音楽とドライブ・・・多くの方にとって、音楽はドライブの必需品だと思います。
しかし車の中で音楽を楽しむ上で、実は”音がいい車“と”音がよくない車“が存在することはあまり知られていません。
ここでは、私の実体験をもとに”音がいい車をしかもお得にかしこく中古車で探す方法“の中の具体的手順について詳細に書かせていただきます。 こちらの”音がいい中古車”のタイプ別整理“の記事も合わせてご覧いただくとより理解が深まるかと思います。
正しい方法で丁寧に車探しをすることで、実際に私KYOもマークレビンソンという高級オーディオシステムが装着された非常いい状態のクルマを中古車として大変リーズナブルに手に入れることができたんです!
新車販売仕様を参考に気になる車種のオーディオ装備を知る
中古車で音がいい車の種類として、以下4つのタイプが考えられます。
- 純正高音質スピーカー・カーオーディオが装着されている現行モデルの中古車
- 純正高音質スピーカー・カーオーディオが装着されている旧型モデルの中古車
- 純正高音質スピーカー・カーオーディオが装着されている新車販売中止モデルの中古車
- アフターパーツチューニング仕様車の中古車
4つ目アフターパーツチューニング仕様車については、その車のオーディオ装備について調べる手段として、その車を買い取った店に問い合わせる以外方法がないので、一旦除外させていただきます。
それ以外のタイプの車に関しては、いくつか調べ方がありますが、まずはどんな車にどんなオーディオ装備がついているのかについて調べるところから始まります。
ピンポイントで欲しい中古車の車種・年式・装備が既に決まっている方は、もちろんこの手順を飛ばしていただいてかまいません。
逆に何から調べればよいか分からない方は、こちらの”カーオーディオが高音質なおすすめ車ランキング![人気車種編]“や、こちらの”カーオーディオが高音質なおすすめ車ランキング![高級オーディオブランド編]“の記事を参考に、世の中にどのような純正高音質スピーカー・カーオーディオ装着車が存在しているかをざっくりご覧ください。
オーディオ装備に限らず一番情報が多いのはフルモデルチェンジが行われる前の現行モデルの中古車です。しかし、フルモデルチェンジされる前の旧型モデルの中古車であってもモデルチェンジの際によほど大きなコンセプト変更が無い限り、車格に見合ったオーディオ装備は継続設定されます。
もちろん、旧モデルはDVDしか見れなかったのに、新型はBlu-ray Discに対応したり、スピーカーの数や配置が微妙に変更なったりという変更はありがちですが、ブランドオーディオの設定がなくなりオーディオレス設定しか選べなくなったりと言った劇的な変更は少ないです。
よって、”純正高音質スピーカー・カーオーディオが装着されている現行モデルまたは旧型モデルの中古車”の場合、まずは、現行モデルの情報をカーメーカーWebサイトやカタログ・雑誌・カー情報サイト(全国20万台から中古車検索(情報提供:カーセンサー)毎日約500台入荷・中古車検索(情報提供:ガリバー)、Goo-net(グーネット)、CarView(カービュー)など)を使って調べるのがよいと思います。新車販売中止モデルについては、一番近い後継車や車格が同等の現行モデルを参考にしてください。
次に、もし情報が手に入る場合は、旧型モデルの情報をカーメーカーWebサイトやカタログを使って調べます。カーメーカーによっては、旧型車の装備・カタログ情報をPDF等で公開している場合もあります。カー情報サイトにも旧型車のカタログ情報はありますが、オーディオ装備の詳細についてはあまり詳しく書かれていない場合が多いです。
ここまでの手順をまとめると以下の通りとなります。
- “カーオーディオが高音質なおすすめ車ランキング![人気車種編]“など参考にどんな車があるかざっくり知る
- 現行モデルの情報をメーカーサイト・カタログ・雑誌・カー情報サイトを使って調べる
- 旧型モデルの情報をメーカーサイトやカタログを使って調べる(情報がある場合)
中古車検索条件の優先順位を決めて候補をしぼる
中古車検索条件の優先順位検討
探したい車がある程度イメージできてきたら、次は検索条件の優先順位を決めていきます。
具体的には、以下のような中古車検索サイトを実際に使ってみながら、探し方の感覚に慣れていくとよいと思います。
- 中古車情報サイト(全国20万台から中古車検索(情報提供:カーセンサー)毎日約500台入荷・中古車検索(情報提供:ガリバー)、Goo-net(グーネット)、CarView(カービュー)など)
- 各自動車メーカーの公式中古車サイト(トヨタ:GAZOO.com内のT-Value、日産:NISSAN U-CARS、三菱:M・Cネット、マツダ:U-CAR SERCH、Lexus CPO、Audi認定中古車、BMW認定中古車、メルセデスベンツ・サーティファイドカー等)
- 各自動車メーカー販売店の中古車サイト(大阪トヨタ:U-Car、ネッツ大阪:U-car中古車情報、日産大阪:Get-U等)
純正高音質スピーカー・カーオーディオ装着車を中古で購入する場合、車名などから探す一般的な中古車探しと比べ、”純正高音質スピーカー・カーオーディオを装着しているクルマ限定”で探すことになります。場合によっては中古車のタマ(数)の選択肢が減るので、探すのに少し手間がかかる場合があります。
しかし、純正高音質スピーカー・カーオーディオが標準装備されている車種であれば、一般的な中古車探しと全く同じです。逆に一般的な中古車探しだとしても、色やグレード・走行距離・年式を限定しすぎると、中古車のタマ(数)の選択肢が減ってしまい、探すのに手間がかかってしまいます。
重要なのは、通常の中古車探しと同じく、条件を限定しすぎないよう少し気を付けて探すことであり、純正高音質スピーカー・カーオーディオ装着車だからといって一概に中古車探しが難しいというわけではないのです。
優先順位の項目は人それぞれ思い・考え方があると思います。
よって、ここでは一例として、最終的にクルマが選びやすくなると思われる優先順位の”例”をあげてみます。 必要であれば、ご自分の好みで順位を入れ替えてみてください。
- ボディータイプ(SUVなのかセダンなのかクーペなのか等)
- カーメーカーブランド+車種(グレードまでは絞り込まないのがオススメ)
- 希望する高音質スピーカー・カーオーディオ装備有無(車種によってはオーディオグレードが複数ある)
- 希望するその他の装備有無(オーディオ装備以外のエンジン排気量・サンルーフ有無等の選択)
- 色(1色ではなく許容できる範囲の色を複数持っておくのがオススメ)
- 年式(基本的に新しい方が価格は高いが、キレイさ装備の新しさ故障リスクの低さに直結)
- 走行距離(走らなくても年月が経てば車は経年劣化するので年式よりも気にする必要はないですが、例えば10万km以上等の過走行車の場合、あとどのくらい乗れるか注意が必要です)
1.優先項目(ボディータイプ・メーカー)で候補中古車をしぼる
続いて先ほど決めた優先順位に従って候補の中古車をしぼっていきますが、優先順位の項目を3つのステップに分けて考えていきます。
まずはSTEP1です。
- ボディータイプ(SUVなのかセダンなのかクーペなのか等)
- カーメーカーブランド+車種(グレードまでは絞り込まないのがオススメ)
まずはここまでしぼります。 この時点で2~3桁以上の候補の中古車があると順調です。
もしも1桁台の場合、探そうとしている車は相当のレア車なので、数が少ないぶん装備を調べる作業は楽ですが、ピンポイントで自分の好みの条件と一致させるのが難しいかもしれません。
グレード等でしぼりすぎていないことを確認した上で、車種の幅を少し妥協し広げた方がいいかもしれません。
逆に4桁以上の数の候補車があると多すぎなので、次のSTEP2に進む前に先にSTEP3へ進んでください。
2.優先項目(オーディオ含む装備類)で候補中古車をしぼる
次に以下の2項目についてしぼりこみます。
- 希望する高音質スピーカー・カーオーディオ装備有無(車種によってはオーディオグレードが複数ある)
- 希望するその他の装備有無(オーディオ装備以外のエンジン排気量・サンルーフ有無等の選択)
実は、ここが一番難しいです。なぜなら、”STEP1”や”STEP3”の項目である車名や色や年式は、一般的な中古車検索条件として、たいていどのようなメディアで検索しても中古車情報として簡単に知ることができますが、装備についてはなかなか記載していない場合が多いからです。情報の取り方としては、
- 一般的な検索条件ではなくその車のアピールポイント・販売店コメント的な情報から探す
- 直接店に問い合わせて探す
- ブランドオーディオロゴを探す(掲載写真または実物車を確認)
- カーメーカー認定中古車検索など細かい条件で検索できるシステムを利用する
があげられます。
意外と簡単なのが、”ブランドオーディオロゴを探す”です。
”ブランドオーディオロゴ”とは、以下のようなものです。
例えば、日産車やマツダ車に装着されているブランドの”BOSE”だと、以下のようなイメージです。
BMWやベンツに装着されているブランドの”harman/kardon”だと、以下のようなイメージです。
また、ロゴが記載されている代表的な場所は、
- インストゥルメンタルパネル中央のオーディオ操作パネル上
- フロントサイドドアミラー裏のスピーカーカバー上
- フロントドア下方つけ根のスピーカーカバー上
ですので、必要に応じて探してみてください。
3.優先項目(年式・走行距離・色)で候補中古車をしぼる
最後に以下の3項目についてしぼりこみます。
- 年式(基本的に新しい方が価格は高いが、キレイさ装備の新しさ故障リスクの低さに直結)
- 走行距離(走らなくても年月が経てば車は経年劣化するので年式よりも気にする必要はないですが、例えば10万km以上等の過走行車の場合、あとどのくらい乗れるか注意が必要です)
- 色(1色ではなく許容できる範囲の色を複数持っておくのがオススメ)
STEP2の時点で10台以下しか残ってない場合は、STEP3は省略いただいても構いません。またSTEP2を飛ばして先にSTEP3を実施した場合は、STEP2に戻ってください。
STEP3は候補車を何台残すかの最終調整なので、STEP2の時点の残り候補台数の数に応じて、条件の厳しさを調整してください。100台以上残っていたら色1色限定や2年落ち以下限定など厳しい条件を設定し、20台程度しか残っていなければ、候補車両が無くならない程度にゆるめの条件設定とします。
また、年式・走行距離は単純に条件がいいと車両価格が高く、条件が悪いと車両価格が安くなりますので、候補車をしぼりこみつつ、予算調整も同時に行います。
中古車販売店に問い合わせて実物の車を確認する
候補車のしぼりこみが完了し予算調整も合えば、あとは実物確認です。
比較のためにもよほどのレア車でない限り、また最悪は捨て駒としてでもいいので複数の車を実物確認してください。
実物を比べることで、今まで気付かなかったポイントに気付くことがあります。
例えば、
- 数台見た中でこの車は割高ではないか?or割安ではないか?
- 今の自分の予算だと実物でこれくらいのレベルか・・・もう少し予算を上げようor下げよう
- どの車も多少の傷はあるし、これくらいの傷は仕方ないのであきらめよう
- この色意外といいかもorよくないかも
などです。
そして実物確認を行う場合は、見るだけでなく、必ず運転してみて、そして必ず音を聴いてみてください。
具体的な音の確かめ方のプロセス・ポイントについては、こちらの”高音質なスピーカーを持つ音がいい車を見分ける6つの方法! “の記事で詳しく書かせていただきましたので、もしよければご参考にどうぞ。