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スマホvsカーナビ徹底比較!知っておきたい決定的な違い[選ぶ重要ポイント編]

公開日: : 最終更新日:2017/02/07 カー用品の選び方

スマホの普及率が70%を超えている今、多くのドライバーにとって、「本当にカーナビ専用機が必要か?」気になることもあると思います。 スマホさえあれば、ほぼ無料でカーナビ専用機同等のナビアプリが使えてしまうからです。

スマホvsカーナビ比較イメージ

ここでは、約20年間カーナビを使い続け、また10年以上カーナビの設計・開発をしてきた私KYOの経験も含め、スマホ等のナビアプリとカーナビ専用機重要な7つの観点・全22個の多様な観点から徹底的に比較します。 具体的には、スマホ+ナビアプリ~カーナビ専用機それぞれの得意な点・苦手な点を具体化することでスマホとカーナビ専用機は何が決定的に違うかを明確にしていきます。

そして、それぞれの好みやライフスタイルに本当に合うのはスマホ・またはどのタイプのカーナビなのかを考えていきたいと思います。

カーナビを使うための8つの手段・種類

カーナビ専用機やスマホ+ナビアプリなど、カーナビを実際に使う手段はいくつかありますが、ここでは以下8つの種類に分けて考えていきます。

  • スマホナビアプリ
  • タブレットナビアプリ
  • ポータブルタイプカーナビ専用機
  • 市販ビルトインタイプカーナビ専用機(汎用2DIN型)
  • 市販ビルトインタイプカーナビ専用機(車種専用形状型)
  • ディーラー装着ビルトインタイプカーナビ専用機(汎用2DIN型)
  • ディーラー装着ビルトインタイプカーナビ専用機(車種専用形状型)
  • 車メーカー純正一体ビルトインタイプカーナビ専用機

次章より、それぞれのカーナビ・ナビゲーションシステムの手段について簡単に説明させていただきます。

 

ナビアプリの使用

ナビアプリを車の中で使用する場合、ソフトウェアであるナビアプリを動作させるハードウェアデバイス・端末としては、iPhoneやXperiaなどのスマホだけでなく、iPadやXperia Tabletなどのタブレット端末も考えられます。

よって、ナビアプリを使用する場合のカーナビ活用手段としては、以下の2通りとなります。

  • スマホ+ナビアプリ
  • タブレット+ナビアプリ

下図のようなイメージです。

スマホ+ナビアプリの車内取付イメージ

 

ポータブルタイプカーナビ専用機

次にカーナビ専用機には、ポータブルタイプ・カーナビやPND(Portable Navigation Device)と呼ばれるタイプがあります。 電源以外の配線は不要で、ダッシュボードやフロントガラスに吸盤等で取り付けるだけのお手軽さと低価格が特徴です。

下図のような取付イメージで、スマホ同様に手が届きかつ見やすい位置にカーナビを固定します。 下図のモデルもそうですが、日本製モデルとしてはPanasonic ゴリラなどが有名です。

ポータブルナビの車内取付イメージ

以下の写真は、Panasonic ゴリラの最新モデルです。

少し前までは、ビルトインタイプのカーナビ専用機に対する低価格さや自転車でも活用できるナビとして流行した時期もありました。 しかし、スマホに対する優位性があまり無いためスマホが普及した現在、ポータブルタイプのカーナビ市場としては縮小方向です。

 

ビルトインタイプカーナビ専用機

カーナビ専用機の主流は、車のダッシュボードに埋め込まれたビルトインタイプです。 さらに細かく分けると以下5種類に分類できます。

  • 市販ビルトインタイプカーナビ専用機(汎用2DIN型)
  • 市販ビルトインタイプカーナビ専用機(車種専用形状型)
  • ディーラー装着ビルトインタイプカーナビ専用機(汎用2DIN型)
  • ディーラー装着ビルトインタイプカーナビ専用機(車種専用形状型)
  • 車メーカー純正一体ビルトインタイプカーナビ専用機

市販タイプは一般的に販売されているものを指し、カー用品店やインターネット販売で購入することができます。 少し前までは汎用2DIN型と呼ばれる四角形状のもののみでしたが、最近はディスプレイサイズ大型化(8インチ以上)のニーズが強く、大型のディスプレイサイズ車種毎の専用形状のダッシュボード造形にジャストフィットするよう設計された車種専用形状型カーナビも一部車種向けに販売されています。

同様に、ディーラーで装着されるタイプにも汎用2DIN型と車種専用形状型とがあります。 市販タイプとの大きな違いは、ディーラーでしか販売されていない点です。

下図はディーラー装着ビルトインタイプカーナビ専用機(汎用2DIN型)の例です。 四角の汎用2DIN形状になっています(正確には以下の例はトヨタ・ダイハツディーラー純正のワイド2DIN形状となります)。

2DINナビ取付イメージ

下図は車メーカー純正一体ビルトインタイプカーナビ専用機の例です。 下の例の場合、ディスプレイ周辺のスイッチ類を含め四角形状ではなくエアコン送風口と一体となり、ダッシュボードに自然に溶け込むよう一体化されたデザイン形状のカーナビとなっています。

純正一体ナビ取付イメージ

 

スマホvsカーナビ専用機を比較する7つの重要な観点

スマホやカーナビ専用機を比較・選ぶにあたり、キーポイントとなる観点は以下の7つです。 他にも15点ほどあると考えてますが、まずは以下の7点を優先的に考えるのがおすすめです。 他のカーナビ比較の観点についても後ほど簡単に説明させていただきます。

  • 価格
  • 地図データ鮮度
  • 位置測位精度
  • カーオーディオ性能
  • 画面サイズ
  • バックモニター・その他周辺カメラ画像表示
  • 内装デザイン

の7点です。

 

スマホvsカーナビ徹底比較一覧表(7つの重要な観点)

上記の7つの観点を考慮した、各カーナビ毎のメリット・デメリット比較一覧は以下の通りです。 縦軸の各比較観点の詳細は次章より説明させていただきます。

スマホvsカーナビ比較一覧表(7つの重要な観点)

価格

やはりカーナビを比較するにあたって、最も気になるものの1つが価格です。 現在日本では70%以上の人がスマホを所有しており、通常スマホには地図やナビアプリが最初からインストールされています。

つまり、既にスマホを持っている人にとっては、カーナビとして使える道具を既に持っていることになるのです。

「これからドライブに行きたいけど目的地まで案内して欲しいな・・・」と思ったとき、普段使っているスマホを活用すれば、カーナビを準備するための追加費用は基本的に¥0です。 しいて言えば、スマホを車のダッシュボードに固定するためのスマホホルダーを¥1,000~2,000程度で準備すればよいだけです。(運転中のスマホ操作は危険かつ法律でも禁止されているため、スマホをカーナビとして使用する際はスマホホルダーを使って固定しておくのがおすすめです)

このように初期投資ほぼ¥0のスマホに対し、カーナビ専用機となると¥50,000~300,000もの費用が必要となります。

以前と比べると技術の進歩などで、より安い価格のカーナビも増えてますが、少なくとも¥50,000程度は必要です。 また、機能・性能等にこだわり出すとまだまだ¥300,000以上するモデルも存在します。 価格という観点だけでみると、圧倒的にスマホが有利なのは間違いありません。

 

地図データ鮮度

地図データの正確さは、カーナビにとって最も大切な基本機能の1つです。 地図データが古かったり間違っていたりすると、せっかく分からない道などをナビゲーションしてもらいたいのに、カーナビからの案内が間違ってしまい道に迷いかねません。

とは言え、地図の正確さにおいては最近ではどのナビも大きな差はありません。 デジタル地図データを製作元は実は数社(インクリメントP、ゼンリン、トヨタマップマスター等)しかなく、どのナビメーカーもその数社のデータを使用しているからです。

ただし鮮度という観点では、

  • カーナビ専用機:定期的に最新地図データを更新
  • ナビアプリ:その時点の最新の地図データを毎回読み込む

が一般的であるため、ナビアプリの方がより最新の鮮度の高い地図データを使用することができます。 その分、地図データを毎回読み込むためのデータ通信は必要となりますが。

 

位置測位精度

自分の位置を測定する精度も、地図データの正確さと同様にカーナビにとって大切な基本機能の1つです。 今、自分の車が地図上でどこにいるかをどれだけ正確に測定し、表示・案内できるかです。

大まかに言いますと、自分の位置を測位する方法は、

  • スマホ+ナビアプリ:GPS+モバイルネットワーク基地局情報
  • ポータブルタイプカーナビ専用機:GPS+各種センサー加速度ジャイロ等
  • ビルトインタイプカーナビ専用機:GPS+各種センサー加速度ジャイロ傾斜速度等

が一般的です。 よって、より多くのセンサーを駆使することで、ビルトインタイプのカーナビ専用機が最も位置測位精度は高いといえます。 性能の高い順に並べると、

  • ビルトインタイプカーナビ > ポータブルタイプカーナビ > スマホ+ナビアプリ

となります。

 

カーオーディオ性能

カーナビそのものの機能ではありませんが、No Music, No (Car) Lifeの如く重要な付加機能としてオーディオ機能の有無や性能については是非確認しておくべき項目です。

ビルトインタイプのカーナビ専用機の場合、一般的にカーオーディオの機能が一体化されています。 逆にポータブルタイプのカーナビやスマホにはカーオーディオの機能が内蔵されていません

ここで言うカーオーディオ機能とは主に、

  • カースピーカを鳴らすためのアンプ
  • オーディオ操作系(スイッチ・曲名表示等)
  • 外部入力(AUX接続端子・Bluetooth対応等)

になります。 仮にスマホの中に音楽データが入っていたとしても、スマホ単体ではカーオーディオの役割を果たすことはできず、スマホをAUXケーブルやBluetoothで接続する先のカーオーディオユニットが必要なのです。 また最近は減少しつつありますが、CDやDVDを再生したい場合もポータブルタイプカーナビやスマホでは対応できません。

よって車の中で音楽を聴きたい場合、ポータブルタイプカーナビやスマホだと、それとは別にカーオーディオユニットを装着する必要があります。

 

画面サイズ

カーナビの道案内情報・渋滞情報がより見やすく分かりやすく表示されているのがベストです。 運転中の視界の邪魔にならない前提で、表示の大きさに直結する画面サイズはやはり大きいに越したことはありません。

特に地図情報は、画面サイズが大きい方がより広い範囲を表示させることができます。

画面サイズは一般的に、

  • ポータブルタイプカーナビやスマホ:5インチ前後
  • ビルトインタイプカーナビ(汎用2DIN型):7インチ
  • ビルトインタイプカーナビ(車種専用形状型):7~12インチ以上

です。

普段手に持って近くで見ることの多いスマホの画面サイズが5インチ前後です。 車の中ではダッシュボード等に固定し少し遠くから見ることになるので、やはり7インチ以上の大きめ画面サイズの方が、運転中の瞬時の情報認識には有利です。

 

バックモニター・その他周辺カメラ画像表示

バックモニター等のカメラ画像表示機能もカーオーディオ等と同様にカーナビそのものの機能ではありませんが、安全性にもつながる重要な付加機能です。 ちなみに自動車大国アメリカでは、法律でバックモニターの装着が義務付けられています。

安全性以外の観点でも、

  • 既にナビ用に存在するディスプレイをリーズナブルに活用してカメラ画像も表示
  • バックモニターにより後退時の安心感とうっかり事故の未然防止による修理費用節約

等のメリットも考えられます。

 

内装デザイン性

カーナビを比較する観点には、機能性だけではなくデザイン性もあります。 極端に言うと、

  • ポータブルタイプやスマホ:ダッシュボードの取って付けた感
  • ビルトインタイプ(汎用2DIN型):ダッシュボードの取って付けた感
  • ビルトインタイプ(車種専用形状型):ダッシュボードに綺麗に溶け込んだ感

と分類でき、車種専用形状型は価格的には高くなってしまいますが、その分、車の内装デザインの一体感・質感としての付加価値があり、満足度につながります。

 

スマホvsカーナビ専用機を比較するその他の観点

前章で説明させていただいたカーナビ比較に重要な7つの観点以外にも、まだ15点ほどカーナビ比較の観点があります。

7つの観点で十分選べそうな方は、本章は読み飛ばしていただいても構いません。 もっと細かくカーナビ選びの観点を知りたい方は、少しマニアックな部分もあるかもしれませんが、引き続きご参考にどうぞ。

 

スマホvsカーナビ徹底比較一覧表(22個の詳細な観点)

7つの重要な観点にその他全ての22個の多様な観点を加えた、各カーナビ毎のメリット・デメリット比較一覧は以下の通りです。
スマホvsカーナビ比較一覧表(22個の詳細な観点)前章で説明させていただいた7つの重要なカーナビ比較の観点以外にも以下15個の比較観点が考えられます。 重要な比較観点と比べると、カーナビを比較する際の優先順位は下がりますが、どの項目も実際に比較すれば差が出てきてしまう観点です。

  • 車を降りた後の案内
  • 別のナビへの交換・取替えのしやすさ
  • 目的地検索の自由度・Web情報との連携
  • 運転中含む操作性の良さ
  • 充電必要性・バッテリー駆動時間の心配有無
  • モバイルネットワーク圏外地域での使用
  • 耐熱(高温・低温)設計(=車内放置可否
  • 画面の見やすさ(ディスプレイ輝度・太陽光反射防止設計)
  • 電話着信時の割込表示
  • DVD再生
  • Blu-ray再生
  • 長期保証(通常3年)
  • 盗難リスクの低さ
  • メーター等・他の車内電子機器との表示連携
  • 取付作業の必要性(取付工賃の必要性)

車を降りた後の案内や目的地検索の自由度・Web情報との連携などは、スマホのナビアプリが最も有利です。 特にスマホでウェブサイトを調べている際に行きたい場所が見つかれば、その場所の名前や住所からワンクリックでナビ案内を開始できたり、スマホの中でブラウザ等からナビアプリに目的地の情報をコピー&ペーストしてナビ案内を開始できたりします。 このようにWeb情報との連携という点では、スマホがダントツに便利です。

運転中の操作性の良さ、車内に設置し続けても熱などで壊れない信頼性、ディスプレイの明るさ含めた画面の見やすさ等、車ならではの環境下での使いやすさは、カーナビ専用機に共通する有利な点です。 夏の炎天下に駐車した場合、ダッシュボード上にスマホを放置するとほぼ確実に壊れますが、カーナビ専用機なら問題無です。

さらにカーナビ専用機の中でも最近人気の車種専用形状のモデルは、価格こそ高いものの、大画面ディスプレイや内装デザインの一体感・質感に加え、対象車種が絞られることで汎用性が下がりかつ取付が大変な分、盗難リスクが下がります。

特に純正の車種専用形状モデルは、エアコンやメーターなど車内の様々な電子部品と複雑に組み合わせられているので、カーナビ単体の盗難にあまりメリットがなく、ほぼ盗まれる心配がありません。

 

スマホvsカーナビ徹底比較方法まとめ

カーナビを比較する上では、価格以外にも様々な観点が存在することがお分かりいただけたと思います。

最終的には、それぞれの比較観点に対して自分の好みで優先順位を付けていただければ自分にはどのタイプのカーナビがぴったりかがある程度見えてきます。

まずは7つの重要な観点に対して優先順位付けを行っていきます。

具体的な絞込みのフローをイメージしていただくために、私の場合の例を以下に示します。

スマホvsカーナビ比較一覧表(7つの重要な観点)+優先順位

例えば私の場合、バックでの車庫入れがあまり得意では無いので(笑)、バックモニターが第1優先です。 この時点でスマホやポータブルタイプは選択肢から外れます。 続いて内装デザイン性が第2優先です。 車には愛着が湧いてしまうタイプなので一度購入した車は長く乗りたいと考えており、長く使う分、デザインにはこだわりたいと考えています。 この時点で、純正一体タイプかディーラー装着の車種専用形状タイプかの2択にまで絞れました。 ただし、ここから先は非常に迷うところです。 価格の優先順位は「6」とはしていますが、安いには越したことがありません。 恐らく、価格的に同じ「×」でも10万円以上の差がある以上、ディーラー装着の車種専用形状タイプを選択する気がします。 ただしもし、もっと詳細に比較観点から検証していくと、以下のようになります。

スマホvsカーナビ比較一覧表(22個の詳細な観点)+優先順位

私の例の場合、長期保証という観点を入れると、価格さえ許せばディーラー装着の車種専用形状タイプよりも純正一体タイプのカーナビの方が本当は自分に合っていることが分かります。

このように、

  • まずは7つの重要な比較観点で優先順位付けして絞込み
  • 絞りきれない場合22個の詳細な比較観点でも優先順位付けして絞込み

2段階のステップを踏むことで、自分の好みに合ったカーナビはどのタイプかを見極めることができます。 カーナビ選びのご参考にご活用いただければ幸いです。

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