%にするのは電池の寿命的に良くない(ほとんどのポータブル機器に採用のリチウムイオン電池の場合)

などのデメリットがあります。 下図はハイレゾ対応スマホXperiaをシガーソケットUSB充電器経由で充電中の様子ですが、この状態のままAUX接続して音楽を聴くとノイズが入る可能性大です。 というか、私の車ではとても分かりやすくノイズが入ってしまいました。

シガーソケットにUSB充電器をつないで充電中

ちなみにシガーソケット電源については、こちら”シガーソケット電源とは?車から電源を取り出す方法“の記事に、シガーソケットに接続するUSB充電器については、こちら”シガーソケットUSB充電器の選び方“の記事に、詳しくまとめてあります。

 

グランドループによるオルタネーターノイズとは?

このノイズはオルタネーターノイズと呼ばれ、アクセルペダルの踏み込みに呼応した「ヒューン、ヒューン」「ヒュイーン、ヒュイーン」という耳障りな高域の音が特徴です。 このオルタネーターノイズですが、音楽再生中は音楽にかき消されて聞こえにくい場合もありますが、ポータブル機器をシガーソケット電源とAUXに接続した状態で音楽を再生せずにカーオーディオ側の音量を大きめにしてアクセルをふかすと聞こえやすくやすくなります。

オルタネーターノイズは、安定化電源回路が組み込まれたカーオーディオ機器の綺麗な基準電位グランドと、安定化電源回路が組み込まれていないシガーソケット電源に接続されたポータブル機器の不安定な基準電位グランドがAUX接続でつなげられることが原因で発生します。 グランドどうしがつながることで、不安定なグランドのポータブル機器側から綺麗なグランドのカーオーディオ側にノイズ成分が流れ込んでしまう「グランドループ」という現象が発生し、最終的にそのノイズが音楽といっしょにスピーカーから再生されてしまうのです。

 

オルタネーターノイズを対策する6つの方法

そもそもこのノイズは、音楽を聴きながら同時にシガーソケット充電することさえあきらめれば、根本的に解決してしまいます。

しかし、どうしても充電しながら音楽を聴きたい場合に、このオルタネーターノイズを抑えるには次の6つの対策方法あります。

まずは、そもそもシガーソケットに接続せずに別の方法で充電しながら音楽を聴く方法として、以下4つが考えられます。

  • 車内での充電スマホなどに使われるモバイルバッテリーを使用
  • 車に乗る前に計画的に充電して内蔵バッテリーのみ使用
  • カーナビ・カーオーディオにUSB端子が装備されている場合はそこから給電
  • 車内での充電はインバーター経由100Vコンセント接続

4つ目のインバーターを使用する方法についてですが、実はインバーターを経由してDC/AC変換とAC/DC変換を繰り返すことで、変換ロスにより電気のムダは若干発生するのと引き換えにはなりますが、ノイズを取り除くことができます。

もちろん、当然ながらシガーソケット電源に接続せずに内蔵バッテリーやモバイルバッテリーを使用すれば、オルタネーターノイズを受けることはありません

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次に、音楽を聴きながらどうしても同時にシガーソケット接続で充電したい場合のノイズ対策方法として、以下2つが考えられます。

  • シガーソケット接続充電中はBluetooth接続など別のデジタル系接続を利用
  • AUXのオーディオ信号ラインにノイズフィルターを追加

ちなみに、上記最後の項目に書いたノイズフィルターを追加する方法は、厳密に言うと音質への影響(トランス等のノイズフィルターを構成する素子の周波数特性による音質の変化)があるので個人的にはあまりおすすめできません。

ただし、ノイズが残った状態で音楽を聴くよりは、ノイズフィルターを使用した方がはるかにマシなので、どうしてもシガーソケットで充電しながらAUXで音楽を聴きたい場合など、ノイズフィルター以外にノイズ除去方法が無い場合は、以下の製品がおすすめです。

ちなみに、同時に音楽を聴きながらかどうかに関わらず、車内で充電が必要になるケースは意外と多くあります。 車内での充電方法に関して、スマホ等をなるべく速く充電する方法をこちら”車でスマホ充電する方法は12通りもあった!最強の急速充電方法とは?“の記事に、最も手軽なシガーソケット接続を使ってなるべく速く充電する方法をこちら”車のシガーソケットUSB充電器の選び方“の記事にまとめましたので、もしよろしければ合わせてご参考にどうぞ。

 

音質調整はiPhone等のスマホやウォークマン側とカーオーディオ側での2重設定しない

カーナビ・カーオーディオに限らず、iPhone/アンドロイドなどのスマホやウォークマンなどの全ての音楽メディア再生機器には、

  • イコライザー調整機能
  • 様々なサウンドエフェクト付加機能

などDSP(Digital Signal Processing)等による音質調整機能が搭載されていることが多いです。

以下、カーナビのDSP設定画面とポータブル機器(ソニーウォークマン NW-F880シリーズ)のDSP設定画面の一例です。

カーオーディオのDSP設定画面

ハイレゾウォークマンのDSP設定画面

これらの機能で音質を調整することにより、自分好みの音質を得ることができますが、カーナビ・カーオーディオとポータブル機器を接続する際は、使い方に以下2つの注意が必要です。

  • DSP機能をポータブル機器側とAUX端子入力後のカーナビ・カーオーディオ側との両方で2重に使用しない
  • DSP機能はできる限り後段であるカーナビ・カーオーディオ側のみで使用する

理由は、DSPによる音楽信号処理機能は音質に大きな変化をもたらしますが、

  • 各機器それぞれ単独での使用を想定して設計されており2重に使用した場合の音質は設計想定外

また、DSP信号処理はアンプによる音量調整にも関係しており、例えば一部のサウンドエフェクト機能は音量レベルによってエフェクト効果量を変化させる等の自動調整機能が組み込まれている場合があるため、

  • 音量調整で支配的なAUX端子入力後の後段側での使用がより自然に狙い通りの効果を得やすい

となるからです。

 

どうしてもDSPの2重設定をしたい場合

DSPの2重設定はおすすめできないとは書きましたが、最終的には実際に自分自身で各機器側のDSP設定変更を試してみて音質的に違和感が無ければ、好きなように使用して問題ないです。 実際私も、ポータブル機器側のDSP設定は最小限になるよう気を使いながらも、

  • ポータブル機器側(SONY Walkman NW-ZX1/ZX2):DSEE-HXオン(非ハイレゾ音源再生時のみ)、それ以外全てオフ
  • カーナビ側(Lexus IS Mark Levison):Tre+0/Mid+0/Bass+1、それ以外全てオフ

と、実は微妙にDSPの2重設定をしてます(笑)。

ただし、ポータブル機器側で使用しているビット拡張処理についてはカーナビ側では使用していませんし、カーナビ側で使用しているイコライザー機能についてはポータブル機器側では使用していません。 このように、仮に2重設定するにしても同じ種類のDSPの2重設定は避け、違う種類のDSPに限った2重設定にしておくのがおすすめです。

 

iPhone等スマホ/ウォークマンと車のAUX接続時の音質改善まとめ

以上、カーナビ・カーオーディオへAUX端子接続する場合の音質低下を未然に防ぐ3つの注意ポイントと音質改善方法について説明させていただきました。

以下の音質改善方法は、3つとも非常に手軽に試せる内容ですので、是非一度お試しいただくのがおすすめです。

  • AUX入力機器側の出力音量は最大に設定
  • シガーソケット電源充電しながら聴かない
  • 音質調整はiPhone等のスマホやウォークマン側とカーオーディオ側での2重設定しない

ちなみに私は基本3つとも常に実行中です。

ところで、1つ目のポータブル機器側の音量最大設定については、車からポータブル機器を取り外してヘッドホン等で聴く前にあらかじめ音量を下げるのを忘れないよう、お気を付けください。 最大音量のままだとびっくりすることがあります(*_*)

 

冒頭でも紹介しましたが、こちらの”車の中でiPhone・ウォークマン等で音楽を高音質に聴く簡単な接続方法“の記事でAUX端子接続も含めたポータブル音楽プレイヤーとカーナビ・カーオーディオの具体的な接続方法について詳しくまとめましたので、もしよろしければ、ご参考にどうぞ。

 

また、この記事ではウォークマン等のポータブル音楽プレイヤーを車内で使う場合の音質改善に注目した記事でしたが、音質改善よりも前の基本事項として、ポータブル音楽プレイヤーを車内で使う場合の大切な注意点について、こちら”要注意!スマホ/ウォークマンを車内で故障させないための3つの対策“の記事にまとめてみました。 よろしければ、こちらも合わせてご参考にどうぞ。

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