音楽が好きな方なら、
- どうせ車を買うなら、ライフスタイルに合ったSUVが欲しいけど、見た目や使い勝手だけじゃなくて音質がいい車を買ってみたい・・・
- 今の車、なんか音がこもったりノイズがあるけど、ストレス無いクリアな音にならないかなぁ・・・
と、一度くらいは考えたことがあるのではないでしょうか?車の音質がいいと、単なる移動時間が、快適で濃密な音楽鑑賞時間になります。
私自身は20年ほど前から音質がいい車に乗ろうと決めて乗り続けていますが(車種詳細はこちら)、「音質がいい車」と言うと、
- 音質がいい車なんて見分けれるの?
- 専門ショップで改造したり、手間もお金もかかるんじゃないの?
と、不安に思われる方もいるかもしれません。
最近はイヤホン/ヘッドホンをハイグレード品に交換して高音質なリスニング環境を作られる方が多いですが、実は車でも全く同じで、高音質なスピーカー・アンプ・オーディオユニットが装着された車だと、間違いなく音質は良くなります。つまり音質がいい車の見分け方はシンプルで、「音質がいい車」=「高音質なオーディオシステムが装着された車」なのです。
また、専門店で改造なんてしなくても、最初から高音質なオーディオシステムが装着された車が存在します。後から専門店で改造するのではなく、自動車メーカーの生産工場で車の組み立て作業と一緒に高音質なスピーカー・アンプや防音・防振材が装着されるのです。
ちなみに量産工程で流れ作業として素早く装着されることで、人件費も抑えられます。 その結果、専門ショップのワンオフ的な改造と違い、意外と低コストで高音質な車が制作できるのです。
さらに新車ではなく中古車となると装備の評価価格が決まっておらず、高音質オーディオの装着有無による価格差は大幅に小さくさらにお得に手に入る場合が多いです。
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そこでここでは、自分の生活スタイルに合った、都会・アウトドアの両方で使えるSUV・クロカンが欲しい・・・でも音楽も好きだから、せっかくなら「SUV・クロカンでしかも音質がいい車」が気になる・・・という人に向けて、
- SUV・クロカンの室内音響の特徴
- 音質がいいSUV・クロカンのおすすめランキング
- 車の音質が悪くなる理由と音質の改善方法
- 音質がいいSUV・クロカンをお得に手に入れる方法
について、私が普段カーオーディオの開発を行うことで得られた経験をもとに、できる限り分かりやすく書かせていただきます。
高音質なカーオーディオ装着の”SUV・クロカン”ランキングをすぐに見たい方はこちら:音質がいいSUV/クロカンランキング(ページ内リンク)からどうぞ。また、音質がいい車についてさらに詳しく知りたい方は以下記事も合わせてご参考にどうぞ。
世の中にはオーディオの音がいい車というものが存在します。 特に音楽が好きな方は、どうせ車に乗るなら、オーディオの音質がいい車に乗ってみたいと考えたことがあるかもしれませんし、いい音で音楽が聴ける車に対し多少なりとも興味をお持ちかと思い[…]
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なぜカーオーディオの音質に不満を感じるのか?
SUVに限らず、最近、”カーオーディオの音質に不満を感じる人”が増えつつあります。 これには大きく分けて2つの背景が考えられます。
- 普段、クルマ以外の場所で聴いている音が意外と高音質
- カーオーディオにはクルマならではの音質劣化要因が多い
車以外で聴いている音が意外と高音質
まず1つ目の背景についてです。
近ごろ高音質イヤホンや高音質ヘッドホン・ハイレゾオーディオがブームになっていたり、Bluetooth機器が徐々に高音質なコーデックに対応していったり、日常的に高音質を体感できる機会が増えてきています。つまり私たちの耳は少しずついい音に慣れてきているのです。”音の良さ“のような数値で表せない”感性性能“は、”絶対的”な基準を決めるのが難しいので通常”相対的“な比較により性能の判断を行います。
よってカーオーディオに対しても、”相対的“に高音質を求めるようになってきているのです。 確かにCD全盛期の20年程前と比べると、音源そのものは、非圧縮のCDからmp3などの圧縮音源が中心になり、音質は低下している方向です。
しかし、圧縮音源が中心である状況の中でも音楽が聴かれる環境全体としては、前述の”高音質イヤホン“・”ハイレゾ“・”圧縮音源のコーデック高音質化“など音質向上の流れに回帰しつつあります。
車の中ならではの6つの音質劣化要因
次に2つ目の背景についてです。
まず以下の図の上半分をご覧ください(がんばって作ってみました(^^♪)。 いろいろ書いていますが、クルマ“ならでは“の音質劣化要因は主に6つあります。 これはSUV等のボディータイプによらず、どのクルマでも発生します。
- スピーカー・アンプなど部品の性能が低い(要因:④,⑥)
- スピーカーなど部品の取付品質・車の剛性が低く異音・雑音が発生(要因:⑤)
- スピーカー~耳の間での音の反射・吸収・位相ズレによる劣化(要因:①,②,③)
カーオーディオが高音質なおすすめの車とは?
車の中ならではの音質劣化の改善
“人々の耳がいい音に慣れてきた(車内音質不満理由の1つ目)”ことについては、残念ながら対策できません。 もしできたとしても”普段から悪い音に耳を慣れさせる”等の意味不明な対策なのでおすすめできません(笑)。 しかし、”クルマの中ならではの音質劣化要因(車内音質不満理由の2つ目)”は対策が可能です。
上図の下半分に6つの”音質劣化要因“の対策となる”音質改善“方法を書きました。
- ①反射を想定した周波数・位相特性チューニング
- ②位相ズレを想定した位相特性チューニング
- ③吸収を想定した周波数特性チューニング
- ④より低歪等の音響特性のよいスピーカー使用
- ⑤防音材追加・剛性強化など振動・異音が発生しにくい車内設計
- ⑥より高出力・低歪等の音響特性のよいアンプ・DSP使用
上記6つの音質改善方法を以下の”車の音質を決定づける3つの項目“に分類し、高音質化への影響度をパーセント表示(%)で書くと、
- カースピーカー・アンプなど部品の性能(→音質改善:④,⑥):約20%
- カースピーカーなど部品の取付状態・車内の剛性や静かさなどの環境(→音質改善:⑤):約40%
- 音のバランス調整・チューニング(→音質改善:①,②,③):約40%
となります。
こちらの”こんな方法があったのか!車の音質を劇的にUPさせる2つの対策[システム編] “の記事にも書きましたが、これら3項目の改善は”3つまとめて同時に行う“のが、より効率的な高音質化につながるためおすすめです。
カースピーカー・アンプなど部品交換(音質改善:④,⑥)だけでもそれなりに音質は改善しますが、実は効果としては約20%しかないため、あまりおすすめできません。 3つまとめて実施しないと部品の性能すら100%引き出すのは無理なんです。
最初から高音質を目標に設計された車
ここで、これらの”音質劣化要因“がクルマの開発段階で解決されている”最初から高音質を目指して設計された車“なるものを紹介させていただきます。 具体的に言いますとこの車は、ディーラーで納車されるタイミングで既に高音質のカーオーディオシステムが装備されているのです。
このクルマのスピーカー・アンプなどのカーオーディオ部品は、カーメーカーとカーオーディオメーカーにより共同で設計・開発され、場合によっては高音質化のために専用のカースピーカー取付構造や防音・静音設計が車のボディーに施行される場合もあります。
そして、クルマを組み立てる工場で他の部品といっしょにクルマへ取付けられ、カーメーカーの厳しい基準で検査され、その検査に合格したものだけが出荷されます。 また、開発段階からエンジンなど他の部品と遜色ない厳しい基準で耐久性能などが保証されるように設計されているので、壊れにくいという大きな安心感もあり非常におすすめです。 ここではこのようなクルマを”純正高音質カーオーディオ装着車“と呼ぶことにします。 少し言いにくいですが(笑)。
つまり、純正高音質カーオーディオ装着車へクルマごと買い替えてしまえば、手っ取り早く高音質が手に入るのです。
確かに車ごと買い替えなんて簡単ではありませんが、買い替える場合の費用をなるべく節約するため、車を買い替える場合によくある「下取り車が思った以上に安かった問題」の対策方法について、こちら”下取り車が安い場合の対処法!“の記事にまとめてみました。 もしよければ合わせてご参考にどうぞ。
車を買い替えたり手放したりする場合、どのような方法で売却するのがベストなのでしょうか? インターネットが発達した今、車査定/売却の流れは複雑化し、種類も新しいものがどんどん登場しています。 例えば、インターネットを活用した査定/[…]
あらためて”純正高音質カーオーディオ装着車“のメリットを整理すると、
- 専門ショップでの改造等と比べ、手軽に高音質の車が手に入る
- 厳しい品質基準で車の一部分として設計・製造されるので壊れにくく保証もあるので安心
- 専門ショップでの分解・装着と比べ、製造ライン装着なのでコストパフォーマンスがよい
となります。
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SUV/クロカンの車内音響空間とは?
まず、SUVやクロカンならではのボディータイプが作り出す室内空間と音響性能の関係について簡単にまとめてみます。
SUV/クロカンへの高音質カーオーディオ設定
都会にもアウトドアにも似合い、洗練されたスタイリングと使い勝手の良さを兼ね備えたSUV・クロカンは、最近人気が高まってきており、多くの人にとってあこがれの車になっています。
よって、多くのカーメーカーが高級モデルからリーズナブルなモデルまで多くのラインナップを市場に投入してきています。 それに比例し、純正高音質カーオーディオ装着車としてもラインナップが急拡大しつつあります。
上の写真は、比較的高級モデルに位置づけられるSUVのレクサスRX450hです。 カーメーカー純正の高音質なカーオーディオの中でも最高峰のマークレビンソンのサウンドシステムが装着されています。
SUV/クロカン室内の音響空間の特徴
SUV・クロカンタイプの音響空間としての特徴を簡単に整理してみます。
SUVやクロカンタイプは、ミニバンほどではないものの他のボディータイプのクルマと比べ、キャビンが広いのが特徴です。 広いキャビンは圧迫感を感じさせない自然な残響音をもたらし、音楽を聴く場合に開放的な音の包まれ感を味わうことができます。
またクルマによっては、しっかりしたオフロード性能を確保するため、ボディーが非常に頑丈に作られています。
このような頑丈なボディーは音楽を聴く上で非常に有利です。 壁の薄いマンションの一室で音楽を聴くのと、壁がしっかり作られたコンサートホール・レコーディングスタジオで音楽を聴くのとでは、明らかに音質に差が出ることを想像いただくと、その音質差をご理解いただけると思います。
音が出されるスピーカーの振動を受け止めることや、車外の騒音からの遮音性能を考えるとボディーは頑丈なほど音響的に高音質につながる場合が多いのです。
まとめると、SUV・クロカンタイプの特徴は、
- 新しい多くの純正高音質カーオーディオ装着車ラインナップがある
- 広いキャビンからくる開放的な音の包まれ感を楽しめる
- 頑丈なボディーによるしっかりした音・静かな音響空間が楽しめる
高音質なカーオーディオ装着のSUV/クロカンおすすめ車ランキング
ここでは、グレード違いを含む500車種以上ものモデル中から本サイトが独自に調査し、高音質なカーオーディオシステム装着の”SUV・クロカン”を厳選しました。 そしておすすめな順として、ここではコストパフォーマンスがいい順(=安く買える順)に並べ替えてランキング化しました。
こちらに掲載している価格は日本で新車として販売されているトヨタ車のオプション込の価格(旧型車・生産終了車は販売当時の価格)となります。
ちなみに、高級カーオーディオなどのマニアックなオプション装備は誰もが欲しがる装備ではないため特に中古車の値下がり幅が大きく、価格的には新車よりも大変お得でおすすめです。
実際、私も数年前にレクサスIS250のマークレビンソンオーディオ装着車を2年落ちの中古で、新車価格と比べて約90万円もお得に買えた経験があります。
確かにSUV・クロカンは今まさに大人気で中古車での価格は下がりにくいですが、同じく価格が下がりにくいレクサス車でもこれだけ差が出ています。
音がいい車のお得な購入方法については、後ほど詳しく説明させていただきます。 先にお得な購入方法を確認されたい方はこちら:音がいい人気車のお得な購入方法(ページ内リンク)からどうぞ。
初めに高音質なスピーカー・カーオーディオが純正装着されているSUV・クロカン全車種について最安価格順にランキングにしてみます。
1位2位のマツダには“ボーズ(BOSE)”のシステムが、3位5位の三菱には“ロックフォード・フォズゲート(Rockford Fosgate)”のシステムが、4位7位9位のミニとスバルには“ハーマンカードン(harman/kardon)”のシステムが装備されています。
どれも人気のある高級カーオーディオブランドです。
そんな人気カーオーディオブランドの
- 専用設計カースピーカー装着
- 専用設計パワーアンプ搭載
- 専用オリジナル音響チューニング施行
がなされたSUVが、新車価格でも300万円前後で買えてしまうのは、それなりにお得と言えるのではないでしょうか? ちなみに中古車だとさらにお得な価格となります(上表右端欄から最新の中古車価格がご確認いただけます)。
高音質なカーオーディオ装着の国産SUV/クロカンおすすめ車ランキング
次に高音質なスピーカー・カーオーディオが純正装着されているSUV・クロカンのうち国産車種に絞って最安価格順にランキングにしてみます。
先ほどの全車種最安値ランキングと似たような結果となりました。 先ほどの全車種SUVランキング自体、4位のミニONEクロスオーバー、6位のジープレネゲードを除くとほぼ上位を国産車が占めています。
総じて、国産車はリーズナブルなようです。 輸入車の場合、基本的に海外で生産されて運ばれてきますので販売価格の中に輸送費用分が含まれています。 国産車がリーズナブルとなるのはごく自然なことかもしれません。
SUVタイプの特徴として、カーブランド・メーカーではマツダ・三菱・スバル・トヨタ・日産・レクサスと非常に多くの国産ブランド・メーカーがランクインしています。
またオーディオブランドも、ボーズ(BOSE)、ロックフォード・フォズゲート(Rockford Fosgate)、ハーマンカードン(harman/kardon)、JBL、マークレビンソン(Mark Levinson)、と有名ブランドが非常に多くランクインしており、選択肢の多さを実感いただけると思います。
高音質なカーオーディオ装着の輸入SUV/クロカンおすすめ車ランキング
最後に高音質なスピーカー・カーオーディオが純正装着されているSUV・クロカンのうち輸入車に絞って最安価格順にランキングにしてみます。
1位のミニONEクロスオーバーには“harman/kardon”のカーオーディオシステムが、2位7位のジープには“Beats Audio”のカーオーディオシステムが装備されています。
“harman/kardon”、“Beats Audio”は、どちらも人気のある高級オーディオブランドです。
3位のフォード クーガ、5位のボルボV40クロスカントリー、6位のBMW X1にはノーブランドのメーカー純正カーオーディオシステムが装備されています。 有名オーディオブランド製のカーオーディオシステムではありませんが、その車のためだけに作り込まれた専用のカーオーディオシステムであることには変わりありません。
価格としては、輸入車ということで国産車と比べると最安価格が30~80万円程上がる結果となりました。
ただし、ミニ・フォード・ジープ・ボルボなど個性的かつ歴史あるブランドの輸入車に人気のカーオーディオブランドまたはカーメーカーオリジナルブランドの
- 専用設計カースピーカー装着
- 専用設計パワーアンプ搭載
- 専用オリジナル音響チューニング施行
がなされた高級輸入SUVが300万円前後の車両価格で買えてしまうのは、それなりにお得と言えるのではないでしょうか? ちなみに中古車だとさらにお得な価格となります(上表の右側の欄から最新の中古車価格がご確認いただけます)。
高音質なカーオーディオ装着のエコカーSUV/クロカンおすすめ車ランキング
最後にエコカー(HV/PHV車)のSUV・クロカンをリーズナブルな順にランキング化したいと思います。
少し前までは「エコカー=ハイブリッド車」でしたが、最近は「クリーンディーゼル車」や「アイドリングストップ機構装着車」、「電気自動車」、「燃料電池 車」など様々なエコカーが登場し、エコカーの定義が広がってきましたが、ここでは以下の2つの理由でHV/PHVのみを取り上げたいと思います。
HV/PHVは、
- 一般ユーザーでも購入可能な価格設定の車が多く、それなりに普及
- 「クリーンディーゼル車」や「アイドリングストップ機構装着車」と比較してエンジンが止まっている時間が多く、静かに音楽を聴ける時間が長いという点で有利
と言えます。
ハイブリッドなのでトヨタ系の独断場かと思いきや、1位は三菱でした。 しかも単なるハイブリッド車ではなくPHEVですので、コンセントを使って充電することもできてしまいます。
またPHEVは、通常のハイブリッド車よりもEV(電気自動車)寄りの設計となっているため、エンジンをかけずに静かに走行できる距離がより長いので、その分、静かに音楽を聴くことができる時間も長いと考えていいと思います。
価格面で言うと、やはりハイブリッドではないSUV・クロカンと比較すると、当然ですが最安値が上がる結果となりました。
- エンジンが止まっている時間が多く、静かに音楽を聴ける時間が長い
- 燃費の良さや優遇税制なので少し維持費を抑えられる
- ガソリン車には無い少し未来的な走りの感覚
などの付加価値を感じることができる方には、是非オススメです。
高音質カーオーディオが装着されたSUV/クロカンのお得な購入方法
高音質なカーオーディオシステムが純正装着されているSUV・クロカンならではの大きなメリットとして、
- 毎日、車に乗るたびに高音質を楽しめる(→音質の悩み解消)
- 特に高級オーディオブランド装着車はブランドエンブレム装着など”見た目”の満足感もある
- 人とは違った装備の車に乗っているという満足感・所有欲が満たされる
などがあります。
しかしながら、購入時にその分の装備費用が必要となります。(特にいくつかの他の装備と抱き合わせでセットオプションの場合、追加費用は大きくなります・・・)
そこで、私自身も車両購入の際に実際行っている“高音質なカーオーディオ装着車をお得に購入する2つのおすすめ方法”をまとめてみました。
- 下取り車がある場合は下取り価格を高くする交渉・買取り店への売却を検討
- オプション装備装着車は出回る中古車の数が少ないので、新着車・価格をネットでこまめにチェック
下取り価格を高くする交渉/買取り店への売却検討
お得に車を購入する方法の中でも、最も分かりやすく価格差が出てしまうのが、
- 下取り価格を高くする交渉
- 下取りではなく車買取り店の利用
の2つです。
実際、私もこれまで3回クルマを買い替えた経験がありますが、
- ディーラーへの「下取り車の価格、これ以上高くならですかね?」という交渉
- 車買取り店への見積依頼(最終的にディーラー下取りにした場合だとしても)
だけは毎回行ってます。
下取りと買取りの価格差は数十万円以上(私の実体験)
偶然か私は個人的に3回も最初のディーラー下取り提示価格よりも車買取り店の価格の方が10~20万円程度高いという経験をしています。
逆に言えば、少しめんどくさいとは言え、買取り店で見積を取っておかないと10~20万円損してしまう場合もあるってことなんです。。。
とは言え、ネット経由で申請したり、店を回ったりの「めんどくささ」と「10~20万円程度の損」をてんびんにかけて考えてみて下さい。
「多少めんどくさい手続きをがんばるともらえる10~20万円」を普段の仕事で稼ごうとするとどのくらいかかるでしょうか?
少なくとも私は、数時間~数日で10~20万円稼げる富裕層ではないので、合理的に買取り店で見積を取る道を選びます。
ちなみに過去私が乗換等で売却した車のディーラー下取りと車買取り店の差額は以下の通りです。
- 旧型トヨタソアラ(走行13万km)
→買取り店の方が10万円高い。が、めんどくさかったのでディーラーで下取り(後に後悔)。 - 旧型トヨタヴィッツ(走行7万km)
→買取り店の方が15万円高い。が、ディーラーと再交渉したら20万円追加値引きしてくれたので下取り。 - レクサスCT200h(走行5万km)
→買取り店の方が17万円高い。ディーラーと再交渉するも結果変わらずで、そのまま買取り店で売却。
過去私が手放した旧型トヨタソアラの場合は年式古く不人気の2ドアクーペだったので10万円の価格差でしたが、もしもSUV・ミニバンなどの人気車やリセールバリューの高いトヨタ・レクサス車であれば、場合によっては想像以上の買取り高値がつくこともあります。
下取りより買取りが特におすすめな場合
ちなみに特に、ディーラーでの下取りよりも買取り店を利用するのがおすすめの場合としては、
- 軽自動車・SUV・ミニバン等の人気のカテゴリーの車を売却する場合
(市場での流通性が良く高値が付く確率が高い) - ホイール・ナビ交換等の社外品カスタマイズありの場合
(下取りの場合は純正品以外はマイナス評価) - 手続きが多少手間でも買取り価格は高い方が納得できる場合
(販売店だけでなく買取り店でも手続きが必要)
です。
上記3つの項目に1つでもあてはまる場合は、自分のクルマの買取り価格の確認だけはしておかないと、数万円単位の損につながる可能性があります。
今の自分の車の価格を知っておくメリット
仮に最終的に買取り店で売却しないとしても買取り店での自車の買取り価格を知っておくということは、
- ディーラーで下取り金額UPの交渉材料として使える
- ディーラーで値引き+下取り合わせてUPの価格交渉ができる
と、ディーラー交渉時の強い武器となります。 ディーラー交渉の結果、
- ディーラーで納得いく下取り価格が得られた場合
→ 買取り店での売却はキャンセルしてディーラーで下取り - ディーラーで納得いく下取り価格が得られない場合
→ 新しい車はディーラーから買う場合でも前の車は調べておいた買取り店へ売却
と、すればよいのです。
できる限り納得いく買い物をしたい私は、毎回この方法を利用し、ディーラーでの下取り価格をアップ(市場の適正価格に)させることにも成功しています。
今の自分の車の価格を調べるおすすめ方法
ここで、ためしに今時点の自分のクルマの価格を調べるには、状況に応じて以下2つの方法を使い分けるのがおすすめです。
- 時間をかけずにまずは大手1社へ確認(35秒で入力完了)
→ 愛車の今の最新価格を確認(情報提供:ガリバー愛車無料査定) - 多少時間をかけてでも数社の見積比較で最高額を確認(90秒で入力完了)
→ 愛車の今の最新価格を確認(情報提供:カーセンサー簡単ネット車査定)
どちらの方法も無料です。
確かに少し面倒なのは事実ですし、手間をかけるかどうかはご自身で最終判断いただければと思いますが、ここで「行動しない = 10~20万円程度の損 = その分の装備・条件はあきらめる」ということだけはご理解いただき、ここはぜひ行動いただくのがおすすめです。
ちなみに、高く買い取ってくれる割にあまり面倒でもないおすすめの方法について、こちら”車買取の流れ全7種類まとめ!安心/簡単/高額な中古車査定方法とは?“の記事に詳しくまとめましたので、もしよければご参考にどうぞ。
車を買い替えたり手放したりする場合、どのような方法で売却するのがベストなのでしょうか? インターネットが発達した今、車査定/売却の流れは複雑化し、種類も新しいものがどんどん登場しています。 例えば、インターネットを活用した査定/[…]
自車の買取り価格を知っておくということは、次の車を選ぶ時にどれだけ購入資金の足しにできるかの目安にもなります。
仮に今すぐ車を買い替える予定が無くても、現時点の買取価格+今後の価格変動相場を知っておくことは、買い替えタイミングを考える上でも、十分に意味があることなのです。
新着車・中古車価格変動をネットでこまめにチェック
次に中古車で買う場合ならではのポイントです。
実は、中古車のオプション装備価格は、トヨタなどのカーメーカーがマーケティング的に値段を決める新車と違って市場ニーズそのもので決まります。
早い話が、サンルーフなどの人気オプションは新車時のオプション価格とほぼ変わらないのに対し、高音質な高級カーオーディオなどマニアックな装備のオプション価格は需要が少なければ、新車時より価格が大きく下がるのです。
しかし、高音質オーディオシステムなどのオプション装備は上記のとおりマニアックである分、市場に出回る中古車の数がとても少ないです。
よって、新着の中古車や価格の変動をネット等で頻繁にチェックし、自分の希望スペックに対して70~100%当てはまると思ったら、すぐに中古車販売店に仮押さえを依頼するくらいのスピード・行動力が武器となります。
レアで条件のいい車ともなるとホントすぐに買い手がついてしまいます。 私自身が購入した際、3ヶ月粘りましたが100%希望の車は現れないと判断し、実は最終的にボディーカラーについては希望の白色をあきらめグレー色で妥協しました。(もちろんオーディオ装備は一切妥協無しです)
このように、ある程度の期間こまめに情報チェックしていると、希望スペックを80%満足するレベルの車すらかなりレアな掘り出し物なのか、希望スペックを100%満足するレベルの車が十分出てきそうなのかの肌感覚がつかめてきます。
音質がいいオーディオ装着車を車のタイプ別に確認されたい方は、以下の記事もご参考にどうぞ。