たった30分でレクサスISのメーター付近の異音を消す対策方法

車の運転中に聞こえてくる耳ざわりなガタガタ・ギシギシ異音。 気になりますよねぇ・・・。

車から異音がするとドライブ中の音楽の邪魔になるばかりか、異音そのものにも気をとられてしまい安全運転上・精神衛生上もよくありません。 私の車の場合の事例ではありますが、いろいろ試行錯誤した結果、幸運にもこの異音を解決することができたので、1つの事例として皆様の参考になればと思い、記事にしてみました。
レクサスISのメーター上付近の異音発生部
ここでは、実際に私がレクサスISで新車登録から4年目(中古車登録からは2年目)に体験した走行中発生するカタカタ異音の詳細と、その対策方法について書かせていただきます。

また、レクサスIS以外の車でも特に構造が似てるであろうトヨタ車・レクサス車であれば参考になるかと思います。

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レクサスISにおける異音発生~対策の経緯

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私KYOが約6年間ISに乗り続けている中で気になったカタカタ聴こえる音は以下2つです。

  • メーター奥のダッシュボード(インストルメンタルパネル)上部あたりからのカタカタ音
  • メーター・ハンドル付近からのカタカタ音

2007年8月初度登録の車を中古車として2009年4月に購入し、最初の車検を受けた2010年その年の冬から徐々に症状が出始めました。

レクサス車の場合、新車保証は5年間(2回目の車検まで)※なので、2012年8月までなら新車保証で修理が可能です。※ちなみに2回目の車検時に延長保証に加入でき7年間(3回目の車検まで)保証を受けることもできますが、延長保証の2年間は故障のみが対象で異音は保証対象項目外となります。

ちなみにレクサス車の保証規定詳細については、こちら”レクサスの中古車には保証サービスを付けておくべき3つの理由“の記事にまとめてみました。 もしよければ合わせてご参考にどうぞ。

異音の症状に話を戻させていただきます。 具体的には、2010年度の冬・2011年度の冬はホントに時々しか症状が出ず、ディーラーに持ち込んでも再現が難しく、なかなか原因特定や対策に至りませんでした。それでも何とか新車保証が切れる前の最後の冬となる2011年度の冬に何とか症状を説明し、ディーラーに対策をお願いしました。

結果、”メーター・ハンドル付近からのカタカタ音”に関しては、何とか応急的にスポンジ詰めの対策をしていただき、異音を消すことができました。と同時に、実は異音の発生源はここだけでは無いということが分かり、少しは緩和されたものの、ほとんどカタカタ音はおさまっていませんでした。

ただ、当時のディーラーの見解としては、

「ダッシュボード(インストルメンタルパネル)を全部分解して、全てのクリップなど取り付け部品を調査しないと分かりません」

とのことでした。

とか何とかしてるうちに春になり暖かくなり症状が出なくなり、私もカタカタ音のことを一時的に忘れてしまい、気が付いたら新車保証は終了してました(笑)。

そして、新車保証が切れて初めて(笑)の2012年度の冬、かなりの高頻度でカタカタ音が発生・再現するようになりました。

さすがに高頻度のカタカタ音には我慢できず、普段お世話になっているディーラーとは別のディーラーにカタカタ音について、見てもらうことにしました(さすがに保証修理以外でダッシュボード全て分解は費用的に青天井っぽくて怖かったので)。すると、なんと、ものの15分くらいで、

ダッシュボード上部取付け部の樹脂と取り付け相手側のダッシュパネル金属部のこすれる音です。対策部品も設定されているので、ダッシュボードをおろして交換すれば治ります。」

と診断してくれたではありませんか!

なんということでしょう!この技術力の差。保証が切れているので修理費用はかかるものの、ここのディーラーの技術力に感動して思わず修理をお願いしそうになりました。

ただし、現実をみるとダッシュボードをおろして交換というのがそれなりに大変で、工賃+部品代込で約10万円はかかるとのこと。原理的にはダッシュボードの取付部が振動してカタカタ音がするので、その部分を強制的に詰め物とかで固定すれば治るのではと考えてた矢先に”エーモン工業ITEM No.2676ビビリ音低減モールダッシュボード用の発売を知り、800円くらいだしダメ元でDIYで取り付けてみました。

その後、2013年度と2014年度と2回冬を迎えてますが、今のところなんと1度もカタカタ音が出てません!エーモン工業最高!!

次項からは、装着後の見栄えを含めた対策内容や詳細な異音発生条件等についてまとめていきます。

 

ダッシュボード上部の異音対策

異音発生条件・内容

ダッシュボード(インストルメンタルパネル)上部のカタカタ音発生条件は以下の通りです。

  • レクサスIS前期型(2005~2007年)車両
  • 主に10月~3月の冬場やや荒れた路面を通過する時
  • メーター奥のダッシュボード上部あたりから車の振動に合わせてカタカタ音がする

 

異音対策方法(お手軽編)

実際に私KYOが実践して効果があったお手軽対策内容は以下の通りです。

私のISはこの方法でほぼ完全に対策できたと思います。このビビリ音低減モール装着後、2013年度と2014年度と2回冬を迎えてますが、今のところ1度もカタカタ音が再発してません!

ここで使う部品は、”エーモン工業ITEM No.2676ビビリ音低減モールダッシュボード用”(以下、”ビビリ音低減モール”と記載)のみです。

  • 実施内容概要:”ビビリ音低減モール”をダッシュボード奥に詰める
  • 用意する物:”ビビリ音低減モール”、ハサミ、内装ハガシ等のヘラ、巻尺
  • 費用:約800円(送料別)
  • 施工時間:約30分

このような断面形状の物です。

Noise_CM_IP-Upper_mole

取付後の見栄えも、全くキレイで問題ありませんでした。フロントガラスの黒いセラミック部分に隠れて、ほとんど取付跡が見えません。赤く丸を付けた部分が”ビビリ音低減モール”装着部分です。

Noise_CM_IP-Upper_Summary続いて拡大図です。同じく赤く丸を付けた部分が”ビビリ音低減モール”装着部分です。よーく見るとモールの端部が見えますが、A型の私でも気にならないレベルです(笑)。

毎冬悩んでた異音なので、ダメ元でも思い切って施行してよかったです。このようにほぼ取付跡が見えないので、もし少ししか効果がなかったとしても、また取り外すのが面倒だし取り付けたまま放置するつもりでした。

装着方法など部品の詳細情報については、こちらエーモン静音計画 2676 ビビリ音低減モール ダッシュボード用でご確認ください。

また、私がエーモン静音計画シリーズ8種類分を実際に1年間かけて施行してみた結果のレビューをこちらの”静音効果だけじゃないエーモン静音計画施行結果満足度ランキング“の記事にまとめましたので、もしよければあわせてご覧ください。

Noise_CM_IP-Upper_Detail

 

異音対策方法(レクサス販売店公式見解編)

実際にカタカタ音の症状を伝え、レクサス販売店で診断・修理見積をお願いすると以下のようになりました。

  • 実施内容概要:ダッシュボートを車からおろして対策済のダッシュボードへ交換
  • 用意する物:お金と時間と勇気
  • 費用:約10万円※(※詳細は実際修理をお願いされる販売店に見積依頼ください)
  • 施工時間:1日

 

ハンドル保持部付近の異音対策

異音発生条件・内容

ハンドル保持部(ステアリングコラム)付近のカタカタ音の発生条件は以下の通りです。

  • ハンドル位置調整(チルト/テレスコッピング)が電動オートでは無く手動(マニュアル機構)の車両
  • 主に10月~3月の冬場やや荒れた路面を通過する時
  • メーター・ハンドル付近から車の振動に合わせてカタカタ音がする

 

異音対策方法(お手軽編)

実際に私KYOが実践して効果があったお手軽対策内容は以下の通りです。

  • 実施内容概要:スポンジをステアリングコラムのガタツキ部分に詰める
  • 用意する物:おそらく両面テープ付スポンジ、ハサミ、ヘラ
  • 費用:販売店による保証修理のため不明
  • 施工時間:約30分

ステアリングコラムとは以下の赤く丸を付けた部分のことです。

Noise_CM_IP-Upper_STR

 

異音対策方法(レクサス販売店公式見解編)

昔お世話になっていたレクサス販売店のサービスマンの方いわく、このカタカタ音に関しては、ハンドル位置調整機構が手動の車は新車から何年か経過すると発生しても仕方がないそうです。

「新車から何年か経過した後もこのような異音が発生しない車を望むなら、ハンドル位置調整機構が電動オートの車を選んでいただくしかありません。」

と、本気で言われました。マジか・・・(汗)。

  • 実施内容概要:ハンドル位置調整機構が電動オートの車に買い替え(笑)
  • 用意する物:お金と時間と勇気
  • 費用:車両価格次第
  • 施工時間:なし

ハンドル位置調整機構が電動オートの車を選ぶしか無いというのは半分冗談かもしれませんが、ある程度長くその車に乗るつもりの場合少し年式の古い中古車を選ぶ場合は、可能であればハンドル位置調整機構が電動オートであるかを確認した方がよいかもしれません。私も次回車を買う時は少し気を付けて確認しようと思います。

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