スマホで音楽を聴かれる方は多いと思います。
このスマホ全盛時代に、あえてウォークマンを使って音楽を聴く意味があるか考えてみると、
- スマホよりも一般的に高音質な音楽再生が可能
- スマホよりも音飛び等の少ない安定した音楽再生が可能
の2つの点においては、実はウォークマンがスマホに勝るメリットがあると言えます。
ウォークマンの機種によっては、アンドロイドOS搭載でスマホに近い使い方ができるものもあります。
しかしウォークマンは、あくまで音楽最優先で設計されているため、同じアンドロイドOS搭載機器としてみた場合も、メモリやCPUコア部品(多くのアプリを同時に使うスマホならではのマルチタスク処理性能に直結)よりもアンプ・電源回路部品(音質性能に直結)にコストがかけられています。
また、使う側も音楽再生に特化して使えるので、Amazon Musicとか多少音楽アプリ側に不安定さがあっても音飛び等の少ない安定した音楽再生が可能です。
実際私は普段、ウォークマン以外にも複数のスマホでAmazon Musicを楽しんでいますが、特にUltra HD/HD音源の再生時にウォークマンと比べるとスマホではたまに音飛びが発生します。
やはりスマホは音楽再生専用には設計されていないので、比較的多くのアプリがバックグラウンドで様々なプロセスを走らせており、多くのアプリどうしが同時に限られたメモリ等の性能を奪い合っていると考えられます。
そこでここでは、「スマホより高音質+安定再生可能なウォークマンで人気の音楽ストリーミングアプリAmazon Musicをより高音質に聴くにはどうしたらいいか?」について、音楽ストリーミング対応ハイレゾウォークマンNW-A106を発売日に購入し、これまで数ヶ月間、実際に使い倒してきた私の経験を元に詳しく書かせていただきます。
ウォークマンでAmazon Musicが高音質に聴ける4つのポイント
「ウォークマンでAmazon Musicアプリの音楽を高音質に聴く具体的な方法」を紹介させていただく前に、まずは「ウォークマンでAmazon Musicアプリを高音質に聴くためのポイント」を紹介させていただきます。
以下4点です。
- 1) Amazon Music対応可能なのは最新のAndroid OS搭載ウォークマンのみ
- 2) 高音質化技術DSEEをフル活用可能、ただしDSEE-HXはUSB・Bluetooth出力時は適用不可能
- 3) LDAC対応とはいえBluetooth無線出力でなく有線出力(AUX or USB)が間違いなく高音質
- 4) バッテリー消費早い+USB出力中は給電不可能
各ポイントについて次章より詳しく説明させていただきます。
1) Amazon Music対応可能なのは最新のAndroid OS搭載ウォークマンのみ
Amazon Music対応可能なのはZX500とA100の2シリーズのみ
最近のウォークマンは上位シリーズから順番に以下5つのシリーズがあります。
- WM1シリーズ
- ZXシリーズ
- Aシリーズ
- Sシリーズ
- Wシリーズ
この中でAmazon Music対応、具体的にはAndroid OS搭載してるのは基本的にZXシリーズとAシリーズの2つだけです。
さらにZXシリーズとAシリーズも全ての機種がAmazon Music対応なわけでは無く、さらに細かく分けるとZX500とA100の2シリーズのみがAmazon Music対応です。
例えば、ZXシリーズの中のZX300シリーズや、Aシリーズの中のA50シリーズはソニーの独自OSが搭載されており、Amazon Musicアプリをインストールすることができません。
具体的なAmazon Music対応の機種名としては、以下の通りです。
- ZX500シリーズ:NW-ZX507
- A100シリーズ:NW-A105、NW-A106、NW-A107
少し前のAndroid OS搭載ウォークマンは実質Amazon Music対応不可
実は少し前のZXシリーズ、Sシリーズにも以下の通りAndroid OS搭載機種が存在しましたが、結論から言うと現在はAmazon Musicアプリの利用は不可能です。
- ZXシリーズ:NW-ZX1、NW-ZX2
- S800シリーズ:NW-S885、NW-S886、NW-S887
下図は、NW-ZX2にAmazon Musicアプリをインストールした状態のホーム画面表示です。 Amazon Musicアプリのアイコンがまだオレンジ色だった頃のバージョンです。
実際私は、NW-ZX1、NW-ZX2、NW-S886を所有しておりますが、以前はAmazon Musicアプリが使用できたものの、現在は使用できない状態です。
2021年現在、Amazon Musicアプリを動作させるには、最低Android OS 5.0 (Lollipop) 以上に対応している必要があります。
しかし、NW-ZX1、NW-ZX2、NW-S886では、Android OS 4以下でサポートが停止となっており、実質Amazon Musicアプリを使える状態で起動することができません。
古いバージョンのAmazon Musicアプリであればインストールまでは可能ですが、Amazon Musicはそもそもネットワーク接続を前提としているため、アプリ起動の途中で最新版へのアプリバージョンアップが求められ、実質最後までアプリを起動することができないのです。
このように、Amazon Musicなどオンラインサービスと連携するソフトウェアアプリは一般的にバージョンアップを繰り返し、どんどん新しいバージョンのOSへ対応していくと共に古いバージョンのOSへのサポートを終了していきます。
同様にハードウェアであるウォークマンも新しいバージョンのOSに対応してはいくものの、後継の新しいウォークマンが発売になった等のある時期から、旧モデルとなったウォークマンのサポート(新しいバージョンのOSへの対応等)は徐々に終了していきます。
少し前に、Windows 7搭載パソコンのサポートが終了となって買い替えを余儀なくされたことは、記憶に新しいのではないでしょうか。
ちなみに、ウォークマンそのものにAmazon Musicアプリをインストールして聴くことができるのは、ZX500とA100の2シリーズのみですが、実は接続方法を工夫することでZX300/A50/A40シリーズでもAmazon Musicを聴く方法があります。
このようにAndroid OS非対応のウォークマンでAmazon Musicを聴く裏技について、こちら”Android非対応ウォークマンでAmazon Music等サブスク曲を聴く方法“の記事にまとめてみました。
もしよければ、合わせてご参考にどうぞ。
2) 高音質化技術DSEEをフル活用可能、ただしDSEE-HXはUSB・Bluetooth出力時は適用不可能
高音質化技術DSEEをフル活用可能、Amazon Music HDにも有効
Amazon Music Unlimitedも含め一般的な音楽聴き放題アプリで使用されている圧縮音源や、CDからリッピングしたWAVやFLACなどのCD相当音質音源、つまり非ハイレゾ音源をデジタル処理でハイレゾ相当にまで音質を向上させる夢のような機能が存在します。 ソニーが誇るDSEEです。
ちなみにハイレゾ対応サービスのAmazon Music HDであっても、実はハイレゾ対応音源は全6,500万曲の中のわずか数100万曲なので、残りの約6,000万曲のHD音源(=CD相当音質)に対しては、DSEEによるハイレゾ相当へのアップスケーリングには十分に意味があります。
少し専門的な用語も出てきますが、ソニー公式サイトにはハイレゾウォークマン等に搭載されているDSEE-HXについて以下のように解説されています。
ソニー独自の高音質技術により、圧縮音源で失われがちな高音域や消え際の微小な音を効果的に補完。 非圧縮のリニアPCMや可逆圧縮音源についても量子化によって失われる音を補完する「DSEE HX」。 手持ちのCD音源やMP3、AACなどの圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングします。
この技術を支えているのは、次の2つのアプローチ。
ひとつは、サンプリング周波数を拡張。 サンプリング周波数をCD音源の44.1kHzに対し、最大192kHzまでアップスケーリングすることにより、これまで再現できなかった高音域をクリアに表現できるようになりました。
もうひとつは、ビット数を拡張。 ビット数とは、1秒間に処理するデータ量。CD音源の16bitに対し、24bitまでアップスケーリングさせたことで、消えかかる繊細な音から、迫力ある大音量まで、音の強弱を豊かに表現します。
この2つのアプローチにより繊細な表現が可能となり、楽器やボーカルの生々しさ、演奏の場にいるような空気感、臨場感に包まれ、本来アーティストが伝えたかった世界観や想いまで再現し、心震える感動を体感できます。
上記解説文ではDSEE-HXの真髄を”ソニー独自の高音質技術”とうまくまとめてありますが、実際のところは、ソニーのエンジニアが様々なジャンルの楽曲に対してハイレゾ音源~CD音源~圧縮音源をそれぞれ比較分析し、各音源の波形パターンを解析するという地道な作業とそれらを集積したノウハウの上に成立している、いわば努力とノウハウの結晶のようなものであると考えられます。
DSEE-HXはUSB・Bluetooth出力時は適用不可能
万能にも思えるDSEEですが、微妙に欠点もあります。
現在、多くのハイレゾウォークマン等に搭載されているDSEE-HXは、アナログイヤホンジャック(AUX)出力の場合には問題なく適用されるものの実はデジタル出力となるUSB・Bluetooth出力時は適用不可能です。
ちなみに、2020年春発売のXperia 1 II(マーク・ツー)から搭載予定のDSEE-UltimateからはBluetoothでもアップスケーリング適用可能となります。
3) LDAC対応とはいえBluetooth無線出力でなく有線出力(AUX or USB)が間違いなく高音質
ハイレゾウォークマンは、ケーブルが不要で便利なBluetoothワイヤレス接続時にもできる限り音質劣化を防止する技術LDACというコーデックに対応しています。
実はBluetooth (A2DP)の標準規格であるコーデックSBC(Sub Band Codec)は無線伝送時のビットレートが低く、せっかく高音質な音楽ファイルを再生してもBluetoothワイヤレス接続部分がボトルネックとなって音質が劣化してしまうという問題がありました。
そこで、AAC, apt-x, HWA, LDAC など SBCに代わる高音質を維持できる新しいコーデックが登場しています。 特にソニーのLDACはハイレゾ音源の転送にも耐えうる仕様となっています。
ビットレートを使って音源フォーマットを一覧に整理すると、
- mp3/AACなどの圧縮音源をBluetooth A2DP(SBC)接続:事実上64~約200kbps(理論上は最大328kbps)
- mp3/AACなどの圧縮音源をBluetooth A2DP(AAC)接続:事実上64~320kbps
- mp3/AACなどの圧縮音源をBluetooth A2DP(apt-X)接続:最大384kbps
- mp3/AACなどの圧縮音源~FLAC/ALAC/DSDなどのハイレゾ音源をBluetooth A2DP(apt-X HD)接続:最大576kbps
- mp3/AACなどの圧縮音源~FLAC/ALAC/DSDなどのハイレゾ音源をBluetooth A2DP(HWA)接続:最大900kbps
- mp3/AACなどの圧縮音源~FLAC/ALAC/DSDなどのハイレゾ音源をBluetooth A2DP(LDAC)接続:最大990kbps
- CD(-DA):1,411kbps
- FLAC/ALAC/DSDなどのハイレゾ音源が記録されたメディア:事実上1,411kbps以上
となります、SBCの代わりに AAC, apt-x, LDAC を使用することで、ようやく元音源同等以上のビットレートが確保でき、ワイヤレス接続による音質劣化を最小限におさえることができることがイメージいただけると思います。
BluetoothやLDACのかしこい使い方・注意点については、こちら”Bluetooth/LDACでイヤホン/スピーカー高音質接続時の3つの注意点“の記事に詳しくまとめてみましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
と、ここまで言っておきながら高音質を追求するのであればBluetooth無線出力でなく有線出力(アナログ・AUX or USB)がおすすめです。
たとえ高音質なコーデックLDACを利用したとしても、Bluetooth接続の場合は程度の差はあるものの無線接続のための信号処理による音質劣化は絶対に避けることができません。
よって、間違いなく有線出力(アナログ・AUX or USB)が高音質となります。
4) バッテリー消費早い+USB出力中は給電不可能
実は、Android OS搭載ウォークマンの最大の欠点がバッテリー消費が早いことです。
ZX500シリーズ・A100シリーズでAndroid OS搭載モデルが復活しましたが、以前のソニー独自OS搭載モデルであるZX300シリーズ・A50シリーズ・WM1シリーズと比較してもダントツでバッテリーの消費が早いです。
これは、ZX300シリーズ・A50シリーズ・WM1シリーズのさらに前のAndroid OS搭載モデルでも同じ傾向です。
例えばZX2はそこそこ大容量のバッテリーを搭載していたのでそれなりには持ちこたえていたものの、ZX1やS880シリーズのバッテリー消費の早さはまさに現在のZX500シリーズ・A100シリーズと同じイメージです。
最悪、使い方によってはバッテリーが1日すら持ちません。
よって、バッテリー激減防止のためにBluetoothやWi-Fi機能はOFFにしておくのがおすすめです。 さらにアナログイヤホン(AUX)出力と比較してUSB出力は、さらにバッテリー消費が激しいので注意が必要です。
ウォークマンのバッテリー消費を抑え持ち時間を長くする方法は、Bluetooth OFFやWi-Fi OFF以外にもいくつか存在します。
こちら”ウォークマンA100/ZX500バッテリー激減問題!7つの長持ち対策方法“の記事で、ウォークマンのバッテリーを長く持たせる具体的な方法について詳しく書かせていただきました。
もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
ウォークマンでAmazon Musicを高音質に聴くための具体的な4つの方法
ここからは、先ほど紹介させていただいた「ウォークマンでAmazon Musicアプリを高音質に聴くためのポイント」を念頭に置いて、「ウォークマンでAmazon Musicアプリの音楽を高音質に聴く具体的な方法」を紹介させていただきます。
ウォークマンでAmazon Musicアプリを使う場合、なるべく高音質に聴くための具体的な方法をまとめると以下4つとなります。
- 1) Amazon Music SD音源をウォークマンでDSEE-HXアップスケーリングしてアナログ出力
- 2) Amazon Music SD音源をUSB出力して外部アンプでアップスケーリングしてアナログ出力
- 3) Amazon Music HD or Ultra HD音源(ダウンコンバート後)をウォークマンでDSEE-HXアップスケーリングしてアナログ出力
- 4) Amazon Music HD or Ultra HD音源をUSB出力して外部アンプでアップスケーリングしてアナログ出力
4通りの方法を書きましたが、基本的にはお使いのサービスによって、
- Amazon Prime MusicまたはAmazon Music Unlimitedをお使いの場合 → 方法1) または 2)
- Amazon Music HDをお使いの場合 → 方法3) または 4)
と、実際に行う方法はほぼ2つに絞られてきます。
厳密に言うと、Amazon Music HDサービスにも少しだけSD音源の曲も存在するので、Amazon Music HD をお使いの場合には、方法1) または 2)を使うパターンもありますが。
Amazon Musicの各サービスの音質や料金の違いについては、こちら”Amazon Music HDが高音質無制限ダウンロード可能で最強な3つの理由“の記事に詳しくまとめてみましたので、もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
1) Amazon Music SD音源をウォークマンでDSEE-HXアップスケーリングしてアナログ出力
まず1つ目の方法です。
Amazon Music Unlimitedのほぼ全ての音源、及びAmazon Music HDのごく一部の音源で採用されてるSD音源は、256kbps/44.1kHz/16bitのスペックです。
これをウォークマン内蔵のDSEE-HXの内部処理で最大192kHz/32bitへ変換し、最終的にウォークマン内蔵のDACを通してアナログ出力を行います。
下図のようにウォークマン内のAmazon Musicアプリで再生される瞬間は、標準音質である256kbps/44.1kHz/16bitのスペック状態です。
しかし、DSEE-HXを活用することで最大192kHz/32bitまでアップスケーリングされた高音質音源にリアルタイム変換されるのです。
2) Amazon Music SD音源をUSB出力して外部アンプでアップスケーリングしてアナログ出力
次に2つ目の方法です。
同じく、Amazon Music Unlimitedのほぼ全ての音源、及びAmazon Music HDのごく一部の音源で採用されてる256kbps/44.1kHz/16bitのSD音源を対象とします。
これをウォークマンからそのままUSBデジタル出力し、外部アンプ(ポータブルアンプ・ヘッドホンアンプ等)に入力します。
その外部アンプ側で、例えば下図のようなソニー製のアンプの場合、DSEE-HXの内部処理で最大192kHz/32bitへ変換し、外部アンプ内のDACを通してアナログ出力を行います。
ウォークマンZX500シリーズ・A100シリーズでは、USBデジタル出力時はDSEE-HX適用不可能なため、ウォークマンから外部アンプへ出力される音は素の256kbps/44.1kHz/16bitのスペックとなります。
ちなみに、ソニー製の外部アンプ(ポータブルアンプ・ヘッドホンアンプ等)にはウォークマン同様、DSEE-HXが搭載されているものが多いです。
ただし、ソニー以外の外部アンプであってもDSEE-HXのような非ハイレゾ音源をハイレゾ音源相当にするアップスケーリング技術を搭載している場合もあります。
代表的なアップスケーリング技術は以下の通りです。
- DSEE-HX by SONY
- K2 Technology by JVC KENWOOD
- マスターサウンドリバイブ(MSR) by Pioneer
- Advanced AL32 Processing by DENON
- UHQ アップスケーラー by Samsung
- HF-Player内の処理
外部アンプ(ポータブルアンプ・ヘッドホンアンプ等)は、ソニー製で無くとも、JVC KENWOODやPioneer、DENON製であってもアップスケーリングは可能です。
3) Amazon Music HD or Ultra HD音源(ダウンコンバート後)をウォークマンでDSEE-HXアップスケーリングしてアナログ出力
3つ目の方法です。
Amazon Music HDのほぼ全ての音源はHDまたはUltra HD音源と呼ばれ、最低でも1,441kbps/44.1kHz/16bit以上で、最大だとビットレート3,730kbpsのスペックとなります。
しかし、現在のウォークマン及びAmazon Musicアプリの仕様上、アナログ出力時は一度1,536kbps/48kHz/16bitにダウンコンバートされてしまいます。
よって、これをウォークマン内蔵のDSEE-HXの内部処理で最大192kHz/32bitへ変換し、最終的にウォークマン内蔵のDACを通してアナログ出力を行います。
下図のようにウォークマン内のAmazon Musicアプリで再生される瞬間は、HDまたはUltra HD音質の状態です。
一旦48kHz/16bitにダウンコンバートはされるものの、再びDSEE-HXを活用することで最大192kHz/32bitまでアップスケーリングされた高音質音源にリアルタイム変換されるのです。
4) Amazon Music HD or Ultra HD音源をUSB出力して外部アンプでアップスケーリングしてアナログ出力
最後に4つ目の方法です。
同じく、Amazon Music HDのほぼ全ての、最低でも1,441kbps/44.1kHz/16bit以上かつ最大だとビットレート3,730kbpsのHDまたはUltra HD音源を対象とします。
これをウォークマンからはそのままUSBデジタル出力し、外部アンプ(ポータブルアンプ・ヘッドホンアンプ等)に入力します。
その外部アンプ側で、例えば下図のようなソニー製のアンプの場合、DSEE-HXの内部処理で最大192kHz/32bitへ変換し、外部アンプ内のDACを通してアナログ出力を行います。
ウォークマンZX500シリーズ・A100シリーズでは、USBデジタル出力時はDSEE-HX適用不可能なため、ウォークマンから外部アンプへ出力される音は素の1,441kbps/44.1kHz/16bit以上のスペックとなります。