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知っておきたい車のAUX端子用ステレオミニプラグケーブル(オーディオケーブル)の選び方

公開日: : 最終更新日:2016/10/22 カー用品の選び方, カー用品使いこなしノウハウ, 車の音質向上

クルマの中だけでなく、様々なシーンで使用されるAUX端子用ステレオミニプラグケーブル。

AUX端子イメージ

汎用品だからこそ種類も多く、値段も安いものから高いものまでピンキリで何を基準に選べばいいのか迷ってしまうこともあるかと思います。

ここでは、クルマの中で使用することを前提にそれでいてある程度の高音質を確保するにはどのようにAUXケーブルを選べばよいのかをできる限り分かりやすく解説していきます。

はじめに、クルマの中でAUX端子用ステレオミニプラグケーブルを使うシーンの確認ですが、以下のようにポータブル音楽プレイヤーとカーオーディオメインユニット(ナビやCDデッキ)の入力用AUX端子を接続するケースが多いと思います。 最近では、ポータブル音楽プレイヤーの代わりにスマホを使用される方も多いですが、接続方法は同じです。

差し込むプラグが同じ形をしているということもあり、”イヤホンケーブルの代わりに使用する“と考えていただくと分かりやすいかと思います。

Wire_NR-Portable-AUX-NR

ちなみに、AUX端子の設置場所は車によって異なってきますが、

  • オーディオ操作パネル付近
  • センターコンソール(ひじ置き)の中
  • グローブボックス(ダッシュボックス)の中

などが一般的です。 下の写真は、1DINサイズと呼ばれる最も小さいタイプのオーディオ操作パネル右下にAUX端子が設置してある例です。 オーディオのソースを”AUXモード”に切り替えると接続した機器の音を聴くことができます(下の写真はハイレゾウォークマンの接続例)。

1DIN_KW_AUX_ZX2_connect

また、下の写真はセンターコンソール(ひじ置き)の中にAUX端子が設置してある例です。 旧型のレクサスISはここにあります。

センターコンソール内AUX端子設置例

またカーオーディオ側の設定としては、1DINオーディオ等と同様オーディオモードの選択として、CDモードやラジオモードの中から”AUXモード”に切り替えるだけです。

以下の画面はレクサスNXの場合の例です。

AUXモード画面(レクサスNX)

 

AUXケーブル選びのポイント概要

クルマの中でのAUXケーブルの使用を考えた場合、大きく分けて以下4つのポイントをおさえるのが大切です。

  • ノイズ・信号減衰を最小限に伝送する音響性能
  • 狭い車内でも邪魔にならないコンパクト設計
  • 車内環境に合った耐久性
  • 価格と性能のバランス

1つめの”音響性能”については車内でのAUX端子利用に限った話ではないので、ここでは特に車内でのAUX端子利用を想定して2つめ以降の3項目について詳しく説明させていただきます。

 

AUXケーブル選びのポイント詳細

狭い車内でも邪魔にならないコンパクト設計

車の中のスペースはとにかく限られています。

比較的車内が広いミニバンですら、家の中のスペースと比べるとその差は歴然です。 最近のクルマは以前よりも物入れやカップホルダーが比較的多めに装備されるようになりましたが、それでもすぐに場所が埋まってしまうことが多いです。

そんな中、ポータブル機器の置場確保も含めてAUXケーブルによる場所の占有は最小限にしたいものです。

またAUXケーブルを挿すAUX端子は、一般的にフロント席のオーディオ・エアコンスイッチやシフトレバー近くに配置されています。

よって、AUX端子周辺がケーブルでごちゃごちゃすると、シフトレバー操作の邪魔になったり、エアコン操作の邪魔になったり、安全運転を妨げる要因になりかねません。

従って車の中でのAUXケーブルの使用を考えたとき、

  • 車内は物入れなどのスペースが限られている
  • 安全運転のためにもAUX端子周辺はスッキリさせておくべき

と言う観点が大切になってくるため、ケーブル仕様として”狭い車内でも邪魔にならないコンパクト設計”であることが求められます。

具体的には、

  • カールケーブル・巻取式ケーブルなど余ったケーブルをコンパクトに格納できる設計
  • カールケーブルなど引っ張られても端子抜けが発生しにくい伸縮性のある設計
  • AUX端子に挿した状態がコンパクトに収まるL字型プラグの採用

などがあげられます。

ちなみにコンパクト設計に関する大前提として、AUXケーブルの長さは両側のAUX端子どうしが届く範囲でできる限り短くしてください。 無駄に長いと、その長さの分だけケーブル内の

  • 音楽信号がケーブルの通り道周辺からノイズを受けてしまう確率が増える
  • 音楽信号を減衰させてしまう抵抗値が増える(距離減衰といいます)

という2つのデメリットがあります。

狭い車内で邪魔にならないように、コンパクトかつ最短距離のケーブル経路とすることは、同時にノイズを受けるリスクを最小限に留めておくことにもなるのでおすすめです。

 

車内環境に合った耐久性

車の中の環境は家の中の環境と比べてとにかく厳しいです。

一般的な日本の気候でも特に夏場はそれなりの耐熱性能が求められます。 もちろん人間が車に乗っている最中はエアコンなどで快適にな室内環境が保たれているため、あまり実感が無いかもしれません。

しかし、例えば夏場の炎天下に屋外駐車で数時間放置された車内に残されたものの温度は、置き場所にもよりますが、80℃前後になる場合もあるのです。 夏場の屋外駐車した直後にハンドルを触ろうとして、”熱っ!”ってなった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

また、前章にも書かせていいただいた通り、AUXケーブルを挿すAUX端子は、一般的に前席周りのオーディオデッキ近くの様々な操作機器の近くに配置されています。よって、ケーブルの取り回しを工夫していたとしても、ケーブルには多少の引っかかりや引っ張りといった力が加わります

私KYOの車の場合は、コンソールBOXの中にAUX端子が配置されているため、AUX端子使用時はコンソールBOXのフタを半開きで使用しているのですが、たまに誤って閉めてしまうことがあります。 そうです、AUXケーブルがギロチンされるのです(笑)。そんな場合でもAUXケーブルにそれなりの太さや強度があれば、断線することはありません。

AUXケーブル経路例

従って車の中でのAUXケーブルの使用を考えたとき、

  • 夏場の炎天下屋外駐車にも耐えうる耐熱性能
  • 多少の引っ張り・引っかかり・挟まれにも耐えうる強度

と言う観点が大切になってくるため、ケーブル仕様として”厳しい車内環境にも耐えうる耐熱・強度設計”であることが求められると言えます。

具体的には、

  • 耐熱性のある外皮素材の採用
  • カールケーブルなど引っ張られてもケーブル自体に力がかかりにくい安心設計
  • 多少の引っ張り・引っかかり・挟まれにも耐えうる線径(ケーブルの太さ)確保

などがあげられます。

 

価格と音響性能のバランス

ここでは車の中でいい音で音楽を聴くためにAUXケーブルを選定しているわけですが、車の中はウン百万円かけて専用設計した防音のリスニングルームやウン千万円かけて専用設計したレコーディングスタジオとは目指す音響性能が違って当たり前です。

私KYOは仕事の関係で1台ウン百万のスピーカーやパワーアンプを使わせていただくことがありますが、そこで使われているケーブルは、1本100万円とかです。 車が買える値段のケーブルです。 かなり極端な例ですが、車の中で使用するケーブルの価格が車の価格と同じなのはありえないと感覚的にご理解いただけると思います。 性能も大切ですが、やはり使用用途に応じた価格とのバランスが大切です。

AUXケーブルに限らず、一般的な工業製品の性能x価格の関係は指数曲線で表現できます。

価格x性能曲線イメージ

この曲線から分かることを端的に言うと、

  • 価格が安すぎる超低価格帯では極端に性能が悪い
  • 相応の価格である低~中価格帯では十分な性能が得られかつある程度までは価格に応じた性能向上も見込める
  • 高価格帯では他の価格帯と比べて価格変動に対する性能向上の伸び幅がほんの少ししかない

となります。

要は、お金をかけすぎても効率よく性能を上げられないし、逆にお金をかけ無さ過ぎても”安物買いの銭失い”の如く買う意味が無いほど性能が悪いものとなるということです。

ちなみにAUXケーブルの音響性能は主に次の要素で決まります。

  • 芯線導体の材質:OFC(Oxygen-Free Copper:無酸素銅)は一般的な銅のケーブルよりもより不純物が少ないために音質の向上が期待できる
  • 外部ノイズ保護仕様:網状の編組シールドやシート状の箔シールド、組み合わせによる2重シールドなど
  • プラグ部の信頼性仕様:金メッキ接点による接触抵抗低減・経年劣化対応など

 

おすすめAUXケーブル仕様比較一覧まとめ

最後に、私KYOが使用しているAUXケーブルも含めて実際に販売されているAUXケーブルについて、前章までのケーブル選びのポイントで採点し、おすすめのAUXケーブルを絞り込んでいきます。

7つの製品を厳選し、以下の表に整理しました。 表の一番右の欄にコメントを記載させていただきましたので、もしよければご参考にどうぞ。 さらに私KYOの独断で絞り込むと、

  • とにかく音質重視 → オーディオテクニカ AT-CA44H(表の上から2番目)
  • 車内ならではの省スペース性・耐久性に音響性能も全てバランスよく → オーディオテクニカ AT-CA44C(表の上から3番目)

がいいと考えています。 ちなみに私KYOは以下写真の通りオーディオテクニカ AT-CA44Hを使用してます。 ※オーディオテクニカ公式サイトはこちら

オーディオテクニカAUXケーブル AT-CA44H 使用例

 AUXケーブル メーカー
製 品 名
音響
性能
コン
パク

設計
耐久
設計
実売
価格
 レビュー・
評価コメント
(管理人KYOの
勝手な独断)
VIABLUE
EPC-2 Silver
ハイエンド
ヘッドフォン
ケーブル
1.5m



¥6,500
元々はハイエンドのヘッドフォンケーブル用ステレオミニプラグケーブルですが、ポータブル機器の接続用途にも使用可能です。音響性能に関する口コミも上々なのでお金に余裕ができたら欲しいしとてもおすすめですが、いかんせん高価です。
EPC-2の最新価格(アマゾン)を確認。
オーディオ
テクニカ
車載用
オーディオ
ケーブル
0.5m
AT-CA44H/
0.5
★★★★
おすすめ
★★★★


¥3,000
伸縮性のあるカールケーブルは未採用ですが、高域から低域までしっかり伝送できるよう芯線に2種類のOFC材を使用しており音響性能として非常におすすめです。実際私KYOも使用していますが、1つ下のAT-CA44Cよりなんとなく音場が広くなった気がします。価格的にも高価すぎずバランスの取れた製品です。
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オーディオ
テクニカ
車載用
オーディオ
ケーブル
0.4m
AT-CA44C/
0.4
★★★★
おすすめ
★★★★

¥1,500
実際私KYOも使用していますが、音質的にもよく、何よりもカールケーブルの伸縮性と線径の太さの安心感が車の中での使用に最適でおすすめです。
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オーディオ
テクニカ
GOLD LINK
Fine
オーディオ
ケーブル
ステレオミニ
1.0m
AT544A/1.0

¥1,200
音響性能の良さやケーブルの太さによる安心感に関する口コミは上々ですが、ケーブルが少し硬く取り回し性がよくない場合もあるようです。コンパクト設計にこだわらないのであればおすすめです。
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JVC
CN-MM100R
-B
DAP用
巻取りコード

¥2,500
音響性能の良さや巻き取り収納によるコンパクト設計に関する口コミは上々ですが、巻き取り部が邪魔と感じられる場合もあるようです。そこが気にならないのであればおすすめです。
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富士パーツ
ステレオ
ミニプラグ
ケーブル0.3m
(両端L型)
AD-712

¥700
実際私KYOも使用していますが、音質的には全然問題なく使用できるものの、思ったより線が細く、車内の使用に限っては耐久性として不安なので、あまりおすすめできません。
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ELECOM
ステレオ
ミニプラグ
ケーブル
1.0m
DH-MM10/E

¥600
この価格で金メッキ端子やOFC材が採用されており非常にコストパフォーマンスはよいものの、ネットでの調査結果によると製品による当たりはずれもあるようで車内という厳しい環境での使用では不安が残ります。あまりおすすめできません。
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今回紹介させていただいたAUXケーブルを使い、”ポータブル機器カーオーディオのAUX端子につなぐ“場合、少しでもいい音で聴けるよう音質の劣化を防ぐ方法をこちらの”iPhone・ウォークマン等で車のAUX接続時に音質を劣化させない3つの注意点“の記事に詳しくまとめ、AUXケーブルを使う場合に“高音質”を維持することにこだわった具体的なカーオーディオのAUX端子との接続方法をこちら”車の中でiPhone・ウォークマン等で音楽を高音質に聴く簡単な接続方法[接続実践編]“の記事にまとめました。

また、AUX接続時の再生・停止・曲送り等ポータブル機器側で必要となる操作をちょっとした工夫で便利する裏ワザをこちら”こんな方法があったのか!音質を犠牲にしないBluetooth活用方法“の記事にまとめました。

もしよろしければ、これらの記事もご参考にどうぞ。

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  • 名前:KYO(30代後半・理系)
    職業:カーオーディオの設計開発
    ※プロフィール詳細はこちら
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