実はiPhoneやウォークマンなどの身近なポータブル音楽プレイヤーを使うことで、クルマの中で手軽に高音質な音楽を楽しむことができます。 しかし最近の機器は、ホントいろいろな接続方法があり、接続方法を間違えると”とりあえず音は聴こえるものの、音質は微妙!?・・・”となってしまう場合もあります。
ここでは、こちらの”車の中でiPhone・ウォークマン等で音楽を高音質に聴く簡単な接続方法[コンセプト編]”の記事に引き続き、”接続実践編”として、超具体的にどのポータブル機器をどのようなケーブルでどう接続すれば高音質で音楽を楽しめるかについて書かせていただきます。
また、こちらの”誰でも簡単にハイレゾを車(カーオーディオ)で楽しむ方法“にも書かせていただきましたが、カーオーディオでハイレゾ対応しているものは非常に少ないため、カーオーディオ側はハイレゾ非対応という前提で話をすすめさせていただきます。
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ポータブル機を使った高音質システムの作り方
実際iPhone・ウォークマン等を使って高音質なカーオーディオシステムを作るにはどのようにすればよいか具体的に書いていきます。 ただし、ここでは”簡単にできる方法”を大前提にしていますのでカーオーディオシステムを作ると言っても実際の作業は電気屋さんやインターネット通販等でフツウに売ってるフツウのケーブル類で接続するだけです。
詳細な接続方法は後で書きますが、高音質出力を行うという点においては、以下のようにハイレゾ音質または疑似ハイレゾ音質の2つとなります。
- ハイレゾ音源ソースでほぼハイレゾ音質出力を楽しむシステム
- CDリッピングデータなどCD音質以下の音源ソースで疑似ハイレゾ音質出力を楽しむシステム
ソースとなるハイレゾ音源の入手先については、こちらの”ハイレゾ音源がダウンロードできるおすすめ配信サイトと4つの注意点“の記事に整理しましたので、もしよろしければ合わせてどうぞ。
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ハイレゾ音源でほぼハイレゾ音質を楽しむシステム
まず初めに、ハイレゾ音源をソースとしてカーオーディオのスピーカーからほぼハイレゾ音質の音楽を出力させ、高音質が楽しめるシステムを考えてみます。
“ほぼ”ハイレゾ音質と書いたのは、ポータブル機器側でのハイレゾ信号D/A変換出力後、カーオーディオ側でA/D変換されその後どれだけの解像度でデジタル処理されているか不明なためです。
具体的には以下3パターンが考えられます。
- ウォークマン単体使用AUX入力ハイレゾ出力システム
- ウォークマン+ポタアン/USB-DAC使用AUX入力ハイレゾ出力システム
- iPhone/iPad/iPod+ポタアン/USB-DAC使用AUX入力ハイレゾ出力システム
ウォークマン単体でAUX入力ハイレゾ出力システム
下図のようなシステムとなります。 ハイレゾ音源をウォークマンで再生しAUX出力します。 AUX出力されたハイレゾ相当のアナログ信号をそのままカーオーディオへAUX入力します。 カーオーディオの中の信号処理はデジタルとなりますのでA/D変換されDSPやパワーアンプを通り最後にD/A変換されてスピーカーからハイレゾ相当の音質で出力されます。 万が一、カーオーディオ内のデジタル信号処理が低品位な場合、その分信号が劣化し音質が悪くなる可能性があります。
ウォークマン+USB-DACでAUX入力ハイレゾ出力システム
下図のようなシステムとなります。 ハイレゾ音源をウォークマンで再生のみ行い専用USBケーブルで出力します。 USB出力されたデジタル信号をハイレゾポータブルアンプまたはUSB-DACで受け取り、DSPやアンプを通過後D/A変換されてAUX出力します。 前段での音質はウォークマン部よりもハイレゾポータブルアンプまたはUSB-DACの性能次第となります。 AUX出力されたハイレゾ相当のアナログ信号をそのままカーオーディオへAUX入力します。 カーオーディオ入力段でA/D変換されDSPやパワーアンプを通り最後にD/A変換されてスピーカーからハイレゾ相当 の音質で出力されます。 ここでも前のシステムと同じように、万が一、カーオーディオ内のデジタル信号処理が低品位な場合、その分信号が劣化し音質が悪くなる可能性があります。
iPhone等+USB-DACでAUX入力ハイレゾ出力システム
下図のようなシステムとなります。 ハイレゾ音源をiPhone等で再生し専用アダプタ+ケーブルでUSB出力します。 このとき、iPhone等へ直接USBケーブルを挿すのではなく、カメラアダプタやカメラコネクションキットを使用するのがポイントです。これらを使用しない場合、デジタル出力する際にハイレゾデータのまま出力することができません。 USB出力されたデジタル信号をハイレゾポータブルアンプまたはUSB-DACで受け取り、DSPやアンプを通過後D/A変換されてAUX出力します。 前段での音質はiPhone等よりもハイレゾポータブルアンプまたはUSB-DACの性能次第となります。AUX出力されたハイレゾ相当のアナログ信号をカーオーディオへAUX入力し、カーオーディオ入力段でA/D変換されDSPやパワーアンプを通り最後にD/A変換されてスピーカーからハイレゾ相当 の音質で出力されます。 ここでも前のシステムと同じように、万が一、カーオーディオ内のデジタル信号処理が低品位な場合、その分信号が劣化し音質が悪くな る可能性があります。
非ハイレゾ音源で疑似ハイレゾ音質を楽しむシステム
次に、CDのリッピングデータなどCD音質同等以下の音源をソースとしてカーオーディオのスピーカーから疑似ハイレゾ音質の音楽を出力させ、高音質が楽しめるシステムを考えてみます。 こちらも以下3パターンが考えられます。
- ウォークマン単体使用AUX入力疑似ハイレゾ出力システム
- ウォークマン+ポタアン/USB-DAC使用AUX入力疑似ハイレゾ出力システム
- iPhone/iPad/iPod+ポタアン/USB-DAC使用AUX入力疑似ハイレゾ出力システム
ちなみに、こちら”知っておきたい将来も後悔しないレンタル/購入CDのコピー・取り込み方法“の記事で、CDをリッピングする際の注意点を整理してみました。 もしよければ、合わせてご参考にどうぞ。
ウォークマン単体でAUX入力疑似ハイレゾ出力システム
下図のようなシステムとなります。 CD相当音源をウォークマン(DSEE-HX:ON) で再生し疑似ハイレゾ音質の状態でAUX出力します。 AUX出力された疑似ハイレゾ相当のアナログ信号をカーオーディオへAUX入力し、入力段でA/D変換されDSPやパワーアンプを通り最後にD/A変換されてスピーカーから疑似ハイレゾ相当 の音質で出力されます。
ウォークマン+USB-DACでAUX入力疑似ハイレゾ出力システム
下図のようなシステムとなります。 CD相当音源をウォークマン(DSEE-HX:OFF) で再生し専用USBケーブル出力します。 USB出力されたデジタル信号をハイレゾポータブルアンプまたはUSB-DACで受け取り、DSPやソフトウェア処理でアップスケーリングして疑似ハイレゾ音質にしてアンプを通過後D/A変換されてAUX出力します。 前段での音質はウォークマン部よりもハイレゾポータブルアンプまたはUSB-DACの性能次第となります。 AUX出力された疑似ハイレゾ相当のアナログ信号をカーオーディオへAUX入力し、入力段でA/D変換されDSPやパワーアンプを通り最後にD/A変換されてスピーカーから疑似ハイレゾ相当の音質で出力されます。
iPhone等+USB-DACでAUX疑似入力ハイレゾ出力システム
下図のようなシステムとなります。CD相当音源をiPhone等で再生し専用アダプタ+ケーブルでUSB出力します。 このとき、iPhone等へ直接USBケーブルを挿すのではなく、カメラアダプタやカメラコネクションキットを使用するのがポイントです。 これらを使用しない場合、デジタル出力する際にハイレゾデータのまま出力することができません。 USB出力されたデジタル信号をハイレゾポータブルアンプまたはUSB-DACで受け取り、DSPやソフトウェア処理でアップスケーリングして疑似ハイレ ゾ音質にしてアンプを通過後D/A変換されてAUX出力します。 前段での音質はiPhone等よりもハイレゾポータブルアンプまたはUSB-DACの性能次第となります。 AUX出力された疑似ハイレゾ相当のアナログ信号をカーオーディオへAUX入力し、入力段でA/D変換されDSPやパワーアンプを通り最後にD/A変換されてスピーカーから疑似ハイレゾ相当の音質で出力されます。
高音質で簡単なポータブル機接続方法まとめ
ここでは、ハイレゾウォークマンやiPhoneなどを使ってクルマの中で手軽に高音質な音楽を楽しむ方法について書かせていただきました。 確かに超高級なカーオーディオシステムを専用で組めば、フルデジタルでハイレゾ再生を行い無限に音質を高めることも可能です。 しかし、そこまでしなくても意外と簡単にクルマの中でハイレゾ再生が可能!ということをご理解いただけたと思います。
いくつかの方法を紹介しましたが、個人的にはハイレゾウォークマンを使う方法が最もシンプルで簡単と考えています。 特に以下3つの観点で優れていると思います。
- 音楽再生専用機として設計されているため、もともと比較的いい音が出せる
- 追加の機器や専用ケーブルが必要ない
- DSEE-HX機能が内蔵されておりアップスケーリングを行うのに原則追加でポタアンやUSB-DACが必要ない
ちなみに現状のハイレゾウォークマンのラインナップは以下の通りです。 価格と各モデルの良い点・悪い点を一覧にまとめてみましたのでご参考にどうぞ。
※ソニーウォークマン公式サイト:ウォークマンラインナップ
モデル名・型番 | おすすめポイント・メリット | 残念ポイント・デメリット | 実売価格 | 最新価格情報 レビュー |
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NW- A16 |
[32GB] ・ (販売終了 モデル) |
Zシリーズほどでは無いが音質を追求した専用機ならではの高音質さと低価格を両立。 ZX1/Fシリーズの弱点であったSD外部メモリ対応・高速起動(電源オン)を実現。 内蔵メモリは32GBと割り切りハイレゾウォークマンとしては最安値なのでかなりおすすめ。 | Z/Fシリーズと比べると画面が小さくて表示が少し粗い。タッチパネル操作にも非対応。ただしボタンを押した感がある等の操作感に関わる部分なので好み次第。 | ¥24,000 ~ 28,000 |
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NW- A17 |
[64GB] ・ (販売終了 モデル) |
Zシリーズほどでは無いが音質を追求した専用機ならではの高音質さと低価格を両立。 ZX1/Fシリーズの弱点であったSD外部メモリ対応・高速起動(電源オン)を実現。 A16と比べ約¥6,000の追加価格で内蔵メモリが64GBに。 | Z/Fシリーズと比べると画面が小さくて表示が少し粗い。タッチパネル操作にも非対応。ただしボタンを押した感がある等の操作感に関わる部分なので好み次第。 A16と比べてカラーバリエーションが半減、ピンクとブルーは存在しない。しかし色なので好み次第。 | ¥34,000 ~ 37,000 |
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NW- A26 HN |
[32GB] ・ (販売終了 モデル) |
Zシリーズほどでは無いが音質を追求した専用機ならではの高音質さと低価格を両立。 A10シリーズと比べハイレゾ再生時のノイズキャンセリング性能が向上。Bluetooth接続時のコーデックとしてより高音質なLDACに対応。 下位モデルのA25と比べ約¥5,000の追加価格で内蔵メモリが32GBに。Aシリーズの中では性能・価格のベストバランスモデルでおすすめ。 | Z/Fシリーズと比べると画面が小さくて表示が少し粗い。タッチパネル操作にも非対応。ただしボタンを押した感がある等の操作感に関わる部分なので好み次第。 下位モデルのA25と比べてカラーバリエーションが4色に、黄色とオレンジは存在しない。 しかし色なので好み次第。 | ¥35,000 ~ 38,000 |
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NW- A27 HN |
[64GB] ・ (販売終了 モデル) |
Zシリーズほどでは無いが音質を追求した専用機ならではの高音質さと低価格を両立。 A10シリーズと比べハイレゾ再生時のノイズキャンセリング性能が向上。Bluetooth接続時のコーデックとしてより高音質なLDACに対応。 A26と比べ約¥10,000の追加価格で内蔵メモリが64GBに。多少値は張るがアルバム1枚で1~2GB必要なハイレゾ音源を考慮すると個人的にはAシリーズの中で最もおすすめ。 | Z/Fシリーズと比べると画面が小さくて表示が少し粗い。タッチパネル操作にも非対応。ただしボタンを押した感がある等の操作感に関わる部分なので好み次第。 A26と比べてカラーバリエーションが半減、ピンクとブルーは存在しない。 しかし色なので好み次第。 | ¥46,000 ~ 48,000 |
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NW- A36 HN |
[32GB] ・ (2016年 10/29 発売) |
WM1シリーズと同時発売のハイレゾウォークマン入門機。入門機とは言え高音質を追求した専用機ならではの高音質さと低価格を両立。 A20シリーズと比べ、デジタルアンプS-MASTER HXの改良によるさらなる高音質化・ヘッドホン出力UP・DSD再生対応、ディスプレイサイズUP(2.2→3.1インチ)・画面タッチ操作対応など大幅に性能向上し、しかも価格はほぼ据置。 またA30シリーズより上位機種でもカラーバリエーションが5色と豊富に。 ノイズキャンセル対応の専用イヤホンも付属。 | WM1/Z/Fシリーズと比べるとやや画面が小さいが解像度は同等。正直あまりデメリットは見つからないがA20シリーズと比べると、横幅が約10mm大きく、約30g重くなり携帯性がほんの少し悪化。 | ¥34,000 ~ 37,000 |
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NW- A37 HN |
[64GB] ・ (2016年 10/29 発売) |
WM1シリーズと同時発売のハイレゾウォークマン入門機。入門機とは言え高音質を追求した専用機ならではの高音質さと低価格を両立。 下位モデルのA36と比べ約\1万で内蔵メモリが32GB増強され64GBに。 A20シリーズと比べ、デジタルアンプS-MASTER HXの改良によるさらなる高音質化・ヘッドホン出力UP・DSD再生対応、ディスプレイサイズUP(2.2→3.1インチ)・画面タッチ操作対応など大幅に性能向上し、しかも価格はほぼ据置。 またA30シリーズより上位機種でもカラーバリエーションが5色と豊富に。 ノイズキャンセル対応の専用イヤホンも付属。 | WM1/Z/Fシリーズと比べるとやや画面が小さいが解像度は同等。正直あまりデメリットは見つからないがA20シリーズと比べると、横幅が約10mm大きく、約30g重くなり携帯性がほんの少し悪化。 | ¥44,000 ~ 48,000 |
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NW- F886 |
[32GB] ・ (販売終了 モデル) |
Zシリーズほどでは無いが音質を追求した専用機ならではの高音質さとスマホライクなタッチパネル操作ならではの使いやすさを両立。 アンドロイドをベースに設計されており、高精細なディスプレイによるカバーアート表示やWiFi機能も装備し、パソコンが無くてもハイレゾ音源等のインターネット購入・バージョンアップがやりやすい。 発売から2年以上経ち実売価格が低下し少しお買い得になったのでそれなりにおすすめ。 | スマホほどでは無いが使い方によっては電池の消費が早い。 SD等の外部メモリ非対応。 NW-A16等Aシリーズの登場によって”手頃にハイレゾ対応”という本機ならではの存在意義が危ぶまれる。 販売終了モデルでもあるため販売当初より価格的に割高な場合あり。 | ¥40,000 ~ 50,000 |
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NW- ZX 100 |
[128GB] ・ (2015年 10/10 発売) |
音楽再生に機能を絞った音質特化コンパクト設計により、可能な限りの低価格で超高音質を実現。 また、ZX1の弱点であった電池容量の改善とSD外部メモリ対応を実現。電池の持ちに関しては最上位機ZX2を越える性能。 Zシリーズとしては初のノイズキャンセリング機も装備。Zシリーズの中では音質・電池持ち・価格のベストバランスモデルでおすすめ。 | コストダウンのためかZX1・ZX2と比べタッチパネル・アンドロイドOS・Wi-Fi機能が削除。タッチパネルならではの直感操作・本体を直接ネット環境に接続した音源ダウンロード・ネットサーフィン・機器バージョンUPができなくなった。 しかし、パソコン接続により解決できるためそれほど不自由は無い。 | ¥71,000 ~ 74,000 |
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NW- ZX1 |
[128GB] ・ (販売終了 モデル) |
音質を追求した専用機ならではの超高音質さとスマホライクなタッチパネル操作ならではの使いやすさを両立。 アンドロイドをベースに設計されており、高精細なディスプレイによるカバーアート表示やWiFi機能も装備し、パソコンが無くてもハイレゾ音源等のインターネット購入・バージョンアップがやりやすい。 発売から2年以上経ち実売価格が低下し非常にお買い得になったのでコストパフォーマンス的にもおすすめ。 | スマホほどでは無いが使い方によっては電池の消費が早い。 SD等の外部メモリ非対応。 NW-ZX2の登場によってフラッグシップ機ではなくなったので所有満足度は若干低下。 A/Fシリーズに装備されているノイズキャンセリング機能は無。 | ¥77,000 ~ 87,000 |
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NW- ZX2 |
[128GB] ・ (販売終了 モデル) |
ZX1の弱点であった電池容量の改善(約2倍)とSD外部メモリ対応を実現。ZX1よりさらに超高音質さを追求したフラッグシップ機。 アンドロイドをベースに設計されており、高精細なディスプレイによるカバーアート表示やWiFi機能も装備し、パソコンが無くてもハイレゾ音源等のインターネット購入・バージョンアップがやりやすい。 高音質と電池持ちを求める人にはおすすめ。 発売から時間が経ち価格も少しずつ低下。 | 価格相応の価値はありそうだが10万円を超える買い物なので購入の時には勇気が必要。 A/Fシリーズに装備されているノイズキャンセリング機能は無。 | ¥ 110,000 ~ 130,000 |
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NW- WM1A |
[128GB] ・ (2016年 10/29 発売) |
ZX2では未対応のDSDネイティブ再生・バランス接続に対応。 さらにデジタルアンプS-MASTER HXの改良・基板レイアウト含む音響設計の見直しにより、さらに音質の向上・ヘッドホン出力向上しフラッグシップ機として進化。 非ハイレゾ音源に対して絶大な効果を発揮するDSEE-HXも5パターンから選べるタイプに進化。 また、OSがZX2以前の機種に搭載されていたアンドロイドOSからSONYオリジナルOSに変更となり、起動時間の短縮と操作性向上を実現。より音楽再生に特化した機器となった。 | 価格相応の価値はありそうだが10万円を超える買い物なので購入の時には勇気が必要。 A/Fシリーズに装備されているノイズキャンセリング機能は無。 アンドロイドOS不採用の結果、WiFi非対応・アンドロイドアプリ非対応となった。 | ¥ 120,000 ~ 130,000 |
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ちなみに私KYOは2013年に試しに”Fシリーズ”NW-F886を買い、さらに高音質化の欲が出たので2014年にZX1、2015年にZX2を買いました(笑)。 しかし、いま検討されるのであれば”Fシリーズ”より安くてSDカードでメモリ増強可能な”Aシリーズ”が発売されてますので、
- まずはハイレゾを体験してみたい → Aシリーズ(NW-A17/A26HN/A27HN)
- より高音質にこだわる → NW-ZX100、NW-ZX2
と用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
ところでA16[32GB]とA17[64GB]や、A26HN[32GB]とA27HN[64GB]その差約¥10,000はどちらがいいのか非常に悩むところです。 一見、32(=64-32)GBのmicroSDが¥2,000以下で手に入る今、microSDで容量UPが可能と考えるとA16/A26HNで十分とも思えます。 現在一般流通しているmicroSDは128~256GBが最大容量ですが、ウォークマンとしては+128GBまでのmicroSDにしか対応していません。 よって、microSDで容量UPしたところでA16/A26HNは160GBが限界、A17/A27HNは192GBが限界なのです。 32GBはハイレゾだとアルバム約16枚分、非圧縮のCDリッピングデータだとアルバム約50枚分に相当します。
また、SDカードによってメモリ容量UPを行った場合、内蔵メモリ・SDカードの両方を読み込むため、特に起動時は楽曲リストの読み込みにかかる時間がより長くなります。
なので個人的には私KYOなら、できる限り多くの音楽を持ち出したい・楽曲リストの読み込み時間が長くなるのはなるべく避けたいとの思いから私は、A17/A27HNの選択がおすすめと考えます。
また、上記ハイレゾウォークマンをカーオーディオのAUX端子に接続する時に必要となるステレオミニプラグケーブルですが、こちら”知っておきたい車のAUX端子用ステレオミニプラグケーブル(オーディオケーブル)の選び方“の記事に車の中で使用する観点ならではのメリット・デメリットをまとめましたので、もしよろしければ、ご参考にどうぞ。