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レンタカーでお気に入りの音楽を聴きながらドライブする方法

公開日: : 最終更新日:2016/08/21 カー用品使いこなしノウハウ, 車の音質と生活, 車の音質向上

国内旅行先や海外旅行先でレンタカーを借りてドライブ。 その時、自分のお気に入りの音楽を好きなだけ、しかもなるべくいい音質で聴ければ最高だと思いませんか?

レンタカーにスマホ接続で音楽を聴くイメージ

レンタカーのハードルは意外と低く、日本国内はもとより海外でもハワイ・グアム・サイパン等であれば、日本の運転免許証+パスポートのみで旅行程度の期間ならそのまま運転することができます。 もし、そこに自分のお気に入りの音楽があれば・・・ドライブの楽しみは倍増するに違いありません。

ここでは、国内・海外で何度もレンタカーを借りて様々な方法で音楽を再生させてみた私KYOの経験を元に、どのような準備をしておけば、なるべくいい音質で自分のお気に入りの音楽を満喫しながらレンタカーでドライブできるかについて、詳しく書いていきたいと思います。

スマホなどの音楽ソースをレンタカーのカーナビ・カーオーディオに接続して再生するには様々な方法があります。

次章より各方法のメリット・デメリットについて書いていきますが、レンタカーへスマホなどの音楽ソースを接続する場合の重要ポイントは以下4点です。

  • 音質
  • 汎用性
  • 操作性
  • 連続使用可能時間

それでは1つづつ各ポイントの中身をみていきます。

 

音質

レンタカーへの接続方法含め音楽ソースは様々ですが、ここでは音質にもこだわって比較・検証していきます。

少しの工夫でいい音質が手に入るなら、是非とも活用しておきたいとこです。 「なんか音が悪い・・・」という不満も出にくくなるはずです。

音質は、

  • 元々の音楽ソースが持つ音質
  • 接続することによる音質劣化

の2つによって決まります。

一般的には無線(ワイヤレス)接続はケーブルがいらないので便利な反面、音質が犠牲になる場合が多いです。

またここでは、感性性能である音質を分かり易く比較するため、時間当たりの音楽の情報量としてビットレートを使って音質比較することとしました。

 

汎用性

ここでいう汎用性とは、レンタカーのカーナビ・カーオーディオ側が対応している確率の高さです。

正直言って、どのような接続方法に対応しているかはレンタカーの会社・車種によって様々です。 多くのレンタカーで採用されている接続方法であれば汎用性が高いと考えました。

どんなにすばらしい音楽であっても、レンタカー側が対応していなければ実際には使えないものとなります。

 

操作性

ここでいう操作性とは、音楽を聴く前の初期設定や、レンタカーでドライブ中、聴いている時の操作のやり易さです。

次章で詳しく書きますが、例えば音楽CDをソースに選んだ場合の操作性について考えて見ます。

CDは最近は販売状況としては低迷しているものの、店頭で購入できるパッケージメディアとしては依然最強のフォーマットです。 しかし、レンタカーを含むカーオーディオでの使用を考えると、アルバム1枚ごとにCDの入替作業が発生し、運転中の操作性はよいとは言えません。

最近はほとんど無くなりましたが、少し前まではCD入替作業を緩和するためにCDチェンジャーなるものも存在していました。 しかし、それでも一度に装填できる枚数は6枚程度です。

これ以外にも、レンタカーとなると普段使い慣れたカーオーディオとは違う操作が必要になる場合もあり、特にBluetoothの接続設定などでは苦戦する可能性もあります。

 

連続使用可能時間

レンタカーに限った話ではありませんが、iPodやウォークマン、スマホの接続をイメージいただくとピンと来ると思いますが、電池の持ちです。 上記のCDはカーオーディオ側で音楽再生が完結しますが、iPodやウォークマン、スマホを接続する場合、その接続機器側への電源供給が必要です。 充電用の空ポートが無かったり、ノイズ対策などの事情で充電せずに聴く場合、接続機器の内蔵バッテリーには時間的限界があります。

 

レンタカーでお気に入りの音楽を聴く方法一覧

レンタカーで音楽を聴く方法を下表に一覧としてまとめてみました。

前述のとおり、音質は、時間当たりの音楽の情報量としてビットレートで表しています。 CDの音質である1,411kbpsとmp3の最高音質である320kbpsをそれぞれ目安にすると、音質のレベル差がイメージいただきやすいかと思います。

音楽ソース
接続方法
音  質 汎 用 性 操 作 性 連続使用
可能時間
総合
判定
AUX接続 ◎~△
64~
1,411kbps以上

カーオーディオ側
で可能な操作は
音量調整のみ

接続機器の電源
(充電)が必要
CD
1,411kbps

アルバム1枚毎に
CDの入替操作
が必要
CD-R
(mp3を焼いたもの)
○~△
64~
320kbps
USBメモリ接続 ◎~△
64~
1,411kbps以上
USB接続 ○~△
64~
320kbps
SD(microSD)カード ◎~△
64~
1,411kbps以上
× ×
HDMI接続 ◎~△
64~
1,411kbps以上
× ×
Bluetooth接続
(AVプロファイル)

約200kbp以下

機種によっては
初期設定が
めんどくさい
Bluetooth or AUX
+FMトランスミッター
△~×
約96kbps以下


機種によっては
初期設定が
めんどくさい

 

レンタカーのカーナビ・カーオーディオにAUX接続

こちらの方法が現時点で私KYOの最もおすすめの方法です。

AUX接続では、スマホやiPod・ウォークマン等のポータブル音楽プレイヤーのヘッドホンアウト端子とカーオーディオ・カーナビのAUX端子ステレオミニプラグケーブル(AUXケーブル)等で接続します。 このAUXケーブルさえ準備できていればOKな非常に簡単な方法です。

ここで、カーオーディオ・カーナビ側の端子は、ほとんどがミニステレオプラグ(1個の端子で3極または4極の信号に対応)です。

ミニステレオプラグは、オーディオ・カーナビの操作パネル付近やコンソールBOX・グローブBOXの中などに設定されている場合が多いです。

コンソールBOXの中にある場合のミニステレオプラグのジャックは下の写真のような感じです。 緑色の穴の部分です。

レンタカーの車側コンソール設置のAUX端子の例

グローブBOXの中にある場合のミニステレオプラグのジャックは下の写真のような感じです。 左側のケーブル先が少し太くなっている部分です。

レンタカーの車側グローブBOX設置のAUX端子の例

オーディオ操作パネル付近にある場合のミニステレオプラグのジャックは下の写真のような感じです。 充電等で使用するシガーソケットと並んで設置されてます。

最近私がグアムで借りたレンタカーのTOYOTA RAV4はこのタイプでした。 国内・海外問わず、最近のレンタカーはAUX接続に対応している場合が多いです。

レンタカーの車側センターパネル設置のAUX端子の例

AUX接続することのメリットは、何といっても高音質とお手軽さです。

音質としては、ケーブルの中に閉じ込めて伝送するためほぼ劣化なしです。 アナログ信号とはいえ、このような短い伝送区間での信号劣化はまず考えられません。

ハイレゾウォークマン・ハイレゾ対応スマホなどハイレゾ対応のポータブル機器ならCD音質相当のビットレートである1,411kbps以上の音質となりますし、64kbpsのビットレートでエンコードしたmp3ならそのまま64kbpsの音質となります。 ケーブル接続部での劣化はほぼ無いと考え、ポータブル機器側から出力される音質をほぼそのまま再生可能です。

また、接続の手間もスマホ等のポータブル機器にヘッドホンケーブルをつなぐ感覚で、車につなぐだけです。 信号もアナログの為、デジタル信号のようなクロック同期や通信方式に気を使う必要はありません。

メリットをまとめると、以下の通りとなります。

  • ほぼ音質の劣化が無く高音質を維持
  • 非常に手軽に接続できる、プラグの形が合えばまず問題なし

逆にデメリットは無しと言ってもいいくらいですがあえてあげるとすると、

  • 選曲操作がポータブル機器側でしか行えない(音量調整はカーオーディオ側から可能)
  • 給電・充電せずに使用する場合、バッテリーが無くなると再生できなくなる
  • ケーブルの取り回しがじゃまである

といったところになります。 ちなみに、バッテリーの問題はUSB充電器等を使うことで解決できます。

 

レンタカーのカーナビ・カーオーディオに音楽CDまたはmp3を焼いたCDを挿入

レンタカーの車側CDデッキ設置の例CDを使用する方法は、

  • 販売されている音楽CD(CD-DA)音楽CDをCD-Rなどに焼いたもの
  • パソコンでCD-Rにmp3ファイルなどを焼いた(保存した)もの

の2つが考えられます。

どちらにも共通していえるメリットは、

  • ほぼどんなレンタカーのカーナビ・カーオーディオにも対応している
  • AUX接続と違ってバッテリー充電(電源確保)を気にする必要無し

というところです。 デメリットとしては、以下の項目があげられます。

  • 音楽CDの場合、アルバム1枚毎にCDの入替操作が必要
  • mp3の場合、元のファイルのビットレートが低ければその分音質がよくない

mp3のビットレートに関しては、自分でmp3ファイルを作成する際に256~320kbps程度で作成しておけば、それほど劇的な音質の悪さを感じることは無いと思います。

逆にmp3は、音楽CDのフォーマットに対し約1/10のファイルサイズになるというメリットがありますので、音楽CDのデメリットである「アルバム1枚毎にCDの入替操作」という問題を解決することができます。 mp3ファイルを焼いたCDなら、アルバム約10枚分は入替作業無しで聴くことができるからです。

以上より、こちらの「mp3を焼いたCDを使用する方法」が私KYOとしては、2番目におすすめの方法と考えています。

 

レンタカーのカーナビ・カーオーディオにUSB・HDMI接続またはSD(micro)SD挿入

カーオーディオ側に装備されているUSBやHDMI端子にポータブル機器をデジタル接続または、SDスロットにSD(microSD含む)を挿入して入力する方法となります。

これらの端子は、カーオーディオの操作パネル上・操作パネルを開けた中・助手席側グローブBOXの中にケーブル付きで設定されている場合が多いです。

下の写真は、カーナビの操作パネルをオープンした中に設置されているSDカードスロットです。

レンタカーの車側のSDスロット設置の例

続いて下の写真は、グローブBOXの中に設定されているケーブル付のUSB端子です。

レンタカーの車側グローブBOX設置のUSB端子の例

これらの端子に接続できるスマホ等のポータブル機器・SDカードと、それら各機器のデジタル接続用端子の例としては、

  • ソニーのウォークマンであればWMポート~USB端子
  • 一般的なスマホでればmicroUSB~USB端子
  • iPhone/iPodであればライトニング端子またはドックコネクタ~USB端子
  • USBメモリであればUSBコネクタ~USB端子
  • SDカード・microSDカード(カードアダプタ使用含む)であればスロットへ挿入

と様々ですが、デジタル接続となるため、実は端子の形状だけではなく信号の同期・制御が必要となります。 つまり、カーオーディオと接続機器がデジタル接続される前提で設計されていない限り、簡単に接続することはできません。 仮に形状が合って見かけ上、接続できても使えない場合があるのです。

現時点で現実的に可能な接続方法は、iPhone/iPodでのUSB接続USBメモリによるUSB接続(スマホの内蔵メモリをUSBメモリとして使用する方法も含む)くらいです。

ただし、例えばカーオーディオ・カーナビ側がSD(microSD)カードやUSB接続に対応しておりハイレゾ対応もしている場合、SD(microSD)カード・USBメモリ内にハイレゾ音源を保存することで、CD音質である1,411kbps以上の最高音質での音楽再生が可能となります。 現時点ではまだまだ対応機器は少ないですが、今後対応機器が増えていく可能性も考慮すると、音質的には非常に可能性のある方法となります。

メリットをまとめると、以下の通りとなります。

  • 最も高音質に伝送・再生できる可能性が高い
  • デジタル接続のためノイズの影響をほとんど受けず伝送可能
  • カーオーディオ側の操作パネルから音量調整・選曲など操作可能
  • スマホ等ポータブル機器側のバッテリー・充電を気にする必要無し

逆にデメリットをまとめると、以下の通りとなります。

  • カーオーディオ側とポータブル機器側お互いが対応してる必要有り(仮に形状が合って挿せても使えない場合あり)→対応しているレンタカーはそんなに多くない
  • ケーブル等の取り回しがじゃまである

といったところになります。

 

レンタカーのカーナビ・カーオーディオにBluetooth接続

続いて、一見音質も汎用性も高そうなデジタル信号で無線接続するBluetooth接続です。 現時点で最も一般的なBluetooth接続方式は、BluetoothのA2DPプロファイルと呼ばれる方式です。

有線と違ってコネクタの形は関係なくなり接続の汎用性が高いように見えますが、有線の場合と同じようにデジタル信号ならではの同期・制御が必要となるため、カーオーディオ側とポータブル機器側がお互いBluetooth接続されるようにあらかじめ対応していなければなりません。

具体的には、カーナビ・カーオーディオ側とスマホ等のポータブル音楽プレイヤーそれぞれの設定画面を操作し、ペアリングという無線接続の設定を行い、ワイヤレスで音楽信号を送れるようにします。 このペアリング設定ですが、最近の機器ではだいぶ簡単に設定できるようになったものの少し前のカーナビ・カーオーディオ・ポータブル機器では、一部操作が分かりづらいものがありました。 特に海外でレンタカーを使用する場合、設定メニューも英語の場合があるので、さらにハードルも上がります。。。

ただし、接続がうまくいけば、音楽信号だけでなく選曲・再生・停止などの制御信号も同時にやりとりが可能なので、カーナビ・カーオーディオ側の画面や操作パネルでポータブル機器を遠隔操作することもでき、とても使い勝手や操作性はよいです。

このように非常に便利に見えかつBluetoothのA2DPプロファイル多くのスマホ・ポータブル音楽プレイヤーやカーオーディオで採用されており汎用性は高いですが、音質面を考えるとFMトランスミッターの約96kbps ほどではないものの実質約200kbps(規格上の上限は512kbp)の帯域に制限されて元音源の音質劣化が大きいため、正直あまりおすすめできません

 

レンタカーのカーナビ・カーオーディオにFMトランスミッター接続

次に最も汎用性が高いFMトランスミッター接続です。

FMトランスミッターという別の機器を使用し、カーオーディオへFMラジオの信号としてラジオ用のアンテナ経由で音楽信号を入力します。 レンタカーのカーナビ・カーオーディオに、USBやAUXなどの入力端子が一切無くても外部接続が可能です。 こちらの方法はFMラジオが聴けるカーナビ・カーオーディオであれば接続できてしまいますが、今どきFMラジオが聴けないカーナビやカーオーディオはなんてほぼ無いので、最も汎用性が高い方法と言えます。

しかし残念ながら、この方法は音質的には最もおすすめできません。 FMラジオ信号のビットレートは約96kbpsであるのに対し、例えばCDのビットレートは1,411kbpsです。 ビットレートの数値的に見ても情報の欠落が大きく音質の劣化も大きいのです。 他にいろいろな接続方法がある中で、せっかくのレンタカードライブに対し、音質面であまりおすすめできない方法です。

 

レンタカーでお気に入りの音楽を聴く方法まとめ

以上より、レンタカーで自分のお気に入りの音楽を聴く方法をまとめると、音質と汎用性の両立という観点では、

  • AUX接続AUXケーブル+スマホやiPod・ウォークマン等のポータブル機器+USB充電器
  • CD-R(mp3を焼いたもの) → パソコンでmp3をCD-Rに焼いて作成

の2つとなります。

上記2つのものを準備しておけば、たいていのレンタカーで自分の好きな音楽を聴くことができます。 私KYOも実際に国内・海外旅行先でレンタカーを使う計画がある場合、上記2つの方法に対応する準備を行うことで、よりよい音質とより確実な接続の実現に備えています。

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  • 名前:KYO(30代後半・理系)
    職業:カーオーディオの設計開発
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