オーディオの音質がいい車とは2種類!15年乗った感想とメリット

世の中にはオーディオの音がいい車というものが存在します。

特に音楽が好きな方は、どうせ車に乗るなら、オーディオの音質がいい車に乗ってみたいと考えたことがあるかもしれませんし、いい音で音楽が聴ける車に対し多少なりとも興味をお持ちかと思います。

そこでこの記事では、オーディオの音がいい車とは何かを2種類に整理し、私が実際に乗ってみた感想やそれぞれのメリットを比較・解説していきます。車でいい音で音楽が聴けると、単なる移動時間が快適で濃密な音楽鑑賞時間になります。

オーディオの音がいい車のイメージ

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自動車エンジニア KYO(きょー)

 自動車会社で内装開発を20年間担当

 年間20車種以上に乗り最新の自動車技術を分析

 開発現場で得た車のノウハウブログで発信中

音質がいい車を安く買う方法について詳しく知りたい方は以下記事も合わせてご参考にどうぞ。

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オーディオの音質がいい車とは?

オーディオの音質がいい車は2種類

高音質ヘッドホンとポータブルアンプ追加による音質向上

オーディオの音がいい車とは、簡単に言うと高音質な音が出せるオーディオ本体・アンプ・スピーカーが装着された車です。スマホの音楽を聴く際に、イヤホン/ヘッドホンをハイグレード品に交換して高音質なリスニング環境を作るのと同じです。

オーディオの音がいい車は、どのタイミングで音がいい状態に作られるかにより以下2種類に分類できます。

  • 自動車メーカーの工場で生産されるタイミングで音がいい状態
  • 自動車メーカーから出荷後のタイミングで後付で音がいい状態

まず1種類目は、自動車メーカーの工場で生産されるタイミングで音がいい車を純正高音質オーディオ装着車と呼ぶことにします。自動車メーカーの工場で装着される部品なので、当然全て純正部品です。

装着される部品は、オーディオ本体・アンプ・スピーカーだけではなく、室内の静かさを保つための防音材・防振材も追加されたり、高出力のオーディオ性能に耐えうるためにボディー剛性の強化が行われる場合もあります。

次に2種類目は、自動車メーカーから出荷後、車が引渡しされた後のタイミングで音がよくなる車を後付高音質オーディオ装着車と呼ぶことにします。納車された後にユーザーまたは専門ショップにてオーディオ本体・スピーカーが交換される場合が多いです。

純正高音質オーディオ装着車同様に、室内の静かさを保つためにデッドニングと呼ばれる防音防振処理が施工されることも多いです。

以上をまとめますと、オーディオの音がいい車とは以下2種類の状態の車と言えます。

  • 純正高音質オーディオ装着車:自動車メーカーの工場出荷時点でいい音が完成
  • 後付高音質オーディオ装着車:納車後に部品後付・交換後にいい音が完成

 

オーディオの音質がいい車を6台買ってみた感想

レクサスIS250の内装

ちなみに、私KYOはオーディオの音がいい車を実際6台ほど購入してますが、音楽好きの私にとっては大満足以外の何物でもないです。

休日のドライブ時間、毎日の通勤時間で、より良い音質で音楽を楽しむことができ、ホントに癒されたり、気分が上がったり、この上ない幸せです。

私が中古車で買った、音がいい純正高音質オーディオ装着車は以下2台です。私にとって最初の高音質オーディオ装着車であるレクサスIS(上図)を買った当時はまだ20代でとても新車なんて買えず中古車を選択しました。また、ポルシェのようなかなりの高級車だと今でも新車では買えないので中古車を選択しています。

  • 2007年式レクサスIS250マークレビンソンサウンドシステム仕様車:2008年購入~2022年売却
  • 2017年式ポルシェ718 Boxster BOSEサウンドシステム仕様車:2022年購入~現在保有中

次に、私が新車で買った、音がいい純正高音質オーディオ装着車は以下4台です。レクサスでもエントリーモデルのCT200h、軽自動車のダイハツコペン、輸入車でも大衆ブランドのフォルクスワーゲンは何とか新車を選択しました。

  • 2012年式レクサス CT200hレクサスプレミアムサウンド仕様車:2012年購入~2018年売却
  • 2016年式ダイハツコペンセロダイヤトーンサウンド仕様車:2016年購入~現在保有中
  • 2018年式フォルクスワーゲン ティグアン DYNAUDIO仕様車:2018年購入~現在保有中
  • 2024年式フォルクスワーゲン ティグアン ハーマンカードン仕様車:2024年購入~現在納車待ち

 

オーディオの音質がいい車の2種類の満足感

レクサスIS250マークレビンソン仕様のオーディオユニット

実際に私が毎日、高音質オーディオ装着車に乗って感じている満足感は以下の2種類に分析できると考えてます。

  • よりリアルで、立体的で、臨場感ある高音質サウンドに没入できる肉体的満足感
  • 高音質な環境で音楽を聴いてる事実認識や目に入ってくるブランドエンブレムによる精神的満足感

 

よりリアル・立体的・臨場感ある高音質サウンド

トヨタアルファード/ヴェルファイアJBLサウンドシステムのスピーカー配置図

自動車業界は日々コスト競争の世界ですので、高音質オーディオ装着を掲げた車には音響性能の高い部品が数多く採用されますが、普通の車のオーディオは最低限の品質レベルは確保しつつもコストと重量の最小化が優先されます。

上図はトヨタアルファード/ヴェルファイアJBLサウンドシステムのスピーカー配置図ですが、全部で17個のスピーカーが装着されています。逆に普通の車だとスピーカーは2~6個程度しか装着されてませんし、各スピーカーの性能も段違いです。

私は、毎日愛車の高音質オーディオの音を聴いてますが、仕事の関係で多くの種類の車に乗り、オーディオ音質を聴き比べることも多いです。ここで最も強く感じる音質差は、

  • 音像立体感・奥行き感・広がり感
  • リアルで生々しい生演奏の再現性の高さ・解像度
  • 迫力のある臨場感・ダイナミックレンジ

の3点だと感じてます。聴いて感じ取る時の個人差や、オーディオブランド毎の音作りの方向性により多少の差はあると思いますが、私の感覚だと上記3点が高音質オーディオ装着車ではかなり違う感じです。

 

高音質な音楽環境の事実認識とブランドエンブレム

上図は私の愛車フォルクスワーゲン ティグアンのダッシュボードに装着されているDYNAUDIOブランドのセンタースピーカーです。

ちょうど見える位置にDYNAUDIOと刻まれたブランドエンブレムが装着されています。エンブレムが装着される意義は、音質の良さを証明する目的もありますが、

  • 音質のいい環境であることを視覚的に再認識する目的
  • 高級・高音質オーディオの所有欲を満たす目的

もあると考えています。

実際に私はこちらのエンブレムを見るたびにニヤニヤし、満足感に浸っています(笑)・・・他人が見たらやや気持ち悪いかもですが、人間なんて所詮そんな単純な生き物です。

次章からは、純正と後付けそれぞれの高音質オーディオ装着車音について、メリット・デメリット含め詳しく解説していきます。

 

純正高音質オーディオ装着で音がいい車

純正高音質オーディオ装着車とは?

トヨタハリアー純正高音質JBL仕様のナビディスプレイのロゴ

純正高音質オーディオ装着車とは、自動車メーカーの工場で生産されるタイミングで音がいい状態が作られ、新車の時点で最初から音がいい車のことです。

例えば上図は、トヨタハリアーに純正装着されている高音質オーディオであるJBLサウンドシステムですが、ディスプレイオーディオ画面下にJBLのロゴマークが装着されています。また下図は、トヨタアルファード/ヴェルファイアに純正装着されているJBLサウンドシステムですが、ドアに装着されているスピーカーにもJBLのロゴマークが装着されています。

JBLサウンドシステムが装着されている車種は、こちら”ジェイビーエル(JBL)を車で楽しむ方法“の記事に詳しくまとめましたので、ご参考にどうぞ。

トヨタアルファード/ヴェルファイアJBL仕様のドアスピーカーロゴ

これらの純正高音質オーディオ装着車には、自動車ディーラーで納車されるタイミングで既に

  • 高音質なオーディオユニット・アンプ・スピーカー
  • 室内の静粛性を保つ防音材・防振材
  • 高出力オーディオ性能にも耐えうる高剛性のボディーパネル

が搭載されています。

下図は私の元愛車レクサスIS250のドアに搭載されているマークレビンソンの3WAYセパレートスピーカーシステムの例ですが、フロントドアの一番下の一番大きな赤丸部分がメインのスピーカーです。マークレビンソンのサウンドシステムが装着されている車種は、こちら”マークレビンソン(Mark Levinson)を車で楽しむ方法“の記事にまとめましたので、ご参考にどうぞ。

3WAY_SP_Trim

上から順に、

  • 高音域の音を出力するツィーター
  • 中音域の音を出力するミッドレンジ
  • 低音域の音を出力するウーハー

と少しづつ直径が大きくなっていきます。また下図のように、ドアの表面内装パネルを取り外すとスピーカーユニットが直接見えるので分かりやすいかと思います。(実際ツィーターは内装パネル側に装着されているので写真には写っていませんが・・・)

3WAY_SP_Frame

このような純正高音質オーディオは、自動車メーカーとオーディオメーカーが共同開発し、オーディオユニット・アンプ・スピーカーなどの部品はオーディオメーカーが生産し、車への部品取付は自動車メーカーにて施工されます。部品取付の後、自動車メーカーにて厳しく検査され、その検査に合格したものだけが出荷されます。 自動車メーカーとオーディオメーカーのコラボ開発とも言えます。

またオーディオとは言うものの、家電のオーディオとは全く異なり、メーター・エアコンなど車に装着されている他の自動車用電子部品と同様に厳しい基準で耐久性能などが保証される設計になっているので、保証期間も一般的な家電の1年とは違い、3年や5年の長期間保証が付与されています。

 

純正高音質オーディオの5つのメリット

純正高音質オーディオならではメリットは、以下の5つです。

  • メーカー・ディーラー保証あり
  • リセールバリューが維持可能
  • 改造による保証範囲外れ・故障リスクの低減
  • アイドリングストップ車にも対応
  • 車内が比較的静かになるよう設計

と、書くとオーディオではなく車そのもののメリットのように見えますが、間違いなく車のオーディオのメリットです。つまり純正オーディオとは、メーカー・ディーラー保証やリセールバリューの対象となる車の一部に含まれていることが理解しておくべき最も重要なことなのです。

 

メーカー・ディーラー保証あり

特にメリットが大きいのが、1つ目のメーカー・ディーラー保証が受けられる点です。

最近の車の電子装備は急激に複雑になってきてます。パソコンほど複雑ではないにしても、一般的に電子部品は複雑になればなるほど故障のリスクは高まります。

特にオーディオ関連の部品はクルマの中で最も複雑なソフト・ハード制御を行っている部品の1つと言えます。オーディオ・ナビゲーションのコンピューターをイメージいただけると、パソコンやスマホとほぼ変わらない制御が行われていることを実感いただけると思います。

このような複雑な電子機器に対してクルマと同じレベルの新車3~5年、中古1~3年の保証が受けられるというのは非常に安心かつお得なのです。 5年保証のパソコンなんてあまり見たこと無いです(笑)。

 

リセールバリューが維持可能

2つ目として、下取り・買取りの時のリセールバリューの維持もメリットの1つです。

特殊な場合を除き、下取り・買取りの時は新車の状態に近ければ近いほど高い価格が付きます。”改造車”に対しいわゆる”ノーマル車”の方がリセールバリューとしては価値が高いのです。

よって、後から純正以上に高価なアフター部品を取り付けても、純正部品のままの方がよい査定が得られる場合さえあります。これに対し、例えば純正品でそれなりに高価な高音質カーオーディオは、中古としての評価とはなりますが、ある程度の査定はなされます

 

改造による保証範囲外れ・故障リスクの低減

3つ目は、1つ目の保証にも関連しますが、部品の後付けなどの改造を行う場合、改造を行った周辺の部分に関しては、メーカー・ディーラーの保証を受けられなくなることがあるということです。

私も昔、自分のクルマのアンダーカバーの痛みが異常に早かったのでディーラーに相談したら、「お客様の場合は、車高ローダウンの改造による影響が考えられるので、修理は自費でお願いします」と言われました。少し悔しい気持ちもありましたが、まぁ確かにおっしゃる通りです(笑)。

また、保証が受けられなくなるばかりでなく、自動車メーカーが設計的に想定していない部品が取り付けられた場合、後から付けられた部品側・取り付けられたクルマ側それぞれが壊れてしまう可能性もゼロではありません。

その点、純正部品はメーカー側の設計・評価が十分に行われている安心感+保証で守られている安心感と2重に守られています。

 

アイドリングストップ車にも対応

4つ目は、「ハイブリッド車ではないクルマで信号待ちなどの時にエンジンを一時的にアイドリングストップして燃費をかせぐ」というアイドリングストップ車対応です。

このシステム、実は再びエンジンをかける時に大きなパワー(電流)が必要となるのですが、後付部品を多く付けたりすると電流が足りなくなり、信号待ちからスタートする時に音が切れてしまったり、場合によってはその音切れを防ぐためにそもそも信号停止中にエンジンがストップしなくなる可能性があります。

当然、純正部品であればアイドリングストップシステムでバックアップが必要な電流量がちゃんと計算された上で設計されているはずですので、安心です。

 

車内が比較的静かになるよう設計

最後5つ目は車室内の静かさです。

特に高級車になればなるほどその傾向にあるのですが、一言でいうと「走行中でもクルマの中が静か」です。

純正高音質カーオーディオ装備車では、周囲からの騒音によってクルマ全体としてオーディオの音質が低下しないようにクルマ自体の対騒音性能がよい場合が多いです。アイドリング時のエンジン音から高速を100km/h以上で走行した際の風切音まで、クルマを取りまく環境には様々な騒音があります。これらの騒音に対し防音材の設定などの対策が設計的になされているクルマとそうでないクルマとでは非常に大きな差があります。

 

後付高音質オーディオ装着で音質がいい車

後付高音質オーディオ装着車とは?

後付カーオーディオ専門ショップの試聴ブース

後付高音質オーディオ装着車とは、納車後にユーザーDIYまたはカーオーディオ専門ショップにて純正部品を一旦取り外して高音質オーディオ部品が後から取り付けられた音がいい車のことです。

上図はカーオーディオ専門ショップのオーディオユニット・アンプ・スピーカー試聴ブースの様子です。

取り付け対象となる部品は、

  • 高音質なオーディオユニット・アンプ・スピーカー
  • 室内の静粛性を保つ防音材・防振材

と純正高音質オーディオと変わらないように見えますが、一番の違いは、

  • どのオーディオメーカーのどのグレードの部品を選ぶか?
  • オーディオ部品を車のどこにどのように取り付けるか?
  • どのように音質のチューニングを行うか?

などのオーディオシステム構築方法の選択肢が、求める性能・予算・ブランド嗜好により無限に存在することです。

選択肢が無限にあるので、部品の選定・取付・音質のバランス調整(チューニング)はとても大変な作業ですが、予算が許す限り自分好みの音を追求できるオンリーワンのオーディオシステム構築を目指すことができます。

ちなみに、多くの選択肢の中から部品選定して組み合わせるのも大変ですが、中でも特に難しいのが部品の取り付け作業と音質のバランス調整作業です。

これらの作業は、一般的に素人の方が自分でDIYで行うには知識的にも技能的にも相当ハードルが高くおすすめできないです。例えば、自動車メーカーの純正高音質オーディオ部品の取付け設計・音質バランス調整は、その道何十年ものプロエンジニアが数ヶ月かけて行います。

後付高音質オーディオ装着車を選択される場合、特にオーディオ部品の取り付け・音質バランス調整の経験が無い方は、まずは専門店に相談され、ある程度任せてしまうのが無難です。

私KYOの自動車オーディオエンジニアの経験的には、車のオーディオ音質のよさが決まる割合としては、

  • スピーカー・アンプ部品の性能:約20%
  • スピーカー取付状態(取付角度・固定時の剛性等):約40%
  • 音質バランス調整結果:約40%

であり、スピーカー取付状態と音質バランス調整結果で8割決まると考えてます。

 

後付高音質オーディオの4つのメリット

後付高音質オーディオならではメリットは、以下の4つです。

  • 車種が限られず全ての車を高音質化可能
  • 予算に応じて無限に高音質化可能
  • 途中でシステム変更・アップグレード可能
  • 選択できる部品・ブランドの幅が無限

これら4つの項目は、純正オーディオよりも優位である点と言い換えることもできます。自動車メーカーの純正装備の場合、信頼性からくる安心感や手厚い保証がありますが、多少のリスクを取ることで、後付オーディオならではのメリットを得ることができます。

 

車種が限られず全ての車を高音質化可能

特にメリットが大きいのが、1つ目の対象車種に限りが無いというところです。

そもそも、メーカー純正のプレミアムオーディオが設定されているクルマは普通車の中級車~高級車に限られています

例えば、駐車場の大きさなど様々な事情で軽自動車を所有しなければならない方にとって、いきなり純正プレミアムオーディオ装着車の選択肢は断たれてしまうのです。

その点、市販カーオーディオ部品によるチューニングであれば、軽自動車だろうが、超高級車だろうが、50年前の旧車だろうが、工夫次第でどんなクルマにでも取付けることができます

 

予算に応じて無限に高音質化可能

2つ目は、予算に応じてほぼ無限に高音質化できる点です。

純正品の場合、新車購入・中古車購入の時に多くても1~3種類のオプションしか選択することができません。最上級仕様以上のオプションや最廉価仕様以下のオプションは存在しないので選択できないのです。

例えば、純正の場合にスピーカーの数が13個か14個の2択しかないとします。しかも13個の場合はセンタースピーカーが無いとします。

「DVDの5.1chサラウンドを楽しみたいので、センタースピーカーが欲しい。でも14個もスピーカーは必要ないし予算は抑えたい・・・」

そんな場合、純正だとどうしようもありません。実はこれは旧型レクサスIS中期型で実際に起こり得た話です。

その点、市販カーオーディオ部品によるチューニングであれば、センタースピーカーだろうがサブウーハーだろうが極端な話、何個でも取り付けることができ、ホントに自由自在です。

 

途中でシステム変更・アップグレード可能

3つ目は途中でシステムの変更ができる点です。

純正オーディオの場合、購入後、正確には新車注文後、クルマを使ってる途中でオプション装備を変更することは通常はできません。

例えば、先程と同じく13個か14個か2択のスピーカーシステムが純正オーディオとして設定されている場合、一旦、13個のスピーカー仕様でオーダーしてしまえば、後から14個のスピーカーシステムに変更することはできません。たった1個の追加でもです。

当然ながら物理的には、改造してしまえばスピーカーの追加などホントはできてしまいます。しかし、それはもはや純正装備とは呼べなくなるだけの話です。

その点、市販カーオーディオ部品によるチューニングであれば、予算さえあれば気分次第で何度でもシステム変更が可能です。

 

選択できる部品・ブランドの幅が無限

最後4つ目は、選択できる部品・ブランドの幅がほぼ無限である点です。

カーメーカーがプレミアムオーディオを採用する場合、オーディオのブランドを持つ部品メーカーとアライアンスを組む(コラボする)のが一般的です。例えば、トヨタはJBL、日産やマツダはBOSEです。

例えば、リビングで使ってるホームシアターシステムがBOSEで好みの音だけど、クルマはトヨタ車が欲しいから、トヨタのクルマに純正でBOSEを取り付けたい。そんなことは、純正オーディオが前提では、全く不可能なのです。カーメーカーとコラボしていないブランドのオーディオシステムを選択することはできません

その点、市販カーオーディオ部品によるチューニングであれば、トヨタ車にBOSEのシステムだろうが、日産車にJBLのシステムだろうが自由自在です。

 

オーディオの音質がいい車まとめ

最後にあらためてオーディオの音がいい車についてまとめておきます。オーディオの音がいい車とは、高音質な音が出せるオーディオ本体・アンプ・スピーカーが装着された車であり、ここでは以下2種類に分類してそれぞれのメリットを解説しました。

  • 純正高音質オーディオ装着車:自動車メーカーの工場出荷時点でいい音が完成
  • 後付高音質オーディオ装着車:納車後に部品後付・交換後にいい音が完成

個人的におすすめなのは、私も実際何度も購入している前者の純正高音質オーディオシステム装着車です。

この純正高音質オーディオシステム装着車についてできる限り安く買う方法をこちら”オーディオ音がいい車を安くかしこく買う方法“の記事で整理しましたので、もしよろしければ合わせてご参考にどうぞ。

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また、純正高音質オーディオ装着車として自動車メーカーとコラボしている主なブランドについては、以下の各記事にまとめましたので、もしよろしければ合わせてご参考にどうぞ。

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